チートと転生、あとガンダム   作:ロイ

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大革命の始まり

SIDE ロイ

 

これでプラントを制圧しても世論を気にする必要が無くなった。ラクス・クラインはよく働いてくれた。あのピンクの外交ではプラントを救えない、デュランダルなら別だったろうが。しかし、あいつらコペルニクスにスサノヲとツクヨミ(イズモ級)を隠していたとはな、返してもらったが。そろそろDSSDを攻略するか。そういえば原作みたいに攻撃されてないな、なんでだろう?

 

ミナチームをアフリカに派遣しよう。南アフリカ統一機構の了承は得たので正式に派兵できる。連合はファントムペインを使うか。ん?ネオ・ロアノーク、スヴェン・カル・バヤン、ミューディー・ホルクロフト、シャムス・コーザ、此処にいたのか。しかも指揮はこちらに任せるのか、中々いいな。

 

大統領にあのプラント担当の外交官を変えてもらおう。このまま私が相手してるとプラント消滅させない保障がない。たしかドSの奴が一人がいたな、あいつに苛めてもらおうか。

 

最後に明日のチェックだ。

 

SIDE OUT

 

翌日、コトー・サハクが「人類進化プラン」を発表。ロイがコロニー基幹部に取り付けたセンサーで全国民に対する検査をしたが、その結果でニュータイプ素質を持つ者が1.5万人いることが判明した。コトー・サハクは同数のナチュラルをイノベイター化する宣言した。この未知の挑戦は困難を極めるだろうが、国民は興奮してしょうがない。

 

これはまだ国家プロジェクトではないので人員の選定はサハクが独自で決めることになる。もちろん選定された人の意思は尊重するし、費用は全部サハクが持つ。ロイは選定標準、機密保護方法、管理方法などを教えたが量が多すぎて中々進まない。それでも全員頑張ってるし、確実に前進しているのでロイはテコ入れとかはしない。

 

ネオ・オーブはミナを中心の部隊とラー・カイラムをアフリカに派遣し、連合もネオ・ロアノークを中心としたファントムペインと陸上戦艦ボナパルトを送り出す。これでアフリカの心配は要らなくなった。

 

一応、ネオ・オーブは採掘基地を壊された件でプラントに講義したんだが、以下ラクスの発表

『アフリカのアークエンジェルの行動は市民の自発的行動であり、プラント政府は一切関与していません。故にネオ・オーブの抗議を受ける理由もありません』

原作のユウナ以下の言い訳だった。

 

ネオ・オーブはDSSD攻略の準備を始める。同時に大洋州連合が我慢しきれ無くなって宣戦してからカーペンタリアへの攻撃を開始した。ネオ・オーブこれ幸いと考え、カーペンタリアへの軌道爆撃を開始する。ジブラルタルも影響を受けて防御を硬くする。

 

大洋州連合のプラント系企業も徐々に排除され、PU系企業が発展する。

 

状況を見て、ラクス・クラインはエターナルを使ってネオ・オーブへゲリラ戦を仕掛ける。勿論「市民の自発的行為」だ。デスティニー(ハイネ)、ストライクフリーダム(キラ)を使うがアメノミハシラにはギナがいるし、ソロモンは論外、本国にはロイがいて、隙など無い。結局は無意味に終わった。

 

ネオ・オーブがZAFTに対し軍事行動を開始したのを見て、南アメリカ合衆国と汎イスラム会議はプラントとの交流が少なくなっていく。支援されてる身でPUに逆らう事は出来ない。更にPUは南アメリカ合衆国の連合脱退と汎イスラム会議の条約解除に介入しないと発表したので反対感情も少なかった。

 

 

準備している間、ロイは宇宙海賊が増えてると言う情報を得た。傭兵のお陰で被害はまだないが、このまま増えれば防ぎきれない。ロイは即座にソロモンからプトレマイオス(+トーラス*8)を30隻出し、徹底的に航路付近を掃除した。補給が殆ど必要なく、実力も異常なまでに強いので海賊は大量に殲滅された。調査の結果、ZAFT軍の一部が暴走したのが原因だと分かった。後日、プラントから「ZAFTがネオ・オーブから攻撃受けた、弁償しろ(意訳)」との表明があった。ロイと各国(プラント以外)の元首はまたSNA値が削られた。

 

 

連合とネオ・オーブの援軍で南アフリカ統一機構は狂喜したがアフリカ共同体の首脳陣は連日顔色が真っ青だ。功労あるアークエンジェル組を自分達が排除すれば士気はどん底に落ちる。しかしこのまま連合とネオ・オーブの相手までするなど勝てる筈がない。快進撃の今、停戦交渉などしても納得しない者も多いし、南アフリカ統一機構側も受けないだろう。アフリカ共同体は水面下で必死にネオ・オーブと交渉する。ネオ・オーブさえ撤退すれば連合とZAFTが潰し合い、アフリカ軍同士で戦えると考えたからだ。しかし、ネオ・オーブの目的はアークエンジェル組なのでそれを殲滅するまでは撤退しないとの一点張りだ。アフリカ共同体の悩みは終わらない。

 

プラントは今、コペルニクス、アフリカ共同体との貿易で食糧問題は何とか一息つけたがアフリカ共同体の動きで状況がまた悪化する可能性が高い。

 

ロイが超嫌がらせでラクス・クラインとロンド・ギナ・サハクの政略結婚でついでに終戦条約と食料輸出の交渉をすると提案した。プラント上層部はかなりの数がこの提案に飛びついたが本人とキラ・ヤマトに猛烈な反発によって無しとなった。元々嫌がらせなのでロイに落胆はない、しかしプラントはこの一件でラクス・クラインと上層部がお互い不信になる。現状をはっきり認識している上層部としては政略結婚は上に立つ者の義務と捉えていて、それが出来ないラクスは議長に相応しくないと考えるようになる。ラクスは上層部が自分を排除するために動いてると思うようになった。プラントは混乱し始める。

 

 

 

メシア

パイロット:レイ・ザ・バレル

説明:ガンダムヴァーチェをモデルにVFとMSを完璧に融合させて創りだされた試作機。そのため分類がまだ決まらない。見た目は赤いヴァーチェの後ろにドラグーン付きの金色の輪を背負った感じ(輪のイメージはスターゲイザーのを参考にしてください)。移動速度も速いが超火力が特徴、固定砲台として開発された。総合性能はハウメアやアマテラスを上回る。

光圧推進システム:後の輪はドラグーンユニットだがヴォワチュール・リュミエールの技術も使っている。

ミラージュコロイド:ステルス機能と幻影機能。

アクティブステルス:ミラージュコロイドと併用するとハンパないステルス性を発揮する。

ピンポイントバリア:重要機関を保護するためにバリアを展開する。

複合フィールド発生装置:機体を包む陽電子リフレクトフィールドとビームフィールドを同時発生させることが出来る。実弾もビームも怖くない。

VPS:近接戦闘用です。

ハイパーデュートリオン*2:内一つは複合フィールド発生装置専用で防御能力が更に高くなった。

変形機構:陣地転換以外に使い道がない。

 

武装:

小型試作陽電子砲:GNバズーカ位の大きさで冷却装置付きで掃射用。動かなければ30秒でチャージが出来る。マッドの最新作。

試作レーザースナイプガン*2:肩に付いてて狙撃専用。ビームでは無くレーザーなので各種フィールドを突破できる。射程が恐ろしく長いが威力がいまいちなので装甲を融解させるまでには時間がかかる、そのため戦闘中のMSを狙撃するのは難しい。射程を短く設定すると威力が上がるので逆に使い易い。

ドラグーン:地上ではただのビーム砲でむしろ防御用兵器。

クスィフィアス3レール砲*2:腰のあれ。

胸部拡散ビーム砲:大出力のビーム砲です。

 

 

 


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