しかし回りこまれる   作:綾宮琴葉

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第8話 スプリングフィールド氏への考察

 未だ肌寒いこの季節、出歩く予定は無かったけれども、再び移動を余儀なくされたこの事態。身体に密着する作りの着物は、ある意味温かくて助かったとも言える。もっともそのおかげで、早足で歩く事が出来ず、さっさと終わらせて寮に戻る事が出来ないのも事実なのだが。

 

 着物を着て身体のラインが出るとかそういう事は二の次。どうせ誰かに見せるわけでもないし、見せる相手よりも死亡フラグを折りたい年頃なのだ。そう、つまりはネギ・スプリングフィールドが私の直ぐ後ろに居る。

 どう言うわけか茶々丸に宮崎のどか、綾瀬夕映まで居て「原作ってなんだったの?」と聞きたくなる程、不思議な事態なのだけれども。

 

「へぇ~、フィリィさんってハーフだったんですね」

「そうなんです! それにとっても本が大好きでー、すっごく良い人なんです!」

「のどか、それは少し違うですよ」

 

 そして、直ぐ後ろからこんな会話が聞こえてくる。彼女一人、いや、私も多めに関わっているのだろうが、初対面の彼等でここまで話が盛り上がるものだろうか。

 と言うか勝手に、人の愛称を呼ぶのは止めてほしい。訂正したいのだが、話しかけると余計なフラグが立ちそうなので泣く泣く放っている。もしかして、アスナの時の様にこのまま固定されてしまうのだろうか。

 

 彼がやって来て、最初に話しかけられたのは私。答えたのはアスナ。

 そこでナギ・スプリングフィールドの事を、うっかり口にしたのが原因なのか、私達が同郷の人間だと思ったからなのか、どうにも興味がこちらへと向いたらしい。正直、もう止めて欲しい。

 

 とは言ってもずっと話しているのは、宮崎のどかがその殆ど。先頭を歩くアスナとその後ろに続く私に、チラチラと送ってくる彼の視線は感じるものの、そこまでに留まっている。

 彼女から齎される情報が興味深いのだろうか、ずっと私達の話題で盛り上がっている。本当に、どうしてこんな事になったのか。

 

 勿論、理由は分かっている。始まりは「タカミチの所に案内出来る」と言い出したアスナの一言。

 

 そう、よく考えて無くてはいけない。ネギ・スプリングフィールドは、高畑先生の所へ行くといったのだ。あのぬらりひょんの所では無くて。これはどういう事だろうか。

 原作では真っ先にアスナと近衛木乃香と出会い、そのまま高畑先生に声をかけられた。そして高畑先生を除いた三人で学園長室に行き、原作の神楽坂明日菜達の部屋に住み込む事になった。

 

 だからこそこの状況は、道先を知る事が出来ない非常に悩ましい状態にある。私とアスナの部屋に住み込む事になれば、予定通り私は近衛木乃香の役をする。最悪の一つは、意気投合している様に見える、宮崎のどかと綾瀬夕映の部屋に入り込む事だろうか。

 もしくは、学園長が近衛木乃香を呼びつけるかもしれないし、まったくの想定外と言う事も考えられる。

 

「お二人とも凄いですね。そんなに沢山の本を読んでいるなんて、とても素晴らしいです」

「ホントですかー! わぁ、嬉しいなー! でもでも、やっぱり真常さんだって凄いんです! 難しい本とか沢山読んでるし、それにとっても優しいんです!」

 

 ハイテンションの声に、口元が一瞬引きつったのが分かった。まったく、この宮崎のどかはどうしても、私と本好きを繋げたいらしい。

 そんなに物語の本を読んでいるわけでもないし、文学書や評論家の本とか、所謂エッセーなどを読んでいる訳ではないのだ。基本的に参考書の山を眺めている私の、どこが気に入ったというのだろうか。

 

「宮崎さん」

「え、神楽坂さん?」

 

 そんな中で何を思ったのか、突然にアスナが足を止めて、くるりと振り返る。そのまま宮崎のどかに向かって、普段私に向けている類の笑顔を振り撒いた。正直な所、少し珍しいと思う。

 こんな事を言うのは何だけれど、アスナがあまり人と話している姿を見た事が無い。正確には少し違うのだが、普通の付き合い以上はしないと言うか、興味の対象外と言う印象を受ける。本当の意味で会話をするのは、高畑先生にエヴァンジェリンや茶々丸達くらいだろう。

 

 そのアスナが一体何を? 思わず少しだけ興味がそそられると。

 

「フィリィは優しいの! とっても!」

「はい! とっても良い人ですよね!」

「何を、言ってるの……」

 

 思わず頭を抱えてしまった。何でまたこう、私の悩みの種を増やすのが好きなのだろうか。今、私が真剣に考えたい事は、目の前に居る彼、ネギ・スプリングフィールドの下宿先だ。

 

「のどか、ネギ君は高畑先生の所へ行くのです、あまり話を続けてはダメですよ」

「違うよ夕映! せっかく海外から遊びに来てくれた子だもの、皆で仲良くしないとダメだと思うの! 全力で倒れるまで! それから枕投げも必要だと思うの! ね、真常さん!」

 

 ぐ……、そこで私に振るのか。ここで「はい」と言えば、ネギ・スプリングフィールドにこれからも付き纏われる可能性が上がってしまうだろう。だからと言って、この空気で「いいえ」と言うのは非常に拙い。けれど、私はここで「いいえ」と言えないと、危険度を上げるだけだと知っている。

 だからこそ、ここで空気の読めない奴とレッテルを貼られても「いいえ」と言うしかないだろう。私達の今後のためにも。

 

 いや、待て。何を考えているのだろうか私は。もっとやんわりと言う方法がある。そう、綾瀬夕映が先に道を示してくれたはず。つまりここは。

 

「高畑先生の所に行ってからにしてあげてください」

 

 努めて冷静に。怒気を表に出さずに、彼には無関心だと思われる様な口調で、当たり障りの無い言葉を選ぶ。この辺りで良いのではないだろうか。もっともこんな会話の一つ二つで、危険性を左右されるなどは流石に考えたくないのも事実。

 そうだ、仮に彼が私達を頼りにしても、高畑先生が事情を知っているのだから、あちらに任せれば良いのだ。よく考えたら「はい」と言ってしまっても良かったのではないだろうか。

 

 けれども彼の答えは、悩み苦しむ私の心中を察する事無く、遥か斜め上から返って来た。

 

「フィリィさんは本当に良い人なんですね。僕の事を考えて、タカミチの所に早く案内してあげたいって。優しい気持ちが伝わってきました!」

 

 なっ!? それは曲解だと言いたい。私はさっさとこの少年を送り届けて、結果を確認したいだけ。ネギ・スプリングフィールドの好感度を上げるつもりなど、一欠片だって無いのだ。

 それなのに何で……。く、やめよう、焦れば焦るほど泥沼にはまる気がしてならない。ここは落ち着いて冷静に。どうあっても、不干渉を貫けるようにしておかないといけないだろう。

 

 本当に悩ましい限り。どうにも運命は私の預かり知らない所で、一足飛びに入り込んで来るらしい。こんな調子では、あの地獄の様な修行の毎日が、足元から崩れて落ちてしまう気がしてならない。

 

「落ち着いてください、真常さん」

「……何ですか」

「もう着きますよ」

「え?」

 

 気が付けば目の前はすでに教員用の男子寮。アスナといつの間にか盛り上がっている宮崎のどかが先頭を進み、それを追いかけるネギ・スプリングフィールドと綾瀬夕映。私と茶々丸は最後尾で追いかける形になっていた。

 

 

 

「タカミチ、久し振り!」

「やぁネギ君。よく来たね」

 

 とても元気な声を出す彼と、いつも通りと言うには少し躊躇われる程度に嬉しそうな高畑先生。しっかりと握手を交わす二人の姿は、周囲にその親密さを良く知らしめている。

 もっとも漫画で見た私の記憶では、彼と高畑先生は子供の頃に会った程度だった思う。それでも高畑先生の力強い姿は、少年の心に強く印象に残ったのだろう。

 

 そして、いよいよここからだろうか。思いのほか早くに原作が始まっているのだが、ここはすでに本来の世界とはずれた歴史を進めている。いや、ずらしてしまったと、正しく言わなくてはいけないだろう。

 自虐的な事を言っている場合ではないと分かるけれども、ずらした本人が自覚もないのは流石に不味いと思う。

 

『アスナを運命から逃がしたい』

 

 高畑先生とエヴァンジェリン達の前で言ってしまったのだし、何より私だって逃げたいのだ。

 

「ネギ君って、高畑先生と仲が良いんだね! 一緒に遊びに行ったりするのかな? 本屋さん巡りだったら図書館探検部がどこまでも案内しちゃうよ! あ、それとも観光かな? それだったら龍宮神社なんて立派で良いかも! でもでも、やっぱり日本に来たんだから京都だよね! それから絶対に外せないお祭りもあると思うの!」

「えぇと、僕は……」

 

 もしかしたら私は今、もの凄い光景を見ているのかもしれない。

 宮崎のどかのマシンガントークで、逃げ出したくなっているネギ・スプリングフィールドと言うのは、原作ではまずお目にかかれなかっただろう。

 ちらちらと高畑先生に助けを求めている様子も然る事ながら、宮崎のどかをフォローしながら彼等の間に割り入って、相槌を入れ続ける綾瀬夕映も凄いと思う。それにしても、この宮崎のどかは本当に何者なのだろうか。

 

 そう言えば、アスナにもフォローを入れておかなければいけない。ナギ・スプリングフィールドの情報を止めたのだから、それに関して何かしら疑問に思う点があるはずだ。

 

「アスナ……」

「どうしたのフィリィ」

「さっきの事、戻ってから話すから」

「うん、分かった」

 

 小声で話しかけたのに対して、空気を読んでくれたのか、アスナもまた小さな声で了承してくれた。

 アスナとはもう八年くらいの付き合いになる。その分、細かな所で意思の疎通がとてもし易い。その立場は近衛木乃香だったはずなのだが、今となっては仕方の無い事だろう。

 そう考えると、随分と私の事を信用し過ぎている様な気がする。正直なところ、秘密だらけで心苦しいのだが、やはりこれはいつか話さなければいけない事だろう。

 

「宮崎君、それくらいにして置かないと、ネギ君が話せないぞ」

「あ、はい! またお話しようね!」

「はい。分かりました」

 

 さて、思いの外遅くなったけれども、これでやっと本題だろうか。高畑先生の目をチラリと覗き込むと、こちらの意図を分かって貰えたのかは分からないが、少し目配せをしてくれた。

 

 常識的に考えて、私がネギ・スプリングフィールドの存在を知っているのは不自然。魔法先生や生徒に配られる様な資料が有った訳でもない。仮に有ったとしても、不干渉の約束を果たしている私に積極的に配るのは話が違うし、同じ魔法生徒のアスナが知らなかった様子からして、知っている事はやはりおかしい。

 けれども、前世の記憶があると答えた私を、どこまで高畑先生が解釈してくれているかでまた異なるだろう。

 

 つまり、スプリングフィールド姓はそれだけで強力な意味を持つ。

 

 魔法世界(ムンドゥス・マギクス)における大戦の英雄にして、赤き翼(アラルブラ)のリーダー。

ナギ・スプリングフィールドを知らないと言うだけで、魔法使いの世界では、もはやもぐりも同然に近いものがある。

 当然、あちらから旧世界(ムンドゥス・ウェトゥス)と呼ばれる地球でも、魔法使い達の中では常識も同然の扱いがある。

 

 だからこそ、目の前の彼を魔法関係者だと私が知っていても、高畑先生の解釈しだいで決して不自然ではない。もっとも、魔法生徒を八年近くもやっているのだ。スプリングフィールドの噂を聞いた事があり、ここに来る途中の道で彼の名前を聞いて、有名な魔法使いだと知ったと言っても不自然ではないだろう。

 

「タカミチ。本当は僕、学園長に合わなくちゃいけないんだ。だけど、その前に相談に乗って欲しい事があって」

「何がだい? 僕でよければ相談に乗るよ」

「ありがとうタカミチ。それでその、ネカネお姉ちゃんにも、アーニャにも、僕に先生はまだ無理だって言うんだ。もちろん僕だって、この課題を成功させたいって気持ちはあるよ。でも、僕もこの課題は凄く大変だって思うんだ」

「え……」

「どうしたんだい、真常君?」

「あ、いいえ。何も」

 

 これは弱音と、捕らえて良いのだろうか。もしかして原作の彼も、こんな事を考えながら日本にやって来たと言うのだろうか。

 彼はまだ十歳になる少年。あくまで一般的に考えれば、年上の学生を指導する教員の立場はありえない。しかも異性の。当然不安はあるだろうし、仮に私が、年上の男子大学生の集団を指導して欲しいと言われたら、それは間違いなく困る。

 

 もしかして原作では、それを言えない程に魔法使いの仕事、父の仕事に対して執着が強かったのだろうか。それとも魔法学校の卒業生としての責任感だろうか。

 けれどもそれでは矛盾が生じる。先程のアスナの言葉に反応した彼の態度。間違いなくその心の中で、父親を追いかけているのだろう。

 

 他に考えられる事は、宮崎のどかの様に、ネギ・スプリングフィールドも性格が違うと言う事。

 

 先程から接している様子を見れば、私の記憶よりは若干、冷静に物事を判断しているように見える。もっとも、その目は節穴の様だけれど。ほんの僅かな心の持ち様の違いだろうか、それだけで彼の行動に変化が起きている? まったく。考えれば考えるほど、答えが遠退く様な気がしてきた。

 

「そうか。分かったよネギ君。僕から学園長に相談してみよう」

「本当、タカミチ? ありがとう!」

「それじゃ後は僕が案内するから、君達はもう戻りなさい」

 

 なっ、それは不味い。ここまで着いて来ておきながら、彼が何処に住み込む事になるのか分からないと言う事態は困る。

 これは多少目立ったとしても、一緒に学園長のところへ行くと言った方が良いのだろうか。

 

「フィリィ、帰ろう?」

「アスナ?」

「ね、行こう?」

 

 ……うっ、何だろう。何かとても嫌な予感がする。普段の儚い系美少女顔とは少し違う、わざとらしい清楚ぶった顔付き。今まで何度も見てきたはずなのに、何かこれまでに見た事が無い笑顔の様な気がする。

 本当にこれは何だろう。何かアスナが企んでいる様な気がする。もしかして私が考えている事を、何かしら読んでいたりするのだろうか。

 

 だからと言って、今この場でアスナの心が読めるわけでもないし、必要なのは彼の動向。本当はこの場で退散をしたくはないのだが、戻れと言われてしまった以上は仕方が無い。ここで付いて行くと言って目立った上に、彼に自分に興味があると思われても困る。

 

 それならここは、少し手を打っておく程度に留めるべきだろう。

 

「すみません、高畑先生。”よろしくお願いします”」

「もちろん、ネギ君は僕がきちんと学園長の所に連れて行くよ」

 

 これで伝わっただろうか。高畑先生と、アイコンタクトで通じる様な訓練はしていない。今ここで念話を使って、万が一にも彼に魔力を感じ取られる様な事態は避けたい。

 先の目線は、魔法関係者と不干渉の約束を果たしている私の立場と、アスナの事を秘密にしたいと言う、高畑先生自身の考えを汲んでくれての事だと思うのだが。

 

 何はともあれ、学園長室にこれから付いて行く事は出来ないだろう。ある意味、どうも私は学園長に上手く乗せられそうになる節が有る様だから、これはこれで良かったのかもしれない。

 

 

 

「すみません。マスターの所へ寄って頂けますか?」

「茶々丸さん、どうかしたの?」

 

 エヴァンジェリンの家に? と言うことはつまり、ネギ・スプリングフィールドを襲って、その血で登校地獄の呪いを解除する計画の事だろうか。……それは少し、早すぎるのではないか。原作では三年生になってからのはずだ。

 

 もちろん、アスナの記憶封印と人格の上書きの術式を解除した、私の時空魔法ミュートに彼女が目を付けなかったと言う事はない。当然のごとく試したのだが、彼女の登校地獄は解除されなかったのだ。

 

 それは何故か。仮説ではあるけれども、一つ目の要因は術式の鮮度。神楽坂明日菜としての人格を与えられたアスナは、恐らくだが魔法をかけられて、完成する前だったと考えられる。つまり不完全。

 それを裏付ける理由としても、原作の神楽坂明日菜が、要所で記憶を思い出していた事から、綻び易かったとも考えられるのだ。そのため、現在進行形で術式が動いていたと仮定すると、活動中の魔法であるため無効化が出来た可能性がある。

 

 そして二つ目の要因。アスナ自身が持つ魔法無効化能力。これの最大の特性は、自身に害が及ぶ魔法には、特に強力な効果を発揮すると言う事。原作の神楽坂明日菜にかけられた害意のある魔法は、尽くその効果が捻じ曲げられていた。その事から記憶の封印と人格の上書きも、無意識の上で抵抗していたと考えられる。

 

 その一方で、エヴァンジェリンの登校地獄。これは私が来た時点で、十年以上も昔に掛けられた術式。これらの仮説が真実ならば、術式が完成している魔法には、有効ではないと考えられる。それを裏付けるのが、吸血鬼の真祖化の秘術。もし全ての魔法を問答無用で無効化するのなら、彼女は今ごろただの同級生に成り果てているだろう。

 茶々丸にしても同じ事。彼女だってその動力源は魔法を使っているのだから、私達と訓練中に停止してしまう事になる。

 

 だからこそ、ネギ・スプリングフィールドの血には、彼女にとって絶大な価値がある。

 

「アスナさん。お洋服、忘れていませんか?」

 

 ……私も忘れてた。そう言えば、アスナたちに無理やり連れ出された上に、着物まで着せられていたのだった。これはエヴァンジェリンに返却しないといけないだろう。

 彼女の別荘には、私達の着替えも置かせて貰っている事だし、茶々丸が着替えを要求してきたのは、まぁおかしな事ではない。私達が勝手に脱ぎ散らかして、皺にするのも憚れる。

 

 しかしそれならば、ネギ・スプリングフィールドを襲って血を吸う計画の早倒しは、私の早とちりだったと言う事か。もっとも、その行動自体はいずれ行われるはず。その時、私達は彼女の側にいるのだから、巻き込まれない様に気をつけなければならない。

 

 何はともあれ原作は始まってしまったのだ。引き返す事など出来ないし、将来のためにも彼への干渉は出来る限り避けたい。ともかく週明けになれば、彼は担任として姿を現す可能性が高いのだし、この先も注意をするに越した事は無いだろう。


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