リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第29話

はぁ……着ないといけないのか……

…………はぁ……

 

「優ちゃんどうしたの?」

 

京子ちゃんすっごいかわいい!!

 

「すごく似合ってるよー

 かわいい!!」

 

「ありがとう」

 

うん……かわいい……

 

「優、早く着替えはじめなよ」

 

「……着る気がしなくて……」

 

「あんたねぇ……いい加減あきらめなさいよ!

 まだ私は完全に着替え終わってないし

 私のと交換するわよ!」

 

それだけはやめてーーー!!!

 

「着替えます!!」

 

「……まったく……急いで選んだと思えば

 1番露出が少ない服を選んで……もったいない……」

 

いやいやいや!これが1番ましなんだって!!

おしゃぶり隠せそうだし……ロング丈だしね!!

 

・・・・・

 

はぁ……着てしまった……

ついに着てしまった……(泣)

 

「……今度は着替えるのが早すぎよ」

 

だっておしゃぶり見られちゃいけないんだもん

 

「癖だから気にしないでー」

 

……これからみんなに見られるのか……はぁ……

 

「あ! 花もかわいいねー

 すごく似合ってるよ!!」

 

「当然よ!」

 

あ……当然なんだ……

まぁ事実だからいいけどね

 

 

 

 

 

 

「「「「男子ー! いいもの見せてあげるわよーー」」」

 

……みんな……よく言えるね……

 

男の子もみんなカッコいいねー

あ、ツナ君が京子ちゃんを見て顔が赤くなってるね……

良かったねー……

 

「ちょっと! 優!

 なに私の後ろに隠れてんのよ」

 

「……隠れるぐらい許してよ……///」

 

「ははーん! 恥ずかしいんだ!」

 

「……うるさい///」

 

「沢田! 鼻の下伸ばしてないでちょっと来なよ!」

 

「なっ!?///」

 

「ツナ君来ちゃダメーー!!」

 

「えっ? えっ?」

 

「獄寺! 山本! あんた達も来なよ!」

 

「……何だよ」

 

「どうしたんだ?」

 

「ダ、ダメだって!!」

 

「……いい加減諦めなさい!」

 

ドンッ!

 

ひゃーーー!!!////

あわわわ……あわわわ……////

 

「「「…………」」」

 

「押した私が言うのはなんだけど……

 もう少し落ち着きなよ」

 

「だって……花が……(泣)」

 

「悪かったわよ

 で、あんたら黙ってないで感想は?」

 

「……あ、ああ

 すっげぇ似合ってるぜ!」

 

「う、うん!!

 優似合ってるよ!」

 

「……馬子にも衣装」

 

「やっぱりそうだよね!!

 制服に着替えていいよね??」

 

「「「…………」」」

 

「ダメに決まってるでしょ……」

 

だよねー……はぁ……

 

 

 

 

 

 

「委員長! まもなく学園祭が始まります!!」

 

「そう」

 

「それと風早さんが朝お見えになって……

 委員長に伝言を……」

 

「……どうして僕を呼ばなかったの」

 

「す、すみません……

 急ぎではないとのことで……」

 

「……わかった

 用件は何?」

 

「クラスの担当が終わり次第

 こちらの部屋で過ごしていいかと……」

 

「……1人でかい?」

 

「はい……

 私も確認したのですが……

 カギを借りる時に委員長に連絡するそうです」 

 

「……わかった」

 

 

 

 

 

 

 

担当の時間が朝1番でよかったー……

終わったらすぐ応接室に逃げよう……

出来るだけ応接室で過ごすぞー!!

 

「……めんどくせぇ」

 

「今回は珍しく私もしたくないよ……」

 

「サボるか……」

 

「それはダメだよ……

 グループの責任になるから

 ツナ君も怒られることになるよ……」

 

「風早! 真面目にしやがれ!!」

 

えー……さっきと態度が違う……

まぁやる気が出たみたいだし……

 

「……獄寺君」

 

「なんだよ」

 

「モテるんだし……客寄せお願いね♪」

 

「なっ!?」

 

「私は瓜と一緒に獄寺君が目当てで

 集まった人に紙を配ってるよー」

 

にょおーん♪

 

あ、出てきたよ(笑)

冗談で言ったのにね

というか……どうやって炎を吸い取ったの?

まぁ指につけてるからねー

イラっとしたことで炎ともしたのかな?

そこまで客寄せが嫌だったんだねー……

 

「コラ! 瓜!!

 出てくるんじゃねぇ!」

 

フー

 

「瓜は私と一緒にいたいんだよねー?」

 

にょおん♪

 

「……なんでオレじゃなくて……風早に……」

 

「まぁいい機会じゃないの?

 私と獄寺君が一緒にいれば懐きやすくなると思うしね

 瓜は私の肩の上で大人しくしてるよね?」

 

にょんにょん♪

 

「……だから……なんで……」

 

獄寺君頑張れ!(笑)

 

 

 

 

 

 

「2-Aでメイド執事喫茶してますので

 よかったらきてくださいねー」

 

いやー獄寺君の人気すごいねー

立ってるだけで集まってドンドン紙が減っていく(笑)

でも……そろそろまずいね

イライラしてくるかも……

 

「獄寺君ー!

 ちょっと伝え忘れたことあるのー

 あっちに行こう」

 

「ここで言えばいいだろ……」

 

それだと意味がないんだって……

よし!無理矢理引っ張ろう!

 

ぐいっぐいっ

 

「いいからいいから♪」

 

「お、おい!! 離せ!!」

 

 

 

 

 

 

んーここでいいか……

 

「離せ!!」

 

「あ、ごめんごめん」

 

獄寺君ってやっぱり女の子に優しいよねー

文句は言ってるけど振りほどこうとはしなかったもん

 

「なんだよ」

 

「ん? 何が?」

 

「てめぇさっき言ってただろうが……

 伝え忘れたとか何とか……」

 

「人が多すぎて少し疲れたでしょ?

 休憩しようっていう意味だよ」

 

「……あんがとよ」

 

「気にしない気にしない♪」

 

瓜がかわいいなー

頭を撫でてあげよう♪

 

よしよしー

 

にょおん♪

 

「……おめぇは大丈夫なのかよ……」

 

「ん? 何が?」

 

「……おめぇの方にも来てただろ……」

 

「そうだよ!

 獄寺君ってやっぱり凄い!

 男の人にも憧れるぐらいもてるんだね!」

 

人気があるとは知ってたけど

そこまでとは思わなかったんだよねー

 

「……おめぇ……やっぱバカだろ……」

 

「へ? なんで?」

 

「……風早……今日1日瓜といろ……

 炎……注入してやるから……」

 

「え? いいの!?」

 

「……ああ

 少しは役に立つだろ……」

 

ん?役に立つって?

あれ?応接室に引きこもるって教えたっけ?

ミントはここでは出せないしすごい嬉しいかも!!

 

「瓜! 獄寺君の許可が出たよ!

 今日1日一緒に遊ぼうねー♪」

 

にょお~ん♪

 

やっぱりかわいい……

 

「……ヒバリの苦労がわかった気がする……」

 

「ん? 今何か言った??」

 

「……なんでもねぇ」

 

ふむ?

まぁいいか




まさかの瓜が登場w
未来編後では主人公との獄寺君の関係が悪くないのでこうなりました
小話は獄寺君との関係の違いがよくわかりますねw

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