チートと転生、あとガンダム   作:ロイ

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そうだ、開き直ればいいんだ

全世界がPUの実力に驚いてる頃、宇宙では「そんなモン知るか!」的にアメノミハシラに向かう船が二つ有る。アークエンジェルとエターナルだ。

 

アメノミハシラ。VF17のパイロット二人が話している。

「おい、今回は出撃なしだ」

「は?相手はあのアークエンジェルだぞ」

「少将自ら出るそうだ」

ミナとギナは色々功績があるので昇進しました。

「ギナ少将なら問題ないだろうが何故に単機?」

隣のVF25も準備をしていない。

「ああ、直属の三人はあれを操作する」

「あれって?」

「最凶の組み合わせのあれだ」

「げ!?それを直属が操作するのか!?というのかあれ使っていいのかよ?」

「相手はテロリストだからいいんじゃないの?残ったあれを此処に置いても意味ないし、他国軍に使うわけにもいかないだろ」

「可哀想に」

「それに奴ら戦力はMS一機だけと少将に聞いた」

「相変わらず頼もしいな、ウチの諜報部」

「そうだな、と言う訳で観戦室に行こうぜ」

「だな」

 

SIDE ギナ

 

さて、バカが来たわけだが丁度改造したエピオンを試したかった所だ。しかし、あいつらロイが居なければ勝てるとでも思ってるのか?

 

『少将、敵MS出てきました』

「分かった、あれを発射させろ」

『了解』

 

我も出るか。

 

SIDE OUT

 

アメノミハシラからエターナルに向かって六つのミサイルが発射された。ストライクフリーダムは砲撃するも側面のブースターで回避される。このミサイルはソキウスが先行量産型量子通信機で操っている、簡単には当たらない。キラはこれを見ると接近して撃ち落とそうとする。真正面から突っ込んでいき、ミサイルをやり過ごしてから一斉射撃で攻撃する。そしてピンクっぽい光と共に吹き飛ばされ、右手と両足が消滅する。以上、核ミサイルでした。

 

ソキウス+核ミサイル+量子通信と言う最凶コンボを使ったギナは容赦なく追撃する。ロイから言われてるので殺しはしない。だが逃げ出すストライクフリーダムを蹴ったり切ったりと色々やっている。帰ったら涙目物確実である。

 

 

SIDE ロイ

 

なんかバカがアメノミハシラにいるがどうでもいいな。

ジブリールがダイダロス行きたいとか言ってる。予定通り送ってやることにしました。地上では連合が内輪もめで戦力消耗中、ZAFTはダメポなので近日中に宇宙に上がることにします。ユウナも大丈夫そうだし、ウナトに色々アドバイス貰ってるし、任せてもいいだろう。という訳で私、ミナ、シン、劾、マリア、メイリンはブースター付けまくったラー・カイラムで上がる。ジブリールは別便です。

 

地上では両方共戦力がほぼ無くなった。後は宇宙だ。

 

SIDE OUT

 

SIDE デュランダル

 

ど〜う〜し〜よ〜う〜かな〜?かな〜?かな〜?

「ギル、しっかりしなさい!」

「はっ!……済まないね、タリア」

「大丈夫?」

「議長やめたい」

「冗談言わないで。あなた以外に何とか出来る人は居ないでしょう?」

「そうだね」

なんか悟りを開いた気がする。Dプランなんてほっといてタリアとレイとで静かに暮らしたい。

「それで、どうするの?」

Dプランは全世界で実行しないと意味が無い。しかしこの戦力ではPUの相手は出来ない。参ったな、Dプランを放棄したらやることが無くなってしまった。

「取り敢えず地上は戦力回復だ。カーペンタリアとジブラルタル以外の基地を放棄する」

「そうね」

「私とミネルバは宇宙に上がる。ダイダロスの連合を叩けばロゴスは終わり、戦争も終結出来るかもしれない、ネオ・オーブには停戦を申し込む」

「そうするしか無いわね」

「ああ、ロゴスが残っても従う戦力が無ければ意味が無いしね」

「ええ。ただ、なんでだれも気付かなかったのかしら?」

「我々も浮かれていたということか」

そうだな、遺伝子適正検査で会社を建てよう。私は道標を与えるだけ、人の未来は全員で作ればいい。ネオ・オーブはコーディネーターの抹殺なんてしないから負けても最悪の事態にはならない。

 

SIDE OUT

 

戦場は宇宙に変わる。地上はPUが優勢で覆す手段はない。デュランダルの停戦の申し込みは拒否された。攻撃して負けて停戦してくださいじゃあ、だれも納得しない。しかしデュランダルはロイからの秘密通信でダイダロスが落ちるまでは攻撃しないとの保証をもらった。ジブリールはダイダロスに向かい、デュランダルは宇宙で戦力をかき集める。ネオ・オーブはコロニーの位置調整を始めた。アークエンジェル組はストライクフリーダムの修理とインフィニットジャスティスのパイロット選出で忙しい。マルキオが影響を失ったジャンク屋連合はアークエンジェルへの支援を止めて、連日ネオ・オーブ政府と交渉している。そのため支援は全部プラントのクライン派がすることに成った。オーブからの支援も途絶えたので予算が結構厳しい。

 

 

 

コロニーに着いたロイはアスカ一家と食事するとか、マリアと遊ぶとか、ステラと訓練するとか、メイリンと買い物に行くとかと悠々自適な生活をしている。ここのところラクス・クラインが頻繁にネットで演説をしていて、ミーアはコペルニクスに軟禁された。プラントでのラクスの支持者は増え、大敗したデュランダルの支持者は減った。しかし軍はそうではもない、ネオ・オーブの強さを直で思い知った彼らはデュランダルがどれほど苦労したかが分かる。

 

SIDE ラクス

 

最近プラント以外の支援が途絶えました。マルキオ導師は狂ってしまいましたし、カガリは喚くだけですわ。アスラン、早く帰って来てカガリを抑えてください。キラもロールアウトしたばかりのMSを壊したので落ち込んでいます。流石に核ミサイルを使うとは思いませんでしたわ。しかし私のプラントでの影響力は増すばかりですわ、デュランダル議長が大敗したせいでしょう。資金も充分ですし、そろそろドム27機の一個大隊が完成しますわ。戦いはこれからですわ。

 

SIDE END

 


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