壱.幾ノ瀬の屋敷 二号室 遠坂夫婦
「嘘でしょ、あの魔王殺しの英雄なんて‥‥!」
自分の陣地から二人の槍使いの戦闘を自身の放った使い魔から観ていた遠坂 凛は横槍を入れた黄金褐色の弓使いの名乗りに絶句せざるを得なかった。
聖杯戦争において主に戦闘を行うサーヴァントの真名はその人物の伝承から関連するあらゆる能力を探す手掛かりとなる為隠す必要性が高い。
一つに “宝具” 、それこそ英霊の特色を示す象徴だ。
例えば‥‥仮にだが、ある相手サーヴァントの正体をアイルランドの英雄クフーリン、因果率を歪ます心臓喰らいの魔槍ゲイ・ボルグを持つ光の御子だと事前に知っていたとする。更に自分はまだサーヴァントを召喚していなかったとしたら、必然的に強力な攻撃を防ぐ盾や肉体を宝具とする者や、初めから不死性の逸話を持つ者を参考に選択するだろう。
二つに、これこそが一番の理由になるのだろうが、“弱点” も英霊の特色なのだ。
同じく例えば、ある相手サーヴァントの正体を竜殺しの英雄ジークフリート、不死身でありながら背中に唯一の弱点を持つ魔剣グラムの担い手だったと知っていたとしよう。更にまたもや同じく自分はまだサーヴァントを召喚していなかったとしたら、必然的に暗殺に長けるアサシン、特に彼の好敵手や遠方から一撃をお見舞いするアーチャー、特にウィルヘルム・テルを参考に選ぶだろう。
しかしそれらに必ず当てはまる英雄とは大変多いとは言え、真名を隠す必要すらない無敵を誇る例外も少なくない。
第五の闘争より、十二回、それも毎回違う手段を用いて倒さねばならないというギリシアの大英雄ヘラクレス。
同じく、第四の正規サーヴァントにして第五の際の運営側の反則、英雄王ギルガメッシュ。
ただこれよりも厄介だとすれば、 “人の身のまま偉業を成し遂げた” ことこそが最高で最悪の弱点に成り得るだろう。
神性の血脈を持たず、或いは意味をなさないまでに薄く、常人とは掛け離れた技量や知識を持ち、敵対者や異形の衆を神の助力を多少受けかつ自力で成し遂げた者。
無論生前に成し遂げたが故に民草や後世の善し悪しの補正を受けた者も含めるとする。
‥‥三国志や水滸伝、史実の類は確かに英雄と呼ばれた人間揃いだが、一応神話の人物のみと括って話を進める。
ギリシアの神話はそれこそ神代の血筋に差を持つ者で溢れた物語の一番槍と言える。中でもトロイア戦争時代には人間のままの英雄が数多くいた。
神々に愛され、それに託けて傍若無人に行った為に元妻に死に際すら見放された幸運の迷惑増幅機 (トラブルメイカー) 、元王子パリス。
その者の兄にしてトロイア戦争時に人間最強と謳われた槍使いの戦士ヘクトル。
アテナとアレスの両軍神の呪いにより臆病者に産まれたが、天才的工作力でトロイの木馬を作り上げた影の功労者、拳闘家エペイオス。
ーーしかし、それらさえ下に抑えて付けてしまう剛の者、最悪級の一例が長編叙事詩ラーマヤナの主役、ラーマ・チャンドラである。
詳しく知る者には当然の話なのだろうが、インドの神話は他と比べ伝承の集約により神々の威光や権能がインフレーションしてしまっていると言える。
例にしても破壊の神シヴァと秩序の神ヴィシュヌの権能は逸脱して途方もない代物と成り果てている。
(蛇足だが、その既に飽和の閾値に達したシヴァとヴィシュヌを冗談抜きに足して2で割ったハリハラなる神が過去信仰されたという。)
内、ヴィシュヌはその特色から抑止力の顕現と表しても過言ではない。太古、彼は世界の危機が訪れる度、地上で様々な姿へと転生し救世を成したのだ。
第一に人類の始祖マヌを荒波より救い上げた聖魚 (マツヤ) 、
第二に神族と魔族の乳海の攪拌を助太刀した聖亀 (クールマ) 、
第三に魔神に沈められた大地を持ち上げた聖猪 (ヴァラーハ) 、
第四に全てに不死身を誇る悪魔を引き裂いた人獅子 (ナラシンハ) 、
第五に魔王バリから天と地と地下の世界を三歩闊歩して奪い返した小人 (ヴァーマナ) 、
第六に復讐から怨敵を二十一度殲滅した刹帝殺し (パラシュラーマ) 、
第七に神にも悪魔にも殺せない魔王ラーヴァナを滅した親愛の王子 (ラーマチャンドラ) 、
第八に民衆に親しまれ愛に生きた黒の神 (クリシュナ) 、
第九に菩提樹の下苦行の果てに世界を識った覚者 (ブッダ) 、
第十に世界の末世 “此の世全ての悪” を抹殺する粛正機 (カルキ) 、
ーー実の所これらを含め全二十五もの化身があるとされ、更に第九の覚者をその枠の人物ではないと主張があり不毛に近しい論争になっている始末ではあるがーー
これらにヴィシュヌは転生 (アヴァターラ) したのだ。
‥‥更に更にと至極丁寧、白熱雄弁に綴りたいが、これ以上偏執狂 (パラノイア) 張りに解説を始めると間違い無く睡魔を大量召喚する研究論文 (まどうしょ) になりかねない。
口惜しいがここはバッサリと割愛して早々に何故ラーマが “人間の英雄” であるかを語るとして結論すると、彼が宿命とばかりに対峙することとなった敵に理由があった。
彼の敵、魔王と称される悪魔の一族ラクーシャサの首領ラーヴァナは嘗て一万年もの苦行に身体を削ぎ続け、末に創造神ブラフマン、仏教における梵天から認められて『あらゆる神や悪魔からの攻撃を無かったことにする力』、半ば不死身地味た能力を身体に与えられた。魔王はこれを悪用して地上にいる幾多もの悪魔を従え、幾多もの神を奴隷に貶め、一時世界の覇者へとなってしまったのだ。
彼は余程自信があったのか、元から人間を見下していた為、彼らからの攻撃は受け付けるようにはしていた。
‥‥しかしそれが致命傷へ繋がるのだとこの時魔王は知らなかっただろう。
限界極まった神々は遂に維持と秩序の神に救世を嘆願した。彼はある王の我が子を所望するという細やかな願いを叶えることで再び地上に降り立ち、成熟の時を待ち、そして魔王がラーマの妻を攫った時大戦争が幕を開け、苦戦の元起死回生の一撃にて魔王を打ち取ったのだ。
これらの伝説通りだったならラーマの実力はあの大英雄に勝るに劣らず、下手をすればかの英雄王の数百分の一に匹敵する武器と太極に生きた魔拳士を唸らす武術を備えているのだ。生半可な覚悟では太刀打ちは出来ない。
「ーー不味い状況なのか、凛?」
彼女の夫 遠坂‥‥旧名衛宮士郎は彼女の動揺に気が付き、彼なりに心配しているようだった。
「‥‥いえ、横槍を入れた後に姿を現しただけで何も‥‥ただ、純粋に勝負がしたいらしいけど」
「オレが援軍に行くべきか?」
「それも視野に入れておくから、今は待機して」
加勢したいが相手は人外、勝ち目がそもそも無い。ただ緊迫した状況を見守るしか彼らにはなかった。
「‥‥すっごく場違いな気がする」
‥‥影の薄さと強烈な疎外感で黄昏れているこの屋敷の主人と、それと契約して現れたーー現在命令を待って霊体化せず、壁に背を掛け腕組み仮眠する橙色髪のセイバーを除いて。
弐.東北 某県某市
‥‥一方その頃、
(噫ーー何と言霊にするべきか、この宿命の輪廻。ワレを無辜の咎人に貶めたかの化身が、ヴィシュヌ‥‥ナーラヤナの転生たる月の如き美勇が今宵の夜の夢の如き戯れに来賓されてたとは‥‥ “噫、蓮華上のマニ宝珠よ (オンマニパドメイウン)” 、我が悲願、遂に果たされん!)
ビル群とは呼べない程に少ない高層と低層の建造物の屋上をまるで忍ーーにしてはかなり様々な部分が逸脱し過ぎにも思われるがーーの如く足場として新参の異形が一つ、軽快に今日記念すべき初回の戦場へと赴いていた。
(遂に、遂にだ。かの愚神覚者を地獄よりも深い奈落の井戸の水面下に沈めてやれる。我が嘆願はただそれのみ、ワレこそ汝を堕落に身を溺れさせん殺者なり‥‥‼)
何にどう例えるにも恐ろしい狂気に歪む笑顔 (えみ) に表情 (かお) を強張らす姿を包む黒衣の異形 (ソレ) は気味の悪い笑いを漏らし、我慢の限界だと訴えていた。
自身の嘆願に果てることの他は最早些末事だとばかりに冒涜に等しい宣告を怨敵と定めた存在へ声高らかに放った。
「フハハハハハハハハハハハ‼ 秩序の顕現よ、抑止力の具現よ、待っていろ! しばしっ!待っていろ! この第六天魔王に貶められたこの “天授” が汝を輪廻より堕としてみせようぞ‥‥‼」
その悲痛の訴えにも似た宣告は月のみが覗く藍色の虚空に響き渡るのだった。
参.郊外の森 内部
‥‥所変わって一方こちら、栗色の髪の女と金髪の若人‥‥敵対関係にあるはずの二人の槍使いは横槍を入れ、しかも唐突に自ら名乗り出た弓兵、ラーマの登場に衝撃を受け攻撃の構えこそ解きはしなかったが、顔の驚愕を隠す考えが停止していた。
「嘘、貴方があの魔王を打ち取った勇者‥‥⁉ この聖杯戦争、中々侮れないわね‥‥」
聖杯戦争と聞こえは良いものの、その真は殺し合いにて奇跡を喚ぶ退廃的な血塗れの儀式。その舞台で真名は隠し通すのが常、野晒しにするのは無謀の馬鹿か無敵を名乗ることを赦された真の英雄だが、弓兵は後者だった。名を晒すとは多少違うが、宝具たる切り札によってカギを漏らす不始末さえ相手に畏怖を十分に与える人間の “化物” なのだ。生粋の戦士には武者震いをゆり起こす猛者であるに違いない。
「何と礼節に満ちた‥‥異郷の勇者であれどその在り方は正に騎士道、実に見事です。その上名乗られた以上名乗り返したい所なのですが‥‥主からの命令故、出来ぬこと御許しを」
その人外 (どうるい) に金髪の若人は敬意を表して深く、一礼した。
「いやいや、先程の無礼は戦士として疼くものがあった故のことだ。申し訳ないが私が王族の者であれど許される行為ではない。礼節を通す道理は無いのだ、顔を上げてくれ」
(聞いた伝承 (はなし) 以上の紳士ねぇこの王子様は。‥‥確かに太陽より月が呼称に相応しいわ。)
その男二人の会話をランサーは冷静に見ていた。
「あと名乗らぬのは構わない、いや己 (わたし) も軽くだがそう注意されたが‥‥いかんせん性分に合わなかったのだ」
「 “正々堂々” “実力主義” で、だからかしら? 理解は出来るけど」
ランサーの苦笑ながらの嫌味に「はははは!」と弓兵はおかしそうに雄大に笑った。
「おおまかに言えばその通りだ、その理解で宜しく頼む。‥‥しかし貴公らの槍捌き、実に見事だった。己もこの位格で喚ばれさえしなければ‥‥」
「殺し合いが前提にある以上、実に遺憾ですが誇りある戦士と剣を交えることはこの上ない喜びですがね」
「ふふっ、こんな体験あの戦争以上に心躍るのは確かねーー油断の出来ようもないわ」
唐突に、殺気がランサーから放たれる。自身の得物を手中でくるくると器用に回転させて構え直した。
「さて、語らいは此処までに。ーー続きは如何?」
「ーーと、そうだったな。談笑してしまったが我らは元来敵同士、語り合う暇は武勇に回さねばな‥‥!」
その台詞を最後に場の空気は一変する。先程からの (何故か始めていた) 談笑で薄れつつあったはずの緊迫感がより一層張り詰めてーーまるで氷の刃が深海の奇魚の如く周りを漂う様を幻視する。
ーー静寂がまた立ち尽くす。
ーー次の瞬間だった。
清水の闘気の中に油の如く濃い殺意の泥が混じったのを三人の異形は直感した。希釈されていた殺意が凝結して首元に据えられた刃物となって現れたのだ。‥‥それもあの弓兵のみに向けたものだと理解出来る濃さでだ。
言葉を発する間も無く、弓兵は天空に向かい鈍角に弓を構え、弦を引きーー放つと、殆ど同時に高く打ち合う金属音が一度すると。
「きええええぇえええ‼」
狂気をこれでもかと孕んだ奇声と共に一人の黒衣に身を包んだ男が虚空から現れると長い紫色の鉄爪で切り裂かんと弓兵に突撃した。
紫の熊手の斬撃による空振りの後、上段、下段、中段とーー見事全て華麗に捌かれたがーー大胆かつ確実な剛拳と肘蹴りの連撃を計三発浴びせ、反撃の殴殺を避け、間を取って再度ラリアットとサマーソルトに似た動きで回転斬撃を‥‥避けられ、弓兵からのーーこれまた見事、風になびく布の柔の如き受け流しを行ったーー飛び蹴りと回転蹴りの編み技を両腕の少々の動作で防御し、再度紫の熊手を振りかざした。
拳と拳が、脚と脚が、肘と膝が、肉と肉が。
ーー魂と魂が、意地と意地でぶつかり合う。
「獅子乃型・猛虎 (タイガージェノサイド) ‼」
「巨象牙突 (エレファントファング) ‼」
ーー武具すら用いぬ身体 (にくたい) のみでの攻防が行われていた。
(この動き‥‥まさか ⁉)
この一撃の際、ラーマは驚いていた。
(‥‥やはり英雄、生半可など通じはしない!)
この一撃の際、男は苦汁を舐めていた。
互いが古代武術カラリパヤットの担い手なのだと、それも驚異的に卓越し、鍛え上げられた技量だと苦々しくも分かったからだ。
「何とーーー弓剣槍だけでなく、己が身一つのみで猛者を押し込めるというのですか ⁉ ‥‥す、凄い御方だ‥‥!」
ケルトの騎士はあまりの迫力に恐れおののいた。
「拳闘家はいたけど、あいつらの型は一体‥‥?」
ギリシアの女戦士はあまりの迫力により一層相手の力量分析に没頭した。
一撃を終え、双方は飛んで距離を取る。沈黙が支配すると思った矢先、黒衣の男がそれを阻止した。
「ーー西暦で数えるなぞしたくもないが二千年と三世紀、さほど長くはなかったがーー」
男は褐色の弓兵を睨みつける、親の仇だと言わんばかりにだった。
「遭いたかったぞーーこのワレを、ディーダバッタを貶めた抑止の化身が!」
‥‥隠す必要はもう無い。
彼の名は提婆達多 (ディーダバッタ) 。かの故国の歴史と伝承における殺人鬼央掘摩羅 (アングリマーラ) に並ぶ覚者を亡き者にせんとした大悪人である。
四.更新情報
【クラス】弓兵
【真名】ラーマ
<ステータス>
・筋力:A・耐久:B・敏捷:B
・魔力:B・幸運:B・宝具:A
<クラス別能力>
・対魔力:A+
……A+以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、魔術ではラーマに傷をつけられない。
<保有スキル>
・神性:ー
……魔王ラーヴァナを倒す為ヴィシュヌ神(作中ではナーラヤナとも)が転生した際に意図的に隠された神性。魔王を討つには半神でも半妖、半魔でもあってはならない為、ほとんど意味を成さない。
因みに彼の弟ラクシュマナ等他三人はほぼ半神である。
・カラリパヤット:EX
……古代インド武術。力、才覚のみに頼らない、合理的な思想に基づく武術の始祖。
彼はこれを基盤にムエタイを生んだ始祖とされたいる。
<武装>
・弓:無銘
<宝具>
・聖仙の矢(オーリサイ・アストラ)
……聖仙ビシュバーミトラから渡された神々の所有した数々の魔法の矢。これらの矢一つ一つの威力は凄まじく、「心の矢(マーナサ・アストラ)」は敵を何百kmもの彼方に吹き飛ばし、「炎の矢(アグネーヤ・アストラ)」は敵をたった一発で死に至らせ、「風の矢(ヴァーユ・アストラ)」は敵小隊を跡形もなく溶かしてしまう。
この他にも「大鷹の矢(ガルダスートラ)」、「天人の矢(ガンダルヴァ)」、「正義の神の矢(ダルマジャ)」、「毘紐天の矢(ヴィシュヌクラ)」、「梵天の矢(ブラマカ)」‥‥等が存在する。
<詳細>
・出典:古代インド神話、叙事詩ラーマヤナ
・地域:インド
・属性:秩序・善
・性別:男
<経歴>
1.魔王ラーヴァナ
……ランカー島に住む悪魔の一族ラクーサシャの頭領。
魔王は最高神ブラフマンに気に入られる為一万年もの苦行を行い、間千年に一度自身の十ある首を儀式の度に貢ぎにし続け、最後の首を差し出そうとした時に認められたという。その褒美として与えられた力はいかなる神にも悪魔にも殺されないという恐ろしい代物だった。これを悪用した魔王は一時神々の支配者にまで登り詰めたために秩序神は救いを懇願した神々の為に再度人間として転生したのである。
【クラス】暗殺者
【真名】提婆達多 (ディーダバッタ)
<ステータス>
・筋力:C・耐久 :E・敏捷:C
・魔力:B ・幸運 :E・宝具:E
<クラス別能力>
・気配遮断:B
……サーヴァントとしての気配を絶つ。
完全に気配を絶てば発見することは難しい。
彼は生前、“標的の懐” に居ながらある時まで自身が暗殺の主犯格であることすら匂わせなかったことに由来する。
ーーしかし、その罪業の全てはその “標的” に見抜かれていたというが、定かではない。
<保有スキル>
・神性:ー (E-)
……罪業により生きながらにして地獄に落とされたが、刑期を終えた際に悟り小乗の聖者、縁覚になるというが、現在はその恩恵や負荷はある事情により皆無である。
・カラリパヤット:A+++
……古代インド武術。力、才覚のみに頼らない、合理的な思想に基づく武術の始祖。
攻撃に特化している。
ーー過去の遺恨が強いのか、南北特有の流派を二つマスターしている。
<武装>
・短剣:無銘
・毒爪牙
…… “標的” を殺すため爪に毒を仕込んだ十指‥‥を模した紫毒に塗れた熊手。毒は体内に入れてはならない即死級の代物である。
<宝具>
・????
<詳細>
・出典:史実(?)、仏伝
・地域:インド
・属性:秩序・悪
・性別:男
<経歴>
1.覚者 (前463〜前383)
……世界三大宗教の一角、仏教の教祖。姓をゴータマ、名をシッダルタという。生後間もなく母が亡くなり、叔母の手にて養育された。16歳で妃ヤショーダラと結婚、息子をもうけたが29歳の時意を決して出家。苦行の中35歳頃に菩提樹の下で悟りを開き、 “仏陀" 即ち覚者となった。
以後、80歳で没するまでガンジス川流域のインド各地を巡り人々に説法し続けた。
彼の教えは弟子の手により現在では仏教の心得として伝えられている。
どうも茨の男です。‥‥頑張りました、よね? いや、済みませんでした、真剣にやっていたら自然とそうなってしまいました‥‥。きっと脳内でBGMをスト◯イにしてたせいです。どうしてこうなった?気分を害さなければ笑って許して下さい‥‥。