~青野月音の場合~
月音「ついに明後日から学校再開か……皆元気にしているかな?」
俺は準備をしながらそう呟いた。学園祭の時、校舎は(八割刃鬼君のせいで)全壊したが、幸い寮の方は響鬼さんのおかげで一部の部屋が壊れたが俺の部屋と着替えは無事なので、ウォークマンとかの準備をしていた。
月音「しかしこの冬休み…色々あったな…」
家に帰ったら萌香さんたちが来て大騒ぎして、たちばなに行ったらとんでもない量のうどんを食べたり、ジンキ君たちの修行に付き合って死に掛けたりといろんな経験をした。
月音「そして今年こそは…萌香さんと……」
俺は拳を握り締め、今年こそ萌香さんと良い仲になりたいと思った…
~月音の妄s…もとい想像~
月音(妄)「萌香さん、俺萌香さんのこと好きなんです!!」
萌香(妄)「月音私もずっとつくねの事好きなの…」
月音(妄)「萌香さん…」
萌香(妄)「月音…」
俺と萌香さんの顔の距離がだんだんと近づいて、唇が触れ合いそうになったとき
パキィン!!
月音(妄)「え?」
萌香さんの髪の色は変わり
裏萌香(妄)「ほう、月音…私とキスしようとしていたのか?」
月音(妄)「え?な、なんでロザリオには触れてないのに?」
刃(妄)「あ、わりい月音君、僕でもできるか試しにやって見たら取れちゃった。すまんテヘぺロ♪」
月音(妄)「ええええええええ!?!?」
裏萌香(妄)「身の程を知れ!!!」
月音(妄)「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?」
~想像終わり~
月音「……そういえば裏萌香さんがいたよ。ってなんで人の妄想じゃなかった想像にジンキ君が出て来るんだよぉおおおおおおおおおおお!!おのれぇぇぇぇぇ!?」
響子「つっきーうるさい!!」
~赤夜萌香の場合~
萌香「明後日から…学校が再開か…」
この冬休みの間人間界で住んでいる月音とは最初の方でしか会えなかった…今のところ電話で話したりしたけど月音は力を身につけたいから刃君の下で修行しているって言っていたけど、きっと逞しくなってくるのだろうな~~。
私は近くにおいてあるトマトジュースを飲んで
萌香「今までこれで我慢してきたけど…もう我慢できない…早く会いたいよ月音……」
裏萌香「(私も速く会いたいな…刃のもとで修行の成果見せてもらいたいな…フフフフ)」
~月音宅~
月音「…殺気!?」
ジンキ「どうした?」
月音「い、いや何でもないよ……」
ジンキ「さて、次神社の石段を逆立ちで往復100回ね。」
月音「鬼ぃぃぃぃぃ!!」
ジンキ「いや、鬼だけど?」
~黒乃胡夢、仙堂紫の場合~
黒乃「やふ~~ついに明後日から月音に会える~~」
紫「そうですね~~…でも先に宿題を終わらせてからです~~!!まさか半分も終わらせなかったとは驚きですぅ…」
黒乃「ううう……なんで白雪はいないのよ!!」
紫「白雪さんは刃さんと一緒に片付けましたからね~~。早く片付けないと月音さんの前に目の下に隈を作っていかなければいけませんよ?」
黒乃「うわ~~~~ん!!つくね~~~早く会いたいよ~~~~。」
紫「手を動かしてください!!それとそこの問題はこう解くんです~~~!!」
~白雪みぞれの場合~
みぞれ「ついに明後日から刃と毎日会える…」
と私は部屋を見回した。所狭しと借りてきた刃の服に刃の写真、ディスクアニマルと刃コレクションがある。前に黒乃に見せたらやりすぎと言われたが、まあこれは私の趣味だから気にしないことにした。
松坂刃、この名前を口にしただけで身体が熱くなるのを感じ、刃鬼と呟けば胸が温かく感じる。小壺に襲われたときに助けてくれて、私に希望をくれた。
みぞれ「今年こそは…刃を私の彼氏に…フフフフフ」
私は抱負を胸に抱き刃のことを思った。
~ジンキと瑠妃の場合~
ジンキ「さて、着替えはみぞれちゃんに盗られることも考えるとこれぐらいでいいかな?」
準備を終えた僕は瑠妃さんの部屋に向かい、
コンコン
ジンキ「瑠妃さん、入ってもいいかい?」
瑠妃「はい、いいですよ~~」
僕は部屋に入ると瑠妃さんは僕の方を見て
瑠妃「ジンキさん、どうしたんですか?」
ジンキ「いや、大したことは無いんだけど…ついに明後日から学校から再開されるのか…」
瑠妃「そうですね…またあの雪女とのバトルが待っているんですね…」
瑠妃さんは武器を構えていったので
ジンキ「折角の平和を壊さないでよ!?公安の今年初出動が瑠妃さんとみぞれちゃんの喧嘩を止めるなんていやだよ!!」
瑠妃「だって刃さんを取られたくないんです…」
瑠妃さんは悲しそうな顔をしたが、僕は頭をなで
ジンキ「瑠妃さん、僕は瑠妃さんが好きなんですから気にしないでくださいよ。それとも彼氏を信じられないのかい?」
瑠妃「で、でもみぞれさんだからきっと無理やりでも襲うに決まっています!!」
ジンキ「でも瑠妃さんわかっていると思うけど腕力俺のほうが上だし、属性の関係上凍らせても無駄だから無理やりはしないでしょ…むしろ」
僕は瑠妃さんの荷物を見た。筆記用具やディスクアニマル、魔法薬の材料があるのはまあ、普通だけど、鞭に荒縄、赤い蝋燭に鍵つきのボンテージや名状しがたい玩具等があった。
ジンキ「る、瑠妃さん…これ持っていくのはやめましょうよ…」
瑠妃「ええ!?駄目なんですか?」
ジンキ「仮にも教師見習いがこんな危ないもの持ってたら駄目でしょ!!」
とツッコムと瑠妃さんは頬を膨らまし
瑠妃「もう刃さんはそういうところの私に対する愛が足りません!!」
ジンキ「いや、さすがにDVもどきをやるのは…」
瑠妃「DVじゃありません!!ジンキさんはまずこれを見て勉強してください!!」
と言って渡してきたのは「ナナとカオル」というタイトルの漫画であった。
ジンキ「あ、ああ…ちょっと部屋に戻って見てみるよ。」
僕は「ナナとカオル」を持って部屋に戻っちゃ。そして漫画を見ようとしたとき
トドロキ「あ、ジンキ君準備は終わったッスか?」
ジンキ「あ、はい一応普通の奴は終わりました。」
トドロキ「じゃあ良かったッス、みどりさんが音撃弦の最終確認をしたいそうなので工房のほうに来てほしいそうッス。」
ジンキ「わかりました。暇のところすいません。それじゃあ今から行きます。」
僕は漫画を机の上に置き部屋を出ようとしたとき
トドロキ「ん?なんですかその漫画?」
ジンキ「瑠妃さんから借りた奴なんですけど…読みます?」
トドロキ「女の子が読む漫画ってどんなのか気になってたッスよ。じゃあ読ませてもらうッス!!」
ジンキ「この部屋で読んでくださいね。それじゃ!!」
僕は部屋から出て工房に向かった。
数分後、工房から戻った僕が目にしたのは鼻から大量出血したトドロキさんとそれを囲んでいるたちばなの面々だった。
日菜佳「トドロキさん?し、しっかりしてください!?」
イブキ「一体誰がトドロキさんにこんな酷い事を!?」
ザンキ「トドロキ!?傷は浅いぞ!!」
トドロキ「ボ、ボンテー……か、鍵……」
香須美「ボンテって何?それと鍵って!?」
僕はその光景に固まっていると両肩をポンと叩いて後方からヒビキさんとクロキの旦那が覗いてきて
ヒビキ「さっき部屋を覗いたけど一応部屋の中は無事だったけど…」
クロキ「なあ、ジンキは心当たりあるか?」
ジンキ「ま、まさかとは思うのですが…ヒビキさん部屋の机の上に漫画ありませんでしたか?」
ヒビキ「一応怪しかったから持ってるけど…」
ジンキ「多分原因はそれですね…瑠妃さんから借りたやつだから……」
クロキ「ヒビキさん、それのタイトルなんなのか教えてくれませんか?ちょっとパソコンで調べてきます。」
クロキの旦那はタイトルを聞いた後、空き部屋に向かい漫画を読んでみたが…まあ瑠妃さんらしい漫画だった。
ヒビキ「こ、これは…なんとも……」
ジンキ「瑠妃さんだからこれで勉強しろって言ったのか……」
ヒビキ「瑠妃ちゃんらしいね…。」
と話し合ったそのとき下からクロキの旦那と女性の大声が聞こえてきた
クロキ「ま、待てルイキ!!これは違うんだ!!これはトドロキが倒れた原因をだな…」
女性「クロキさんのすけべぇええええええええええええ!!!」
クロキ「だから、待てと…ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?」
最後にクロキの旦那の断末魔が聞こえ、ヒビキさんは
ヒビキ「機械まだ使えなくて良かった……クロキお前のことは忘れないぞ!」
ジンキ「いや、殺さない下さいよ!?」
……なんか先行き不安になってきたな。
――――――――――――――――――――
私は自分の仕事場で今度入ってくる新入生の書類…特に癖の強い生徒三人の書類を見ていた。
「ふむ、やはりいつみても普通ではないな。」
最初に見たのは朱染心愛…種族はバンパイア、苗字は違うがあの赤夜萌香の妹で、前に萌香から聞いた話では超粘着質で会えば必ず県下をフッかけてくる。なんど職員を出し、何人入院する羽目になったことか…。
次に見たのは影野白鋼(かげのしろがね)…種族は狼男だが、日本に現存する中で一番大きな妖怪マフィアの首領の息子、マフィアを潰すため何度白鋼を誘拐しようとした輩がいたが、誘拐しようとした本人に返り討ちされるほど戦闘能力は高い、それに彼の父親は息子の事をとても大事に思っている…いかんいかん一瞬エイキ君が思い浮かんでしまった。私としても彼らとは友好関係を結んでいるからまあいいとしてもなあ…
そして最後の書類を見ようとしたときドアをノックする音が聞こえ
「おい、天明ファイナルファンタスティックⅹ終わったから次貸してくれ。」
とスーツを着崩した少年に“見える”男性がゲームのソフトを持って現れた。
「早いね…かしてからまだ二日しかたってないのに」
「まあな、今度から学校があるんだ。“今の若者”である生徒、特にあんたの言った音撃戦士と話せる話題の一つや二つ無いとヤバイだろう?」
と言っていた。彼は外見上は若く見えるが実年齢は2000歳とかなりの高齢である。が……
「ああ言い忘れていたが…お前の言う音撃戦士はゲームあまりしないから、むしろ苦手で筋トレとか家事全般に関する話題のほうが盛り上がるから。」
「ナンダトッ!?この一年間ずっとゲームしていた意味ねえじゃねえか!!しかもその音撃戦士は主婦か?いや男だから主夫か?それでも学園一の強さを誇るから戦ってみてえな!!」
「まあ、そんな所だ。それと働け“キリク=S(シャルバス)=ガーランド”君?」
「……天明、怒っているのか?」
「まあな……全く……」
私はため息をつき窓のほうに顔を向けた……。
「(ま、この三人はどうせジンキ君と関わるはずだから彼に任せて良いだろう。)」
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新校舎が完成して僕は瑠妃さんと陽海学園に戻り、新学期の準備をして僕の部屋が治るまでは一緒の部屋にいたが部屋が治ると理事長から
理事長「君達がカップルなのはいいことだが、学園にいる間は生徒と教師見習いということをハッキリと区別しなければならないから部屋に戻ってくれたまえ。」
といわれた為、離れてすごす事になり(たま~にくるみぞれさんの襲撃を避けながら)新学期が始まった。僕は学校までの道を歩いていると月音君と萌香さんを見かけた。二人は僕に気が付き、
月音「あ、ジンキ君!」
萌香「おはよう!」
刃「やあ、good morning!お二人さんそれと月音君、今の僕は刃ですよ。」
月音「あ、ごめん!!つい・・・」
刃「ハハハ、今は気にするな月音君、しかし教室では言わないでくれよ。もしザンキさんじゃなくて財津原先生に聞かれたら僕は怒られて音撃斬食らうから、」
萌香「そ、そうなんだ…」
月音「容易に想像できてしまうよ…」
刃「さて少し急ぎますか?皆さんクラス割も気になるでしょう?」
萌香「そうだね、急ごうつくね!」
月音「う、うん!あ、刃君は速度落として走ってね。」
刃「おう!」
僕達は小走りで行き校門の前に人だかりを見つけその光景に危うく背負っていた雷光・改を落としそうになった。なぜなら…胡夢さんが人ごみの中心でポーズを取ってあるものは写真を、あるものは見とれ一部の男は前かがみになっていた。
刃「母が母だけに娘も娘か…」
ギュイン!
月音「ちょっと刃君!?なんで雷光を構えているの!?」
刃「ハッ!?僕は一体何を…」
萌香「雷光に斬光をセットしていたんだよ。」
月音「何をするつもりだったんだよ!!危ないじゃないか!!」
月音君の言葉に僕は雷光を地面に突き刺してから少し考え、
刃「…胡夢さんに瑠妃さんの業界で言うご褒美?」
と僕が言うと月音君は
月音「なんで疑問形なんd「つくね~~~♪」グモッ!?」
ツッコミをしようとしたら胡夢さんが抱き着いてきて
胡夢「つくね~私のこと覚えていた~?私は月音の事一度も忘れたことはないよ~♪」
胡夢さんは月音君に大好きホールドをして、胸を月音君の顔に押し付けているが月音君から聞いた話胡夢さんの胸は柔らかいらしく、抱き着かれると呼吸ができなくなるらしく今も月音君の顔は青くなり、萌香さんははがそうと頑張っているが、台所の隅の方にこびりついた頑固な油汚れ並みにくっついているようでなかなかはがれない。
刃「といっても僕が力づくではがすわけにもいかないし、雷光斬震をすると月音君も巻き込むからな~…アッ!」
僕は思いついたように雷光の弦を一本弾くと萌香さんに
刃「萌香さん、少し離れて…危険かもしれないし」
萌香「え?何をするの?」
紫「ま、まさか・・・音撃を?」
刃「いや、それよりは・・・月音君には安全かな?」
二人が離れると僕は近くの木に向かって
刃「みぞれさん・・・サリー…ゴー!!」
みぞれ「GIG・・・」
と僕がいうと木の陰から返事と共に
ヒュン!・・・グサッ!
胡夢「ギャアアアアアアアアアア!?!?」
氷でできたクナイが飛んできて胡夢さんの額にグサッと刺さり、胡夢さんは額から血を出しながら月音君から離れ、紫ちゃんはすぐに胡夢さんのけがの治療を、萌香さんは若干顔が青い顔の月音君の介抱をしていると、木の陰からみぞれさんが
みぞれ「久しぶりだな刃…」
刃「まあ、学校で会うのは久しぶりだろうね…“学校では”」
僕がそういうとおでこに×の字の絆創膏を張った胡夢さんが
胡夢「刃・・それどういうこと?」
紫「まさか寮の部屋にいたときに何回かあったのですか?」
僕は雷光の弦を軽く弾きながら、
刃「詳しく言うと押し入れの中に13回、僕の布団の中に潜り込んでいるのが4回、風呂場にシュノーケル装備で待機していたのが5回、仕事から戻ってきたときに(水着)エプロンで待っていたのが3回と言ったところですね。そしてそのたびに公安を呼んで強制的に部屋に連行していたね~」
と僕は雷光で軽く小田和正の曲を小さく弾きながら言うと
紫「もはやストーカーの域超えているですぅ~」
刃「しかも毎回雨戸を閉め、鍵もチェーンまでかけているのに入っているんだよね~」
胡夢「怖いってそれは!!」
萌香「アハハハハ…」
月音「俺もそうなっていたのかな?」
刃「否定できない…むしろ月音君なら既に食われてたかも」
みぞれ「刃…そう褒めるな。照れるじゃないか///」
月・萌・紫・胡「「「「いや、褒めてないから」」」」
刃「僕に気付かずに布団に入り込んでくる気配の消し方は褒めるけど…もう少しいいことに使いなさいよ・・・なんか悲しいよ。」
みぞれ「そうか?十分いいことに使っていると私は思うが?」
校門前にいた生徒全員「「「「「どこがっ!?」」」」」
生徒の心が少しの間だけシンクロしたツッコミをすると予鈴のチャイムが鳴り、
胡夢「ヤバッ!?新学期から遅刻になるよ!?」
萌香「ええ!?」
刃「皆のクラス割りは僕が知っているから5人は僕について来て!!」
月音「う、うん!」
僕達は急いで教室に向かった・・・僕が知っている理由?転生前の知識でもなんでもなくただの職権乱用ですけど(理事長からクラス割の縮小コピーをもらった)、何か?
~HR~
猫目「はい皆さ~ん、お久しぶりで~す。私はこのクラスの担任の猫目静です。休校が明けて皆さんも二年生になりました。」
教卓の所で猫目先生が説明してクラスはワイワイとしているが、
ガラガラガラ…
財津原「すまない、職員会議が長くなって遅れた。」
ザンキさんが入ってくるとクラスの空気は一瞬にして凍った。ザンキさんは猫目先生と交代して教卓に立つと、
財津原「今年から正式に皆のクラスの副担任になった財津原蔵王丸だ。担当教科は体育と魔化魍に関しての授業と受け持つ…そしてなぜこのクラスはこんなにも空気が重いんだ?」
と首をかしげながら凍った空気のクラスを見まわしながら言うと、僕は手を挙げ
刃「多分財津原先生のイメージが・・・恐怖が埋めているからでしょうか?」
僕がそういうとザンキさんは手をポンと叩き、
財津原「そうか、ならこのクラスの皆に言う…俺は規則を破ったもの人に迷惑をかけたものには容赦なく叱るが、普通にしていたら俺は怒ったりしない…さらに男子生徒に告げる!もし恋愛などで困ったことがあったら俺に相談してこい!!ばっちりサポートしてやる!!そのほかの事はそこの刃に聞け。」
猫目「では、朝のHRは財津原先生への質問タイムにしますか?」
と猫目先生が言うとクラスの空気は一変して、クラスの全員がザンキさんに質問を始めた。
男子生徒A「先生の好きなものはなんですか!?」
財津原「コーヒーと和菓子、それと魚料理もすきだな。」
女子生徒A「年齢はいくつですか?」
財津原「確か今年で35くらいかな…?」
女子生徒B「では結婚はしているのですか?」
財津原「いや、まだしてないが彼女はいるぞ。誰かは教えないが」
全員「「「「「オオー!!」」」」」
男子生徒B「俺、付き合いたい女の子がいるのですが…」
財津原「なに!?後でどんなの子か教えろ!ただし赤夜萌香とかだったら、流石の俺でも無理だからな!!」
男子生徒B「ファ~~イズ(泣)」
男子生徒C「クソタッレーーー!!!」
男子生徒D「つまり紫たんなら…「公安に連行されたいか?」スイマセンでした!!」
女子生徒C「先生は刃君と仲が良いのですが、どういう関係ですか!?」
財津原「あ~刃とは人間界でギターの師匠と弟子と言った関係だな。」
そして時間が経過していき、残りが少しとなり最後の質問となった・・・
女子生徒Z(軽音部)「先ほど先生は刃君のギターの師匠と言うことですが、セッションできますか?」
財津原「セッションか…刃!!」
刃「ウェイ!?なんでしょうかザンじゃなくて財津原先生?」
財津原「トドロキのあれをやるぞ!!」
ザンキさんは烈斬をどこからともなく取り出し、斬徹をセットして構え
刃「今からっすか!?「そうだ!」…はあ、わかりました。」
僕も雷光を袋から取り出し残光をセットしてトドロキさんの念押しセッション(詳しくは仮面ライダー響鬼の第45話「散華する斬鬼」を見てね。)を20秒くらいやり終えるとクラス中から拍手が沸き起こりHRが終わった。
~放課後(飛び過ぎ?気にしたら負け!!)~
胡夢「やふ~~今年はつくねと同じクラスになれたよ~…これって運命?」
月音「って言うかみんな一緒のクラスだし」
萌香「運命にしては出来過ぎだと思うのだけれど…」
胡夢さんが浮かれている時に僕は
刃「あ~すまないがみんなが一緒の訳は僕と月音君の正体(人間)を知っているし、なにか問題があったら近くにいた方が僕やザンキさんが動きやすいからまとまってもらったということですよ・・・運命じゃなくて本当に・・・すまないと思っている。(吹き替え版〇ャックバ〇ワー風に)」
すると萌香さんは月音君を見つめ、月音君が萌香さんの方を向くと萌香さんは急いで顔を背け教室を離れた。少しして紫ちゃんが出ていき僕もこっそり後をついて行った。
少しして紫ちゃんが持っている壺に萌香さんが覗きこんでいるところを見かけた。僕はキハダガニを起動させ、近くに行かせ録音している時に壺からピンク色の煙が出たと思うと萌香さんはフラ~~ッと歩いて去って行った。
その時、僕の音叉が震え、手に取ると空から黒色鴉が来てディスク状態の戻し内容を聞くと
瑠妃〔刃さん、新学期早々ですいませんが、喧嘩が始まりましたので来てください!!〕
僕は黒色鴉を展開しなおして急いでその場に向かうが、移動している時にキハダガニを回収してその内容を聞くと
紫〔これは私が休校中に天才の私が開発した超強力なマジックアイテムですぅ、これを使えばきっとモカさんも素直になれますよ~〕
萌香〔…あれ?何も見えないよ紫ちゃん…〕
紫「ウフフ…自分の「欲望」に素直に…ね♪」
そこで録音は終わったが、
刃「欲望を解放しろってウヴァじゃねーんだから…はあ、またお仕事が増えるよ。」
黒色鴉「カア!(ヤッタネヤイバ!)」
僕は喧嘩している生徒二人を喧嘩ボンバーで倒し、公安に報告書を作成した後萌香さんを捜していたが郊外の一角で轟音が響き急いでそこへ向かうと胡夢さんとなぜかみぞれさんが
紫ちゃんを逆さづりにしていた。
刃「どうしたの二人とも弱いものいじめは駄目だよ~~」
胡夢「あ、聞いてよ刃…」
胡夢さんの話だと、萌香さんの様子がおかしかったのでみぞれさんに報酬込みで連れていってみると萌香さんが色仕掛けをしていて、みぞれさんと一緒に引きはがそうとしたがいつもより力が強く、逃げられてしまったところに紫ちゃんが惚れ薬のくだりを話したというわけらしい。
刃「なるほど大体分かった…がなぜみぞれさんはほれほれ君を僕に向ける?」
みぞれ「いや、お前にも効くかと思って…」
刃「やってもいいかもしれないが、ザンキさんから怒られるよ?それと紫ちゃん…」
紫「は、はい!?なななな、なんでしょうか?」
刃「ビクビクしすぎだ怒らないから!…紫ちゃんの作った惚れ薬は裏の人格の事も考えて作ったかね?」
僕がそういうと紫ちゃんはハッとした顔で
紫「わ、忘れていたですぅ~~!!」
刃「やっぱりね、そうだよね…というわけでザンキさん、後はよろしく☆」
僕がそういうと紫ちゃんの足についた縄が切れ、烈斬を持ったザンキさんが紫ちゃんの足を掴み
ザンキ「分かった…さて仙堂、向こうで少しお話しするか?」
紫「ヒエエエエエエエエエエエエエエエエ!!助けてくださいです~~」
刃「さあ、お前の罪を数えろ…強制的にな!!」
紫ちゃんはザンキさんに連行されると前もって放っていたディスクアニマルが戻ってきた。
刃「二人を見つけたのか?」
瑠璃狼「バウッ!」
刃「そうか…二人ともいくよ~」
僕はそう言いディスクアニマルの先導でその場所に一足先に向かうとそこは大きな妖力があふれ出ていて
裏萌香「まったく…よくも気安く触ってくれたな…よくも私の体にっ…」
月音「えっ…いや待って…これはあくまで合意の上で…」
桃色の髪の毛から銀色に変わっている萌香さんに月音君が弁解をしているが、表と合意は取っているけど裏とはしてないから意味がないね。
裏萌香「しかも何故お前がこの私の上に乗っているッ!!」
月音「ええええええェェェ「お前ごときが」待っ…」
月音君の訴えは届かず・・・
裏萌香「身の程を知れ!!!」
月音「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
裏萌香さんの蹴りを飛ばされる月音君その光景に僕はただ…
刃「月音君、吹っ飛ばされたあああああああああああ!!」
烈光をマイク代わりに叫ぶしかなかった…この後表の萌香さんは紫ちゃんから媚薬を飲まされていることを放した後裏萌香さんは
裏萌香「今後は人格の表裏関係なくこの体に触れることを禁ずる。」
さらに裏萌香は自分の胸に手を当てこういった。
裏萌香「お前が「赤夜萌香」を落としたいのなら、この私ごと口説くしかないんだよ。」
その一言に月音君の目に涙が浮かび、
裏萌香「もっとも私は攻略不能だがな」
月音「そ、そんなあああああああああああ!!!」
その光景を見た僕と胡夢さんとみぞれさんは
みぞれ「…たちの悪い抱き合わせ販売みたいだな…」
胡夢「グッジョブ裏萌香」
刃「僕ならウソダドンドコドーンって叫びたいね(キリッ)。第一、裏萌香さんを落とすなんて普通無理ゲーだよ・・・あ、そうだ萌香さん」
僕は先ほどの裏萌香さんのセリフでふと思いついたことがあったので尋ねてみた。
裏萌香「ん?なんだ?」
刃「先ほど萌香さんはなぜお前が私の“上”に乗っているで、月音君に蹴りました…つまり!!」
裏萌香「つまり?」
刃「月音君が下、萌香さんが上なら問題ないということですね!!その態勢なら僕も瑠妃さんとやりましたね~。萌香さんもなかなk「ほう…」あっ…」
僕が正気に戻るとモカさんの髪は逆立って、殺気は放出していた。
裏萌香「貴様…死にたいようだな…」
刃鬼(とりあえず変身した)「いや、全然僕はただ自分が疑問に思ったことを問いかけただけですよ?」
裏萌香「…殺す!!」
刃鬼「た、ただではやられん!!」
この後30分にもわたる攻防の結果半径50mのクレーターを作り、僕はおよそ30mも蹴飛ばされた…そして陽海学園特有の大結界が作り出した空を見つめながら
刃鬼「萌香さん…頬を赤らめながら闘っているということは少しは月音君の事を気にしてらっしゃるのですね…ガクッ」
と呟いて気絶した。気が付いた時、僕の布団の上にみぞれさんがまたがっていた(しかもナース服)事は言うまでもない。もちろん瑠妃さんと明日夢兄さんもいたのでキスは何とか避けれた。
後なぜか僕の隣のベッドでは顔に包帯を巻いたザンキさんがいたのはなんでだろう?
~新キャラ紹介(軽く)~
影野白鋼(かげのしろがね) キャラ案原案者:種地響介氏
種族:狼男 性別:男 年齢:15歳 見た目年齢:27歳(←原案からあった。)
設定:狼男の白子症(アルビノ)の為に迫害され、自分に関係の無い相手や出来事には積極的には首を突っ込まない性質。見た目がアレな為か落ち着いた雰囲気を持つ。外見に似合わず意外と家庭的な一面を持ち、救急箱と裁縫道具を常備している。また物事を合理的に考え、無意識の内に少しでも自分が傷付かない様にしている傾向有。
基本は友好的だが、一度敵意を抱いた相手には一切の容赦は無い。
アルビノの為妖怪化が不完全。妖怪時は人間時の体に毛皮が生え、狼耳と狼尻尾が付くが顔は殆ど毛が生えず、人間の時の顔が丸見えである。人狼種特有の爪と牙は生え無い。しかし脚力は同族の中でもずば抜けており人間時、妖怪時を問わずキックが主武器。
キリク=シャルバス=ガーランド キャラ案原案者:閃火・ムーンライト氏
種族:魔戦士(元人間) 性別:男 年齢:推定2000歳以上 見た目年齢:18歳
設定:昔は欧米では有名な騎士で、ある時魔女(?)と契約をし最強の不老不死となったが、約1500年ほどまともに戦わずのんびりと暮らしていたため魔法はほとんど使えなくなったが剣の腕は確か、身体能力も高く、魔法等の知識もあるため理事長の下に就職した。しかし昔には義務教育もなく本人も独学のため理事長が学園の入学を勧めた。(ジンキを餌にして)音撃戦士にかなりの興味を持っていて、ジンキと手合わせをしたいとも思っている。