リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第48話

うー!急がないと!!

 

『優が時間に追われるって珍しいな』

 

私の計画ではとっくに終わってたよ……

でもなんか予定が入るの!

 

『じゃぁ昨日は断ればよかっただろ……』

 

小さい子に言われると……つい……

 

『自業自得だな』

 

……そうだね

 

『あーそうそう

 1日早いけどクリスマスプレゼントだ』

 

へ?

おお!いきなり袋が……

って……いいの?

私は用意してないよ?

 

『ああ』

 

わーい!ありがとー♪

 

 

 

 

んー……ちょっと眠い……

昨日はちょっと夜更かししたもんね……

まぁ最後のはするつもりなかったのに

やってしまったからねー

とりあえずご飯食べて出かける準備しよう……

 

ガチャ

 

「やあ」

 

あ、珍しい朝ごはん食べにきたんだ

学校がないと私はゆっくり起きるから

あんまり来ないのにねー

まぁゆっくりって言っても8時半に起きるけどね

 

「おはようございます」

 

……最初は恥ずかしかったのに

もう慣れてしまった……

なんか女の子として間違ってる気が……

まぁいいか……

顔洗って着替えよう

 

 

……似合ってる?

 

『似合ってるぞー』

 

でも……普段は制服以外でスカートは履かないし……

 

『ヒバリに聞いてみろよ』

 

えええ!?

そんなの聞けないって……

聞けてもにらまれるだけだよ……

 

『じゃぁオレの言葉を信じろ』

 

うん!

神様ありがとう♪

 

『ああ』

 

ガチャ

 

……雲雀先輩が固まった……?

やっぱりスカートは似合わないよね……

でも神様が似合ってるって言ってくれたし!!

 

「急いで用意しますので待っててくださいね」

 

「……わかった」

 

 

 

 

 

 

ふぅ……食べた食べた

そうだ……言っておかないと……

 

「今日は用事があって出かけてますので

 学校に行けませんよー」

 

「……用事ってなに」

 

「えーっと……ちょっと……」

 

「なに」

 

普段は聞いてこないのに!

な、なんで!?

よし!話をそらそう!!

 

「雲雀先輩! 夜はどうします?

 ここで食べるなら用意しますよ

 いらないなら私は食べてくるんですけど……」

 

「……食べる」

 

良かった……

 

「わかりました」

 

「それで何の用事?」

 

う……逃げれてなかった……

 

「えっと……その……」

 

や、やっぱり言わないとダメなの!?

ドンドン機嫌が悪くなっていくし……

 

「……よ、夜に話します!!

 約束します!!」

 

「……風紀は乱さない?」

 

「へ……? 風紀ですか?」

 

「そうだよ」

 

なんでいきなり風紀……?

まぁいいか

 

「風紀は乱さないです」

 

ってか……いつも思うんだけど……

雲雀先輩は乱してもいいのが不思議だよね(笑)

まぁ雲雀先輩だからね……

 

「……この町から出ない?」

 

「へ? 出ませんよ?

 歩いて出かけますし……電車とかも乗りませんよ?」

 

「……わかった

 いつでも電話に出れるようにしといてね」

 

「あ、はい

 わかりました」

 

おお!許して?もらったかも!

 

「……それで行くの?」

 

それって?

 

「もしかして……服ですか?」

 

「そうだよ」

 

「新しい服なんですけど……

 やっぱり似合ってないですか……?」

 

「…………」

 

何も言わないけど……機嫌が悪くなってる……

そんなに似合ってないのか……

 

「すみません……

 不快な思いをさせてしまいました……

 今度から雲雀先輩の前では着ないようにしますね……」

 

「……問題ないよ」

 

雲雀先輩に気をつかわせてしまった……

 

「すみません……」

 




ヒバリさん……ガンバ!w

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