約一時間程前、エンジュにてジョウト図鑑所有者の二人の少年達と共に複数のロケット団と対峙したクリアは、
「ははっ! すげぇすげぇ! 速いぞスイクン! スゲー速い!」
――風と一つになっていた。
クリアを背に乗せたスイクンは、気が向くままに風のままに、トレーナー探しという使命を忘れて小一時間程ジョウト地方を走り回る。
スイクン、ライコウ、エンテイ――眠りから目覚めた彼等三匹は、これから立ち向かう"巨悪"と戦う為、これから自身の力を十二分に発揮してくれるパートナーを探す旅へと出るのだ。
スイクン以外、他二匹は既に旅立った、残るスイクン自身も今すぐにでも使命を全うしなければいけないのだが――彼を封印から解いてくれた人間の小さな我儘、その我儘に今現在仕方無くスイクンは付き合っているのである。
「……どうしたスイクン?」
走り回る事大体一時間が経過した頃だった、港町アサギシティにてクリアを背に乗せたスイクンはそこでようやく立ち止まり、食い入る様にある一点を見つめている。
その様子にクリアもまたスイクンと同じ方向を凝視し、そしてすかさず目を見開いた。
「っ、女の子……それに子供のハリーセンか」
言いながら彼はすぐにスイクンの背から降り地面に着地する。
同時にスイクンもすぐに先までスイクンが見つめていた方向、そこにいた工事の廃液に塗れたハリーセン、そしてそのハリーセンを抱く一人の少女へと近づいた。
見た目まだ小さく、どうやらまだ幼少期の様だ、そのハリーセンが今は力なく海へと流れたものであろう廃液塗れの姿で少女の腕の中で絶え絶えに息をしている。
事態は一刻を争う、そんな状況下で瞬時にハリーセンと一人の少女へと近づいたスイクンは、
「な、何!?」
突如目の前に現れたスイクンに驚愕の表情を浮かべる少女だが、次の瞬間には彼女の視界を眩いばかりの閃光が覆う。
スイクンから放たれた光は、危篤状態だった子ハリーセンを癒し、また廃液に汚染された海をその元から浄化していく。
「ふぅん、見た感じ事故か何かでそこの工事現場から流れ出た物みたいだな、その廃液は」
「何!? だ、誰なの!?」
光の中どうにか目を開ける少女、そんな少女の問いかけにクリアは、
「誰? 誰って言われてもクリアとしか……って何だスイクンもう行くのか……うん分かった、え? 俺が?……いや今はまだ止めとくよ、今はまだ結論出すのは早計だと思うしな……うん、じゃあな!」
少女への答えを早々に切り上げてスイクンへ顔を向け何やら独り言を呟く。
まるでスイクンと話しでもしてるかの様なその態度に、少女は更に状況が分からなくなるが、それも一瞬の事だ。
クリアが話し終えると同時にスイクンもまた、己の使命を果たすべく駆け出して行く。
「……あっ」
その美しさ、神々しさ、そして秘めたる神秘さにいつの間にか魅せられていた少女。
だがそんな至福の時間も突然に終わりを告げ、一先ずの役目を終えたスイクンは少年と少女を残して去っていく。
スイクンが完全に消え去ってから、工事の人間達が消えた廃液を見て驚愕し、そして少女も一瞬だけ放心状態となるが、
「っは!?……あ、あのポケモンは、もういっちゃった……ならさっきの人は!?」
彼女の腕の中で、ピチピチと元気良く跳ね出すハリーセンの子供に気付かされ、そしてすぐに周囲を確認した。
彼女の周りには複数の人間とハリーセンの子供がいる、その中にいた先程スイクンと同時に現れたゴーグルの少年の姿を確認した少女は、手元のハリーセンを手早くボールに納めて、波打ち際に佇む彼の下へ向かう。
「スイクンの"浄化"、初めて見たけど凄いなこれ、生活排水とかも浄化してくれんのかな?」
「……あ、貴方は一体……」
「む、よぉあのハリーセン大丈夫だった? だったよな? スイクンが助けたんだし」
「……っひ!?」
振り向いたクリアの顔、ゴーグルの下に隠されていたその目付きの悪さに少女は反射的に思わずたじろぐ。
「……」
「あ、あぁすいません! その、悪気は無かったんです!」
「……ははは、いいさいいさ、もう慣れっこだし」
少女の一瞬怯えた態度に目に見えて肩を落とすクリア。
その様子に元凶となった少女も少なからず罪悪感を感じたのか、慌てて頭を下げて謝罪する。
とは言え、クリアも言ってた通り、彼にとってはそんな少女の様な反応は割と日常茶飯事である。
今ではかなり良好な関係を気づいているイエローも、初対面では彼を恐れていた節があり、コガネで出会ったエネコを連れた少年も、初対面の彼に対してすぐに臨戦態勢をとっていた。
「……うん、よし切り替え完了、で俺に何か用?……えーと」
そういった経緯から復活までのタイムラグは意外と短い。
すぐにいつもの本調子を取り戻したクリアに更にたじろぐ少女だが、少女も本来の目的を思い出した様に"はっ"として、
「クリスです、貴方は確か、クリアさんでしたよね?」
「……俺の名前を知っている? こやつめ何奴じゃ!?」
「いや、さっき貴方自分から名乗ってましたよね?」
いつもの調子に戻った途端、おどけた様に冗談を言うクリア、そんな彼の態度に割と"真面目"系な少女、クリスは目を細めながら呟くのだった。
「じゃ、じゃあ貴方があのポケモン……スイクンを目覚めさせた張本人っていうんですか!?」
「あぁ、なーんか奴等封印されてたんだけどさ、まぁ目覚めさせたってより俺が近づいたら勝手に目覚めただけなんだけどさ」
「勝手にって……そんな曖昧な」
「事実だからしょうがないじゃん、それはそうとクリス……スイクンに興味があるって事は、やっぱ捕獲が目的なんだろ? 図鑑も持ってるって事だし」
「はい、これでもオーキド博士から新図鑑の完成の仕事を受けてますから」
クリアと会ってすぐに、クリスはクリアにスイクンの事について焦る思いを抑えつつ聞いた。
一旦は情報を渋るクリアだったが、クリスが図鑑所有者という事をその後すぐ彼女のポケギアに掛かってきたオーキド博士からの着信で知ったクリアは、そういう事ならと彼女に事情を話したのである。
「っそ、まぁ頑張れよ、相応の実力見せればもしかしたらお前の事を選んでくれるかもしれないぜ?」
そう言ってクリアはこれからの予定を一先ず思案する。
クリアの言った事は本当だ、クリスがスイクンを捕まえたいのなら、一番手っ取り早い方法がスイクンに認められる事にある。
ただ無理矢理捕獲しようとするのはそれこそ至難の業である、スイクン程の実力者をボールに納めようなんて、いくら捕獲のプロであるクリスにも骨の折れる作業となる事は必死だろう。
だが今のスイクンは幸いといっていいのかパートナー探しの真っ最中だ、だからもしその為のパートナーとして見極められれば、難なくスイクンの捕獲に成功出来るという事になる。
それは同時に、これから起こる戦いへと半強制的に身を投げ出す事になるのだが。
「ジムに戻るのは暫く先延ばしにして、今はとりあえず情報収集だな、スイクン達が言ってた"巨悪"、そしてエンジュでのロケット団――繋がりは、あるはずだ」
「えぇと、クリアさん?」
ブツブツと呟くクリアにクリスの声は届いていない。
彼が伝説の三匹と交わした約束、ホウオウに命を貰った三匹はそのホウオウへの恩返しとしてジョウトに巣食う悪と戦う事を決めていた。
そしてクリアもまた、ホウオウに貰った恩を返す為にも、その"悪"と戦う覚悟でいるのだ。
「クリアさん!」
「……ん、どしたのクリス? まだなんか用?」
気づくとクリスが目の前で呼びかけていた。
その事に気づいたクリアは目を丸くしながらクリスに問う、問われたクリスは彼に自身のポケギアを掲げながら、
「オーキド博士です。今クリアさんが横にいるって言ったら替わってくれって」
「オーキド博士が?」
一度そう確認をとるクリアにクリスは頷いて答える。
「もしもし博士? 一体どうし」
『どうしたもこうしたも無いわい! クリス君に聞いたが伝説のポケモン、スイクンと一緒におったじゃと!? どうして捕獲して図鑑作成に貢献しなかったんじゃ!?』
「……えーと、なんかすいません?」
クリスからポケギアを受け取って声を発した直後、怒号の様なオーキド博士の声に一瞬怯むクリア。
クリスもクリスで横では大きく目を見開いて驚いている。
「でも俺捕獲ってどうも苦手なんですよね、今までもたった一度位しか空のボールを投げた事無いし」
「え!? い、一度しか無いんですか!?」
クリアの言葉に先に反応するのはクリス。
捕獲のプロとも言える彼女からすれば、ポケモントレーナーで、しかも図鑑所有者である彼の言動は信じられなかったらしい。
――だがまぁその事についてはクリアも自覚はしているのだが、基本ポケモン捕獲の際は相手ポケモンにも意思の確認を取るのが彼である、結果出来上がるのは心から彼と繋がり合った少数精鋭のチーム、クリアもそれで満足しているのだ。
『はぁ、まぁもう過ぎた事はいい……それよりクリアよ、クリス君と一緒にいるって事は今後もジョウトにいるつもりなのか?』
「……えぇ、ちょっと"やる事"が出来たので」
『……やる事? それはすぐに済みそうに無い用事なのか?』
「恐らくそうでしょうね、というかどうしてそういう事を聞くんです?」
『いやいや、ただちょっとクリス君の手伝いをして貰いたくてな……伝説のポケモン捕獲となると人手は多いに越した事はないじゃろう』
「そうっすか、じゃあ遠慮しときます」
『……まぁいいわい、だが今から言う事は必ず聞いて貰うぞクリアよ?』
オーキド博士から提案されたクリスの助力、その用件をすっぱりと断るクリアだが、ここまで話を聞いていたオーキド博士もその事については予想していたらしく、それ以上の追及はしなかった。
クリアと伝説の三匹とは少なからず因縁があり、何らかの繋がりがあり、少なくともスイクンはクリアに対しては心を開いている。
そんなクリアに対して、伝説の三匹を捕獲するから戦って来い、なんて流石にオーキド博士には言えなかったのだ。
そしてそれはクリスも同じ、あくまで友人視点で伝説のポケモン達の事を話すクリアとは、捕獲に関しては協力関係は築けないと薄々分かってきたらしく何も言わない。
ただその事とは無関係に、と話し始めるオーキド博士の言葉に、クリアは顔の色を変える。
『"イエロー"が
「帰してください」
オーキド博士が言い終える前に、きっぱりとした態度でクリアは言う。
その先程までの態度との違いよう、彼の身の回りの空気の変わり様に思わずクリスは息をのみ、ポケギアの向こうのオーキド博士もまた無言になってしまう。
「何の目的でジョウトにいるのかは知らないけど、あいつはカントートキワの住人のはずだ、こっちに来る理由が無い」
『……目的か――四天王事件、その事件で現れた巨大鳥ポケモン、その調査の為に今イエローはその叔父と共にジョウト、今はコガネ辺りにいるはずじゃ』
「ッチ、あいつそんな事調べてやがったのか」
舌打ちし、顔を歪ませるクリア。
それもそうだ、彼は今から件の四天王事件の時の様な――否、もしかしたらそれ以上の脅威と戦う事になる。
伝説の三匹がかつて敵わず、ホウオウすらも手玉にとる様な相手、そんな敵と戦うというこんな時に限って、一年間も連絡を取っていなかったイエローが今クリアの身近にいるというのだ。
『どうしたんじゃクリア? 何をそんなに慌てておる?』
「巨大鳥ポケモン、シルエットからしてルギアか……だとしたら奴の対象からは……いやでもホウオウ同様ルギアも狙って来るという可能性も……」
『ルギア、ホウオウ?……おいクリア、一体何の話をして……!』
「オーキド博士」
クリアの呟きを拾ったポケギアの、その音声を聞いてオーキド博士は除々に声を荒らげていくが、突如としてクリアは流れを絶つ様にオーキド博士に呼びかけた。
呼びかけられたオーキド博士も、どうしてクリアが巨大鳥ポケモンの詳細を知っているのか、そして彼が呟いた"奴"とは誰の事なのか、といった不確定要素について質問しかけるが、一旦その声を喉まで押し込めてクリアの言葉を待つ。
そして数秒後、不穏な空気が包む中、クリスのポケギアに向かってクリアは言う。
「恐らく、もうすぐジョウトで去年の様な大規模な戦いが起こります、スイクン達はその下準備に向かってます……そして俺も……!」
『大規模な戦いじゃと!?……まさかジョウトで起こっているロケット団残党の動きや、"仮面の男"事件もその事件の予兆とでも言うのか!?』
「おいちょっと待てよ爺さん……"仮面の男"だと!?」
"仮面の男"、そのキーワードにクリアは思わず敬語等忘れて聞き返した。
焼けた塔の謎の空間の中で、伝説の三匹と会った時に彼等から聞いた宿敵の相手、その特徴を捉えているであろう"仇名"とオーキド博士が言った人物の特徴が見事なまでに一致していたのだ。
目的素性は一切不明の人物、クリアと伝説の三匹達がこれから戦う相手の情報だ、彼が声を張り上げるのも無理は無い。
『あぁ、先に新図鑑を持たせたゴールドという少年がウバメの森で出会った人物じゃ……まさかクリア、お前奴を追っているのか!?』
「……黙っとくつもりだったがバレちゃあしょうがないね……あぁそうですよ博士、俺もスイクン達も、その男の野望を止める為に今は行動している」
『ッ! 止めろクリア! その男は危険じゃ、何せその男はジ……』
クリアの身を案じるオーキド博士の気持ちも分かる。
レッドやグリーン等と違ってクリアはまだ潜ってきた修羅場の数が圧倒的に足りない、オーキド博士はそう思っているのだ。
四天王事件の際、クリアは病院に運ばれる程の重態になり、解決はしたものの彼の傍には必ず誰かしらの助けがあった。
強くはなった、そう思ってはいるのだが、まだまだ彼の実力をオーキド博士は信頼し切って無かったのだ。
ジョウトジムバッジ七つ、それだけの数をクリアが既に集め終わってるという事を――オーキド博士は知らないのである。
そして、そんな心配をするオーキド博士の心遣い等無視してブチン、とポケギアの電源が切れる音が聞こえた。
クリスがその音に気づいた瞬間、彼女のポケギアは既にクリアの手元からは放り投げられ、電源の切れたポケギアは彼女の手元へと落ちる。
「ちょ、ちょっとクリアさん!? まだ博士は話し中だったじゃない!」
「クリスとか言ったなお前……」
「え? えぇそうだけど、その前にポケギアの電源を早くつけ直さないと!」
「お前、やっぱスイクン追うの止めろよ」
「……どういう意味ですか?」
クリアの言葉にクリスの手が止まった、そして彼を見つめるクリスの視線には少しだけ怒りの色が見える。
"スイクンを追うのを止めろ"、その彼の言葉を単に"彼女が力量不足"だと受け取って――プロとしての誇りを彼に傷つけられた、そう思ったらしい。
「どうもこうもねぇよ、どうやら俺の想像以上に敵の規模ってのはデカイらしい、ジムリーダークラスの実力でなきゃ
「……それでも私はプロですから、だから彼等のデータを図鑑に記録する義務があるんです! それに、そんな話を聞いて黙ってるなんて事は出来ません!」
そう言われて尚も何かを言いかけるクリアだったが、クリスの眼、その意思の強い視線を感じて言葉を失う。
どれだけ言っても彼女にはプロの意地があり、そして彼女にも正義感と、彼女の大切な場所と人を守らないといけないという使命感もある。
キキョウシティの寂れた塾、そこに通う子供達と先生、そんなクリスの大好きな場所にももしかしたら脅威は迫るかもしれないのだ――そう感じた彼女に、黙って帰るなんて事は到底出来るはずも無いのである。
「ったく、どいつもこいつも勝手な」
「それはクリアさんもですよ!」
呟くクリアに、ジト目で返すクリス。
そうこうしてる内にクリスの手元のポケギアの電源が入る、画面に照明がつき、次の操作を待つトップ画面が表示される。
同時にクリアもボールからエースを出す、初めて見るのだろう黒いリザードンに目を丸くするクリスだが、そんな事情はクリアは知らない、残念ながら今の彼にはエースをクリスに紹介するなんて時間は無い。
「おいクリス、お前も図鑑所有者ってならもしかしたらイエローに会う事もあるかもしれない、から絶対に帰る様にあいつに言っといてくれ!……後お前も無茶はするな」
「ク、クリアさんは!?」
羽ばたき、エースを中心に突風が巻き起こる。
「俺はさっきも言った通り"仮面の男"と戦う、とりあえず今は"ゴールド"の追跡だ。エンジュであいつと会った時、あいつらが次に向かう場所を聞いてたからな!」
そう言ってクリアはすぐに飛び上がった。
もう日はほぼ落ちて、辺りも暗くなっている、そんな薄暗闇の夜空の中に一匹の黒いリザードンが舞う。
目的は伝説の三匹同様、"仮面の男"の打破、それも出来る限り急がないといけない。
もしかしたら、スイクンを狙うクリスや、このジョウト地方に来ているというイエローを巻き込んでしまう可能性もあるからだ。
彼女等は少し特殊だが一般トレーナー、ジムリーダー達の様な責務がある訳でも無い、いわば一般人よりな人間だ。
そんな彼女達を、クリアは一重に巻き込みたく無かったのだ。
ホウオウと伝説の三匹、そして自分自身の因縁に。
遠くでクリスが何かを叫んでいるのが聞こえ、見えたがクリアは振り返らない。
エースに乗って飛んで、目指す場所はチョウジ方面。
彼が勝手に師匠と崇めるヤナギ老人のいる街、その付近に存在する"いかりのみずうみ"そこが彼の目的地だ。
(確かシルバーがそこに向かって、ゴールドが追いかけてたよな……ならやはりまずは怒りの湖に向かうべきだが……)
ふと空を見ると頭上には満点の星空が輝いていた。
ゴーグルを装着して眼球は守っているものの、それ以外の箇所には容赦無く夜の冷風が突き刺さってくる。
(今日はもう遅いし、明日にでも向かうか……流石にこんな夜遅くまで湖にはいないだろ)
そう計画立てて、彼は一旦帰る事にした。
チョウジジム、ジムリーダーヤナギの居る場所へと。
丁度その頃、怒りの湖にて二人の少年が"仮面の男"によって沈められた事等知る由も無く――。
どうにか書けたけどドンドン書きづらくなっていく。
そろそろ一旦休んだ方がいいのだろうか――丁度GWだし。
そしてちょっとだけ本編との時系列弄ってます、クリスの図鑑譲渡を早めにしました。
――また名前しかイエローが出なかった。