リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第47話

……オレ達……何してるんだろ……

山本は本当に心配してるし……オレも心配だけどさ……

本当にこんなことしていいのかな……

それに獄寺君がなんかブツブツいって怖いし……

で、でも……

 

「ツナ君 どうしたの?」

 

「な、なんでもないよ!!」

 

イブに京子ちゃんと過ごせるなんて……

やっぱり幸せだーーーーー!!!

 

 

 

 

 

 

~22日の終業式~

 

HRが終わったし……冬休みだーーー!!!

 

「ガハハハ!

 ランボさん登場だもんね!!」

 

また……学校に……

ヒバリさんに見つかったらどうするんだよ!!

 

「ランボ!! 学校に来るなって言っただろ!!」

 

「優! 今からオレっちと遊ぶ約束だもんね!」

 

全然聞いてねーー!

 

「ツナ君ゴメン……

 今日一緒に遊ぶ約束してたんだけど……

 まさか学校まで来るとは思わなかったんだ……」

 

「ゆ、優は悪くないよ!!」

 

悪いのはランボだし……

 

「本当にゴメンね……

 あれ? ランボ君、イーピンちゃんは?」

 

「知らないもんね」

 

「……ツナ君の家に1度行ってから公園に行こうね」

 

「ほーい」

 

まったく……ランボのやつ……

イーピンを置いてきたな

 

「優ちゃん!」

 

きょ、京子ちゃんだ!

……冬休み入ると会えないんだ……

それはそれで寂しいよな……

 

「どうしたの?」

 

「クリスマスに予定ある?

 お昼に花と一緒に遊びに行こうって話してたの」

 

う、うらやましい……

で、でも優だったらオレも一緒にって言ってくれるかも!

 

「そうなの?」

 

「そうよ

 女だけでクリスマスよ!」

 

ガーン!!

 

「25日のお昼だよね?

 24日じゃないよね?」

 

「うん」

 

「じゃぁ大丈夫だよー」

 

「その言い方だと24日に予定あるみたいね」

 

「15時ごろに……ちょっと……」

 

優がはっきりしない返事するなんて珍しいなー

 

「怪しい……

 ははーん! デートね!」

 

「えーっと……まぁ……」

 

ピシッと音がするぐらいクラスの男子が固まった……

優ってそんなに人気あったんだ……

そ、その前に……ゆ、優が……デート……?

 

「遅いぞーー!!」

 

「あ、ゴメンね?

 詳しい時間とかまたメールして!

 そっちにあわせるから! またね!」

 

行っちゃったし……誰とデートするんだろ……

まぁ優が幸せだったらオレはいいし……

 

「「「沢田!!!」」」

 

「み、みんなどうしたの!?」

 

いつの間にかクラスの男子がオレを囲んでる……

 

「風早さんとデートするのはお前か!?」

 

「オ、オレが!? ちっ違うよ!!」

 

「じゃぁ誰だよ!!」

 

「さぁ……?」

 

……ここって教室だよな……?

膝から崩れてる奴がいたり、壁に頭をぶつけてる奴もいる……

地獄図みたいだ……

 

「…………君、何してるの?」

 

な、なんでここに……

 

「夢なら覚めてほしいんだ!!」

 

「ふぅん

 それで僕の学校を傷つけてるんだ」

 

ぶつけてた頭より学校の壁の方が大事なのーー!?

 

「……ヒ、ヒバリさん……?」

 

「一生……目を覚まさないようにしてあげるよ」

 

こえーーー!!

 

「ちゃおッス ヒバリ」

 

リ、リボーン!?

またヒバリさんに余計なことするんじゃ……

 

「赤ん坊かい?

 今取り込み中だよ」

 

「聞きたいことがあるんだ

 すぐ終わるぞ」

 

「なに」

 

「ヒバリは24日に何してるんだ?」

 

「特に決めてないけど

 風紀委員の仕事をしてると思う」

 

「優のデートの相手はヒバリじゃなかったのか

 サンキューな」

 

ドカッ!

 

咬み殺したーーー!!

こえーー!!

ほっ……帰っていった……

学校を傷つけた奴だけで良かった……

 

「京子も誰かしらねぇのか?」

 

あ!今度は京子ちゃんに!!

 

「うん」

 

「きょ、京子……先に帰るわよ!」

 

「え?」

 

黒川花は何か用事あるのか?

すごい急いでたけど……オレには関係ないか……

 

「お前らもしらねぇのか?」

 

「ん? ああ」

 

「興味ないスよ」

 

「ツナ! 24日に優をつけるぞ!」

 

「はぁーーー!?」

 

「優はお人よしだからな

 変な男と付き合ってるかもしんねーぞ」

 

……コイツのいうとおりかも

なんか心配になってきた……

 

「優ちゃん大丈夫かな……」

 

「京子ちゃん……」

 

「でもよー 小僧

 そういうのはやっぱダメじゃね?」

 

「普通はな

 でも相手を誰もしらねぇんだ

 もしもの時はどうするんだ?」

 

「「「…………」」」

 

「自業自得……」

 

きょ、京子ちゃんの顔が真っ青になってるーー!!

獄寺君お願いだからもう何も言わないでーー!!

 

「優のデートの邪魔をするのも悪いからな

 問題なさそうだったら

 そのまま帰ればいいだろ」

 

で、でも……もし優にばれて……嫌われたら……

 

「そうだね!!」

 

きょ、京子ちゃん!?

まさかのやる気ーーー!?

 

「ツナ いいのか?

 京子だけだともしもの時危ねぇぞ」

 

そ、そうだよ!

 

「オ、オレも行くよ!」

 

「オレも心配だかんな

 着いていくぜ」

 

「……あいつはどうでもいいが……

 10代目にお供します!!」

 

ガーン!

優をどうでもいいって言ったよ……

 

「じゃ、24日の14時に学校に集合な

 それから優の家の近くで待ち伏せだぞ」

 




ちなみに主人公が話してる時に黒川花が帰らなかったのは
主人公の近くにランボがいたけど
主人公と黒川花の距離が離れてたからです

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