暁美ほむらに現身を。   作:深冬

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第5話

 放課後。さやかは一人、帰宅の途についてた。

 一緒に行動することが多いまどかは、仁美を連れだって入院中の恭介のお見舞いに行ってしまった。

 大事な話をしてくる、とさやかに伝えてきているので、あの歪な三角関係もまた一歩なにかが前進することだろう。どのような決着がつくのかわからないが、それでも友人関係が壊れるような事態にだけは陥らなければいいな、とさやかは願っていた。

 

 とぼとぼとマイペースに歩を進める。風が吹けば外気に晒されている太ももから、冷気が撫でるように温度を奪っていく。

 さびしいわけではない。例え仲良し三人組からハブられたような気がしても、さやかにそれを主張する権利はない。

 恋とは戦争で、余計な者の介入など以ての外だ。幼馴染がノコノコついていけば話がこじれることこの上ない。

 さやかが恭介に恋愛感情を抱いていればまた違ったのだろうが、彼女にとって彼とは幼馴染以上でも以下でもない存在なのだ。

 それは恭介も同じだろうとさやかは思っている。

 恭介がさやかのことを好いているとまどかが勘違いしている節があるけれど、さやかからしてみればそんなことはないと断言できてしまう。

 それが幼馴染という関係性なのだ。

 

 それは橋の上のことだった。

 見滝原市を東西に分断するように架かる橋だ。眼下に流れる河川に視線を向ければ、川面にキラキラと太陽の光が反射している。どこにでもある光景だが、ふとそれに気を向ければ綺麗だと思える程度には神秘的な光景が広がっている。

 

「あ」

 

 流れる水に思考を乗せてぼんやりと橋上から川を見つめていると、声が聞こえた。会いたくないヤツに出会ってしまったと言わんばかりに小さく漏れたような声だった。

 反応してそちらを向けば見知った顔。さやかは思わぬ再会に茫然と相手の姿を視界に入れていた。

 成長期であるというのに一年前とほとんど変わってなかった。

 馬の尻尾のように結った真紅の長い髪。何物にも負けてやるつもりはないと言わんばかりに勝気な赤い瞳。性格を表したように尖った八重歯。そしてその小柄な体躯はさぞや抱き心地がよいのだろう。

 

「あの時から変わってないんだね、杏子は」

 

 一年前のことだ。佐倉杏子が見滝原市から姿を消したのは。

 別れの挨拶のようにトッポを強引に押しつけて、それ以降さやかの前に姿を現さなくなった。

 

「まるで成長を忘れてしまった人形みたいだよ」

 

 本当に目の前からいなくなった時のままの姿だったものだから、さやかはそんな風に表現した。それが的を得たものだったとは終ぞ知ることはなかったが、あまりにも無情な例えであった。

 だが、佐倉杏子も真実を知らない。

 

「うっせぇな。体型のことでとやかく言うんじゃねーよ」

 

 杏子はため息をひとつ吐いて、さやかの隣まで移動する。橋の欄干に肘をついてもう一度ため息。

 

「なにも言わないんだな」

「言ってほしいの?」

「いや、言ってほしくない」

「じゃあ言わない」

 

 さやかは一年前のことを思い出す。

 なにも告げられなかった。あの時、杏子は理由も告げずに別れの言葉だけ言っていなくなった。

 マミもなにも言ってくれなかった。杏子との間になにかがあったのは間違いないのに、マミはなにも教えてくれずだんまりを決め込んだ。

 

 思い出したかのようにさやかは言う。

 

「ホント、久しぶりだよね」

「いきなりどうしたんだよ。アンタのガラでもねぇ」

 

 杏子はさやかと目を合わせられなかった。

 見滝原市に来れば、かつての知人と再会することは予想できたというのに、覚悟が足りていなかった。

 さやかが顔を向けてきていることを知覚しながらも、そっぽを向くことで逃げ出さずこの場に留まることができた。

 

 それを悟っているのか、さやかはなにも言わない。

 言葉に出してしまっては杏子がどこかへ行ってしまうのではないかと恐れていた。

 

 ふたりの間には沈黙が鎮座し、時折背後で自動車が橋を横断する音が聞こえてくる。

 やがて耐え切れなくなった杏子が口を開いた。

 

「聞いたよ、ワルプルギスの夜が来るんだってな」

「うん」

 

 期限は迫ってきている。

 正確な日付はわからない。キュゥべえが一ヶ月後と言ってから二週間ほど経っているので、リミットが折り返し地点を過ぎていることは間違いない。

 やることはやっているのだ。マミのグリーフシード集めは順調だとさやかは聞いているし、まどかだって成長を感じさせるほどには強くなってきている。

 

 だけど心配は尽きない。

 相手はあのワルプルギスの夜なのだ。その姿を目に入れたことはないが、それなのに存在を知っている。

 それだけ強敵に違いない。

 

「一緒に戦ってくれるの?」

 

 一度は関係性が断ち切れた仲だ。どのような理由があっただとか関係ない。

 魔法少女の成長は異常なものである。一年もあれば、魔法少女は別人のようになっている。

 ブランクがあるのだ。以前と同じように連携できるとは思わない方がいい。

 そのブランクを埋めるためにどれだけ時間がかかるだろうか。

 

「ああ、一応そのつもりで来てやった」

 

 やはりそっぽを向いて杏子は言った。

 

「やっぱあたしにとって見滝原市は特別だからな。キュゥべえが見滝原市がピンチだとか言ってきたからしょうがねぇ」

「それは私たちが頼りないってこと?」

「当たり前だろ。相手はあのワルプルギスの夜なんだぜ? さやかとマミさんを信用しないわけじゃないけど、あたしが加わることで勝てる可能性が少しでも上がればいいかなーって思っただけだ」

 

 邪魔だってなら帰るけどな、と付け足して、ようやく杏子はさやかと顔を合わせた。照れ隠しに頬をぽりぽり掻いている。

 

「助かるよ。私たちだけの戦力じゃ不安が拭いきれなかったけれど、杏子が応援に駆けつけてくれて素直に嬉しい」

 

 ワルプルギスの夜がどれほどの相手かわからない。

 予想はできる。通常の魔女より強い。ただそれだけ。

 唯でさえ苦戦することもある魔女よりも強敵なのは間違いなく、キュゥべえが杏子にまで応援を頼んでいた。その事実は見滝原市の戦力だけでワルプルギスの夜を討滅することは難しいとキュゥべえが判断していたということだ。

 

 噂をすれば影がさす。意味合いとしては間違っているが、久しぶりの再会で話し込む彼女たちの前へソイツが姿を現す。

 橋の欄干の上をバランスを取りながらのしのし近づいてくる。

 

『積もる話があるだろうけど、ちょっといいかい君たち』

 

 突然の登場ではあるけれど、キュゥべえが神出鬼だというのは彼女たちの間では常識だ。驚くこともなく存在を受け入れた。

 

「なんだよ」

 

 杏子が苛立ちを露わにしながらも答える。ようやく関係が氷解してきて会話がぽつりぽつりと増え始めてきたところに無粋に間に入ってきたのだ。

 これはキュゥべえが悪かった。

 

 その様子を見て、さやかは小さく笑みを浮かべた。

 

「それで、どうかしたの?」

『見滝原中学校に魔女が現れたみたいなんだ。まどかは病院に行ったみたいだし、マミたちは少し遠くまで足を運んだみたいだから君たちに頼もうかと思ってね』

「そこって確かさやかが通ってる学校じゃねぇか」

「そうだけど……」

 

 さやかは表面上肯定しながらも、内心で違和感が渦巻いていた。

 おかしい。つい先ほど前まで見滝原中にいたというのに、どうしてその時に魔女の気配を感じることができなかったのか。

 巧妙に隠れていたのだろうか。しかし学校内ならばソウルジェムが反応するはずである。

 

 考えられることはふたつ。

 魔女が新たな狩場を求めて見滝原中にやって来たのか、ついさきほどグリーフシードが孵化して魔女が生まれたのか。

 どちらにしても早いところ魔女を退治しなければ犠牲者が出てくる。

 しかもさやかの見知った人間が犠牲になるかもしれない。

 

「私はいますぐ学校へ戻るけど、手伝ってくれる?」

「ああ、もちろんだ。あたしがどれだけ強くなったか見せてやるよ」

 

 さやかを先頭にして赤と青の魔法少女は、その脚力を持って目的地へ急いだ。

 

 

 *****

 

 

「わたし、告白するから」

 

 それが彼女――鹿目まどかの答えだった。

 自分勝手に、好き勝手に生きればいい。あの赤い髪の少女にアドバイスをされ、一晩、もんもんと悩んだ。

 

 自分のせいで上条恭介が苦しんでいるとは思わない。

 だけど自分なら彼を苦しみから助けれた。救ってあげられた。なのに踏ん切りのつかない自らの欲望を優先してしまった。

 そんな自責の念がまどかを襲っていたが、赤い髪の少女と出会うことで新たな価値観を貰って幻想から解放された。

 

「本当に告白しますの?」

 

 同じ目的地へ向け、隣同士に歩を進める相手が確認するように言葉を返してきた。

 まどかと同じ制服で身を包む志筑仁美は、睨むような視線をまどかに送った。

 

「うん」

 

 負けじとまどかも真剣な表情で視線を返す。

 一触即発とはまさにこの状況だ。恋とはそれほどまでに乙女にとって重要なものである。

 

 瞬間、睨みあって仁美の方が折れた。

 

「……本気、なのですね」

「うん」

 

 自分勝手に生きようと思った。

 まどか自身の手で再び恭介に音楽を取り戻させてあげることはもうできない。

 だけどまどかの愛で恭介を包みこむことができる。それが彼にとって幸せになるかわからないけれど、わたしが幸せにしてあげるから、と告白を決意した。

 

 そのために必要なものは持っている。

 浅はかな願いによって手に入れた――自信。

 

 一歩踏みだす時が来た。

 

「今日、これから病院で告白する。それだけは仁美ちゃんに伝えておきたくて」

 

 足を止めず、宣戦布告。一歩一歩確かに歩みを進める。

 意志が揺るがぬように、地面を踏み締める。

 

 だから仁美の反撃にも動じない。

 

「私も上条くんに告白しますわ。まどかさんと一緒に告白して、上条くんに私たちのどちらかを選んでいただきます。それでいかがでしょう?」

「うん、それがいいよ。どっちが選ばれても恨みっこなしだから」

「はい。まどかさんは大切なお友達ですから」

 

 恋敵といっても彼女たちは友達だ。

 こんなことで縁が切れてしまうのはおかしいと双方が思っていた。

 

「ただ、上条くんが私たちを選ばない可能性もあるのですよね」

「そうだね。もしそうなら、きっと上条くんはさやかちゃんが好きだっていうことなんだよね」

 

 仕方ないと彼女たちは諦めているところがあった。

 美樹さやかこそが上条恭介と一番長く時を過ごしてきた。その間に恋愛感情が芽生えてもおかしくはない。

 さやかは否定していたけれど、恭介がさやかに恋心を抱いている可能性がある。いや、きっとそうなんだろうと恋する乙女たちは感じていた。

 

「最大の敵はさやかちゃんか……」

「さやかさんは素敵な方ですけど、告白するのは私たちですわ」

「そうだよ。告白するのはわたしたち、だからさやかちゃんにはひとりで帰ってもらったんだ」

 

 まどかの後を追うように仁美が告白の決意を固めることは当然のように予想できた。

 同じ男の子を好いているのだ。これほどわかりやすいことは他にない。

 だからこそ、告白の場にさやかが立ち会うことだけは受け入れられなかった。

 

 ――これは仁美ちゃんとの一対一の決闘だから。

 

 盤上を引っ繰り返すジョーカーは邪魔なのだ。

 せっかくふたりが告白したというのに、恭介の視線がさやかを求めていたとしたら立ち直れなくなる。

 これまでの努力はなんだったのだ。一生懸命アピールしたのに、結局幼馴染に掻っ攫われて。そんな事態だけは万が一にも避けたかった。

 

「ふふ、考えていらっしゃったのですね」

 

 まどかと同じことを思い浮かべたのだろう。仁美は微笑を浮かべた。

 

 彼女たちはひとりの男を取り合う敵同士であると同時に、彼女たちはひとりの男を求めあう同志だった。

 共通の敵がいた。しかも強敵だ。

 

「負けないように頑張らないとね。もちろん、仁美ちゃんにだって負けないよ」

「ええ、私だって負けてやるものですか」

 

 それぞれの決意を確かめ合い、ふたりは眼前に迫って来た病院を見つめた。

 その時だった。まどかが声をあげたのは。

 

「え――」

 

 信じたくなかった。こんなことがあっていいのか。

 決意した矢先、それを邪魔するようにとある事実がまどかを茫然とさせた。

 

「どうかしましたか?」

 

 病院を目の前に突然歩みを止めたまどかを心配するように仁美が声をかけた。

 だが、まどかはそれどころではなかった。

 

「嘘……」

 

 ソウルジェムが反応していた。

 まどかの細い指に通されたリングが淡く桃色の光を放っている。

 指先のソウルジェムに視線を向けなくても、まどかには理解できた。

 

「なんで……病院に」

 

 目と鼻の先に魔女がいる。

 これから向かう先、上条恭介が入院している病院に魔女がいるのだ。

 

 以前、マミから病院に魔女が取り憑くとまずいことになると説明された。病気などで弱った人たちが魔女によって生命エネルギーを吸い取られるとたいへん危険だ、と。

 だが、そんなことはまどかの頭になかった。

 

「助けなくちゃ」

 

 上条くんを助けなくちゃ。

 ただただそれだけが脳内を支配し、すぐさま行動に移した。

 背後で仁美が制止するように言葉を投げかけるが、まどかは病院へ駆けこんだ。

 

 

 *****

 

 

「ちょっと遠出してみましょうか」

 

 学校から一度帰宅し、いつもの待ち合わせ場所にやって来たほむらにマミは言った。

 マミに言わせれば、見滝原市にいる他の魔法少女と狩場が被らないようにするためである。

 黄色の魔法少女に与えられた役目はグリーフシードを集めること。しかし他の魔法少女たちは戦力アップが目的なのでできるだけ戦闘を行い、経験を多く積むことが望ましい。

 だから近場の魔女や使い魔は他の魔法少女に任せるのだと、マミは説明した。

 

 ほむらもその説明で納得する。

 

「わかりました」

 

 そもそもほむらに意見する権利はない。しようとも思わない。

 ほむらにとってこの先輩――巴マミについていくことが目的なのだ。瑣末な理由などどうでもよかった。

 病弱で、勉強も運動もできないこんな自分を必要だと言ってくれる。

 それが嬉しくて、それだけがほむらの心を燃え立たせている。だから唯々諾々とマミの言葉に従った。

 

 マミの方も素直に自分の言葉を信用してくれるほむらの様子に、一種の快感を覚えていた。

 ひとりは嫌だ。孤独に耐え切れなくなった黄の魔法少女は、共に秘密を共有する存在を求めた。

 ほむらの存在をさやかたちに明かしても何ら問題ないはずなのに黙って、しかもバレないように小細工までしている。

 自分だけの友が欲しかった。

 さやかにまどかの存在があるように、自分にもそんな存在がいてほしいと渇望した。

 

 両者の想いが混じり合い、奇妙な関係性が構築された。

 共依存。共に相手から求められることに自分の存在価値を見出し、徐々に周りが見えなくなっていった。

 

 今日だってほむらは一緒に帰ろうとさやかに誘われたが断って、家に荷物を置いてからマミとの待ち合わせ場所に急いだ。

 マミだって似たようなものだ。クラスメイトのことなど眼中になく、ほむらに会うため急いで行動した。

 

 バスで市街地を抜けて郊外まで移動する。

 見滝原市は再開発で発展したといっても片田舎でしかない。市街地から一歩出てしまえば人工物よりも自然の緑が視界の大部分を占めていた。

 

「こんなところもあったんですね」

 

 引っ越してから街の中心部でしか生活してこなかったほむらが周囲に視線を巡らせる。

 

「小学校の遠足だとここら辺に来ることが多いわ。近くにちょっとした公園があって、小さい頃は両親に連れて行ってもらったの」

 

 マミは懐かしむように空を見上げた。

 

「あ、そうだ。これから公園に行きましょう。きっと楽しいわ」

「いいですね!」

 

 手を叩いて提案するマミに、すぐさまほむらも同意する。

 すでに彼女たちの脳裏に魔女狩りのことなど微塵もなくなっていた――と言い切ることはできないが、それでも二の次になっていることは否めない。

 ふたりで過ごす時間が楽しいのだろう。ともに求めあう者同士、ふたりの空間に邪魔者は不要といったばかりだ。

 

 公園に向かう道すがら、マミは魔法少女についての心構えを説いていた。

 魔法少女になんてなるものではない。そう思いながらも口から出てくるのは、魔法少女になった時に注意することや、経験に基づいた魔女探索のコツなどだ。

 

 私は暁美さんを魔法少女にしたいの?

 自分でも信じられなくて自問自答する。でもやっぱり、口から出てくる言葉は変わらない。

 それだけほむらと一緒に行動したいのだろう。

 ほむらを繋ぎ止めるためには、彼女との共通点である『魔法少女』や『魔女』というキーワードで気を引くしかない。

 そんな強迫観念が脳内を支配するほど、マミは他人との繋がりに飢えていた。

 

 公園に辿り着き、マミの表情が曇った。

 どうやら楽しいピクニックになるようではないらしい。

 不安そうにほむらが訊ねる。

 

「どうしたんですか?」

「あはは、魔女がいるみたい」

 

 苦笑いを浮かべ、マミは手のひらの上に乗せたソウルジェムが淡々と輝きだしたことをほむらに教えた。

 ソウルジェムの反応を頼りに公園内を進む。真剣な表情のマミの後を不安そうなほむらが続く。

 

「ここね」

 

 彼女たちの目の前には奇怪なオブジェがあった。

 表現するのも億劫な造形をしている。周囲にも何体かオブジェがあったが、このオブジェにだけ異界へのゲートが傍に佇んでいた。

 

「大丈夫、ですよね……」

 

 ほむらがマミと行動するようになって一週間ほど。いまだに魔女に対する恐怖心が抑えられない。

 一度魔女に殺されそうになったのだ。当り前のことである。

 それでも魔女退治に付き従っているのは、マミと一緒にいたいからだ。

 

 マミはほむらを抱きしめる。

 初めて会った日のように強く抱きしめた。

 

「安心して。絶対にあなたは私が守るから」

 

 命に代えても守りたい。

 そのように考えてしまうほど、マミはほむらに深く依存していた。


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