BIOHAZARD CODE:M.A.G.I.C.A.   作:B.O.A.

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Gran FORT(グラン・フォート)

 

 

 

 

 

・“トライセル”無き現在の製薬企業連盟の理事企業であり、世界的大製薬企業。

 

 

 

・此処数年の間に急激にシェアを伸ばし、一時期はトライセルの対抗馬として有名であった。

 

 

 

・B.O.W.撲滅を社訓に掲げ、かの“ウィルファーマ”以上の厳戒態勢での対B.O.W.研究を行っている事で知られ、その徹底振りから“晒し企業”と揶揄される程の情報公開を唄っている。

 

 

 

・本社は元々日本の内陸部に有った(既に爆破解体済み)が、シェア拡大に伴って東京湾の人工島に丸々移転。沿岸に建てられた巨大な防壁に囲まれたその中は、中央の営業部とその周囲に広がる複数のブロックに区分けされた研究棟で構成されている。

 

 

 

・何らかのトラブルが発生した場合は、直様その区域を封鎖。様々な成分を含んだ混合ガスによって“実験体”を直様無力化。研究員は中央棟から伸びる連絡路によって外壁に避難する事になっている。ガスで抑えられない最悪の場合は、外壁内にて全ての研究棟及び中央棟を爆破処理する。

 

 

 

・現に、数年前に起きた“ある一件”ではバイオテロ評価委員会に賞賛される程の迅速な対応を見せ、これが良企業のイメージを定着させる一因となった。

 

 

 

・ただ、トライセルが莫大なシェアを確保していた時期に、その対抗馬クラスの成長を遂げた事を疑問視する声は無くもない。

 

 

 

・現に、製薬企業連盟の発言力低下の推進やBSAAへの大量無償出資はどれも当時のトライセルにとって不都合であるにも関わらず、致命的な程の弾圧を与えてなかったと言う事実がある。

 

 

 

・現在、最も強い意見としては“トライセル”のシェア独占イメージ払拭の為の意図的な密取引によると言われ、それが発展して“元トライセル子会社”という過激的意見もある。

 

 

 

・竜二自身も、嘗てアメリカ支社にて“検査・調整”を受けていたらしく、彼曰く、「B.O.W.への憎悪とさえ言える程の対B.O.W.研究の熱意の強さに、二度と出入りしたく無いと思った」との事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・エネミーデータ

 

 

 

 

・美国久臣

 

 

 

 

・現日本国外務大臣の久臣が、未知のB.O.W.によって超人化した存在。

 

 

 

・至近距離からの短機関銃(マシンガン)の直撃を受けても平然と立ち上がり、身体がブレる程の高速移動とスタンプで床を抜く程の怪力、散弾銃(ショットガン)の近距離での発砲に反応して、致命打を回避する程の反射神経を持つ。

 

 

 

・又、竜二の“デンノコ”を腕で防いでいた事から、服の下では皮膚が何らかの変異によって硬化していると思われる。

 

 

 

・人間としての知能と人格は保たれているらしく、会話や部下の指揮も可能である。

 

 

 

・彼の態度を見る限り、何らかの指示を受けている様だが…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

・テロリスト部下

 

 

 

 

・久臣と共にテロを起こした人物達。

 

 

 

・服装が一般人でかつバラつきがあるが、意図的な物かは不明。

 

 

 

短機関銃(マシンガン)の直撃に耐え、後述する“スライム”に変異した所を見ると、恐らく久臣と同型のB.O.W.の影響を受けていると思われるが、その真偽は不明。

 

 

 

・此方も人格は保たれているらしく、人語による意思疎通が可能。

 

 

 

 

 

 

 

・“スライム”

 

 

 

 

・手榴弾によって四散したテロリスト部下の肉体が変異し、寄り集まって生まれた怪物。

 

 

 

・所々から“砂虫”と同じ形の触手が生えており、寄り集まった肉体は人間の面影を色濃く残した醜悪な姿をしている。

 

 

 

・暴走した竜二に素早く殺されたので、その性能は一切分かっておらず、“スライム”という名も仮の物である。

 

 

 

 

 

 

 

・ヤトノカミ

 

 

 

 

・コブラ類の爬虫類をベースに、複数の水生動物の遺伝子を結合改良して生まれたB.O.W.。

 

 

 

・「Uー3」や「Uー8」同様の、プラーガによる“異なる遺伝子間の拒絶反応の抑制”によって生み出されており、「水中からの単独奇襲攻撃」をコンセプトにしている。

 

 

 

・体表は黄色で硬い鱗に覆われ、乾燥した地域でも行動可能。尾部は縦に扁平で遊泳に適し、15m以上の長い胴体と相まって高速遊泳を可能にしている。また、その巨体に反して胴体や頭部はマンホールに潜り込める程に細い。

 

 

 

・遺伝子操作によって右牙の毒腺が独自の変異を起こし、金属をも容易に切断する水圧カッターを放つ器官に変貌した。これに伴って牙も短く太い物となり、水圧カッターの衝撃に耐えられる様に変異している。

 

 

 

・また、左牙の毒腺も変異の末に異臭を放つ液体を放つ機能を得て、これを逃走時の撹乱に用いている。これより、ヤトノカミに既に毒蛇としての能力は存在し無い事が分かる。

 

 

 

・主に水中から相手に接近、不意に飛び出してからの水圧カッターや噛み付きによる攻撃を得意とする他、尾部を振り回したり胴体を巻き付ける事もある。また待ち伏せを行う事もあるが、これはウツボ類の遺伝子の作用によると思われる。

 

 

 

・水中から地上の相手を知覚する為か“ピット器官”という熱源探知器官が発達しており、高温の物に向かって行く習性がある。

 

 

 

・コブラ類特有のフードは縁が硬質化し、中央のヒダ状の部位はエラの機能を獲得している。これにより長時間の潜行が出来る上、肺呼吸もするので地上でも行動可能。

 

 

 

・水圧カッターの水は口から直接毒腺に取り入れている他、毒腺の機能上一発毎の水の補充が必要なので、水辺で無ければ弱体化するという欠点がある。

 

 

 

・ヤトノカミの名の由来は、「夜刀ノ神(ヤトノカミ)」という角のある蛇神。ヤトノカミ自身、瞼付近の皮膚が変質して大きく後ろに伸びており、これが名付けの理由となっている。

 

 

 

 

 

 

 

・ある病院の報告書。

 

 

 

 

 

・歳:10歳、女性。髪は緑。

 

 

 

・九月○日深夜、B.O.W.によって外傷を負う。

 

 

 

・外傷:腕部の軽度な引っかき傷。

 

 

 

・感染の疑いがあったので検査を行った結果、「T」に対する先天的抗体を持つ事が判明。

 

 

 

・処置:入院二日(既に退院済み)

 

 

 

 

 




ども、B.O.A.です。


さて、今回の敵及び、あの企業のデータです。
因みに、この二次創作での全盛期の「ロッソ」は体温再現も可能という設定。
つまり、弱体化しなければヤトノカミは杏子にフルボッコされる筈でした。

そして、最後の意味深なデータ。
一応、「そうだったんだ」程度の設定です。


では、次はChapter 5 にて。
感想、と言うかご指摘があったら、幾らでも言ってやって下さい(^-^)/

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