リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第34話

「ボンゴレ式修学旅行?」

 

……何それ……初めて聞いたし……

 

「そうだぞ

 明日行くからな」

 

え……それも明日なんだ……

もうちょっと早く言ってよね……

 

「ちょっと待ってね

 行ってもいいか聞いてみるね」

 

「問題ねぇぞ

 ヒバリも行くからな」

 

「えええ!?」

 

うそぉーーー!

雲雀先輩も一緒に行くのー!?

 

「じゃぁ一泊二日だからな 用意しとけよ」

 

「わ、わかった……」

 

えー急いで用意しないとーー!

あ!雲雀先輩の返事待ちだったから

私には言わなかったのかな?

とりあえず……急がないと……

 

 

 

 

 

 

 

……雲雀先輩……どこに行くつもり……

 

「あ、あの……」

 

「なに」

 

「危ないですよ?」

 

「問題ないよ」

 

うん……

バスの上に乗って行くのは決定なのね……

まぁ雲雀先輩が普通に乗るわけないか……

 

「気をつけてくださいね

 何かあったら呼んでください」

 

「わかった」

 

 

んーバスの中に入ったけど……

どこに座るべき?

ってか、バスに乗ったらツナ君がもう座ってた……

いつから乗ってたんだろう……

 

「10代目の右隣はオレだぞ!」

 

ツナ君と獄寺君は一緒に座るのか……

 

「タケシ兄! 一緒に座ろう!」

 

「ああ いいぜ!」

 

山本君とフゥ太君が一緒に座るんだね

リボーン君の隣はビアンキさんが譲るわけないし……

うーん……どうしよう……

京子ちゃんとハルちゃんに一緒の席を譲るべきかな?

あ、でも兄弟で座るかも……

 

「優はオレと一緒だもんね」

 

あれ?ランボ君にさそわれたよ

イーピンちゃんと座ると思ったんだけどなー

 

「いいよー」

 

よく考えると私と一緒のほうが危なくないしね

 

「イーピンちゃんも一緒に座る?」

 

コクン

 

「じゃぁ一緒に座ろう♪」

 

……なんか私が保育係な気がする(笑)

まぁいいけどね

 

 

 

 

 

あ、やっとツナ君が起きたねー

ん?みんなと行くって知らなかったのかな?

なんかショック受けてるしねー

というか……運転手がジャンニーニさんって

まずいと思うのは私だけなのかな……

誰もツッコミしないから問題ないのかな?

 

「クロームにも声をかけたんだが来なかったんだ」

 

「そうですか……」

 

「一緒に行きたかったね……」

 

「ごめんね

 私も声をかけたら良かったねー……」

 

「はひ! 優ちゃんは悪くないです!」

 

「そうだよー!」

 

「ありがとー

 んークロームちゃんにお土産を買おうね?」

 

「「うん」」

 

うん……2人ともかわいいね……

 

「あ、それと京子ちゃんのお兄ちゃん」

 

「なんだ?」

 

「雲雀先輩は来てますよ?」

 

「「「え?」」」

 

「ゆ、優……ヒバリさんは来ないよ……

 団体行動とか絶対ムリだし……」

 

「私も思ったんだけどねー

 屋根にいるよ?」

 

「えええええ!?」

 

ナイスリアクション(笑)

 

「あ、危ないって……」

 

「私も言ったんだけどねー

 普通にバスに乗る気は絶対ないよ」

 

「そ……そっか……」

 

「ランボ! カッテニサワルノダメ!!」

 

ん?なんだろ?

 

「あ、ランボ君 それは大事な物なんだ

 使ってもいいけど大事にしてね?」

 

「ほーい」

 

……わかってるのかな……

 

「ランボ! 優の大事な物だから汚したりするなよ!」

 

やっぱりツナ君が保育係だね(笑)

 

「……あれ?

 大事な物ってクッションなんだ……」

 

「そうだよー

 長時間移動するかなって思って持ってきたの

 誕生日プレゼントにもらったから大事なんだー」

 

「へぇー……」

 

「はひ! キュートなクッションです!」

 

「あれ?

 ハルちゃんからのプレゼントじゃなかったんだね」

 

「違いますよー

 一体誰からのプレゼントですか?

 女の子からもらったんですよね?」

 

あ、かわいいから女の子と思ったのかな?

京子ちゃんが知らないってことは

花からじゃないってわかってるから聞いたんだね

 

「違うよー」

 

「「「「え!?」」」」

 

あれ?みんなビックリした……

なんでだろ……

 

「優……それって……」

 

ん?

 

「……ヒバリのヤローからか……?」

 

「へ? 違うよ?」

 

あ……なんかみんなほっとした(笑)

まぁ雲雀先輩からもらったと思うと

それはビックリするよねー

 

「そういえば……

 ツナ君たちにちゃんと話してなかったね」

 

「え?」

 

「これはベルさんからだよー

 この前一緒に送ってくれたの

 凄いのがなぜか私の好みがわかってるんだよねー」

 

「「「「…………」」」」

 

「はひ? 誰ですか?」

 

「んー王子?」

 

「??」

 

「まぁ気にしないで?

 滅多に会えない人だからねー

 実はこれもらう前にもうさぎさんの人形もらったし

 お礼するつもりなんだー

 でも何が喜ぶかわからないから

 今度みんな相談にのってほしいのー」

 

「「うん」」

 

「「「「…………」」」」

 

あれ?ツナ君たちからは返事なかったね

ベルさんの趣味はやっぱりわからないからかー……

 

「10代目……

 こいつはやっぱバカと思うのはオレだけですか……?」

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

へぇー最初は名古屋なんだー

 

「ボンゴレ城だがや」

 

方言だ(笑)

ってか、ボンゴレ城ってなに?(笑)

ランキング名古屋名物1位なんだ(笑)

どこからツッコミいればいいかわかんない……

これはツナ君にツッコミ丸投げだね

 

わー本当にボンゴレ城あるよ……

冗談と思ってた……

あ……ランキングにある時点で冗談じゃないか……

 

キョロキョロ

 

あれ?雲雀先輩は?

んー探しに行こう♪

 

 

 

 

 

 

……いてた

いてたけど……

 

「あの……雲雀先輩……」

 

「なに」

 

「……何してるんですか?」

 

「群れてたからね」

 

……ですよねー

観光スポットに行けば

群れてる人のほうが多いと思うんだけどねー……

この不良っぽい人たちは運が悪かったね

咬み殺した山になっちゃったよ……

 

ざわざわ……

 

うわー騒ぎで人が集まってきた!

このままだと2次災害が起きるよ!!

 

「あ、あの!」

 

「なに」

 

「一緒に写真とりたいから……

 景色のいいところに行きませんか……?」

 

「いいよ」

 

2次災害回避ーー!!

そして写真とってもいい許可もらえたーー!!

うー嬉しすぎる!!

 

 

 

あ、みんなボンゴレ城で何かしてるよ

まぁいいか

 

「ここで撮ってもいいです?」

 

ボンゴレ城が背景に入ってるしねー

 

「いいよ」

 

カシャ

 

うー幸せー!!

あ……笑った……///

 

「うわああああああ!」

 

「へ?」

 

ザバァン!

 

「ツナ君!?」

 

今のって絶対ツナ君だったよね!?

ツナ君が水堀に落ちたよね!?

私がいない間に何があったんだろう……

 

「ちょっと行ってきますね!」

 

「はぁ……わかった」

 

 

 

 

うわー……本当に落ちてたよ

ビショビショだし……

 

「ツナ君……大丈夫……?」

 

「……最悪だよ……」

 

「えっと……何してたの……?」

 

「リボーンが……

 屋根までロープで登って……

 金のレオンと一緒に記念撮影するって……」

 

「あ……そうなんだ……」

 

つまりリボーン君に振りまわされたんだね

 

「うーん……ツナ君ちょっとゴメンね?」

 

「え?」

 

ふわっ

 

「う、浮いた!?」

 

「屋根についたらコントロールしないから

 気をつけてね?」

 

「あ……ありがと……」

 

「問題ないよー

 いってらっしゃーい」

 

いやー大変だねー

ってか……京子ちゃん達も見えるんだけど……

屋根の上に登るの……怖くないのかなぁ……

 




主人公をどこに座らせるべきが悩みましたw
京子ちゃんのお兄ちゃんの隣に座ろうとすれば
兄弟で座ると思ったので……
ここが1番いいかなと思いました

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