魔法少女リリカルなのは~俺は転生者じゃねえ!~ 作:サッカー好き
そして、
Q.
うん。大丈夫。
Q.怪我した時から一週間も経ってないのに凄い回復力ですね?
前から怪我は治りやすい体質らしんだよね。半年かかる怪我が2か月で完治したこともあるし。アリサとすずかのおかげでもあるよ。
Q.というと?
なんか最新の医療器具を用意してくれるんだ。
今回はなんかカプセルの中に入ってじっとしてる奴だったな~。
Q.結構、お値段がかかるのでは?
らしいんだけど、いらないって言われた。
その時のすずかの顔が怖かった記憶がある。
Q.ご臨終です。
えっ!?それはどういう―――
という訳です!
言っておきますが忘れていた訳ではありませんからね!(訳:忘れてました。すみませんでした!)
という訳で作者の見苦しい言い訳はここまでにして本遍をどうぞ!
「相変わらずでっけぇな、ここ」
俺、
別に神社とかいる訳じゃないぞ?
門は洋風だし、3・4mくらいの壁に鉄網が張ってたりとかなり警備がしっかりしている。
ここは、俺の幼馴染の1人、月村すずかの家の玄関だ。
なんかすずかの家は金持ちらしいけど詳しくは知らん。
そういえば、関係ないけど一回だけ壁をよじ登ろうとして怒られたことがあったな。去年の今頃だったけ?
まあ、そんな事はどうでもいいか。なんで俺がすずかの家の前にいるかと言うとお茶会に招待されたからだ。
さすが金持ち。おやつの時間をお茶会と呼ぶなんて住む世界が違うぜ!
「つーきむーらくーん、あーそびましょう!」
「いらっしゃいませ、
呼び鈴を鳴らしてお決まり?の台詞を言った瞬間に門が開かれメイドさんに挨拶された。
色々早いし、ツッコんでよ!
ちなみに、このメイドさんは、『ノエル・K・エーアリヒカイト』さん。
すずがの家でメイド長をしてるんだ。
「こんにちは、ノエルさん!」
「はい、こんにちは、
どうやら俺が最後だったらしい。それは悪い事をしてしまったな。
「ごめんごめん。サッカーの練習があってさ」
「はい、承知しております。ですが、その恰好のままお茶会に参加して頂く訳には参りません」
「あー、泥だらけだもんな・・・」
サッカーの練習が終わって直で来たから至る所に泥がこびり付いている。
この前の練習試合でゴールキーパーの楽しさをしった俺は、フォワードから、ゴールキーパーへとポジションを変えた。
練習後は必ず泥だらけになって親にぐちぐち言われるけど、なんか練習したって感じで楽しいんだよね。
「それじゃあ、一度帰って風呂に入ったらまた来るよ」
「それには及びません。お風呂の準備と
流石は出来るメイド長のノエルさん。
でも、泥だらけで家に入るのも気が引けるんだよね
「歩いてるだけで土が落ちちゃうからやっぱり家に帰るよ」
「
「えっ?そんなのがあるの!?」
何回目かは覚えてないけど、結構すずかの家に遊びに来ているがそんなのがあったのは知らなかったな
「はい。すずかお嬢様が
「色々とツッコミどころ満載なんだけど!?」
普通に言っているけど、一昨年から取り掛かったってどういう事さ!?
「では
「は、はい・・・」
俺のツッコミに全く動じない
とりあえず、そんなノエルさんの後に俺はついていく事にした。
「おい!すずか!」
「あっ!
「こんにちは・・・じゃないよ!なんだよ、あのお風呂は!?」
風呂から出た俺はお茶会が行われている部屋に飛び込むと、すずかが真っ先に挨拶をしてきたから咄嗟に挨拶を返すもそんな場合ではない。
すずかは俺が言っている事を理解していないのか首を傾げている。
「もしかして、お風呂気に入らなかった?
「お湯については満足・・・ん?なんで俺が好きな入浴剤知ってんの?」
「
先に来ていたアリサがやってきてそう聞いてくる。入浴剤の件も気になるがもっと気になる事があるからそれを優先しよう。
「まずは、お風呂ご相伴に与りました。ありがとう」
「いえいえ」
「でも、なぜお風呂内に隠しカメラがあるんだよ!?」
「えっ!?」
俺の言葉に驚いたのはアリサである。
すずかはと言うと―――
「ぼ、防犯用だよ?」
首を横に向けて冷汗全開な様子で俺を誤魔化せると思うなよ?
「ほう?シャワーがある鏡の所や風呂の中に付ける必要があるのか?」
「ぴゅー、ぴゅー」
「すずか、口笛吹けてないわよ」
こんな動揺しているすずかを見るのは初めてだ。
正直、見たくなかったが・・・
「とりあえず、隠しカメラは全て没収。そして、すずかの部屋に転送されたデータも全て削除したからな」
「そ、そんな!?」
まるで、この世の終わりかと思うくらい絶望した表情をするすずか。
つか、俺の入浴映像見て誰が喜ぶんだよ・・・
「でも、どうやってカメラの位置やデータの事が分かったの・・・?」
「ノエルさんに聞いた」
「ノエル!?言わないようにお願いしてたのに!?」
確かに最初はグルだったのかノエルさんも知らない素振りをしていた。
でも、俺はこの人の弱点を知っている!
「抱っこさせてあげると言ったら全て話してくれた」
「・・・ノエル?」
「ふぇ!?」
すずかが、ぎぎぎっと壊れたブリキ人形のようにノエルが居た方向を見るが、居たのはノエルさんではなかった。
ノエルさんではないメイドさんがすずかの顔を見て怯えた表情をしている。
「・・・ファリン。ノエルは?」
「お、お姉ちゃんならさっきお紅茶のお代りを準備しに出て行っちゃいましたけど・・・」
びくびくと怯えながら返事するメイドさん。
この人は『ファリン・K・エーアリヒカイト』さん。
名前の通りノエルさんの妹である。
それにしても流石はメイド長?は退き際を弁えてる。
まあ、あの人、子供好きで俺みたいな少年を抱き上げるのが好きらしい。
え?ショタコン?なんか変な電波が飛んできて意味が分からない言葉が思い浮かんだけど忘れよう。
「とりあえず、こんな事は二度とするなよ?分かったな?」
「う、うん・・・。ごめんなさい」
ちょっときつく言い過ぎたかな?でも、これくらい言わないとダメ出しな
「今度は
「ん?なんか言ったか?」
「ううん!何でもない!」
なんか呟いていた気がしたけど気のせいか?
「
いつの間にか部屋の窓側にあるソファーに座っていたアリサがそう言ってくる。
モンブラン、美味しいよね!俺はクリームだけでも食える!
「あれ?そう言えば、高町や皇、恭也さんが来てると聞いてたんだけど?」
「恭也さんはお姉ちゃんと一緒だよ」
「そう言えば付き合ってるんだっけ?あの2人?」
「うん!とてもお似合いのカップルだよね!」
確かに忍さんは美人だし、恭也さんはイケメンだ。
美男美女カップルとは世の中の男女を敵にしてしまいそうだ。
「私と
「え?なに?」
何か呟いてたみたいけど、いきなり突風が来てすずかの声が聞こえなかった。
「・・・
「なに!?」
アリサの奴、なんて酷い事言うんだ!つか、さっきイチゴのショートケーキ食ってただろ!
「そんなケーキをばくばく食ってたらさらに太るぞ!」
「何ですって!?私のどこが太っているというのよ!」
「お、落ち着いて2人とも」
なんかこう言うやり取りも久しぶりな感じがすんな。言い争いの末に俺はモンブランを口にして満足していると、ふと思ったことを口にする。
「話がそれちまったけど、高町と皇は?」
「2人は、あの庭の中だよ」
「ユーノが走って庭の奥にいっちゃったから、なのはと皇が追いかけて行ったわ」
「そうか・・・」
アリサが指さす方向には林がある。すずかの家は庭はどんだけ広いんだよ!ってツッコミは前からしてるからいいとして・・・
「それは、不味いな・・・」
「何がよ?」
顎に手を押さえて考え込む俺にアリサが訪ねてくる。
「あそこには俺が仕掛けた罠がある。落とし穴とか生えた草同士を結んだ輪っかとか」
「あんた、人の庭で何やってんのよ!?」
だって、あんな庭?があったら罠を作りたくならないか?
ならない?
「とりあえず、俺達も行ってみるか?もしかしたら高町か皇が罠にかかって気絶してるかもしれない」
「それ、洒落にならないよ・・・」
「というか、なのはが引っかかってたらぶん殴るわよ。恭也さんと一緒に」
「よし!急ぐぞ!」
それはマジ勘弁してください、アリサさん!俺、死んでしまいます!
「あっ、ちょっと待って!帰ってきたみたい!」
すずかの声に俺は庭の方を見ると高町をおんぶしている皇がいた。
「ちょ、ちょっと!何があったのよ!?」
「・・・なのはは、気絶しているだけだ。ユーノを追いかけている時に木の根っこに引っかかって転じまったんだ」
もしかして俺の仕掛けた罠に?
いや、そう決めつけるのは早計だ。なのははドジだから何もないところで転ぶ事だってあるさ!
「皇くんも泥だらけだよ?どうしたの?」
「・・・なのはを運んでいる途中に何故か落とし穴があってそれに落ちた」
「「・・・・・・」」
「マジ、すんませんでした!!」
はい!俺の作った罠が原因でした!
俺は綺麗な土下座を披露しながら大声で謝った。
この後、俺が全員から折檻とお叱りを受けるのであった。
―――とある1シーン その①―――
ジュエルシードが発動し猫が強大化。
なのはと拓真が封印しようとするが、ジュエルシードを狙う黒いマントの少女が現れた。
拓真が応戦し、なのはが封印しようとするのだが―――
「なのは!ここは俺が引き受ける!お前はジュエルシードの封印を!」
「うん!拓真くん、気をつけて―――うにゃ!?」
「なのは!?」
「どうした!?」
「飛ぼうとしたら、いきなり頭から地面に落ちた?あっ、草の輪っかがある。これに引っかかったのかな?しかもよく見たらそこら中に同じようなものが・・・」
「うにゃあ~~・・・」
―――なのはが、
―――とある1シーン その②―――
拓真が黒いマントの少女とその仲間のオレンジ色の狼を追い込んで撤退させようと試みるのだが―――
「お前に俺は倒せない。例え2人がかりだろうとな」
「どうするフェイト?あいつ、かなりヤバいよ!」
「うん。でも、退く訳にはいかない!」
「仕方ない・・・。俺の力の一部を見せてやる。俺が地獄の特訓で得たスーパーサイヤ人のちか―――うわああああっ!?」
「「あっ」」
「拓真!?地面に降りっ立った瞬間、網が出てきて捕縛された!?」
「こ、こんな網ぐらい引き千切って―――アババババッ!?」
「電流!?大変だ!?今助けるよ!?」
「・・・フェイト。今のうちにジュエルシードを封印して帰ろっか」
「う、うん・・・」
拓真が元々設置されていた防犯用の罠に引っかかる。
その間にジュエルシードは封印され、奪われてしまった。
―――とある1シーン その③―――
ジュエルシードを回収され、拓真が気絶したなのはをおんぶし、アリサ達の所へ戻るのだが―――
「くそっ・・・酷い目にあった」
「大丈夫かい、拓真?ごめん、僕にもっと力があれば・・・」
「ユーノのせいじゃない。あんなところに罠が―――うおっ!?」
「ああっ!?拓真、なのは!?なんでこんなところに落とし穴が!?」
「本当に散々だああああああああああああっ!」
拓真が
だが、なのはは無傷であった。
原作ヒロイン登場!
そして、皇くんの力が発覚!
次回はその原作ヒロインが!?
という訳でここまで読んで頂きありがとうございます!
いつもの報告会!
お気に入り564件、感想20件、評価22人
続けて100人は無理だったけど確実にお気に入りをしてくださった人が増えていて感謝感激です!
感想も毎回してくれる人もいますし、この作品を評価してくれる人も増えました。
ありがとうございます!本当にありがとうございます!
次も皆さんに喜んでいただけるように頑張ります!