リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第3話

「ん……」

 

「おはよう」

 

「……おはようございます」

 

今何時だろう……

え!?うそぉ!もうこんな時間!?

 

「す、すみません……急いで作りますね」

 

「優はゆっくりしときなよ

 僕が作るよ」

 

「え……でも……」

 

「すぐ起き上がれるの?」

 

「……か、風を使えば……」

 

「そこまでして作らなくていい」

 

「で、でも……恭弥さん……

 私が起きるのを待ってたんじゃ……」

 

「寝顔を見てたかっただけだよ」

 

む、昔はこんなにストレートに言わなかったのに///

あ……笑った……///

……ダメじゃん!

 

「やっぱり私が作ります!

 恭弥さん怪我してるんですよ!!」

 

顔の怪我を見て思い出すなんて……

忘れてたことに自己嫌悪に陥るよ……

 

「ふーん

 僕が元気ってこともう忘れたんだね

 あれだけじゃわからないんだ」

 

カアアアァ……///

 

自分の顔が……真っ赤になったのがわかった……

うー……笑ってる!!

 

「今日はこれぐらいで許してあげるよ」

 

た、助かった……

 

「大人しくしてるんだよ」

 

うわー……ほっぺに……///

 

「は、はい……///」

 

10年前から来た私……

本当に大丈夫だったのかな……?

説明するのは最低でも1日たってからするように

恭弥さんに頼んだけど絶対大変だったと思う……

だってキャラが違いすぎるもん!!

 

多分会った瞬間に原作のイメージが崩れたと思う……

ガラガラと音をたてて崩れるぐらい衝撃的だっただろうなー

ずっと一緒にいた私が振り回されて遊ばれてるんだよ!!

10年前の私なんて……

 

・・・・・

 

うん……なんかゴメンね

過去から来た私に謝りたくなったよ

……取りあえず起きよう……

 

 

 

 

 

 

 

「……大人しくしてるように言ったよね?」

 

「え!? 大人しくしてましたよ?

 スーツに着替えただけですしー」

 

「どうしてスーツなの」

 

「その……特殊能力のことを黙ってたんでね

 ツナ君に報告しに行こうかと……」

 

今まで黙ってたから怒られるだろうなー

でも怒られるのはまだいい方だよねー

まっすぐな目でお願いされる時の方が堪えるし……

……頑張ろう

 

「ダメだよ」

 

「……へ?」

 

「今日は大人しくしてること」

 

「え……でも……」

 

「……少し無理させたからね

 今日は大人しくすること」

 

うぅ……なんか甘やかされてる気がする……

 

「約束ね」

 

「……はい」

 

 

 

 

 

 

美味しかった♪

この食べた余韻がいいんだよねー

 

「恭弥さん」

 

「なに」

 

「これからどうするつもりですか?」

 

「もう少し並盛にいるよ」

 

「それもそうですねー

 まだ少し風紀が心配ですよね」

 

「そうだよ

 それに今リングがないからね

 少し考えないといけない」

 

「んー私が奪ってきましょうか?」

 

私を狙ってる人から奪えばいいしー

 

「ダメだよ」

 

……即答しなくても……

 

「優は強力なリングを持ってないんだ

 何かあったらどうするの?」

 

「……恭弥さんが普段使ってた

 リングよりいいんですけど……」

 

Bランクのリングを使ってるし……

 

「僕がリングを持つまでは許可できない」

 

……そこまで心配しなくても……

まぁ元々風のリングは貴重だからね……

リングを使い捨てに出来ないもんねー

まぁ貴重になってるのは……

本当に私以外に使える人がいないのか

調べてるためにマフィアが持ってるのもあるし

私を捕まえるためには強力な風のリングは

私が手に入れないようするために

いろんなところが手を回してるんだよねー……

でも……私って……

 

「Aランクのリングを持ってるので

 もしもの時に使えますし……」

 

う……言ったら機嫌が悪くなった……

事実を言っただけなのに……!

まぁヴァリアーから渡されたリングだもんね……

このリングをつける時はヴァリアーと行動する時だし……

それに……ヴェントの活動を再開するから

呼び出しがかなり増えるんだろうなー

活動してないって言ってるのに

たまにベルさんが拉致しに来たしね……

それもちゃんと術士を連れて来る対策をして……

ってか、なんで私の居場所がわかるんだろ?

王子の勘なのかな?

恭弥さんとイタリアに行ったときは必ず見つかるんだよねー

バトルを止める私の苦労を少しは考えてほしい……

 

「優」

 

「はい?」

 

な、なんか……今……嫌な笑いをしなかった!?

 

「……恭弥さん?……ん///」

 

 

 

 

 

はふ……///

恭弥さんの肩にもたれかかって少し休もう……

 

「しばらく優を大人しくさせることに決めた

 勝手に外に出そうだしね」

 

「え……?」

 

ふわっ

 

!?

もたれてたから抱きやすかったと思う

それでも簡単に持ち上げすぎだよ!!

 

「恭弥さん!?」

 

スタスタスタ……

 

む、無視!?

歩くのを止める気配がない!?

 

「今日は大人しくするようにって

 恭弥さんが言ったんですよ!?」

 

ぜ、全然聞いてないよーーー!!!!

 




主人公が1番の被害者という話w
雲雀さんはすごい学校ラブなんでねー
もし……もし恋愛方向に行くと……
これは普通にありえそうで怖いですねw
……私には絶対無理だwwww

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