リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第39話

あれ?まだ雲雀先輩がいないね

まぁ時間を聞かなかったからなー

それにしてもみんな朝から頑張るね

きれいに並んで待ってる姿がすごいよ……

私は少し眠い……

あ!刀を先に出しておかないと……!

 

カチッ

 

よし、これで顔を出してもいいかな?

いきなり空から現れるのもビックリすると思うし

普通に歩いていこうかなー

 

スタスタスタ……

 

「誰だ!?」

 

あ、しまった

私ってすごく怪しい格好してるんだった

今のこの声でみんなにものすごくにらまれるし

草壁さんからも殺気を向けられてるよ

 

“あー……悪い

 僕は君達と敵対する気はないんだ

 雲雀恭弥に用事があるだけだよ”

 

「委員長に何の用だ」

 

やっぱり草壁さんが代表して話すんだね

 

“僕も君達と一緒で

 少し彼に相手をしてもらうだけだよ”

 

あ、みんなの警戒心が強まった(笑)

 

“彼が来てから顔出すべきだったか……”

 

うーん……ピリピリしてるよ

草壁さんに正体教えてもいいけど

未来の記憶がないみたいだし巻き込むのは悪いしなー

しょうがない……試すか……

 

“僕はあの木の下でいるから

 彼が来たら教えてくれ”

 

「「「「!?」」」」」

 

おお!みんなビックリしたね

いきなり距離をつめて

草壁さんの目の前に来たからねー

いきなり現れたようにしか見えないと思うしね

 

“僕は争いごとが嫌いだから問題ないが……

 相手の力量がわかるぐらいは訓練したほうがいい

 殺気を出した時点で僕に殺されても文句言えないぞ?”

 

ヴェントの時は出来るだけスキがないようにしてるからね

わかる人は普通にわかるし……

 

「「「なっ……!!」」」

 

お!殴りかかってきたよ

みんな短気だねー

 

「ま、待て!!」

 

まぁこれぐらいなら簡単に避けて離れるけどね

やめようとしたのは草壁さんだけだね

 

「「「「!?」」」」

 

“草壁哲也はギリギリ合格だな……

 いいことを教えてあげるよ

 今日の朝、雲雀恭弥に指導してもらえると

 僕は君から聞いたぞ?”

 

「!?」

 

多分これで草壁さんはわかると思うんだよねー

 

“じゃぁな”

 

あーなんか疲れたね

慣れないことはするんじゃないね

呼ばれるまで木の下でボーっとしよう♪

 

「「「待て!!」」」

 

「手を出すな!!」

 

「「「副委員長!?」」」

 

「……大丈夫だ

 私は彼に心当たりがある」

 

「だ、誰ですか!?」

 

「……話すには委員長の許可がいる

 委員長と敵対する人物ではない」

 

「……わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「おはようございます!!!!」」」

 

「さっさとはじめるよ」

 

「い、委員長!!」

 

「なに」

 

「その……」

 

珍しいね

草壁哲矢が口ごもるなんて……

 

チラッ……

 

「?」

 

どこを見ているの?

 

「ワオ! いつからいるんだい?」

 

「15分ほど前から……」

 

「へぇ」

 

本当に珍しいね

優がヴェントの姿でいるよ

何かあったのかな?

 

 

 

 

 

「ヴェント何してるの?」

 

あれ……?雲雀先輩だね

 

「ヴェント?」

 

ヴェント……?

あ、そうそう思い出した

 

“あー悪い

 少しウトウトしてた……”

 

半分寝てたね(笑)

 

「そう 何してるの?」

 

“僕も少し鍛えようかと思ったんだ”

 

「へぇ 珍しいね

 何かあったの?」

 

“師匠とは精神世界で戦うだけだから

 少しは実戦をしようと思ったんだ

 だから付き合ってくれ”

 

「僕は君とはしたくないんだけど……」

 

ええええ!?

雲雀先輩が嫌がるとは思わなかった……

 

「君に怪我をしてほしくないからね」

 

あ、そっか……

 

“そうだったな

 君に頼むのは悪いか……”

 

しょうがない……

面倒だけど週末にイタリアに行って

スクアーロさんに頼もうかなー

この前イタリア行った時にすればよかった……

でもスクアーロさんに頼むと

本気で殺されそうなのが問題だけど……まぁいいか

 

「……誰かに頼むとか考えてないよね?」

 

“ん? そうだぞ?”

 

「はぁ……わかった」

 

へ?

 

「僕が相手してあげるよ」

 

“いいのか?”

 

「いいよ」

 

なんで良くなったんだろ……

まぁいいか

雲雀先輩が相手してくれるのが1番いいしね

 

“炎なしで頼む

 あー刀を匣から出してるのは許してくれ”

 

「わかった」

 

“助かる

 それと……僕は能力は使う気ないから

 そのつもりでいてくれ”

 

「……本気かい?」

 

“ある程度は鍛えてるから

 すぐ倒れることはないよ”

 

「……わかったよ」

 

“まぁ僕は最後でいいよ

 彼らを先に優先してくれ”

 

「すぐ終わらせるよ」

 

……本当にすぐ終わらせそう

 

 

 

 

 

 

……瞬殺!って感じだね……

まぁしょうがないと言えばしょうがないけど……

 

“もう少し手加減してあげろよ……”

 

「いやだ」

 

だよねー

これでもかなり手加減してあげてるしね……

 

“お手柔らかに頼むよ”

 

「わかった」

 




草壁さんは未来の記憶が届いてないことにしましたww
まぁ結局教えちゃいましたけどね

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