バカと魔導書と召喚獣   作:紅優也

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始まりの出会い


プロローグ

第三者side

 

「ぐす...えぐっ...ぐすん...」

とある町の公園の片隅で一人の少年が泣いていた。

少年の名は『吉井明久』。『バカとテストと召喚獣』という作品の主人公である。

しかし彼の心は『壊れかけていた』。

知り合い、友人、果ては家族にまで『バカ』と悪意有る無しに関わらず言われ続けた為に彼の心は最早何時崩壊してもおかしくは無かった。

此れには一人の本来は『存在しない』少年が絡んでいるのだがそれはまた別の話にしよう。

 

 

 

彼は願った『自分を救ってくれる人間が欲しい』と。

ドサッ!

「.....ん?何だろ此れ?」

何かが落ちた音に振り向くとそこには一冊の古びた本があった。

 

本来此の世界存在すらしていない『無垢なる刃』を起動できる『魔導書』と世界すら滅ぼす『闇』が『存在していた』魔導書そして『闇を復活させるために存在した』魔導書が融合した余りにも哀れな彼を救うために作られた彼だけの最高の魔導書が.....

 

「本...か。此れが『僕を守ってくれたら良いのに』.....」

まるでその言葉に呼応するかのように本...『魔天の書』が開き光を放ち始める。

 

「え?え?え?え?」

何が起きているのかわからない彼の目の前には......彼を絶望から救う『騎士』と『少女』が佇んでいた.....

 




如何でしたか?
次回もお楽しみに!

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