リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第51話

チキンがもうすぐ焼けそうだ!!

 

「もうちょっとで出来ますので

 待ってくださいね~♪」

 

今日は張り切ったからご馳走だね♪

 

「……機嫌いいみたいだね」

 

「はい♪」

 

「……何かあったの?」

 

「いろいろあったんですよ♪」

 

「ふぅん」

 

ツナ君達と過ごせて楽しかったしね♪

こんなクリスマスは初めてだなー……

 

「今日は何してたの」

 

「あ、それはご飯を食べてからでもいいです?」

 

「……わかった」

 

「ありがとうございます♪」

 

 

 

 

ちょっと量が多いかなって思ったけど

雲雀先輩には問題なかったねー

そして食後には……ケーキだね!!

小さいホールケーキが売ってて良かった♪

 

「……もう食べれないって言ってなかった?」

 

「ケーキは別腹です!」

 

……残念な子みたいな目で見ないでよ

女の子には普通だと思うし!!

あ……そうだ……ケーキ食べる前に……

 

「雲雀先輩」

 

「なに」

 

「やっぱり何でもないです……」

 

自信がなくなってきた……

 

「早くいいなよ」

 

「……あの……良かったら……」

 

……今思うと小さい袋だし……見た目が悪いな……

うぅ……開けてる……緊張してきた!!

 

「……へぇ」

 

「いや、その、雲雀先輩はプレゼントとか

 興味なくていらないと思うけど……

 こういうのだったら嬉しいかなぁと……

 一応……コースターなんです……

 思ったより柄をいれるのが難しくて

 学校の校章が少し変かも知れないですけど……」

 

「……君の手作りかい?」

 

「は、はい……

 すみません……下手で……」

 

「ありがとう」

 

「は、はい!!」

 

うわー雲雀先輩に初めてお礼言われた!!

 

「余った毛糸で作ったので……

 本当はお礼言われるものじゃないんですけどね」

 

「……ふぅん」

 

なんか機嫌悪くなった!!

余った毛糸って言ったのがまずかった!?

そりゃそうか……あまりものって聞こえるよね……

 

「そ、それで……ラッピングの袋がなくて……

 お昼に買いに行こうと思っていたら……

 雲雀先輩に聞かれて……ちょっと困りました

 そのまま渡すのはちょっと嫌だったので……」

 

「……用事はそれだったの?」

 

「えっと、ツナ君の家に居候してる小さな子達に

 クリスマスプレゼントを渡そうかなって思って

 セーターや手袋を作ったんですけど

 枕元に置いてもらうためにツナ君のお母さんと

 外でこっそり会う約束がありましたよ?」

 

「……へぇ」

 

「はい。それで……

 その小さな子の前でツナ君に今日の予定聞かれて

 とっさにデートってウソをついちゃって

 じゃぁ心配されて私のあとをつけてたみたいで……

 心配かけたお詫びにみんなにおごることになりましたよー」

 

「……ふぅん」

 

「でも……心配してくれたことが嬉しくて……

 機嫌が良かったんです♪」

 

「そう」

 

「はい♪」

 

「……もし僕が心配すれば嬉しい?」

 

「…………ぷっ! あはは!」

 

「なに」

 

笑ったから機嫌が悪くなった……

でも……今のはしょうがないよ!!

 

「雲雀先輩が私なんかを

 心配するわけないから面白くて……」

 

「…………」

 

うーん……機嫌が悪いなー……

そんなに笑ったのがムカついたのか……

 

「んーそうですねー

 もし心配してくれたら……すごく嬉しいですね」

 

「そう」

 

おお!機嫌が少しよくなったっぽい!!

まぁ雲雀先輩は学校の風紀は心配するからねー

絶対ないって感じで笑われるのが嫌だったんだろうね

でも雲雀先輩が私が誰と付き合ってるか心配で

後つけたりしないから笑うのはしょうがないよねー

 

「あ……」

 

「なに」

 

「もし私が好きな人が出来て付き合ったら

 雲雀先輩と会う数が減ることになるんですねー」

 

んーあんまり想像できないかも……

 

「……どうして?」

 

「優先順位がかわりますし……

 だから雲雀先輩と先に約束してても

 断ることになるかも知れないですしねー」

 

まぁそれは滅多にないと思うけどね

私は先に約束したほうを優先するからね

 

「……へぇ

 僕を優先しないんだ」

 

こわっ!!

……私……一生……付き合うこと出来ないかも……

 

「……雲雀先輩を倒せるぐらい強い人を探します」

 

……候補……すくなっ!?

 

「いないよ」

 

「……そうですね

 いるとは思いますけど……

 性格とかを考えると難しそうですね……」

 

「いないよ」

 

……どれだけ自分が強いと思ってるんだろ……

まぁ一般人ではいないと思うしね……

 

「……雲雀先輩が私を飽きるまで

 付き合うこと出来なさそうですね……」

 

まぁ高校生ぐらいまでそういうのはないか……

 

「さぁね」

 

「へ? あ! そっか!

 優先順位を雲雀先輩が1番でもいい人を

 探せばいいんですね!!」

 

「はぁ……」

 

あれ?なんで溜息?

……それもそうだね

普通いないよね……

んーツア君ぐらいじゃないと無理な気がしてきた

ってことは……本当に飽きるまで無理な気がしてきた

まぁ私にそんな人が出来るとは思えないしー

深く考えるのはやめよう

 

「……それ……似合ってるよ」

 

「へ?」

 

それって?

 

「……服」

 

「あ、ありがとう……///

 実はクリスマスプレゼントでもらったんです///」

 

「……誰に?」

 

「私の保護者になってる人ですよ」

 

確か書類上はそうなってるって言ってた……

私の保護者はあしながおじさんみたいな人らしい(笑)

まぁ私が1人暮らしを出来るようにするためなんだろうね

 

「そう」

 

神様ーー!

雲雀先輩が似合ってるって言ってくれたよ!!

 

『当たり前だろ

 オレが優に似合うクリスマスの服を選んだんだ』

 

それもそうだねー

元々ある服も神様が準備してくれたもんね

私の趣味に全部あってるしねー

いつもありがとうね♪

 

『ああ

 (本当は明日もヒバリの反応を楽しみたかったのに……

  まぁ優が喜んだからいいか……)』

 




雲雀さんが晩ご飯を家で食べるって言ってた時の
心の中の「よかった……」は話がそれたというのと
プレゼントを渡せることができるという意味もありましたw

並盛の校章の柄は難しいと思うんですよねー
私はかぎ針が苦手なのでかぎ針だけで出来るかは疑問です
でも子ども用の糸は細いので棒針とかぎ針を使えば
私は作れると思ったので書きました
まぁ出来るけど面倒なので私は絶対作りませんww

そして今回のことを1番利用したのは
リボーンではなく神様だったという話でしたww

これでクリスマスの小話は終了です
一年なのでそこまで甘くなかったと思います
まぁ駄文なのは相変わらずですけどねw

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