リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第15話

いやー3時間で結構頑張ったねー

家に帰って何を作ろうかなー

やっぱり栗ご飯かな?

でも……ゆで栗もおいしいよねー

ちょっとゆで栗用で干そうかな♪

 

「山本達遅いね……」

 

あ、食べることしか考えてなかった(笑)

 

「そうだねー

 まぁ3時間ちょうどで戻ってくるとは

 思ってなかったけどね」

 

「え!?」

 

「え!? 戻ってくると思ってたの!?」

 

そっちのほうがビックリだ!!(笑)

 

「……それもそうだね

 でも迷子とかだったらどうしよーーー!!」

 

ツナ君は本当に心配性だね

 

「んー大丈夫だよ」

 

「で、でも……」

 

「多分そろそろわかると思うしー」

 

「へ?」

 

ドカァン!

 

「ほらね? とりあえず行ってみようよー」

 

獄寺君とランボ君どっちの仕業かな?

まぁ煙が目印だねー

 

「……うん

 (優ってやっぱりすごいんじゃ……)」

 

「なんで優はわかったんだ?」

 

「今まで獄寺君とランボ君が爆弾とか使わず

 一緒にいたのが異常だと思うけど?

 栗拾い中に行かないと行けないかなって

 思ってたんだけどねー」

 

獄寺君はよく我慢したほうだと思う

 

「優って……どこまで知ってるの……?」

 

「ん? ダイナマイトや手榴弾のこと?

 それとも……

 ツナ君がマフィアのボンゴレ10代目候補のこと?」

 

「な、なんで知ってるのーーー!?」

 

これは10代目候補のリアクションだね

 

「なんとなくわかるって……

 山本君とハルちゃんの話を聞けばねー

 2人ともマフィアごっこと思ってると思うけどね」

 

というか……山本君とハルちゃんの話を聞いて

わからないのが不思議なぐらいだよ……

まぁ少しわかりにくいからね……

山本君は擬音語だけで話すときがあるし

ハルちゃんはツナ君のカッコよさだけを話すからね

 

「後、リボーン君が自己紹介で言ってた

 殺し屋っていうのも本当だよね?」

 

「そうだぞ」

 

「ち、違うよ!!

 それはこいつの冗談だって!」

 

バキッ

 

「いってぇーーー」

 

「大丈夫……?」

 

今、指を変な方向に曲げたよ……

包帯を巻いてあげよう……

 

「どうして本当だと思ったんだ?」

 

「1番の理由は雲雀先輩が

 リボーン君に興味をもってることかな?

 後は獄寺君の態度とか?」

 

「そうか

 (観察力も十分だな

  やっぱり優はファミリーに必要だな)」

 

「ゆ、優……」

 

「大丈夫だよ

 私はツナ君のことわかってるつもりだよ?

 このことを広めてほしくないと思ってるし

 10代目になりたいって思ってないよね?」

 

「そ、そうなんだ!!

 (やっとオレのことわかってくれる人がいたーー!)」

 

なんか……すっごい感動してる……

 

「私はツナ君とリボーン君の前以外では

 よくわかってないフリしとくよ

 みんなに気付かれると困るよね?」

 

「う、うん!!」

 

「そういうことで私はツナ君の味方だからね?

 頑張ってねー」

 

「わかったぞ

 (これはオレの手伝いはしねぇってことだな

  でも邪魔はしないか……ニヤリ)」

 

……なんか笑った気がする……

それは怖いな……

 

「うわああああ!」

 

「ランボ君の泣き声っぽくない?」

 

「う、うん……急ごう!」

 

ツナ君って本当に面倒見いいよねー

いいお父さんになりそうだよ

 

「そうだね

 爆発の音が無くなったから目印がないしね」

 

「うん!」

 

煙はすごいんだけどねー

でも煙じゃはっきりと場所がわからないからね

だから煙はもういいや……

ちょっと風で煙を流すことにしよう

 

 

 

 

 

 

うーん……

獄寺君がランボ君を泣かしたって感じかな?

 

「ツナ! 風早!」

 

「10代目!?」

 

……ランボ君を後ろに隠したよ(笑)

まぁ首を絞めてたからね……

 

「何があったの……?」

 

「な、なにもないスよ!! 10代目!!」

 

「山本君教えてー」

 

「いや……それがさ……」

 

獄寺君が言うなってジェスチャー送ってるよ

 

「ゆ、優ーーー!!!

 うわあああ!!」

 

もう説明は後でいいや……

 

「……獄寺君……ランボ君が泣いてるから……」

 

抱っこするから隠さないでほしい……

 

「オレ……ランボと仲良いッスよ……」

 

あ……なるほどね……

 

「リボーン君

 もう3時間たってるから

 保育係の試験は終わってるよね?」

 

「そうだぞ」

 

ぐいっ

 

……ランボ君を押し付けられた

 

「ゆ、ゆう……」

 

あーあ……目にいっぱい涙を浮かべてるよ……

 

よしよしー

 

「ランボ君どうしたの?」

 

「お腹すいたーーー!!」

 

「「え!?」」

 

あ、ツナ君と一緒にビックリしちゃったよ

 

「み、みんな……食べてなかったの!?」

 

「ああ 集合時間過ぎてるし

 腹が減ったって泣いちまうし

 道がわかんなくなっちまってなっ」

 

……山本君に頼んだのも失敗だったかも……

 

「それでこのアホ牛が手榴弾を投げてきやがって……」

 

あ、それでイラっとして首しめたのね……

 

「ランボ君……とりあえず……

 おにぎり1個だけあるからそれで我慢してね?

 山下りたらいっぱい食べようね?」

 

「グスッ」

 

ゴソゴソ……

 

あったあった

んー鮭だったら食べれるよね?

梅干が残ってたら食べれなかったかも……

いやー助かった!

 

「てめぇなんで持ってんだ!?」

 

「私のお昼ごはんの分が余ってたの」

 

「10代目の分は!!?」

 

「ご、獄寺君大丈夫だよ

 オレは食べてるよ」

 

獄寺君……ツナ君が優先なのも知ってるけどさ……

先に小さい子を優先させようよ……

それにツナ君だったら絶対我慢してあげると思うし……

 

「風早、持ってきてたのか?」

 

「持ってきてないよー

 集合時間が13時半だったから

 お腹減ると思うから山に登る前に買いに行こう

 ってツナ君に言ったの」

 

「そっかそっか」

 

「てめぇオレらにも言えよ!!」

 

「ご、ごめん……

 体力あるからお腹減ったら

 途中で下りると思ってて……」

 

「そうだよなー

 オレ達は体力あるもんな」

 

「ッチ」

 

……舌打ちされたけど……

これは……私が悪いのかな……?

まさか迷子になるとは思わなかったし……

 




主人公とツナ君は危険度0でしたww
まぁ主人公が危険をなくそうと必死ですからねー
リボーンがふっかけても全て回避しようとするからです
ちなみに負けても何もなかったのは
何かあった場合は主人公が絶対参加しないと
リボーンはわかっていたからです

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