リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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※ 本編終了後にお読みください


第69話 ※

いろいろ料理を作って思った

……クーベルチュールがなんであるんだろう?

他の食材は特にこだわりがなさそうなのに……

チョコが好きな人がいるのかな?

何か作らないといけない気がしたけど

時間があまり無いしチョコプリンを作った

まずいと言われたら知らない(笑)

ん?誰か入ってきたね

 

「いい匂いがするびょん!!」

 

「……犬」

 

クロームちゃんが犬って呼んだよ

この子が私の料理を食べたいって言ったのね

 

「ブス女は邪魔だびょん!

 メシ! 今日はなにつくったのら?」

 

……ブス女はクロームちゃんを見て言った?

 

「誰がブス女なのかなぁ……?」

 

「……お、怒るなびょん!!

 もう言わないびょん!!」

 

それなら許してあげよう

許さなかったらご飯はあげなかったけどね(笑)

まぁ私のことをメシと呼ぶのは別にいいけどね

 

「えっと、これからよろしくね

 犬君って呼んでもいいのかな?」

 

「どうでもいいびょん!」

 

本当にどうでもいいみたい

だってもう目がご飯にしか向いてない(笑)

ん?また誰か入ってきたね

 

「……犬、つまみ食いすると骸様に怒られるよ

 めんどい……」

 

誰かわからないけど本当にめんどくさそうに言ったよ

 

「えっと、名前を教えてくれないかな?

 私、記憶がなくなっちゃって……」

 

「……めんどい」

 

えー……それも面倒なの!?

 

「千種だよ」

 

クロームちゃんは天使だね!!

もう可愛すぎて抱きつきたいぐらいだ(笑)

 

「千種君ね、よろしくねー」

 

「…………」

 

うん……なんとなくわかった

この子は私と関わるのも面倒と思ってるんだね

でも嫌われてる感じはしない

だって私が作ってることが普通と思ってるみたいだしね

 

「先に持って行って食べ始める?

 私は家で食べるし気にしなくていいよ」

 

さっきから犬君のよだれがやばいから

本当に待てと言われてる犬みたいに見えるんだ……

 

「食べるびょん!!」

 

はや……出来た料理をもう持っていったよ

やっぱり犬君もマフィア関係なんだね

あれは一般人の速さじゃない

千種君は普通に歩いてるから見えないけど

流石に千種君だけが違うとは思えない

 

「クロームちゃんも食べていいよー

 後はエビフライを揚げるだけだしー」

 

シチューとかも煮込んでるけど

それは今日の分じゃないしねー

 

「でも……」

 

「実はもう少し炊きたいんだ

 でも私はそろそろ帰らないといけない気がするから

 クロームちゃんに見てほしいの」

 

これはクロームちゃんしか出来ない気がする

パイナッポーは自分が作るという考えがなさそうだし

子どものフラン君には任せるのは怖い

犬君は……食べちゃう気がする(笑)

千種君はめんどいって言ってしないと思う

まぁめんどいと言いながら頼めばしそうな気もするけどね

 

「……わかった

 優、ありがとう」

 

もうその可愛さで私は幸せだ(笑)

クロームちゃんがご飯を食べに言ったし

最後の仕上げを頑張りますかー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ……なかなか疲れたね

クロームちゃんに火の番を頼んだから

ちょっと1人で帰るのは寂しいなー

フラン君と一緒にからかって面白かったしー

ずっと賑やかだったからね

あ、雲雀先輩から電話だ

 

「もしもし?」

 

『どこにいるの?』

 

「駅前ですよー」

 

バスから降りたところだしね

 

『待ってて』

 

あら?わざわざ来てくれるみたい

断る前に切れちゃったよ

んーここで大人しく待つべきか……

すれ違いになるのはよくない気がするしね

 

 

 

 

 

 

「……なにしてるの?」

 

あ、雲雀先輩だ

あれ?どこかに行っちゃったなー

 

「道がわからないって教えてたんですけど……」

 

大丈夫かなー?

まだ教えてる途中だったのに……

雲雀先輩が声をかけた瞬間にいなくなったよ

んー雲雀先輩は怖くて有名だからね

でも道が迷ったとかだったら普通に教えてくれるのにねー

 

「あ、雲雀先輩」

 

「……なに?」

 

ちょっと機嫌が悪い気がするけどいいか……

 

「パイナップル頭の「どこ」……見かけただけですよ?」

 

やばい……

これは本当に禁句だったんだ……

 

「何されたの」

 

怒ってるよ……

私のウソがばれてる気がする

 

「何もされてませんよー

 挨拶されただけです」

 

これは本当?だよね

特に変なことはされてない

私が骸君をからかったけどね(笑)

 

「……わかった

 次はすぐ僕を呼びなよ 咬み殺すから」

 

「わ、わかりました!!」

 

これは返事をしなければ危険だった……

骸君は雲雀先輩に一体何をしたんだろう……

まぁいいか

 

「あの……雲雀先輩」

 

「なに」

 

「むかえに来てくれて嬉しかったです……」

 

話をしているとやっぱり寂しかったのが凄いわかる

 

「……何されたの」

 

……ちょっとショックだ

私を心配してくれて言ったのはわかるよ

でも恥ずかしいのに頑張って言ったんだよ……

 

「「…………」」

 

雲雀先輩は私の態度を見て気付いたんだろうね……

あーあ……変な空気になって歩くことになっちゃったよ

まぁ骸君のことを話した私が悪いんだろうね

これから絶対話題に出さないようにしよう

 

「……明日は海に行こうか」

 

「へ?」

 

「寒いかも知れないから温かい服装しなよ」

 

「あ、はい

 わかりました」

 

そういえば雲雀先輩は海が好きになのかな?

1番最初に並盛を案内してくれた場所だったし……

 

「雲雀先輩は海が好きなんですか?」

 

「普通かな」

 

あれ?そういうわけじゃなかったよ

んーもしかして海で何か思い出があるのかな?

まぁいいか

聞いても教えてくれないと思うしね

 

「綺麗な海だし夏になれば泳ぎたいですねー」

 

「……泳ぐの?」

 

「へ? はい

 泳ぐのは得意なんですよ?」

 

「……知ってる」

 

あれ?知ってるのに聞いたんだ

んーなんでだろ?

 

「あ、雲雀先輩は無理しなくていいですよ?

 夏の海は混むと思いますしね」

 

群れる人をいっぱい見ることになると思うしねー

ツナ君達と一緒に行こうかなー

 

「……僕と一緒に行こう」

 

「えええ!?」

 

「心配しなくていいよ

 群れるのを見ずに行く方法がある」

 

あ、なるほど

穴場とかを知ってるんだろうね

雲雀先輩は並盛のことをいろいろ知ってるし……

 

「わかりました

 楽しみにしてもいいです?」

 

「いいよ」

 

優しい顔だ……///

ってか、知らない間に空気が戻ってるね

雲雀先輩が話題を出してくれたおかげだろうなー




雲雀さんの前で骸の名前はタブーとわかった話でした

これで「リボ世界」の更新は終わりです
まぁまた気が向いた時に書きますよ
それにリクエストが1つ残ってますからねw

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