リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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※ 本編終了後にお読みください


第67話 ※

……ベルさんとルッス姐さんしかいないよ

日本に帰るのに見送りしてくれないの?

 

「……みんなは?」

 

「しらねー」

 

そうですよねー

みんなが見送りに来てくれるわけないよねー

 

「恥ずかしがり屋なのよ~

 ちゃんと伝言を預かって来たわ~」

 

おお!それはちょっと嬉しいかも!

 

「レヴィはまた来いと言ってたわよ~

 気難しそうに見えるけど純粋な子だから

 次に来た時にまた話してあげてほしいわ」

 

確かに、あんまり話さなかった気がする

初めて会っ時に怖いと思ってしまったからね

次はもっと話してみよう

 

「マーモンは半額で依頼を受けてもいいって言ってたわ」

 

「ふーん 珍しいじゃん」

 

依頼って人殺しの依頼なんじゃ……

ってか、仲間?なのに半額にしてくれるのは珍しいことなんだ

無料にしてくれないんだね……

まぁ出かけたい時に幻覚をかけてと頼むのもありかもー

 

「スクアーロ隊長はもっと腕を磨け

 また弱くなったり腑抜けた面をすれば

 次は容赦しねぇって言ってたわ~」

 

……それは勘弁してほしい

もう絶対記憶はなくさないようにしよう

まぁ怖かったけど最初から最後まで修行?に

付き合ってくれたのはスクアーロさんだけなんだよね

1番私のことを心配してくれてたのかもしれない

わかりにくい優しさだねー

 

「ボスはねぇ……何も言わなかったけど

 また優ちゃんが来るのを楽しみにしてると思うわ~」

 

「……本当ですか?」

 

実はXANXUSさんのことが1番わからなかったんだよね

料理名を命令されるだけで何も言わないし……

話しかけようとすれば睨まれそうだし……

それに料理を持っていってもチラっと顔を見るだけだしね

 

「本当よ~

 ボスが文句言わずに食べるのは優ちゃんの料理だけよ?」

 

まじか……!!

普段は文句を言うんだ……言われなくて助かった!!

 

「美味しくなければ、かっ消すなんて日常よぉ!」

 

……こわっ!!

私って何も知らずに危険なことをしてたのか!!

 

「まず先に料理の腕をあげますね……」

 

命令を断ることが出来ない気がするんだよ……

残された道はかっ消されないように腕をあげるしかない

 

「今度来た時に一緒に料理しましょうよ!」

 

「はい!!」

 

「次に会うときが楽しみだわ~」

 

これは私もだよ

ルッス姐さんとは話が合いそうだしね!!

最後はベルさんだね

何を言ってくれるんだろう

 

「姫、またな」

 

意外と何もなかったよ

 

「またさらいに行くぜ うししっ」

 

前言撤回……1番の問題発言をしたよ

 

「さらわないでくださいよ……」

 

せめて用事があるから来てほしいとか……

 

「やだね

 だってオレ王子だもん♪」

 

ダメだ

王子という理由ですべて通す気だよ……

助けてほしいって横目で見てみた

 

「……帰るか」

 

ディーノさんも無理と判断した(泣)

まぁツッコミをしても意味がないと私も思ったしね

 

「では、いろいろありがとうございました?」

 

なぜか素直にお礼がいえない

私のためってわかってるんだけどなー

死にかけたことしか思い出せないからね(笑)

でもまた会いに来たいと思っちゃうんだよねー

まぁ、平和な日本に帰るぞーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛行機にクッションがあって助かったなー

ってか、またプライペードジェットだったよ

やっぱりディーノさんはマフィアのボスだ

見えないけど……

 

「恭弥から何度も連絡があったんだろ?

 先に会いに行ってやってくれ

 ツナ達にはオレから話しておくから な?」

 

「ありがとうございます!」

 

いやーまじで助かります

実はケイタイ取り上げられてたんだよね

雲雀先輩の着信数がすごかった……

ディーノさんに充電してもらってわかったことだけどね

初日の着信履歴しかないからすぐ切れたと予想

理由は充電してすぐに雲雀先輩からかかってきたんだよ

多分、ずっとかけてくれたんだと思う……

 

そういえばケイタイで思い出した

ヴェント用のケイタイの暗証番号を

まさかルッス姐さんが知ってるとは思わなかったよ

指紋認証は出来るけど暗証番号がわからなくて困ってたんだよ

 

で、暗証番号はXANXUSさんに名付けてもらった日らしい

つけてもらって嬉しそうに話したことがあったみたい

つまりXANXUSさんがヴェントの名付け親ってことだね

親がいないからその話を聞いて嬉しかったなー

んー親に会いに行くと思えば更に楽しみかもー!

まぁ時間がある時になるけどね

流石に遠い……

 

考えてる間に応接室に着いたよ

ここはどうやって入るべきか……

まぁいいか

考えてる時間があったら先に会ったほうがいい気がする

帰る時間を教えてるから待っててくれてるしね

 

「失礼しまーす」

 

おお……すぐこっちに来てくれたよ

 

「……怪我ない?」

 

いっぱいしたけど黙っていたほうがいい気がする

ルッス姐さんのおかげで痕は残ってないしね

 

「大丈夫ですよー」

 

「…………わかった」

 

今のはなんだろう?

雲雀先輩が私に手を伸ばしたけど

途中で止まっておろしてから返事したね

何か意味があったのかな?

まぁいいか

聞きたいことがあったしね

 

「あの……雲雀先輩」

 

「どうしたの?」

 

「……この学校に通ってもいいんですか……?

 私は風紀を乱す可能性が高いですし……

 今回、少し鍛えてもらいましたので

 もう私は1人で大丈夫ですよ」

 

イタリアに行ってやっと気付いたんだよね

雲雀先輩が風紀を守るのを大切にしてるんだ

記憶がない私でもわかるぐらいだしね

乱す危険がある私はここにいちゃダメだと思う

 

「まぁみんなに会いたくなって

 並盛に来ることがあるかもしれませんけど

 その時は誰にも見つからないようにします」

 

出来るだけ無駄なお金は使いたくなかったんだけどね

忘れちゃった人から貰ったみたいだし……

使った方が絶対喜ぶってみんなが言ったから使ってるけどね

まぁなぜか私もそんな気がしたんだよねー

 

「……約束したよね?

 僕がいろんな場所に連れて行くって」

 

「そうですけど……

 あの時は何も知らなかったですし……」

 

バカみたいに何もわかってなかった

カッコイイ人に言われて浮かれちゃったんだよ

 

「僕との約束を破るの?」

 

そう言われると困るね

誰にも会わずに連れて行ってもらうのは無理だよねー

 

「えーっと……じゃぁ並盛以外の街でしま……」

 

……もの凄く怖くて途中で言うのをやめた

雲雀先輩は並盛の街が好きだもんね……

今のは禁句だった……

 

「僕が無理と思えば必ず優に話すよ

 それに対策を増やした

 ……この前みたいなことはもうさせない」

 

雲雀先輩……風紀を乱されてかなり怒ってたんだ……

声が低すぎて怖すぎる……!!

 

「あの……私がいなくなれば……」

 

はい……もう私は何も言いません

これ以上言えば私の身がかなり危険だよ

それにプライドをかけた戦いみたいになってる気も……

 

「では……無理だと思えば必ず言ってくださいね」

 

「約束するよ」

 

助かった……

優しい空気になった気がするからね

 

「雲雀先輩いろいろありがとうございます」

 

「……僕のわがままだからね」

 

「へ?」

 

んープライドをかけた戦いのことかな?

 

「わかりました お言葉に甘えますね

 では、授業に戻りますね」

 

ツナ君達に早く元気なところを見せたいしね

許可をもらったしさっさと行こう!

 

 

 

 

 

 

数日後、ツナ君から並盛で炎やリングを使えば

雲雀先輩がわかるようになったって聞いた

入江君とスパナさんとジャンニーニさんが

私がイタリアに行っていた間に作ったらしい

 

ツナ君達は炎を使うからリボーン君を通して

雲雀先輩から教えてもらったみたい

私は何も聞いてないよ……

それにまだ他にもいっぱい仕掛けがあるみたい

作った3人に頼んで内容を聞こうとしたけど

雲雀先輩が怖すぎて誰も話そうとしなかった……

 




ヴァリアーと会ったことで記憶がなくなる前の主人公に近づきました
微妙な変化なのでわからないかもしれませんが私の中では違います

もう少しヴァリアーとの絡みを期待した人もいるかもしれません
でも、本編の花見に行った時の主人公に近づけるために
ヴァリアーに会わせるつもりだけだったんでね
私の中ではこれで満足です

次に会う時はヴァリアーと(笑)で絡むと思いますww
……1ヵ月後ぐらいに書きたくなると予想ww

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