リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

7 / 91
第7話

はぁ……会えなかったなぁ……

いつもここに座ってるのにね……

 

ガチャ

 

ん?扉があいたよね

あ、草壁さんか……

 

「お疲れ様です

 戸締りは終わりました?」

 

あれ?返事がない?

 

「どうかしま……」

 

……なんで……草壁さんが連絡した……?

 

「君 何してたの?」

 

「草壁さんから何か聞きました?

 違いますよー?

 学校に忘れ物があったので

 ちょっと取りに来ただけですよ?」

 

「……明日から学校なのに?」

 

「宿題にどうしても必要だったんですよー

 今日、家でしてたんですけどー

 やっぱり無いと困っちゃって……

 遅い時間ですけど取りに来たんですよー」

 

「ふぅん」

 

「雲雀先輩は今日は用事って聞きましたけど……

 終わったんですか?」

 

「君には関係ないよ」

 

……そうだよね

関係……ないよね……

 

「……ごめんなさい

 帰りますね!!」

 

「……草壁が送るって聞いたけど?」

 

「心配してくれただけですよー

 走って帰るので大丈夫ですって

 伝えといてもらえませんか?」

 

「いやだ」

 

「……そうですね

 すみません……

 じゃぁ廊下で待ってますね!」

 

「ここにいればいいよ

 この時期の夜に廊下はまだ寒いからね」

 

「そんなに寒くないですよ?」

 

「へぇ 知ってるんだ」

 

あ……しまった……

 

「ちょ……ちょっとこの前……

 廊下で待ってたことがあって……」

 

「6時間以上も?」

 

な、なんで知ってるの……?

 

ガシッ

 

え……?

手をつかまれない……?

 

「……君はウソつきだね

 冷たくなってるよ」

 

「……どうして……ばれたんですか……?」

 

私……騙せたと思ったのに……

 

「ケイタイ……家に忘れてたよね?」

 

「あ、はい」

 

「2時ごろにかけた」

 

「え? そうだったんですか?」

 

「そうだよ

 君から連絡が無いし夕方に家に行ったんだ

 じゃぁ君がいなかった」

 

「……それは……ばれますね……」

 

家で宿題してたって言ったからね……

 

「そうだね」

 

「私に何か用事だったんですか?」

 

「……君もあったよね

 はやくいいなよ」

 

「……雲雀先輩からで……」

 

「いやだ」

 

「……今日……私の家で……

 晩ご飯を食べませんかって誘うかと……」

 

「……電話で済むよね?」

 

「……雲雀先輩……今日……

 特別な用事があるかも知れないから……

 電話しちゃダメかなって……」

 

「……特別な用事?」

 

「今日……誕生日ですよね……?」

 

「どうして知ってるの」

 

「えっと……緑中の女の子が

 インタビューしに来ませんでした……?

 その子に教えてもらったんです……

 雲雀先輩の誕生日……」

 

「……ああ

 赤ん坊が連れてきた人ね」

 

「……それだと思います

 大事な日だから……用事あるかも知れないし……

 なかったら……学校に来ると思って……」

 

「……それでずっと待ってたのかい?

 ケイタイを取りに戻らずに?」

 

「……帰ったりすれば……

 雲雀先輩が来る気がして……」

 

「はぁ……」

 

「でも……やっぱりそうでした」

 

「なにが」

 

「草壁さんに止めらたから今いるんです……

 だから帰ったら会えなかったと思って……」

 

「……帰っても会えたよ」

 

「へ?」

 

「夕方に君の家に行ったって言ったよね?」

 

「はい……?」

 

「ずっと待ってた」

 

「……そっか

 私……バカでしたね……」

 

神様の言うとおり取りに帰れば良かったんだ……

 

「そうだね」

 

パッ

 

あ……ずっと手を握ってたんだ……

…………////

な、なんか恥ずかしい……///

 

すぅー……

 

え!え!ええええ!?

い、今……く、口に……/////

 

「……やっぱり寒かったんだね

 冷たかったよ」

 

……手で触って……確かめたの……?////

 

「だ、大丈夫です!////

 治りました!!////」

 

か、顔がすごく熱いもん///

 

「……僕……誕生日だし……

 いい思いしてもいいよね?」

 

ん?いい思い?

 

「あ、はい!

 今日の晩ご飯は豪華ですよ!!」

 

あれ……?

雲雀先輩が動きが止まったような……

 

「あ、あの……もしかして……

 もう食べました……?」

 

待ってる間に……食べたのかな……

でも……しょうがないよね……

せっかく用意してのに意味がなかったなぁ……

 

「……帰るよ

 僕 お腹すいた」

 

良かったーー!!

 

「はい!」

 




激甘注意報レベルと思う……
注意報というには糖度が足りなかったかな?
自分ではもう感覚がわかりませんww

これで雲雀さんの誕生日は終わりです
次は主人公の誕生日です

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。