リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第52話

今日ってエイプリルフールだよねー

まぁ私はアルコバレーノなのに黙ってるしー

原作を知ってるのに知らないフリをしてるから

いつもウソをついてるんだけどねー

でも私はウソをつきたいわけじゃないしね

そういう意味では今日は堂々とウソをつけるよねー

それに昨日は桜を見て泣いちゃったしねー

ツナ君のリアクションを見て元気になろう

 

んーあんまり本格的にウソをつくのは嫌だし

言った瞬間にウソってわかる内容にしようかなー

うーん……いいのがないかなー……

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーンポーン

 

「ツッ君ー!

 ちょっと出てー」

 

「えー……ったく」

 

昨日はビアンキに追い掛け回されて筋肉痛なのに……

 

「はぁーい……どちらさま?」

 

「こんにちはー」

 

「ゆ、優!?

 どうしたの?」

 

約束してたっけ?

 

「ランボ君たちと遊ぼうかなって思ったの

 毎日だとツナ君も大変でしょ?」

 

オレ……優と友達でよかったーー!!!

 

「それに昨日は帰っちゃったからね」

 

あ……そうだ

ヒバリさんが桜クラ病にかかったから

一緒に帰ったんだ……

 

「ヒバリさんは大丈夫だった……?」

 

今度会った時に咬み殺されたらどうしよう……

 

「多分、大丈夫だと思うよー

 帰るときにはそこまで怒ってなかったと思うしね」

 

た、助かったーーー!!

 

「あ! そうそう……」

 

「どうしたの?」

 

「あの後ね、雲雀先輩と付き合うことになったよ」

 

………ヒ、ヒバリさんとーーーー!?

そりゃ優とは何度か群れてるところを見たけど……

ヒバリさんって優のことが好きだから一緒にいたんだ……

そうだったんだ……

オレ……全然気付いてなかった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?おかしいなー

ツナ君のリアクションがない……

ウソとバレバレだからツッコミする気にもならないとか?

うーん……やっぱりこのネタはなかったか……

 

「ツナ君……ごめん……」

 

リアクションが困る内容で……

 

「え!? あ! ご、ごめん!!

 オレ……気付いてなかったんだ……」

 

ごめんね……

ツナ君は騙されるフリをすればよかった

って思ってわざわざ私に謝ってくれたよ……

もう少し本当っぽい内容を言えばよかった……

 

「そうだよねー

 もう少し脈略があった方が良かったよねー」

 

「そ、そうだね……」

 

ツナ君に気を使わせてしまったよ!!

ゴメンよ!!

 

「いつまで玄関で話してるんだ?」

 

あ、リボーン君だ

 

「そ、そうだ!!

 あがって!!」

 

「ありがとー」

 

よし!

気を取り直してランボ君たちと遊ぼう!

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかヒバリさんと優が……

優は平然とランボたちと遊んでるし……

ビックリしてるのはオレだけなんだ……

 

「どうしたんだ?」

 

コイツは知ってたのかな……?

 

「そ、それがさ……

 優がさっきヒバリさんと付き合ってるって……」

 

「そうか」

 

やっぱり知ってたのーー!?

 

「オレ……全然気付いてなかったんだ……」

 

「流石優だな

 わかりにくいウソをついたな」

 

「へ?」

 

ウ、ウソ……?

 

「今日は4月1日だぞ」

 

し……4月1日……?

 

「んなーーーーーっ!?」

 

全部ウソだったのーー!?

 

「ツナもまだまだだな」

 




息抜きに書いた話です
今から雲雀さんバージョンを書きます
まぁネタは一緒です

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