リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

45 / 91
第45話

「このジューチュおいちいねぇー」

 

優ってお酒ダメだったんだ……

先に聞けば良かったなー……

このままここにいるのはまずいと思うし……

連絡しないとな……ヒバリさんに咬み殺されそう……

 

「ちゅな君!」

 

「ど、どうしたの……?」

 

「京子ちゃんとハルちゃん

 どっちがしゅきなの?」

 

ゴホゴホ!!

 

変なところに入った……

 

「どっちぃ?」

 

「ゆ、優……飲みすぎたね……

 ヒバリさんに連絡するよ」

 

「や!」

 

「ちょ!? 優!?」

 

や、やばいって……近い……

普段の優だったら絶対ありえない距離だよ……

 

「答えてくれるまで……ヤなの!」

 

ケイタイ……今の間に取るとは……

オレもまだまだだな……

 

「ど、どーして聞いたの?」

 

「ふぇ?」

 

…………ダメだ

完全に酔っ払いだ……

 

グイグイ……

 

「優……落ち着こうね……

 服が伸びちゃうしね……」

 

「むー!! ちゅな君!!」

 

「はい、はい……」

 

とりあえずこの部屋から出ないと

通信手段がないんだよなー……

急いで出よう……

 

「聞いてにゃいーー!!」

 

ポカポカポカ

 

優が怒って殴ってきた……

 

「ゆ、優……痛いから……ね?」

 

本当はたいして痛くないけど……

下手に動けないんだよなー

……わかっててやってるんじゃ……

 

「ちゅな君のびゃか……」

 

「ゆ、優!?」

 

どうしよう!?

優が泣きそうだよ!!

えーっと……この場合どうするんだ!?

 

ゴンッ

 

「う……」

 

優に頭突きされたよ……

泣いてると思って覗き込んだのがまずかった……

その前に……優が頭突きをするとは……

そんなに痛くなかったけど……なんかショックだ……

 

「にゃおったーー!!」

 

「へ?」

 

にゃおった?って……なおった……だよな

何がなおったの?

 

「ちゅにゃ君がにゃおったー!」

 

オレがなおった?

……考えても意味ないか……

酔っ払いの言動だし……

 

「ちゅにゃ君がここにしぃわをよしぇてたの!

 今にゃおったの!!」

 

ここって……眉間に……?

 

「ゆっくりやしゅんでにゃい?

 ひしゃしぶりに会ってビックリしたのー」

 

そういえば……

最近なんか忙しかったかも……

 

「しゃしょってデートしゅれば?」

 

「あはは……」

 

出来れば苦労しないって……

あ……だから最初に……

京子ちゃんとハルの名前を出した……?

 

「ミャフィアのボシュににゃってー

 ありゃしょいをなくしゅためにぃ

 ちゅにゃ君が頑張ってりゅよ?」

 

「う、うん」

 

「みんにゃがーしゅあわせににゃるために

 がんばってりゅー……ちゅにゃ君しゅごい!」

 

「オレだけじゃないよ

 みんなもだよ」

 

「しょうだけどー

 ちゅな君が願ってりゅから力ににゃるのー」

 

「……ありがとう」

 

「でもー」

 

「でも?」

 

「みんにゃがしゅあわせはいいことだよぉ?

 しょのにゃかにちゅな君も入ってりゅ?」

 

「入ってるよ」

 

「じゃーちわ寄せにゃいの!!

 バトリュの時に寄っちゃうにょは

 いっちょだからわかるよぉ?

 でもーひゅだんはダメにゃの!」

 

「……そうだね

 優、ありがとう」

 

「ちゅにゃ君にほめりゃれたー!

 うれちぃうれちぃ!」

 

ブンブン……

 

「わわわ……」

 

オレの手を掴んで飛び跳ねるよ……

さっきまで真剣な話だったと思うんだけどな……

 

コンコン

 

「10代目少しよろしいでしょうか」

 

「ご、獄寺君はやく入ってきて!」

 

バンッ!

 

「10代目! どうかしましたか!?」

 

ピョン♪ピョン♪

 

「…………」

 

オレの手を掴んで飛び跳ねてる優を見れば

獄寺君でもビックリするよな……

 

「優がお酒ダメだと知らなくて……

 飲ませちゃったんだ……」

 

「そ、そうでしたか……

 ですが……連絡してもらえたら……」

 

「それが優にケイタイ取られちゃって……」

 

「風早! 10代目に迷惑かけるんじゃねぇ!」

 

「ごめんにゃちゃい……」

 

また泣きそうだ……

 

「なっ……」

 

多分優は酔ってるけどちゃんと話せばわかると思う

オレに迷惑かけたから泣きそうなんだよな?

つまり……

 

「優、大丈夫だよ

 オレは怒ってないよ」

 

「……うちょじゃにゃい……?」

 

「ウソじゃないよ」

 

「よかったぁー」

 

ピョン♪ピョン♪

 

……またオレの手を掴んで飛び跳ねてるよ

でも泣くよりはいいし……

 

「獄寺君……悪いんだけど……

 ヒバリさんに連絡してくれる?」

 

「は、はい……」

 

 

 

 

 

「こいつ……酒弱かったんスね……」

 

「みたいだね

 オレもびっくりしたよ

 それにしても……オレ……生きた心地がしないよ……」

 

あれから眠くなったのか

静かになったのはいいんだけど……

手を離してくれないんだよなー

ヒバリさんがこれから来るのに……

 

「……やっぱり無理矢理はがしましょう」

 

「でも……泣くのも困るんだよ……」

 

泣かせたらそれはそれで……

ヒバリさんが怖いし……

 

「う?」

 

「優、離してくれるの?」

 

「ごきゅでりゃ君もしちゃいの?」

 

「「…………」」

 

このままだと獄寺君も優に捕まるな……

 

「ごぎゅでりゃ君もちゅな君がしゅきだもんねー

 ちゅないだら?」

 

……優と獄寺君じゃなくて……オレと獄寺君だったんだ……

 

「ちゅにゃがにゃいにゃらー

 やきもちきんち!」

 

「……ああ」

 

やっぱり……わかってて言ってるんじゃ……

 




完全に酔っ払いですね
そして主人公が頭突きww
ツナ君がショック受けたのは私がそう思ったからですw
なんでこんなキャラに……wっていつも思うけど
嫌いというわけじゃないんでね
頭突きをすれば私が思ってる優のイメージがーー(泣)
と……心の中でショックを受けたww

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。