リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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後書きが長いですよー


第21話

ヴオオオオン……

 

この音って……バイク……?

まさかそんなわけないよね……?

確かに……あげたけど……

 

「やあ」

 

「「「なっ!?」」」

 

ま、窓から来ちゃったよーーー!!!

 

「ヒ、ヒバリさん……

 ど、どうしてここに……」

 

「君たちと遊びに来たんじゃないんだ

 赤ん坊が僕に借りを返さなくていいのか

 って言われて来たんだけど……」

 

そういえば……ヒミツって言った後一瞬いなかった……

私が絶対教えないと思ってツナ君が覚えてなさそうだから

リボーン君は興味なくなって

トイレでも行ったのかと思ってたけど……

雲雀先輩に電話してたのーー!?

 

「僕は赤ん坊に借りを作った記憶ないんだけどね

 何かあったかい?」

 

「優に借りがあるだろ?」

 

「リ、リボーン君!! ないよ!!」

 

そんなの……恐ろしすぎる……!!

 

「なに」

 

「ヒバリは優からバレンタインチョコを

 もらってねぇのか?

 ツナ達はさっきその分の返しはしたぞ」

 

シーン……

 

……こ、この沈黙が怖すぎる!!

ツナ君たちは恐ろしくて何も言えないよね……

そういう私も言えないんだけどね……

 

スタスタ……

 

や、やばい……私のところに来るよーー!!

え!?咬み殺されるの!?

とりあえずランボ君をツナ君のところに

避難させないとダメだね!!

 

「うわっ!」

 

あ、いきなり預けたからビックリさせてごめん……

うわーもう目の前に来たよーーー!!

ト、トンファーが来る!?

 

・・・・・

 

…………あれ?

怖いから目をつぶったけど……

全然痛くない……目を開けても大丈夫……?

ん?……袋だよね?

 

「手……出しなよ」

 

「あ、はい」

 

……渡されたけど……これ……なに?

 

「借りは返したよ

 じゃぁね」

 

「え…………?」

 

 

 

 

 

「ゆ、優!!」

 

「うわあ!!

 いきなりどうしたの!?」

 

「……さっきから呼んでたんだけど……」

 

「え!?

 ご……ごめん……」

 

全然気付いてなかった……

 

「ヒバリが暴れるかと思って冷や冷やしたぜ……」

 

「こ、怖かった……」

 

あ、ランボ君も半泣きだ……

 

「フゥ太君、ランボ君ビックリさせてゴメンね……

 私も咬み殺される覚悟しちゃったよ……」

 

「なぁ風早それ何なんだ?」

 

「……袋?」

 

「それは見ればわかるだろーが」

 

「それもそうだね……開けてみるよ」

 

んーなんだろうね

 

・・・・・

 

「優?」

 

「ひ、雲雀先輩……

 なんで持ってたのかな……?」

 

「「「え?」」」

 

だ……だって……これ……

見せたほうがわかりやすいよね……

 

「……ブレスレットだよな?」

 

「……女物に見える」

 

……獄寺君……

目をゴシゴシこするのはあんまり良くないよ……

まぁ私もそこが気になったけど……

 

「ヒ、ヒバリさん……

 用意して持ってたんじゃ……」

 

「そ、それはないって!!」

 

うん!それは絶対ないよ!!

雲雀先輩がそんなことするわけないし……

 

「着けてみねーのか?」

 

「え!? 私がつけていいのかな……」

 

これ……落し物とかじゃない……?

 

「ヒバリが優に渡したんだ

 つけていいだろ」

 

「う、うん……」

 

……シンプルだけどかわいい……

 

「サイズ……ちょうどみたいだね……」

 

「あ……ほんとだ……」

 

え……どうしよう……

すごい嬉しい……

例え借りを作るのが嫌だから用意してたとしても……

 

「リボーン君……」

 

「なんだ?」

 

「リボーン君に10点以上あげたい場合は

 どうすればいいの……?」

 

「またチョコのお菓子くれ」

 

「う、うん!

 絶対あげるね!!」

 

今日……雲雀先輩は家に来るかな……

晩ご飯……張り切って作ろう……!

 

「ツ、ツナ君!!」

 

「え!? なに?」

 

「バレンタインのお返ししたほうがいいと思うよ!

 京子ちゃんとハルちゃんからもらったよね?」

 

「う、うん……」

 

「今すぐ用意して渡しに行ってね!!」

 

「えええ!?」

 

「獄寺君と山本君が

 買い物に付き合ってくれるはずだよ!!

 ほら! 急いで!!」

 

よし!背中を押そう!

 

ぐいぐい……

 

「えええ!?」

 

「何でも嬉しいと思うけど

 物をあげるのが難しかったら花とか嬉しいよ!!」

 

「は、花ー!?」

 

「1本の花でもすっごい嬉しいと思うよ!

 後はケーキ屋で焼き菓子を買って一緒に渡すとかいいよ

 返さないとツナ君が私のパシリね!」

 

「なーー!!」

 

「じゃ私は帰るよ!」

 

「え!?」

 

「今からスーパーに行って買い物するの!」

 

「スーパー?」

 

「食材買いに行くの!

 みんなまたねー!!」

 

ダダダダダ!!

 

 

 

 

優……すごい急いで帰ったな……

 

「……すげぇな

 風早があんなにもテンション高いの初めて見たぜ」

 

「……明日槍でも降るんじゃねぇのか?

 ヒバリのヤローもおかしかったしよ……」

 

「今回はオレとヒバリの圧勝だな

 おめーらはまだまだだな!」

 

「リボーン!

 ヒバリさんが用意してるの知ってたのかよ!」

 

優があそこまで喜ぶなら

オレだって用意してたのに……

 

「知らねーぞ」

 

「「「え!?」」」

 

「優の性格だとオレがこれを開いただけで

 10点はもらえるのはわかってたからな

 さらに優が喜ぶことをすれば

 またチョコのお菓子食えるからな

 ヒバリにかけただけだぞ」

 

「んなーー!

 お菓子が目的だったのー!?」

 

「美味かったからな

 優は普段お菓子はつくらねーからな

 それに今回は偶然ボンゴレに入りたいって

 わかってラッキーだったしな」

 

「それは絶対ダメだ!!

 優を巻き込んだらお前でも許さないからな!!」

 

「それよりツナ」

 

「話そらすなよ!!」

 

「京子達にお返し渡しにいけよ

 このままだとツナは優のパシリだぞ」

 

「そ、そうだった……

 山本、獄寺君今から買い物付き合って……」

 

優の分もちゃんと用意して渡そう……

 

「もちろんスよ!」

 

「ああ

 行こうぜ」




リボーンが普通に主人公に頼むと
ビアンキが作ってしまうので口実がほしかったんですw
ちなみに雲雀さんが渡したのは当然高価ではありません
これで終わりだったんですけ次の日を書いてしまったww
この下は次の日ですw




昨日雲雀先輩がご飯食べに来てくれてよかった♪
頑張ってご馳走作ったけど全部食べてくれたしね♪
だから休みに呼び出されたけど不満ゼロだったよ!
「風早さん」
あれ?草壁さんが私に話しかけるなんて珍しいねー
「どうしたんですか?」
「すみません
 1日遅れまして……」
「へ?」
「バレンタインデーのお返しです」
「えええ!?
 用意してくれたんですか!?」
「この様なことは不慣れでして……
 喜んでもらえるかどうか……」
この袋って……『ラ・ナミモリーヌ』だ!
「うわー! すごい嬉しいです!!」
「喜んでもらえてよかったです」
「ありがとうございます!!」
わーい♪焼き菓子かな?楽しみ♪
あ!そうだ!
「今、雲雀先輩はなにしてます?」
起きたと思ったら『帰っていいよ』だったから知らないんだよね
「応接室で書類をしていますが……
 どうかしたんですか?」
「じゃぁ書類手伝いますよー」
「いいのですか?」
「はい♪」



カキカキカキ……

「終わったー!」
「はやいね」
「ちょっと頑張りました♪」
「そう」
「雲雀先輩!」
「なに」
「少し休憩してお茶いかがですか?」
「そうだね」
「草壁さんも少しは休憩したほうがいいですよ?」
「ありがとうございます」
ふふ♪楽しみ♪

カチャカチャ……

きゃー!!美味しそなパウンドケーキだよ!!
草壁さんいい趣味してる!!
「雲雀先輩どうぞ♪」
「……なにこれ」
「草壁さんからバレンタインのお礼もらったんですよ♪」

ガタッ!

「……へぇ」
あ……機嫌が悪い……?
「ご、ごめんなさい……
 甘いの……好きじゃなかったんですよね……
 一緒に食べたほうが美味しいと思ったんです……」
「……それで書類手伝ったのかい?」
「はい……
 ごめんなさい……さげますね……」
そんなに嫌だとは思わなかったなー……
「……食べるから置いといて」
「無理しなくていいですよ……?」
「少し疲れたからちょうどいい」
良かったーー!
「草壁さんには貰ったものをすぐここでみんなと食べるのは
 ちょっと失礼かなって思ったんですけどねー
 いつもお世話になってるお礼で渡したのに
 お礼貰って1人で食べるのが悪い気がしたんですよー」
「そ、そうですか……」
「そうですよー
 昨日もみんなからもらったんですけどねー
 たった2種類で量も少なかったのに……」
うーこんなにもいろいろくれるなら
もっと頑張ればよかった!!
来年は絶対もっといいの渡そう!!



片付けも完璧だし帰ろう!!
「草壁さんありがとうございました!!
 すごく美味しかったです♪」
「……いえ……」
「じゃぁ今日は帰りますね?
 あ! 今日は家でご飯食べますか?」
「食べる」
「了解しました
 お先に失礼しますね?」
「わかった」

バタンッ

「……草壁」
「は、はい……」
「君は何もらったの」
「……ク、クッキーと……マドレーヌを……」
「そう」
「(……咬み殺されない……?
  それに機嫌がいい気がする……)」
「見回りしてくる」
「は、はい!」



~後書き~
私が草壁さんだったらドナドナの音楽がずっと流れてるw
そんな気持ちになりましたww
雲雀さんが機嫌がいい理由はわかると思います
実はこれはふと思いついて書いた内容ですww
本編にいれるほどの内容ではないので後書きに入れました

次はバズーカ入れ替わりの話です
私の中では1番甘いかなー?と思います!
なので……『激甘警報』発令しましたww
まぁ次の1話だけは甘くないです
はい。そうです。次の1話「だけ」ですよww

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