リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第57話

着替えをしてるかもしれないしー

やっぱりノックをするべきだよねー

 

コンコン

 

「誰?」

 

あ、千種君の声だと思う

つまり入ってもいいかなー

うわー本当に大人しく病院にいるよ

あの怪我じゃしょうがないよねー

それに復讐者の牢獄から出てすぐだしねー

まぁ普通にチョコレートパフェを食べるけど……

 

「お前は……メシだびょん!!」

 

……犬君……私の名前を覚えてくれてるよね……?

私の顔を見て言うから不安になる……

 

「何しに来たのですか?」

 

ひどいよねー

せっかく雲雀先輩の目を盗んで来たのにー

まぁついでもあるけどね

 

「お見舞いに来たよー」

 

はい♪という感じのノリで例のものを渡そう

 

「お、お前……何してるんだびょん……」

 

あ、犬君が真っ青になってるねー

 

「骸君の反応を見たかったから?

 用意するのに苦労したよー」

 

季節が違うんだもん

売ってなくて探すのが大変だったなー

 

「……クフフフフ」

 

オコッテルナー

うわー危ないなー

 

「キャーシンジャウー」

 

棒読みなのは気のせいだよねー

 

「……あなたの相手は疲れます」

 

いや、それは知らないよ

重症なのに幻覚を使って私に攻撃した骸君が悪いと思う

だって無駄なことを知ってるはずだしー

 

「ひどいなー

 ちゃんと骸君のことを思って用意したんだよ?」

 

……そう

骸君を思い浮かべると……ほら……

あぁ……パイナッポー……

これはお見舞いに持って行くしかないよね!(笑)

 

「……そうですか

 死にたいのですね

 今すぐ冥界に送ってあげましょう」

 

さっき疲れるって言ったのにねー

あーまた火柱だね

さっきより数が多い気がする

 

「……骸様……怪我が悪化します……」

 

「……そうですね

 ここは私が大人になりましょう」

 

おお!火柱がなくなったね

 

「すごいびょん……

 骸さんが止めたびょん……」

 

「そんなにビックリすることないよ?

 怒ることじゃないと思うしー

 だってパイナップルには罪はない!

 まぁパイナッポーは知らないけどー」

 

あ、千種君が骸君を後ろから抑えてるね(笑)

 

「それより……クロームちゃんは?」

 

クロームちゃんがちょうどいないから

パイナップルを出したけど……

お手洗いにしては遅すぎる気がする

でも骸君が心配で病院にいると思うし……

 

「ブス女はどーでもいいびょん」

 

「犬君、誰がブスなのかな♪」

 

「んあ゛!?」

 

あ、またちょっと殺気を出しちゃった♪

でもクロームちゃんはすごーーーく可愛いのに……

やっぱりこれは犬君が悪いよね

 

「で、どこに行ったのかな~?」

 

「し、知らないびょん!!」

 

「……風呂」

 

あー銭湯に通ってるって言ってたもんね

もう少し早く来れれば良かったなー……

 

「いないのかぁ……

 せっかくりんごを持ってきたのに……

 一緒に食べたかったなぁ……」

 

「……なぜ私にはそれを持ってきて

 クロームにはりんごなのですか?」

 

「今が旬で美味しいから」

 

オコッテルナー

だってイライラしてるもん(笑)

 

「骸さんとブ……あの女の髪型は一緒だびょん

 なんれ骸さんだけがパイナッポー……きゃおーん!」

 

今のは私のせいじゃないよね……?

犬君がミスしたのが悪いと思うことにしよう

 

「少し気が晴れました」

 

……骸君って結構ひどいよね

 

「質問に答えるとー」

 

「黙りなさい!!」

 

あ、話すのがダメって言われたよ

もうこの話題から離れたいんだねー

 

「あ! もう診察時間だよ!

 えっと、フルーツだけじゃなく

 ご飯も持ってきたからみんなで食べてねー」

 

「わかりました」

 

「クロームちゃんにはまた会いに行くから

 その時にまたご飯を持ってきたほうがいいの?」

 

「当たり前だびょん!!」

 

あ、犬君が復活した(笑)

 

「わかったー

 じゃぁまたねー」

 

きゃー急がないと院長先生を待たせちゃうよ

ってか……もう腕は普通に動くって言ってるのに……

もう毎日診察してもらわなくてもいいと思う

院長先生を巻き込んでしまったよ……

はぁ……本当にいつまで通うことになるんだろ……

 




主人公の中で骸はパイナップルで
クロームちゃんは桃のイメージですww
でも時期が合わなかったために桃は用意しませんでした

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