リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第17話

お腹減るとバトルやめるんだねー

知らなかったなー

あれ?止まった?

 

「どうかしたんですか?」

 

「なんでもないよ」

 

んー教えてくれないんだね

あれ……?もしかして……

 

「……すみません」

 

「なに」

 

「歩くの遅くて……」

 

「……別に」

 

この反応はやっぱりそうだったんだ

考えてたから歩くペース遅くなってて……

わざわざ待ってくれてたんだね

ツナ君と一緒で一応女子だから待っててくれたみたい

まぁ私がいないとご飯を食べれないしねー

あ……

 

「雲雀先輩」

 

「なに」

 

「ちょっと失礼しますね」

 

「?」

 

やっぱり身長高いよねー

 

「髪にカエデの葉がついてました」

 

「そう」

 

髪についてた姿かわいかったなー……

 

「君」

 

「は、はい!」

 

やばい!

かわいいって思ってたのばれた!?

 

「……それどうするの?」

 

あ、まだ持ってるもんねー

いやー心の中読まれたと思ったよ……

 

「きれいだったので栞にでもしようかな

 って思いましてー」

 

かばんの中に直そうー

なにかあったら嫌だしね

 

「それ君の髪の色に似てるよね」

 

「あ、本当ですね」

 

「その色は生まれつき?」

 

「そうですよー

 染めていたら風紀乱すことになりますからね」

 

「そうだね」

 

「まぁこの髪はあんまり好きじゃないんで

 本当は染めたいですけどね」

 

「どうして?」

 

「母親の親戚の周りに誰もいないんですよ

 だから多分父親の方だと思います

 でも父親が誰かわからないんでねー

 誰の子かわからない子っていつも言われてましたよ

 だからどうしても好きになれませんでした」

 

あー思い出しただけでテンション下がってきたよ……

本当は目の色もだけどね……

それは特殊能力のおかげで

色がかわったからラッキーだったねー

 

「……僕は好きだけど」

 

「へ?」

 

スッ

 

ええええ!?

わ、私の髪を触ってる……雲雀先輩が!?

 

「きれいな色と思うよ」

 

初めてほめられた……!

どうしよう……凄くうれしい……

 

「あ……ありがとう……///」

 

あ……笑った……///

 

「雲雀先輩の髪も黒くてきれいですし

 サラサラしてますよねー」

 

「……いつ触ったの」

 

あー!しまった!!

 

「……さ、さっき……」

 

「いつ」

 

や、やっぱり誤魔化せなかった!!

 

「……雲雀先輩が寝てる時に……

 頭をなでました……」

 

うぅ……変に恥ずかしいよーー!!

コソコソ悪いことして見つかった気分だ!!

それに勝手に触ったから……咬み殺されるかも……

 

「……僕は葉が落ちる音でも起きるから気をつけてね」

 

「あ……でも……」

 

あ、しまった!!

またやってしまった!!

 

「なに」

 

「……なんでもないです……」

 

「早くいいなよ」

 

「……何度もしてて……起きないですよ……?」

 

……恥ずかしいよー///

 

「……そう」

 

怒るか何か言ってーー!!

普通の返事がさらに恥ずかしいよーー!!

うぅ……顔あげれないよ……///

 

ぐぃっ

 

「きゃ!」

 

いきなり引っ張られた!?

 

「はぁ……前を向いて歩きなよ」

 

「へ?」

 

あ……木にぶつかるところだったのね……

 

「すみません……」

 

「君って頭いいけど時々ぬけてるよね」

 

それは……自覚してます……

 

「僕がいない時気をつけてよ」

 

「あ、それは多分大丈夫ですよ?」

 

「?」

 

「雲雀先輩の前でばっかり失敗しちゃうんです」

 

……うん

普段だったら絶対言わないのに

雲雀先輩の前だとつい言っちゃったりするもんね

この前の作戦考えた時とかひどかったしね(笑)

 

「そう」

 

あ、やっと下りれたー

意外と遠かったね……

まぁ迷子になってたんだから当然か……

あ、バイクで来たんだー

そういえば……

 

「雲雀先輩」

 

「なに」

 

「お腹が減ってるんですよね?

 栗料理は時間かかるんでー

 明日にしましょうか?」

 

「今日でいいよ」

 

「じゃぁ軽く先に何か作りますね?」

 

「いらない」

 

へ?お腹すいてるんじゃないの?

 

「……君って本当にぬけてるよね

 普段は問題ないのにね」

 

えええ!?

今の会話のどこで思ったの!?

 

「さっさとかぶりなよ」

 

あれ?これって私のヘルメットだよね

いつも持ってるのかな……

邪魔じゃないのかな?

 

「あ、はい」

 

 

 

 

 

夜に予定通り栗ご飯を2人で食べたんだけど

やっぱり時間かかったけどお腹大丈夫だったのかな……

でも食べてる量はいつもとかわらない気がする……

まぁいいか……

 

 




雲雀さんが主人公が自分のことに対してのみ
鈍感ということに気付いた話でしたww
ただ超鈍感ということにはまだ気付いていないので
これから苦労していくwww

これで乱入?の話は終わりです
次はホワイトデーです
この話はほんのちょっとしか雲雀さん出てきませんよー

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