リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第28話

……諦めたよ……

諦めたよ……諦めたよ……(泣)

 

「ちっ めんどくせぇ」

 

同志よ!!

あ、ちょっと違うか(笑)

 

「ちょっと真面目にしなさいよ!

 あんたらは私らとペア組むんだからね!」

 

「ああ!?」

 

「ご、獄寺君!」

 

ツナ君がんばれー

京子ちゃんに嫌われたくないと思うしー

必死に説得してねー

……うん……なんか違うことも……

いろいろ諦めてしまってるね……

助けてあげる気力が無くなってる……

ダ、ダメだ!!!やる気を出さないと!!

 

「さて……どうする?

 誰と組みたいか希望ある?」

 

……花……意地悪な質問はやめようね……

ツナ君見ながらニヤニヤ言うのはかわいそうだよ……

ってか……このメンバーだと……

 

「希望がないなら私が決めていい?」

 

「「「え?」」」

 

「いい組み合わせがあるんだけどねー」

 

「いいわ

 それにするかは別だけど話して見なさいよ」

 

あ、みんなうなずいたね

 

「まず1番の問題なのが……獄寺君!」

 

「なっ!?

 オレのどこが問題なんだよ!」

 

「獄寺君のことだからツナ君が宣伝にしたから

 『オレも一緒にします!』って決めたでしょー」

 

その光景が目に浮かぶよねー

 

「ハハッ すげぇな

 その通りだったよな?」

 

「うるせぇ!

 それのどこが問題なんだよ!!」

 

「これは男女ペアだよ?

 ツナ君と一緒に行動するんじゃないんだよー

 2時間女の子と一緒に行動出来るの?

 普段あんまり女の子と話さないよね」

 

「……出来なくは……ねぇ……」

 

「私とだったら正直すっごい楽でしょ?

 花とは話したことある?

 京子ちゃんとは話したことあると思うけど

 長時間話したことないよね?」

 

私には文句を言えるからねー

 

「…………」

 

あらー黙り込んじゃった(笑)

獄寺君もそう思ったけど認めたくないのかな?(笑)

 

「……これは優の意見に賛成ね

 嫌よ……隣でイライラされるのは……」

 

「花……」

 

「オレも……その方がいいと思う……」

 

「ハハッ みんなの意見が一致したぜ

 風早すげぇのな!」

 

……いや……考えたらわかるでしょ……

 

「そうなってくるとー

 残りの2ペアは誰でも大丈夫に見えるけど

 実はものすっごい問題があるんだ」

 

「「「「?」」」」

 

「学園祭って保護者とか外部の人も来るよね?」

 

「ああ

 それが関係あんのか?」

 

「あるよ

 ツナ君の周りには誰がいる?」

 

「え!? オレ!?」

 

「絶対来ないでって言っても……

 リボーン君やランボ君が来て

 ツナ君に100%何かしていくね」

 

「不吉なこと言わないでよーーー!!」

 

だって事実だし(笑)

 

「そうなってくると……」

 

「山本!! 一緒に組むわよ!!」

 

「え? あ、ああ……いいけどよ……」

 

「へ?」

 

「あ……花は小さい子はダメだったね……」

 

「そ、そうよ!!

 じんましんが出るのよ!!」

 

「ということで……

 この組み合わせが1番いいと思うんだー

 まぁツナ君と京子ちゃんが組んでもいいならね」

 

「ツナ君……私でもいい?」

 

「オレでいいなら……」

 

……泣いてる……

すっごい感動してるよ(笑)

 

「えっと、この組み合わせでいいのかな?」

 

あ、みんなうなずいたねー

 

「あ、ツナ君」

 

「優……ありがとう……」

 

「これが1番良かったからね

 それと……もう1つ伝え忘れがあった」

 

「ん? なに?」

 

「リボーン君は女の子に優しくするのがモットー?だし

 ランボ君は京子ちゃんと仲がいいから

 2人が何かしてくるとしても京子ちゃんと一緒にいれば

 被害が少なくなる確率が高いよ?」

 

まぁ被害はあると思うけどね(笑)

 

「……優……」

 

ものすっごい感動的な目で見られた……(笑)

私が一緒にいれば回避できる確率が更にあがるんだけどねー

だから提案しない私を許してね♪

 

「じゃぁ決まったし……

 服を選んでいいよね!!」

 

「……あんた……服を早く選ぶために……

 提案したんじゃないわよね?」

 

ギクッ

 

な、なんでばれたんだ!?

 

「だ、だって……担当グループのことが

 決まってからしか選んじゃいけない

 って……言ってたし……

 いろんな種類があるっていったけど……

 早く決めないと……なくなると思うし……」

 

いやー!!みんなそんな目で見ないでよー!!

私にとっては重要なことだったんだよ!?

 

「ゆ、優……」

 

ちょ、ツナ君まで……そんな目で見ないでよ……

考えればわかるでしょーー!

 

ぐいっ

 

「え!?」

 

急に引っ張るぐらい許してよ

大きな声で言えないんだからね

 

「……おしゃぶりを隠せそうな服を選ばないと

 困る私の気持ちになってよ……(ボソッ)」

 

「あ……」

 

もういいもん……グスッ

しゃがみこんで床に「の」の字を書いてやる……!

 

「ご、ごめん……

 オレ気付かなくて……」

 

イジイジ……

 

「優まだいけないわよ

 まだ誰がどの時間を担当するか決まってないわ」

 

「あ……そうだった……

 私はいつでもいいよ……」

 

イジイジ……

 

「く、黒川花と京子ちゃんは希望の時間ある?」

 

「特にないけど……」

 

「私も……」

 

「じゃ、オレ達が決めてもいい?」

 

「「うん?」」

 

「優、服を見てきなよ」

 

ガバッ!

 

な、なんて優しいんだ!!

急いで行かなければ!!

 

「ツナ君!! ありがとーー!!」

 

ダダダダダ……

 

「ちょ……京子! 追いかけるわよ!」

 

「うん」

 

スタスタスタ……

 

「……風早なにかあったのか?」

 

「どれも大してかわらねぇだろ……」

 

「おしゃぶりを隠せそうな服じゃないと困るんだよ……」

 

「「あ」」

 




獄寺君って普通に女の子と話してるシーンがないような……w
いつも少し何かがずれてる印象が……ケンカ腰……観察とかw
そういうわけでこの組み合わせになったので
今回は獄寺君と少し多めに絡みます
まぁ少しですけどね

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