しかし回りこまれる   作:綾宮琴葉

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第4話 中学入学へ

 季節は春。外は少し肌寒いが、桜の花が舞い踊る中の卒業式。

 普段通りの生徒も居れば涙を流す子も居る。そんな様子をやや冷めた眼で見ながら、いかにもという雰囲気の中で卒業式は終わりを迎えた。

 

「やっと、ランドセルから開放される……」

 

 一人で足早に会場を後にしながら思わず本音を漏らす。

 正直、今まで何の拷問だったのかと思う。それはそうだろう。精神的にはもう二十代半ばを越えているのに、ランドセルとかどんな羞恥プレイだと言うのだ。

 確かにこの身体は中学を迎える程度の子供だから、しょうがないと言えばしょうがないが……。

 

 自身の境遇に嘆いている事などお構いなく、卒業式を終えた生徒達が、それぞれの家族と合流して岐路へ向かっていく。

 中には記念写真を撮る家族、これから食事会だとはしゃいでいる家族も見えた。

 

「はぁ。桜は綺麗なんだけどね」

 

 毒づく様に呟いて、桜の木を見上げる。この時期ならば葉も無く毛虫も居ないし、綺麗な部分だけが良く際立つ。前の世界でもこの世界でも、綺麗なものは綺麗だと、素直に感じられる事は良かったと思う。

 

 卒業式は午前中で終わりなので、私も食事を取りに寮へ帰るか、学園レストランなり何らかを利用する事になるのだが、そこで、とてとてと擬音を上げながら、いつもの様に花を背負った雰囲気のアスナが近づいて声をかけてくる。

 

「フィリィ。ご飯食べたい」

「勝手に食べたら良いよ」

「作って」

「……イヤ」

 

 この会話も何度目だろうか。これからアスナが、とても能天気の元気娘になるとは思えない。一体どうすれば原作の神楽坂明日菜になるのだろうか。ここ暫くの頭痛の種になって尽きない。

 

「残念。フィリィのご飯好きなのに」

 

 心底残念そうに、静かな口調でそう呟く。その様子に私こそ泣き言を言いたくなる。

 

 本来あるべき神楽坂明日菜ならば――、

 

『えー、良いじゃない。それくらい作ってよ!』

 

 などと言うところではないだろうか? それがこれは一体何なのか。

 

 今のアスナは、鈴の音が聞こえる様な口調で、可愛らしい儚い系美少女になってしまっている。しかも、元気印の象徴であるツインテールをしていない日も多い。二つ結びお下げの時もあれば、髪を下ろしている時もあるし三つ編みの時もある。いくらなんでもキャラが違いすぎるだろう。

 

「アスナ」

「どうしたの?」

「……もっと、元気良くしたら?」

「意味が分からない」

 

 それはこっちのセリフだ! 頼むから原作の神楽坂明日菜にジョブチェンジして欲しい。

 もしこのままのアスナで、ネギ・スプリングフィールドと仮契約する事になった日には、戦うどころでは無く守られるお姫様系街道一直線だろう……。

 

「フィリィ」

「なに?」

「食堂行こう?」

「……良いよ」

 

 はぁ……。下手に食事を作って好感度上げるよりはずっと良いだろうと思う。

 断っても結局は着いて来るので、一緒に食べる事が多くなってしまっている。本当に、どうしてこんな事になってしまったのか。

 

 とにかく中学からは、他の原作メンバーと関わらない様に気をつけなければならない。それこそ魔法を使ってでも逃げる。

 普通にしてさえいれば関わらないと思うのだが、あのA組の事だからいったい何があるか分からない。警戒しておく事に越した事は無いだろう。

 

 

 

 

 

 

 中学に上がれば寮の移動が待っている。今まで育児施設上がりと言う事で、個人部屋を間借りしていたが、中学用の女子寮ではそうも言っていられないだろう。そんなわけで新しい寮の通達を貰っているのだが。

 

「これは何かの冗談のつもり?」

 

 わなわなと震える指先で何度もその書類を確認する。その内容はと言えば。

 

 入学式の前日までに入寮する事。中等部へは原則、徒歩通学を行う事。寮生は学内電車の使用が可能。寮では大浴場、あるいは部屋のバスルームも使える。とか、そんな事はどうでも良い……。

 

 ルームメイトがアスナとはどう言う事だ!?

 

 ここは明らかに近衛木乃香の出番ではないのか。それが一体何故こんな事に? 縋る様な眼でもう一度その書類を確認する。けれども、何度見ても神楽坂明日菜の名前。

 これは一度学園長に問い詰めた方が良いのだろうか。しかし、ここで学園長に詰め寄れば、余計な原作介入を果たしてしまうのではないか?

 

「うーん……」

 

 もし不服と詰め寄ったとしたら、部屋は変わるのだろうか? いや、変えてもらわなければ困る。そうでなければ、最悪はネギ・スプリングフィールドと同居と言う死亡フラグが立つ。それは幾らなんでも不味過ぎる。

 問題はぬらりひょん。あの学園長が素直に聞き入れてくれるのかどうかが問題だろう。

 

「とにかく行くしかないかぁ」

 

 半ば諦めを含んだ声で呟く。

 ここで諦めるのは簡単だが、言うだけ言ってみる価値はあるだろう。

 

 思い立つと魔力を意識して魔法を唱える。早く学園長室まで行って苦情をぶつけたいからだ。

 

「ヘイスト」

 

 すると、世界と自身の時間が切り離され、知覚する速度が加速する。あまり目立ちすぎても良くないので、程ほどの速度で学園長室に向かった。

 

 

 

コンコン

 

 学園長室に到着すると、素早くノックをする。

 気分的には思いっきり蹴破ってやりたいところだが、実際に出来る事でもないし、そんな目立つ事もしたくない。

 

 ノックをしたものの、早く返事が欲しい時に限ってなかなか答えが帰ってこない。体感で数分経ったかの様な錯覚を覚えた頃に返事が聞こえた。

 

「開いとるぞい」

「失礼します」

 

 開いてるならさっさと言って欲しい。そう思いながらも、学園長室の重々しい立派な扉を開く。

 

 中に入ると学園長は一人で、椅子に座って髭を弄んでいる姿が眼に入った。その様子を見るとどう考えてもわざと待たされた様にしか思えない。そのせいか、若干苛立ちを含んだ声で学園長に問い掛ける。

 

「学園長。何で私が魔法関係者のアスナと同じ部屋なんですか?」

「ふむ。何かおかしいかのう?」

 

 おかしい!? 何を寝ぼけた事を言っているのか……。学園の魔法使いからは不干渉の約束を結んでいるはず。それなのに魔法生徒のアスナが同室と言う時点でおかしいだろう。

 

「おかしいです。魔法生徒と同じ部屋は、約束が違うんじゃないですか?」

「アスナちゃんが魔法関係で干渉しとるわけじゃないじゃろう? それに、お主らを他の一般人と同じ部屋にした方が問題じゃろうて。何か間違っとるかの?」

 

 うぐ……確かにその通り。一般人と同じ部屋になれば魔法の秘匿は難しい。それにこれまでの様に隠れて魔法の練習も更に難しくなるだろう。

 だからと言って、アスナだけはマズイ。あのネギ・スプリングフィールドが来てしまう!

 

「せめて別の人でお願いします」

「ふぉ、何故かの? アスナちゃんと仲が悪いわけでもなかろうて。困る理由が見つからんのじゃが、何かあるのかの?」

 

 学園長は本当に理由が分からないといった顔で問い掛けてくる。

 

 このぬらりひょんは、とぼける、欺く、利用するといった事を平気でする人物のはず。下手に情報を与える方がマズイだろう。しかし、何も説明しないとなれば受け入れる事になる。一体どうするべきだろうか。

 

「おぉそうじゃ!」

 

 すると何か良い手でも浮かんだのか、急に右手を左手の掌にポンと打ち、思い出したかの様な声を上げる。

 訝しげにその眼の様子を窺うが、仙人の様な眉毛で、本心が全く持って分からない。

 

 一体何を言い出すのだろうか。出来れば個室、最悪の場合でも不干渉を守ってくれそうな桜咲刹那辺りが最適ではないだろうか。

 

 しかし、その淡い期待を脆くも崩しきる一言が放たれる。

 

「せっかくじゃから魔法生徒として警備員をやってみんか? 給料も出すぞい?」

「――っ!?」

 

 このぬらりひょんは何を言い出すのか! そんな死亡フラグはお断りだ。

 魔法生徒の警備員となれば、夜間の侵入者対策や外敵の排除になるだろう。そんな致死量の毒は絶対に要らない。それに、余計に魔法関係者と知り合いが増えてしまう。そんなのは御免だ。

 

 これ以上は、学園長が余計な事を言う前に、断るしかないだろう。

 

「お断りします」

「何故かの? 良い話じゃないと思うんじゃが」

「言ってる事がおかしいです。不干渉の約束なのに、干渉する機会を増やすんですか?」

「ふむ……。残念じゃのう」

 

 何が残念なものか。とぼけた顔でそう言っても説得力が無い。堂々と約束を破ろうとする辺り、やはりこのぬらりひょんは油断がならない。

 

「それから部屋の事じゃが、もう既に決まっておる事じゃからの。空き部屋もないしいまさら変えもきかんぞい?」

 

 事も無げにそんな事を言う。正直腸が煮えくり返る思いだ。その学園長の態度に、思わず怒気を込めて言葉を投げかける。

 

「じゃぁなんで話を聞いたんですか! 初からそう言ってください!」

「大事な魔法生徒じゃ。話しくらい聞かんと信用も得られんじゃろう?」

 

 最低……。このぬらりひょんは私を懐柔するつもりなのか。

 

 とにかくここに居ても、もう話す価値が無い事は分かった。となれば、アスナ以外の不干渉を貫くしかないだろう。最大の問題はネギ・スプリングフィールド。万が一にも彼が転がり込んで来ない様に、先に釘を刺しておかなければならない。

 

「学園ちょ――!?」

「どうかしたかの?」

 

 口に出しかけて慌てて気づく。もしここでネギ・スプリングフィールドが部屋に来なかったらアスナフラグが立たない。そうしたら……考えるだけでも恐ろしい。それに何故、彼を知っているのかと問われても答えが返せない。

 そうなれば私は完全に一般人の振りをして、近衛木乃香の立場を演じるのが一番良いのではないだろうか? もし、来なかったら来なかったで不安は残るが、より原作乖離が進み、予想の出来ない事態に巻き込まれる方が恐ろしい。

 

「いえ。その、私はアスナ以外には一般人の振りを貫くので、これ以上関係者の干渉が無いようにお願いします。今後上の学年に上がってくる魔法生徒や、本国などの留学生も含めてです」

「ふむ。まぁ、良いじゃろ」

 

 仕方が無い。本当に不本意だけれども、これしか手はない気がする。

 と言うか、どんどん関わっていってるのは気のせいだろうか? 気のせいだと思いたいのだが、泥沼にハマっている気がしてならない。とにかく一度帰ろう。今はゆっくり休みたい気分……。

 

「それでは失礼します」

 

 そう言って学園長室を後にする。その様子を見ていた人物に気づく事も無く。

 

 

 

 

 

 

「おい、ジジイ」

「何じゃ? さっきの碁の続きかの?」

「貴様、分かっていて言っているのだろう?」

 

 怒気を含んだ一人の少女が睨みを効かす。その視線はとても年相応に思えず、深淵を思わせる深い瞳。そしてその声もまた、凛として深みのある威厳に満ちた声。

 エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。魔法使いの世界で【闇の福音】、【不死の魔法使い】、【悪しき音信】などと数々の悪名を持つ、正真正銘の伝説級の魔法使い。その彼女が先ほどの様子を隠れ見ていた。

 

「フン、ご苦労な事だ。あれを取り込む気満々だろう?」

「何の事かの?」

「とぼけなくても良い。貴様がそのつもりなら私にも考えがある」

「余り派手な事はせんでくれんかの? 出来るだけ人材は揃えておきたいんじゃ」

「知ったことか。行くぞ、茶々ま――くしゅん!」

「花粉症かの?」

「う、うるさい!」

 

 学園長の施しなど御免だとばかりに部屋を出て行く。その顔には面白いものを見つけたと、口元を吊り上げて笑っている様子が見える。

 

「マスター。ティッシュをどうぞ」

「あぁ。それにしてもあれだけの魔力を放っておく手は無い。学園との決め事なぞどうでも良い」

「では……」

「暫くは様子見だ。機会を見て仕掛ける」

「はい。マスター」

 

 そうして一人の闇の住人が高笑いを上げて去っていく。オフィーリアの知らないところで、既に原作改変と言う名の恐怖が始まっていた。

 

 

 

 

 

 

 寮に帰ると予想通りというか、やっぱりと言うか、ドアの前にアスナが居た。

 その姿を見ると原作より身長が低いせいで線が細く、内股で立っていて目線も控えめで絵に描いたような美少女。私を見つけると、はにかんだ様な微笑みで近づいてくる。

 

 誰か本当にどうにかして欲しいのだが、これは私がどうにかするしかないのだろうか? それにしたってすでに手遅れの色が強い様な気がする。

 

「フィリィ。引越し手伝おうか?」

 

 考えたくないのだが、まさかアスナが私と同じ部屋を望んだとかそんな事は無いと願いたい。

 今のアスナは、ある意味原作通りの真っ直ぐさは身に付けてくれたので、その点は安心できる所だ。

その分、ストレートな美少女オーラが向けられるのだが、それは纏めてネギ・スプリングフィールドに向けてやってほしい。

 

 さて、ここで手伝おうと言われた事を考えると、要らないと言ってもおそらく”神楽坂明日菜”と言う本来の性格を考えれば多少強引にでも手伝う所だろう。

 手伝わなくても良いと言ったところで、この”アスナ”ならば残念そうな顔をして、結局何か手伝おうとする。ならば、どうするべきだろうか? 素直に手伝わせて、これ以上好感度を上げたくない所なのだが。

 

 そんな事を考えて居ると突然、ガチャンと鍵をあける音が聞こえたかと思えば、アスナが部屋の中へ入っていく。余りの事に一瞬唖然としたが、慌ててその後を追いかけて声をかける。

 

「アスナ。どうやって鍵開けたの?」

「――ん? 管理人に借りた」

 

 勝手に貸さないで欲しい……。これはどう言う事だろうか。私が断ろうが受け入れようが結局はアスナフラグが立っていく? それは私ではなく、ネギ・スプリングフィールドに立てて欲しい所なのだが、本当に手遅れなのだろうか?

 

 仕方が無い。ここまで来てしまえば手伝ってもらって放っておくのが無難だろう。

 とは言っても、参考書や教科書の山はレビテトで軽くして持っていけるし、家具は備え付けだ。それならば日用品や、台所回りを手伝ってもらうのが良いだろうか。流石に衣類は同性といえども自分で纏めたい。

 

「アスナ。適当で良いから、ダンボールにお鍋とかお皿とか入れていって」

「うん、わかった。包装しなくて良いの?」

「良いよ。別の棟に移るだけだし」

 

 指示を送ると、思ったよりテキパキとダンボールに詰めていく姿が見える。神楽坂明日菜だったならばどうだったのだろうか。やはり不器用にお皿を割りながら詰めていくのだろうか……。

 そんな事を考えながら、先に自分の衣類を取り出してダンボールに詰めていく。しかし何か引っかかるものがあるのだが思い出せない……。何だろうかと考えて居ると、下着類に手が掛かった所でハッと気が付いた。

 

 アルベール・カモミール! ネギ・スプリングフィールドと同居になったら、あのセクハラ小動物も一緒に住む事になるのではないか?

 そうなればアスナの抱きつき癖だけではなく、盗難にも気をつけなくてはならなくなる。これは今のうちに鍵付きのクローゼットか、ボックスでも購入しておかないとまずい気がする。

 

「アスナ。引っ越し終わったら、ちょっと買い物行ってくるよ」

「どこに? 私も行く」

 

 しまった……。そうだった、このアスナならばそう言うだろう。そろそろいい加減学習しなければどんどん泥沼にハマっていってしまう。しかし、この際だからアスナにも鍵付きのものを勧めておこう。本当にアレが来てしまえば、被害にあうのはアスナも同じ事だろう。

 

「ちょっと収納家具を買いにね。主に下着とかの」

「なんで? クローゼット付いてるよ」

「……ドロボウ対策」

 

 本当の事を言う訳にはいかないから言葉を濁す。アレの事を正直に説明したい所だが、何故そんな事を知っているのかと問いただされても困る。

 するとアスナは何だか思案顔になり、俯いて何だかもじもじとし始めた。そうかと思えば急にパッと顔を上げて、思いもかけない言葉を発してくる。

 

「私、フィリィの下着盗らないよ?」

「普通は盗らないでしょ……」

 

 と言うかアスナが盗る様な人間になったら、それこそ原作崩壊もいいところだ。是非そうならないように教育しなくてはならない。

 

「むしろ脱がす?」

「脱がすな!」

 

 前言撤回! これは再教育の必要がある。まさか襲われたりはしないだろうが、思考パターンがお姫様の影響が大きいのだろうか? 貴族生まれだし、侍女に色々やってもらった記憶でもあるのだろうか。今度ためしに聞いてみよう。

 

「はぁ、まぁアスナも買っておいた方が良いよ。私からの忠告」

「わかった。フィリィがそう言うなら買っておく」

 

 今度は素直に頷く。こういう所はアスナが素直であって良かったと思う所だ。素直さは人間の美徳なので、ぜひともこのまま神楽坂明日菜的に成長して欲しい。

 

 

 

 そうしてそのまま荷物をつめて引越しは無事終了。

 買い物も済ませた後、二人きりになった寮で、食事をねだられたり抱きつき魔になったアスナの説明はわざわざする必要は無いだろう。

 

「アスナ。放して」

「なんで?」

「……鬱陶しい」

「フィリィかわいい」

 

 何故そうなる……。もう季節は春だ。何度も言うが春だ。くっつかれれば暑苦しいし、まさかとは思うが春の陽気に誘われてなんて寝ぼけた事は無いと思う。

 

 とりあえずもう直ぐ入学式だが1-Aにだけは何が何でも近づきたくない。あのクラスメンバーからは嫌われてでも逃げる。アスナと近衛木乃香の距離は知らないが、原作通りだったらその辺も気をつけるべきだろう。

 あっ! もしかして、あのオコジョ対策で原作介入になってたりはしないだろうか? まさかとは思うが、あれくらいなら問題は無いと思いたい……。


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