チートと転生、あとガンダム   作:ロイ

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やっちゃいました、そして第一歩への準備

東海岸では、連合の新型MS3機がフリーダムと戦っている。ジャスティスは居ない、キラ一人では3機を抑えられそうにない、周りへの被害は甚大だ。

 

SIDE ロイ

 

1対3、始まったばかりか。なんか此処でイベントあった気がするんだけど。ん?生体反応?ってアスカ一家じゃん!しかも山にいる!?助けるしか無いか、未来はともかく今はオーブの人間だ。

<おい!そこの民間人、早く避難しろ!ここは最激戦区だぞ!>

こっち見た、早く避難してほしいんだけど。げ!フリーダムがフルバースト体勢に入ったぞ、方向もバッチリだし!まあ、防ぐのには間に合うか。あれ、そうなると原作でのシンの敵討相手は間違ってなかったんだな。

 

「ぐっ!」

少し揺れたが、問題はないな、Iフィールドあって良かった。しかし原作と違って直撃コースだったぞ、私が呼び止めたからか?

<早く!>

やっと反応した、そしてなんでフォビドゥンがこっちに来るんだよ!しかもフレスベルグ使うのか!

「ちっ!」

防ぐしかねーな、後ろにはアスカ一家がいる。

 

だがこのままでは駄目だな、一気にフォビドゥン倒すしか無い。仕方がない、此処では見せるつもりはなかったんだが。

 

「トランザム!」

 

SIDE OUT

 

金と黒の機体が赤く輝く。

その光にアスカ一家がまた立ち止まる、赤いビームがアマツに当たる前に霧散した。アマツはすぐにバスターライフルをドッキング、チャージなしでフォビドゥンに向かって発射する。

ビームと見てシャニはエネルギー偏向装甲を前に出す。太いビームの先頭は装甲に当たって偏向せずに霧散した、だが次第に処理しきれ無くなってビームに包まれ、爆発した。

トランザムの時間が過ぎ、煙が晴れたあと、偏向装甲が潰れ放電しているフォビドゥンがあった。

 

SIDE ロイ

 

「ふむ、チャージ無しではコレくらいか」

三機が撤退するか、指揮官は優秀だな。さてアスカ一家はどこn…

<はあ、お前ら足止めてどうする、今の内に早く避難しろ>

アスカ一家が走り去っていった。あっマユちゃんがお辞儀してきた、いい子だなぁ。最近ステラが色々分かってきたので私を弟と認識するようになった、性格も変わったし。いい事だけど甘えてくれなくなってちょっと寂しいです。

 

『なんなんだ、君は!?』

フリーダムからの通信ね。

「オーブ北部防衛部隊のロイ・サハク将軍だ」

『え、味方』

「IFFを見ろ」

『あ』

「私はこれから東部の前線に行く、お前には主にあの三機の相手を頼みたい」

『え、あ、うん』

「感謝する」

 

敵はすでに上陸したか、早く行かないとな。

 

SIDE OUT

 

SIDE アズラエル

 

北部侵攻は無理でしたか、あっちはサハク軍を止めるだけで結構なので問題はありません。問題があるのは…

「サザーランド大佐、フォビドゥンを倒したMSの情報は出ましたか?」

「僅かですが、金と黒のMSで砲撃タイプのようです」

「映像はありませんか?」

「出します」

な、ビームが効かない、偏向じゃなくて霧散しただと!そして最後のビームの威力、MSにあれほどの威力を持たせることができるのか。

「あれを鹵獲出来ませんかね?」

「無理でしょう、今も前線で暴れてますよ。機動力も侮れません、精鋭のMS隊の攻撃が全く当たらない。アストレイの派生型に見えますが、性能で言えばZAFTの新型なんて目じゃありませんね。パイロットがエース級だったら、艦隊を瞬殺出来ますよ」

「誰ですか、オーブはMSを実用化したばかりとか言ってたのは」

「サハクが開発した物でしょうね、あれは。北部戦線の被害は甚大ですよ」

「まあいいでしょう、オーブ行政府を占拠すればこちらの勝ちなんですから」

 

SIDE OUT

 

夕方になり連合が撤退していく。オーブ東部はボロボロだ、北部はミサイル一発も当たってないが。連合がも一度攻撃すれば東は突破されるだろう。

 

SIDE ロイ

 

やっと撤退したか、そろそろ休みたい。しかし乱戦になると意外に戦いにくい、あれほどの数にもなると攻撃するチャンスも少なくなる。経験が少ないのが仇になった、今度からはきっちり訓練しよう。

「ん?あそこに居るのはフリーダムとジャスティス、仲直りのシーンか?」

どうでもいいや。

SIDE OUT

 

SIDE カガリ

 

全く世話のかかるヤツらだ。同じ敵が出来ないと仲直りも出来ないのか?(普通です)

『カガリさん!MSが一機通過します!』

マリューからの通信のすぐ後に突風が起こった。

「おい!なんだあれは!?」

『IFFではロイ・サハク将軍の機体と出ています』

「あんな機体は知らないぞ、そいつを連れてこい!」

『無理よ、追いつける機体がないわ』

「カガリ、パイロットは茶髪の子供で、連合の新型機を倒したんだ、味方なのは間違い無いと思う」

「そうなのか、戦争が終わったら問い詰めてやる!」

 

SIDE OUT

 

 

ロイは北部司令部に戻った。

「おかえり」

「ただいま姉さん。で、アスハの方どうなんですか?」

「マスドライバーとモルゲンレーテに自爆装置を仕掛けたところだ」

「やっぱりか、HLVは準備できたよね」

「ああ」

「後詰めは私がやります、アマツは単体で大気圏離脱出来ますから」

「ゑ?」

「あれ?言ってなかったけ?一応無限機関二つ積んでるんだけど。」

「推進剤が足りないだろう」

「似たようなもの作成できるから大丈夫」

「…私の専用機も出来るんだろうな?」

「もちろん」

「じゃあ、明日ウズミがマスドライバーとモルゲンレーテを爆破した後に全兵力を離脱させる」

「当然基地にも自爆装置つけたよね?」

「当たり前だ、もう此処には戻らないだろうからな」

「よし、今日は早く休むか、明日で終わりだろうし」

「そうだな、明日はお前が一番疲れるだろうからな」

「じゃ、お休み」

「お休み」

 

 


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