チートと転生、あとガンダム   作:ロイ

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連合とかザフトとか実はどうでもいい

C.E.71年1月25日

 

SIDE ロイ

 

先程ヘリオポリス崩壊の知らせが届いた、やっと原作開始か。

ウズミがカガリのことで騒いでたが、まあ大丈夫だろう。

 

プラントが宣戦布告してから、L2のコロニー群にアルミューレ・リュミエールを配備した。つまりアルテミスの傘の発展型で22基のコロニーを包囲出来るようになった。ちなみにエネルギーはGNドライブを使った。木星でしか作れないと言ってたが、錬金術で一発だった。

 

戦争が泥沼化して、L2コロニーへの移民が更に増えた。評判を聞いたオーブ市民たちは、移民ブームが起こった。コロニーは選挙制度があって、サハクの縄張りなので他氏族の強権がない。オーブ政府に喧嘩売ってるようだが、コロニーはサハクの所有物だ、問題はないだろう。

 

原作ではサハク家の支持でGを開発していたわけだが、ここでは乗り気じゃないサハクを見て、アスハが秘密裏に支援していた。少しだけウズミを見直した、MSの技術は確実に必要になるからだ。最もバレたのは大きなミスだが。ヘリオポリスが崩壊してもオーブは大声で非難出来ないので、この件は有耶無耶になるだろう。

 

先日、VF17を公表した、オーブは連合より早くヒト型機動兵器を量産することになった。そしてナチュラル用OSもほぼ完成していると発表した、これに対し大量の打診があった、全部断ったけど。

 

しかしウズミは頑固だった、モルゲンレーテのMSがあるので(試作機が完成している)VFは要らん、ついでにOSもいらんとか言ってた。だめだこりゃ。ついでにC.Bの兵器は全部使うつもりがないようだ。

 

ヒルドルブは連合に大人気です、MTはMSと戦車を足して割ったようなものなので、ほどほどの高い技術と性能を持っている、物量作戦が主体な連合にぴったりだ。ZAFTには主に無人兵器を売っている、兵員数が少ないZAFTは無人兵器を重宝しているようだ。

 

それと家族が増えました、ステラ・R・サハク14歳、年上なのに私を「お兄ちゃん」と呼ぶ。萌え死ぬかと思いました。父の親バカっぷりが天元突破してしまいました、私とミナ、ギナは精神の成長が速すぎて可愛げが無かったのだろう。今はミナ、ギナと共にL2で勉強しています。もちろんミナ、ギナも可愛がっています。シンにはやらんと決意しました。

 

今ミナ、ギナはヘリオポリスの救助に向かっているはずです。L2からL3に向かうのは遠いけど、なんとか間に合うでしょ。

SIDE OUT

 

 

SIDE ミナ

 

まったく、アスハも無能だな、機密がバレた上救助も派遣出来ないとは。最近海賊が多いからか?だがこの戦力なら大丈夫だろう。ソロモンの戦艦を二つもロイから借りたからな、戦闘艦は三隻だけだが、全く心配などしていない。プトレマイオスと言うらしいな、推進口が緑?…考えても無駄か。ついでにエース用のVF25のテストも頼まれた、最近VFに慣れすぎてMSが哀れに見えてきた、機動性の差が大き過ぎる。

 

「ミナ、海賊だ、15隻もある。タイプがバラバラなのに数が多すぎる、恐らくジャンク屋組合が裏にいる。」

「ギナ、本拠地は観測できるか?」

「目星はついてる、適当に尋問すればわかるだろう。」

「では敵戦力を壊滅させた後、本拠地を叩こう、帰るとき襲われるとまずい。砲撃タイプのDXと言うのがあるらしい、バッテリー問題で1回使うたびに長い充電が必要だが、ロイ曰くあれは艦隊殲滅用砲撃機らしい、大丈夫だろう。」

「たしかに。それで提案だが今回はトーラスの性能を確認したい、我々は本拠地攻撃の時に出よう。」

「それもいいか。」

トーラス、ロイが言うにはMDらしい、というかあいつの戦力は全部無人だ。試す必要はあるか。

「オペレーター、プトレマイオス1、2に通信をつなげ。」

「了解。」

通信はつないだが、やはりSOUND ONLYだった。

「こちら<バエル>だ、プトレマイオス1、2は攻撃を開始せよ、ただしDXは使うな、トーラスのみで戦え。」

「「了解!」」

さて、見せてもらおうか、悪魔の力を。

 

SIDE OUT

 

二つの戦艦からトーラス12機が発射された、4小隊に別れた後、敵に正面から突っ込んでいく。

そして始まるのは、一方的な殺戮だった。

トーラスのビームは正確にMS、MAのコクピットを貫き、パイロットは悲鳴を上げる暇もない、敵艦への射撃も正確だ、全部ブリッジ、エンジンもしくは弾薬庫に命中している。その正確無比な攻撃を減速することなく放ち続けている、黒い外見と相まって悪魔を連想させた。

 

SIDE ミナ

 

なんだこれは!圧倒的すぎる!これが我らの、ロイの力。

くくく、確かにこれは戦力の心配はいらんな、これでも量産機なのだから。特機の威力はどれほどの物になるだろうか。

このままでは5分かからず文字通り全滅だぞ。

「しまった!プトレマイオス、捕虜を残せ!」

「「了解!」」

私としたことが。

「ふう、強すぎるのも問題だな」

「しかし我が弟もかわいい顔してエゲツないものを造るな。」

「ギナ、帰ったら真っ先にステラに会いに行こう、癒しが欲しい。」

「同感だな。」

 

 

 

本拠地はツインサテライトキャノンで隕石ごと消滅した、そのせいでVF25のテストが出来なかった。

 

戦争ってなんだろう。

 

SIDE OUT

 


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