リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第49話

優の家を見張ってるけど……

本当にこんなことしていいのかな……

 

「おっ出てきたぜ」

 

「そ、そうだね!」

 

「あ……」

 

「京子ちゃんどうしたの?」

 

「私服でスカートを見るのが初めてだったから……」

 

そ、そういえば・・見たことなかったような……

やっぱりデートなんだ!!

 

「ツ、ツナ君……どうしよう……」

 

「へ?」

 

京子ちゃんどうしたんだろ……

 

「えっと……みんな何してるの?」

 

ゆ、優ーーー!?

まだつけてないのに見つかったーー!!

 

「あっいや……その……」

 

ど、どうしよう……

まさかこっちに来るとは思わなかった……

 

「今からみんなで出かけるのな」

 

さすが山本!!

 

「てめぇのことなんてどうでもいいんだよ!

 オレは10代目についてきてるんだ!!」

 

獄寺君余計なこと言わないでーー!!

 

「よくわかんないけど……

 みんなで楽しんできてね?」

 

「う、うん」

 

「あ、ツナ君」

 

「どうしたの?」

 

小さな声だけど……オレになんかあるのかな?

 

「京子ちゃんとイブに遊べてよかったね♪」

 

「んなーーー!?///」

 

「あ! 急いでるんだった!

 京子ちゃんまた明日遊ぼうね?」

 

「うん」

 

「またね!」

 

本当だ……

京子ちゃんとイブに会えるって……幸せだーーー!!

 

「お、おい! ツナ!

 風早が行っちまうぜ!」

 

「へ……? あ!!」

 

そ、そうだった!!

 

 

 

 

 

 

優のあとをつけてるけど……

歩いてるだけで待ち合わせとかしてなさそうだよな……

 

「優ちゃんが持ってる荷物なんだろうね」

 

優の荷物?

そういえば優の体にしては少し大きい荷物だよな

見た感じはただの紙袋だし……

 

「本当だね」

 

「……男に渡すんじゃないスか?」

 

あ!今日はクリスマスイブだ!!

 

「そうだよ!

 すごいよ! 獄寺君!」

 

「もったいないお言葉……光栄です!!」

 

そこまで感動しなくても……

 

・・・・・

 

優がクリスマスプレゼントを渡すほどの相手なのに

オレは誰か知らないんだ……

優の1番の友達と思ってたのにな……

 

「どうしたんだ? ツナ」

 

「う、ううん

 なんでもないよ!

 あ! 優が店に入る!」

 

ここって……最近できた喫茶店だよな?

たしか……母さんがお茶が美味しいし

まだ有名じゃないから穴場とか言ってたような……

 

「ツナ君……どうする?」

 

本当だ……

このまま外で待つか……店に入るか……

 

「オレは10代目についていくだけです」

 

グギュルルー……

 

すごい音がなってしまった……

 

「ははっ! オレ達も入って何か食おうぜ!」

 

「う、うん!!」

 

 

 

 

 

 

「ここからだとあんま見えねぇな」

 

「う、うん……」

 

「……もう誰かいるみたいスよ」

 

「え!?」

 

「私も思う……

 誰かと話してそう……」

 

いつ来たのーー!?

 

「簡単なことだぞ

 相手が先に来てただけだぞ」

 

「リ……リボーン!?」

 

い、いつの間に……

それになんか食ってるし……

 

「お前! 自分の分は自分で払えよ!!」

 

「サイフ忘れた

 京子貸してくれ」

 

「うん」

 

「きょ、京子ちゃん! いいよ!!

 オレが出すから!!」

 

「そうか

 ツナのおごりだな

 お前らドンドン食え」

 

「んなーーー!!!」

 

「おっ! ツナ太っ腹!!」

 

「ありがとうございます! 10代目!」

 

「ちょっと……みんな……」

 

「ツナ君……いいの……?」

 

「……う、うん

 頼んでいいよ!!」

 

とほほ……お金足りるかな……

あ……優が紙袋を渡してる……

やっぱりプレゼントだったんだ……

 

「どーしたんだ?」

 

「あ……いや……

 優の1番の友達はオレだと思っててさ……

 そりゃオレが勝手に思っただけだし……

 優はどう思ってるかは知らないけど……

 何も知らないって寂しくて……」

 

「ツナ……」

 

「そうだね……」

 

「……今からしめてきます」

 

なんでそうなるのーー!?

や、やばい!

優のところに向かってる!!

止めないと!!

 

 

 

「おい!!」

 

間に合わなかったーー!!

 

「あれ? 獄寺君?」

 

「獄寺君じゃな~い」

 

え……この声……

な、なんでーーーー!?

 




誰でしょう??
とか言ってみましたけど想像できると思います

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