リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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※本編終了後にお読みください


第61話 ※

慌てて雲雀先輩についていけば屋上だった

いつもここで食べてるのかな?

案内してもらった時に屋上が好きって言ってたし……

って、それより早くお弁当を並べないと!!

 

「焦らなくていい」

 

私の慌てっぷりを見て気を使わせてしまったよ

明日からは気をつけないと……

 

「……優は頭がいい

 取り戻すためにすぐに覚えれると思う

 でもそれでは心が追いつかない

 無理に覚えようとしなくていいんだ」

 

「でも……」

 

みんなに心配かけちゃうし……

 

「記憶がない時の行動をなぞらなくていい

 僕は今の優が僕と過ごしたいと思ってほしいからね

 ……彼らもそう思ってるはずだよ」

 

雲雀先輩の言うとおりかも……

記憶がない時の行動をマネしようとしてた……

みんなはそれを望んでないか……

 

「まぁだけど一緒に食べるよ」

 

「ぷっ あはは!」

 

そうだよね

ご飯を一緒に食べるのは前の行動と一緒だもんね

 

「僕はわがままだからね」

 

「そうですね(笑)」

 

本当にわがままだ

マネするなって言ったのに

前と同じ行動はやめようとしないんだもん!

 

「でも……雲雀先輩と過ごす時間が減ると思ったから

 お昼を誘ってくれて嬉しかった……///」

 

……自分で言ったけど恥ずかしい!!

でも本当にそうなんだもん……

入院してる時は1番長く見舞いに来てくれたし……

うわー笑った……///

 

「食べようか」

 

「はい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

特に会話はなかったけど楽しかったなー

雲雀先輩は昼寝をするみたいで私は教室に帰ることした

まぁ雲雀先輩は何も言わなかったけど

帰るの?って感じの顔で見られた

でも一緒にいても私はヒマだと思うしね

 

「風早さん」

 

「へ? ……鈴木さん!」

 

きゃー鈴木さんだよ!!

いつ見ても綺麗な人……うらやましい

何を食べればそうなるんだろう?

 

「オレもいるよ~ 優ちゃん♪」

 

うわあああ!ジェリーさんだ!!

初めて?会った日に私の手にキスしようとしたんだよ!

鈴木さんが粛清?してくれて助かったけど……

ものすごく苦手な人なんだよね……

鈴木さんの後ろに隠れよう

 

「てれちゃってかわいい♪」

 

誰もてれない

はっきり声に出して言いたいけど

更に絡まれそうだから言わない

 

「ジェリー!!」

 

あ、鈴木さんのおかげで逃げていった

助かったー……

 

「困ったことがあれば私に話して

 すぐに粛清しに行くわ」

 

「……ありがとうございます?」

 

今日は何度目の疑問系だろう……

でも言ってることが物騒なんだもん!!

とりあえず鈴木さんを怒らせてはダメだね

もうジェリーさんを粛清しに行ったし……

私は教室に帰ろう

ジェリーさんは大丈夫のはず(笑)

 

それにしてもこの学校って……結構危険?

みんな力で解決しようとする人が多すぎる……

 

「優、おかえり」

 

教室に入ってツナ君はすぐ気付いてくれたよ

獄寺君と山本君も一緒みたい

 

「ただいまー」

 

んーツナ君がボンゴレ10代目候補なんだよね?

ジッと見てるけど怖いとは思わない

ツナ君の目を見るとあったかくて安心しちゃうんだよねー

 

「優、どうしたの?」

 

「ツナ君がボスでよかったなーと……」

 

「んなーー!?」

 

ナイスリアクションだね

本当に優しい人がボスでよかったー

 

「あったりまえだろうが!!

 10代目ほど相応しいボスはいないんだ!」

 

「ああ

 やっぱツナがボスじゃねぇとな!」

 

「ち、違うから!!

 オレはボスじゃないってば!!」

 

「あ、ごめんね

 まだ継いでないから次期ボスだよね」

 

「それも違うからーー!!」

 

ツナ君をからかうのが楽しくなってきた(笑)

まぁこれぐらいで止めておこう

 

「ゴメンゴメン

 私には分かってるよ」

 

「優……」

 

本当に10代目になりたくないんだね

ものすごく感動した目で見られたよ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

な、何とか1日が終わった……

まじで疲れた

ここまで疲れるとは思わなかった……

いや、その分楽しかったけどね

わざわざみんなが会いに来てくれたからね

それにへばってる場合じゃないんだよ

今から小さい子達と出かける予定

ハルちゃんと京子ちゃん、クロームちゃんも一緒♪

 

「いい!

 カツラをかぶって腕章を外して帰りなさいよ!!

 じゃ! また明日!!」

 

花は子どもがダメだから今回は一緒じゃない

でも最後の最後まで私を心配してくれたよ

 

「ありがとうー」

 

ものすごい勢いで帰ったなー

ハルちゃんがランボ君達を連れて

学校に来るって言ってたからね

会わないように必死だ……そこまでダメなのか……

 

「優ちゃん、行こう?」

 

あ、京子ちゃんとハルちゃんが待ってるよ

2人とも可愛くて癒されるよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガハハハ!!

 ゆーう! めっけ!!」

 

「ランボ!! ハシル! アブナイ!」

 

「待ってよ~」

 

「はひー 待ってくださいー!」

 

少し遅かったかもしれないね

みんなが走って来たよ

 

「オレ1番!!」

 

私のところがゴールだったのか……

いや、競争してたのはランボ君だけかも……

イーピンちゃんとフゥ太君は競争のつもりはないと思う

 

「ふふ

 みんな今日も元気だね」

 

みんなの頭を撫でてあげよう

 

「はぁ……はぁ……みんな早いです……」

 

「ハルちゃん、ゴメンね

 お疲れ様」

 

1番、大変だったのはハルちゃんだよね

 

「はひ! ハルは大丈夫です!!

 優ちゃんこそ今日はどうでしたか?」

 

「楽しかったよー

 退院祝いに花束をいっぱいもらっちゃったよ」

 

「す、すごいです……

 ハル、ビックリしました……」

 

やっぱりこの量はおかしいのか……

 

「悪いけど1度私の家に行ってもいい?」

 

2人の許可はもうもらってるんだよねー

 

「もちろんですよ!」

 

「優姉! 持つよ!」

 

男の子だなー

すごいやる気満々に言われたよ

将来絶対フゥ太君はもてるだろうね

 

「じゃぁ……1つだけ頼もうかな?」

 

1番軽い紙袋を渡して

更に風を操って軽くすれば大丈夫と思うしね

あ、ランボ君とイーピンちゃんも持とうとしてる

小さい花束を1つずつ渡してみた

……かわいいな

ランボ君は渡してすぐ頭にさしたけどね(笑)

後で小さい子達に花を持たせて写真を撮らせてもらおう




これで主人公が仲が良かった人とは絡んだかな?
……誰か忘れていればゴメンねw

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