さて、突然ではあるが俺が経営している居酒屋の話をしよう。
こじんまりとしており、深⚪︎食堂みたいな雰囲気がウリである我が城。346プロのアイドルがよく訪れる我が城、実は765や961の方々も訪れる時がある。765の社長やばいよ、店内明るいのに松崎しげるも真っ青な黒さだもん。あれどうなってんだよホント。
話を戻そう、居酒屋を経営している方なら体験したことがあるかもしれない。愚痴である。今回は346と765のプロデューサーが偶然鉢合わせし、同じ境遇の男性同士盛り上がったことを書き記す。
これが千川とかぴよちゃんに大受けなんだよ。荒木先生とか薄い本が厚くなるとか言って詳しく聞きたがるしね!
「うちのあずささんの胸がミサイルでやばい」
本日が貸し切りで本当によかったと心の底から思う。酒もそこまで進んでいないはずの赤羽Pから凄まじい爆弾が投下されてしまった。
いや、ここにいるのは同性オンリーだし、ぶっちゃけたくなるのかもしれない。俺もその気持ちはわからんでもない。実際やばいし
「そんなこと言ったらこっちは早苗さんとかくるみとか選り取り見取りですよ。レッスン今度みてみます?縦横無尽に揺れますよ」
早苗この人です。とは言えない、俺も納得してしまう。
でも俺はあまりミサイル過ぎる物よりかは手のひらサイズを推す。ふみふみとかままゆとか素晴らしいサイズだと思うの。
そんな邪な考えを籠めたお好み焼きを提供する。居酒屋でお好み焼きを注文するとかあんたら2人は何を考えているんだ。
「何より男扱いされてない気がする」
「それは分かります、なんと言うか友達なんですよね、接し方が」
ダウトぉ!
声を大にして叫びたい。あんたら2人どれほどアプローチされてると思っているのだ。
赤羽Pは見かける機会が少ないがP、てめーは駄目だ。
何故気がつかないのかと散々愚痴られてきた俺の気持ちを考えてみろ。ハイライト消して愚痴ってくる渋凛とかままゆとか、俺の命が幾つあっても足りないでござる。
「この前も楓さんが、温泉旅行に誘ってきたんですよ。」
温泉とか本気でpが無くなればいいのに。寧ろ変われ、俺が行く。
「その話が出て直ぐスケジュールが空いてる人達で行こうって話になってですね?確認してみたら年長組が空いてたんですよ、ナナさんとかそこらへん。」
ウサミン17歳説崩壊である。赤羽Pもやっぱりかみたいな顔してるぞ。もう実年齢出しちゃえよウサミン…
「そして来月の頭に行くことになったんですよね。一泊二日なんですけど、その間事務処理をちひろさんと神楽に任せようかなと」
「え、白羽の矢が立つとかあり得ないんですけど」
「あっはっはっは、店長も大変だな!」
赤羽さん笑ってないで助けて。こいつの事務所の総人数3桁っすよ、こいつ事務処理とか言って起きながら送迎とかばんバンバンさせてくるっすよ!
「それがプロデューサーの仕事だよ、店長」
「赤羽さん、俺居酒屋店主。OK?」
あっはっはっはじゃねえよ!
「神楽、砂肝塩で頂戴」
「おい、俺はやらんぞ。事務処理なんて千川にやらせろ!」
「まぁそう言われると思って、旅行は辞めといたよ。行くとしても俺を抜いて行くんじゃないかな」
あぁ、年長組の舌打ちが聞こえた気がする。
「最近新人が増えたんですよね」
砂肝を食べながら呟くと赤羽さんの顔があり得ない物を見る顔になって居た。
「346さんのところって、総人数3桁だよね…?」
「3桁っす、まじぱないっす。」
「346のプロデューサーは化け物か」
「どちらかと言うと千川の作る飲み物のせいなんですけどね、こいつの頭が可笑しいの」
何故か責められてる気がする。それにちひろさんのドリンクは凄いんだぞ?二徹した後に飲むとそこからさらに二徹出来る。其の後記憶飛ぶけど。
「まぁ、また増えたのはわかったけど。今度はどんな子が入って来たんだい?」
「実験好きの白衣が似合うキュートとか、方向性の違うリアル系な中2とか様々ですね」
「濃いな」
「濃いっすよね」
濃いのか…?
まあ独自の受け答えをするけど熊本弁よりかは理解できるし、昌葉と似た感じの研究者だし。其処まで濃くはないと思う。
「なんていうか流石としか言えないね…。宇宙人とかロボットが出て来ても驚かない気がするよ。ね、店長。」
「あーうん、そっすねー。驚かないっすねー」
多分神楽の頭の中にはノアさんとかのあさんとかNOAAさんとかが浮かんでる気がする。芳乃とか聖とかも浮かんでそう。真面目に神性持っててもおかしくなさそうだもん実際。
「ところで、赤羽さん彼女とかいないんですか?」
追加のコーラハイを作りながら尋ねてみる。実際俺らも二十代後半、彼女が欲しい。切実に。
「彼女なんてつくってる時間がないね、仕事でいっぱいいっぱいだよ」
「あーわかります、俺も今は仕事だけで精一杯で…」
お前に限っては今もこれからも仕事で埋まってそうで親友としてとても心配です。
「プロダクションのなかでいいなとか思う子はいないんですか?」
「流石に事務所の子に手を出す気はでないなぁ…。まぁ強いて言うなら…、律子かな…?」
ほほう、律子さんと来たか。まぁ実際選択肢がぴよちゃんかりっちゃんの二人なわけだし、驚かない驚かない。
「まぁ律子がどう思ってるのかはわかんないけどねー。Pさんはそういった人はいないの?」
「今はおれもいないですねー、最初ちひろさんとか良いなとは思ったんですよ」
千川、過去形にて評価が上がっている事が判明。
「でも最近忙しくなるに連れて、見たくなかったシーンを目撃する機会が増えて…」
千川あうとー
お前何を晒したんだよ!Pの前で鼻でもほじってたのか!
「まぁ人数多いと大変そうですね。店長は?」
む、俺にも飛び火するのか。
いつもは冗談混じりで茄子っぱいとか言ってはいるが…。実際気になる子かー…
「どーっすかねー、今んところはそんな子はいないかな?」
「そっかー、店長なら奥さんの一人や二人いるかなーっておもってたんだけど…」
二人いたら完全にアウトだよ赤羽さん。
「神楽いないのかー。でもお前なら直ぐにいい人捕まえられるって!」
だと言いけどなー。実際そろそろ彼女が欲しい。一人で居酒屋やってると虚しくなるんだよね、割と本気で。
「おっと…、もうこんな時間か。明日も有ることだしそろそろお開きにしますか!」
赤羽さんの言葉を聞き時計を確認してみるとそろそろ日付が変わる頃だった。
「赤羽さん帰りどうするんですか?」
「あータクシーでも使って帰るとするよ。」
「だったらうちに泊まっていきますか?」
タクシー代勿体無いしね。
「んー店長がそう言うならお言葉に甘えたいけどなぁ…」
「今なら朝食もあるよ」
「お世話になります!」
朝食の有無で決まるのか。P、てめーは駄目だ。事務所にでも帰ってろ。
なお、朝帰りがアイドルに暴露て、色々問い詰められて大変だったと後日愚痴られました。
オチも特になくのんびりと行くのが我がスタイル