混沌の使い魔 小話   作:Freccia

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悪魔全書として別にしていたものをこちらに結合、一部編集








登場悪魔設定

魔人 人修羅

 

 真女神転生3の主人公。悪魔の力の結晶であるマガタマを体に埋め込まれ、人から悪魔へ生まれ変わる。ストーリーによってはもう一度……。ゲームにおいては、最初は能力が低い上に即死攻撃を行う敵がかなり出るので、一撃死なんてこともざら。ただし、同じ流れをくんだアバタールチューナーというゲームではRPG史上最強とも名高い隠しボスとして登場。万能属性以外ほぼ無効な上に、ある条件下で使用する地母の晩餐が万能、ダメージ8000オーバーとかなり凶悪。最大HPが999なので、完全なオーバーキル。加えて、魔法無効スキルなどをつけて挑むとその慈母の晩餐を連続使用と更に容赦がなくなる。唯一優しいのは、戦いを挑む場合、選択肢で本当に戦うのか念押ししてくれること。

 

アバタール・チューナー 人修羅戦参考動画(part5まで)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm125198

真女神転生3おすすめ動画(ネタだけれど、面白い上に、ストーリーも多少は分かる……はず)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm10641491

 

 

 

 

天使 パワー

 

 能天使、エクスシアイとも。神学に基づく天使の階級において、第6位の天使達の総称。天に背いた悪魔達を滅ぼすという、直接的な戦闘が役目。それを忠実に再現したのか、真女神転生で登場した際も、他の天使に比較して戦士としてのイメージを強く描写。赤塗の長槍に、同じく赤塗の盾、鎧、兜を装備。ゲームでも、筋肉質な体格に相応しく、能力、スキルともに肉弾戦重視の戦士型として登場。ただし、直接的に悪魔と接する機会が多いために堕天使となるもの多いということからか、紫のカラーリングに、盾に描かれた模様もどちらかといえば禍々しい感じ。

 

 

 

 

聖獣 ユニコーン

 

 額の中央に螺旋状の筋が入った一本角の馬として非常に有名。美しい白馬の姿で描かれることが多いけれど、本来の性格は非常に獰猛かつ傲慢。その一番の特徴である一本角でゾウすら刺し殺すという話があったり、その傲慢な性格のせいで原因でノアの方舟に乗らなかったという話も。また、その角には特殊な力があって、水を浄化し、毒を中和するというのをはじめ、さらには痙攣や癲癇などのあらゆる病気を治す力があるということも有名。処女の誘惑に弱く、角を手に入れるためにはその性質を利用して捕えるとか。注意すべきは、もし自分と関わった処女が偽物であることがわかった場合、激しく怒り狂って自分を騙した女性を八つ裂きにして殺してしまうという。処女に拘るという人は多いかもしれないけれど、その意味でユニコーンに勝る人間はなかなかいないはず。 ただ、女装でも良いとか謎の性質も……。

 

 

 

 

外道 ファントム

 

 西洋で言うところの亡霊・幽霊、もしくはもう少し幅広い使い方をすることも。真女神転生でも靄の中に顔が浮かんでいる姿で登場する定番の悪魔で、敵にすると割と厄介。吸魔でMPを吸収、使ってくる魔法もそれなりの威力。物理攻撃にも強いので、どうしても魔法での攻撃が必要。破魔には弱いのでそれで一掃はできるけれど、なければ面倒なのがこの系統の悪魔。更に、自爆や特攻などのスキルも持っているのでとにかく敵として面倒。ただし、仲魔として使うと、合体の時にできる悪魔が偏るので使いづらいのも外道。

 

 

 

 

妖精 ティターニア

 

 妖精の女王として、タイタンの娘、タイターニアとしてシェイクスピアの戯曲「夏の夜の夢」で登場。そもそもは妖精の女王に呼び名はなく、ロミオとジュリエットではマッブ(クイーンメイブ)と言われるとか。真女神転生3ではティターニアもクイーンメイブも妖精の女王として登場するけれど、見た目からは断然ティターニアがおすすめ。ティターニアは華やかなその見た目と、魔法全般に強いという耐性、攻撃スキルとして絶対零度、回復スキルとしてバッドステータスもまとめて回復する常世の祈りを使えるとかなり優秀。個人的に、レベル的には最終ダンジョンは厳しいけれど、どうしても手放せないのがティターニア。旦那としてオベロンも登場するけれど、こちらはすべてにおいて奥さんに劣るというのが悲しいところ……。初期の真女神転生ではオベロンの方がレベルが高めで威厳があったとのことだけれど、少なくとも、現在はその面影はない。

 

 

 

 

魔獣 ケルベロス

 

 ギリシア神話の冥界の番犬、もしくは地獄の番犬として有名。真女神転生でも定番中の定番で、初代真女神転生では衝撃的な登場をするのに加えて、ノベライズ版の相棒としてもしばしば登場。ただし、一般的には三つ首の姿で描かれることが多いけれど、真女神転生では一つ首で登場。弟とされるオルトロスはきっちり二つ首なんだけれど……。概して強面ではあるけれど、音楽を聴いて寝てしまったり、実は甘いものが好きだったりと案外可愛らしい面も。でもまあ、唾液からトリカブトが生まれたとか、やっぱり凶悪ではあるのかも。

 

 

 

 

大天使 ウリエル

 

 天使の最上位である熾天使の一人で、ミカエル、ガブリエル、ラファエルと並んで有名な存在。ただし、他の熾天使と違って正典には描かれていないとかで、カトリックでは認可されていないという面も。

それが理由で堕天使の烙印を押されたこともあったとか。また、ゲームなどでは「地」の属性に当てはめられることが多いけれど、ウリエルという名には「神の炎」「神の光」という意味があって、火に関連した逸話も多い存在。真女神転生3ではソロネから変化するので、自然、火炎スキルを継承。これが意図してということなら、さすがメガテンといったところ。

 

 

 

 

霊鳥 ガルーダ

 

 ガルダ、ガルーダとして呼ばれるけれど、ガルトマーン(鳥の王)、スパルナ(美しい翼を持つ者)、スレーンドラジット(インドラを滅ぼす者)など異名も多数。話が伝わった先ではグルル、迦楼羅天ともなっているので、真女神転生では同時に複数の在り方で出演しているということも。インドでは悪いイメージのあるナーガ族(竜・蛇の類)と敵対関係にあるということで、崇拝の対象。そこはヴィシュヌの乗り物というのも理由か。ただ、乗り物とは言うけれど、神話の中ではかなり強力な存在。神々の王インドラが最強の武器ヴァジュラを使って襲いかかってもガルダに敵わなかったなど、なぜに乗り物になっているのかが不思議な存在。

 

 

 

 

霊鳥 ジャターユ

 

 インドの叙事詩、ラーマーヤナに登場する鳥の王。6000歳を超える老齢の禿鷹として描かれる。ガルーダの兄弟である暁の神アルナの子とされることもあるけれど、ガルーダの子とされることも。真女神転生3には登場しない悪魔だけれど、砂漠を舞台にするにあたって移動力高い悪魔として鳥型、それでいて様になるものということで、ガルーダと合わせてこのジャターユを選択。選択自体はたまたまではあるけれど、実はガルーダと深い縁があったと後で知って驚いたもの。

また、ガルーダは母を助けるために、ジャターユは攫われそうになった友人の妃を守るために戦うなど、かなり人情味のある存在。

 

 

 

 

妖鬼 オンギョウキ

 

 藤原千方の四鬼として知られる鬼。どんな武器も弾き返してしまう堅い体を持つ金鬼、強風を繰り出して敵を吹き飛ばす風鬼、如何なる場所でも洪水を起こして敵を溺れさせる水鬼、そして、気配を消して敵に奇襲をかける隠形鬼。忍者の原型と言われていて、隠行鬼などはまさにそれ。太平記では藤原千方はこの四鬼を従えて、朝廷に反乱。

しかしながら、藤原千方を討伐しに来た紀朝雄の和歌により、四鬼は退散、滅ぼされる。何かしらモデルはあったとは思うけれど、それはどんな話だったのか……。ちなみに、ゲームではそれぞれの鬼が登場して、キンキ、スイキ、フウキを三身合体することでオンギョウキを作成可能。その前提としてそれぞれを撃破することが必要なんだけれど、他の鬼はともかく、オンギョウキはかなりの強敵。まさに忍者らしく、分身。偽物を攻撃するとターンが一度で移り変わるけれど、分身はそれぞれ攻撃してくる。攻略法を知らないと一方的にやられるという凶悪さ。さすがに仲魔にした場合は分身がないけれど、代わりに物理攻撃が無効という特性がデフォルト。物理無効は持っている悪魔は少ないので、ラスボス戦でも使える優秀な存在。

 

 

 

 

魔王 モト

 

 シリアの地中海岸に伝わるウガリット神話に登場する、炎と死と乾期の神。何かと有名な豊穣神バアルの兄弟にして敵対者、かつ、互角に戦うとかなり強力な存在。バアルが嵐を司るのに対して、モトは乾期。その戦いは7年周期で終わりがないともいわれ、雨季と乾季の入れ代わり、季節の移り変わりを象徴したものとされることも。神話通り、ゲームでもかなり強力な悪魔として登場。仲魔としてはレベル91、ボスとして登場する場合は電撃が弱点だけれど、それ以外はほぼ無効とかなり厄介。全員が電撃を使えればそれなりに楽だけれど、逆に電撃を使える仲魔がいないとかなり苦戦。また、攻撃面でもマカカジャを使った上でメギドラオンと凶悪。ただし、攻撃回数増加とマカカジャを意味がなくなっても繰り返し続ける、ずっと俺のターンのモト劇場というバグでも有名だとか。

 

 

 

 

邪神 バフォメット

 

 山羊の頭に両性具有、黒い翼と、ある意味テンプレートになっている悪魔の姿は、バフォメットがモチーフ。名前の通り、イスラムの予言者マホメットのもじりか誤記とも。西洋から見たイスラム教を邪教とするからだとすると、あり得る話。テンプル騎士団が崇拝していた、魔女の黒ミサで崇拝されていたとも言うけれど、つまりはそういうことなのかと。ゲームではご立派なあの方を呼び出すのに大活躍していたので、悪魔を呼び出す役として選択。

 

 

 

 

魔王 アルシエル

 

 カルデア人が信仰していた、地獄の最下層である第7層「ゲヘナ」に棲んでいるとされる暗黒の神。また、「黒い太陽」を象徴するとも。ゲヘナは、旧約聖書「ネヘミヤ記」にも記載されていて、エルサレムの城壁の南側にあるというヒンノムの谷の事。古くから幼子が生贄として捧げられ続けた場所で、後世では街のゴミや動物、罪人の死体などの焼却場に。そのことからゲヘナは地獄と同義語とされて、腐乱した死体や生ゴミに蝗がたくさん集まっていた事や、「奈落の王」という共通点から、アバドンと同一視される場合も。それをモデルにしたのか、ゲームではアバドンから変化させることでアルシエルに。魔法全般に強いなどと耐性も優秀で、最後まで頼りになる存在。ただし、ボスとして登場する場合は、万能属性で全体のHPを1にするソルニゲル、そこから更に物理攻撃であっさり主人公が倒される可能性があると、かなり厄介。

 

 

 

 

造魔 ウラル

 

 完全にオリジナルの、梟をベースとした使い魔。名前もそのまま、「ウラルフクロウ」から拝借。人間の姿をとった場合の基本的な容姿は、華奢な10歳程度の少女。髪をサイドテールに、基本的には無表情。無表情なのは、梟ベースで昼間は眠いからというのと、もともと備わっている感情が薄いからとして。その辺りは地力の成長と感情の結晶であるマガツヒの吸収、加えて人との接触の中で少しずつ習得予定。それと、髪色のくすんだ金色というのは、個人的に梟をイメージするカラーだから。その他身体的な特徴としては、両性具有だけれど巨乳。両性具有というのは、作ったのが天使であるウリエルだから。

巨乳なのは、鳥娘の基本的な特徴はそこにあるはずだから。結果的には色々な属性がついたけれど、気にしない(笑)「造魔」という括りは、梟をベースにした使い魔ならこれが一番近いかということで選択。

 


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