リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第25話

んーとりあえず風紀委員の人は

出て行ってもらわないといけないね

10年後の雲雀先輩のことを説明するのは大変だしね

 

ブワッ

 

……わぁ……すごい殺気が……

まぁ煙で隠してるからね……

 

「い、委員長……」

 

おお!草壁さんすごい!

この殺気に当たっても話しかけれるんだね

 

「草壁さん!

 すみませんが体育館の外で待っててくれますか?」

 

あ、私の声で殺気がおさまったね

 

「ですが……」

 

「これはおもちゃのバズーカで煙がすごいだけです

 怪我とかはしてないですので安心してください!」

 

「……わかりました」

 

おお!

草壁さんの指示で風紀委員が出て行ってくれてるね

察してくれる草壁さんは本当に大人だね

 

「ツナ君と山本君もねー

 ランボ君をよろしくー」

 

顔が真っ青なんだよねー

それにランボ君を雲雀先輩に会わせるはまずいと思うしね

 

「ん? いいのか?」

 

「で、でも……」

 

「……邪魔だよ」

 

……こわっ!?

すっごい機嫌が悪そう……

 

「ゆ、優!! ランボかして!!

 山本!! 行くよ!!」

 

「お、おう?」

 

おーすっごい速いよ

さて……無事にみんな出て行ったね

 

「雲雀先輩お待たせしました

 すみません」

 

煙を流そうー

 

「……10年バズーカであってるよね?」

 

「は、はい///」

 

……かっこいい……///

 

「僕が入れ替わることはないと思うけど」

 

「その……私をかばってくれて……」

 

「じゃぁいいよ」

 

あ……優しい顔だ……///

 

「でも……すみません……」

 

「問題ないよ」

 

でもスーツだから何かしてたと思うし……

あ……

 

「どうしたの?」

 

声が出せない……

出すと泣いちゃいそうだもん……

首を横に振ろう……

 

フルフル……

 

「どうして泣きそうなの?」

 

……私のことなんか気にしなくていいのに……

 

「……雲雀先輩」

 

「なに」

 

「私……自由に生きてる雲雀先輩が好きです……」

 

「知ってるよ」

 

「だから……私の思いに縛られなくて

 ……良かったのかな……」

 

笑顔で言わなきゃ……!

 

「隣に私がいなくても

 雲雀先輩が幸せだったらすごく嬉しいです!」

 

「……何いってるの」

 

「私のことは気にしなくていいですよ?

 大事な人がいますでしょ?」

 

「……僕は優が大事だよ」

 

「ウソつかなくていいですよー

 今幸せですか?」

 

「優!!」

 

ビクッ!

 

雲雀先輩が大きな声を出して怒った……

そんなの初めてだ……

 

「……少し声が大きかったね

 僕……何かした?」

 

フルフル……

 

雲雀先輩は何もしてないよ……

 

「はっきり言ってほしい

 時間が少ないんだ

 優を悲しませたまま僕は戻りたくない」

 

「…………なぃ……」

 

ぎゅ

 

雲雀先輩がしゃがんで抱きしめてくれた……

なんでそんなことするんだろう……

 

「……聞こえなかった

 声小さくてもいいから僕の耳に向かって言って」

 

「……私……10年たっても絶対出来ない……」

 

凄く自信がある……

 

「なにを?」

 

「シャツに……キスマーク……」

 

そんなこと私は絶対しないもん……

私には見せ付けるようなことは出来ないもん……

つまり雲雀先輩がそれを許した人がいるってことだよ……

 

「はぁ……」

 

「ご、ごめんなさい!

 この未来になるかわからないし……

 せっかく雲雀先輩が隠してくれてたのに……

 離してくれていいですよ??」

 

「いやだ」

 

「もうウソつかなくていいんですよ?」

 

……離れた

私……なにをしたんだろうね……

嫌われちゃったんだ……

これから嫌われちゃうのかなぁ……

 

ぐいっ

 

あ、顎を掴まれた……?

 

「好きだ」

 

え……

 

「んっん!?」

 

な、なにこれ……

……た、食べられてる気分……

 

 

 

 

 

はぁ……はぁ……///

息が出来なかった……

 

「……これ以上は過去の僕に悪いよね」

 

こ、これ以上ってなに!?

もう私の許容範囲を超えてるよーーー(泣)

 

「僕は嫌なことは死んでもしないのは知ってるよね?

 わからないならまたするけど?」

 

……この目は……本気だよね……?

 

「わかった?」

 

コクコクコク……///

 

縦に振らなかったら絶対もう一度してた……

 

「これは僕が急に優を抱きしめたからついた」

 

「そうなんですか……?」

 

「そうだよ

 新しいシャツを用意してもらってたところ」

 

「そうだったんですか……

 ご、ごめんなさい!!

 勝手に勘違いして……」

 

「いいよ

 今は得した気分だからね」

 

/////

と、得って……///

 

「と、というか!!

 説明してくれれば良かったんですよ!?」

 

「説明しても信じなかったと思うけど?」

 

う……

 

「少しは僕の気持ちにも気付いてよね」

 

「へ?」

 

「優はいつまでたっても鈍感だからね」

 

「そんなことないです!

 誰が誰を好きとかすぐわかるんですよ!」

 

私はそんなに鈍感じゃないもん!

 

「はぁ……」

 

溜息……信じてくれてないー!!

 

「そろそろ時間だね」

 

「あ、そうですね」

 

「最後に優からしてよ」

 

「えええ!?」

 

な、何いってるの!?

 

「こっちでいいよ」

 

……ほ、ほっぺた……

 

「はやくしなよ」

 

う……逃げれない……

 

「し、失礼します……」

 

うぅ……恥ずかしいよ……///

 

「体に気をつけるんだよ

 風邪とかひかないように」

 

「……最後にすっごく子ども扱いじゃないですか?」

 

「小さいからしょうがないよ」

 

あ、頭を撫でられた……

 

ボワン!

 




10年後の雲雀さんが暴走した理由は
主人公が暴走したからでしたww
一度マイナス思考に入るとそのまま突き進むww

私はこの話が激甘と思ったので警報を発令しました
甘くない!って思われたら……すみません……

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