BIOHAZARD CODE:M.A.G.I.C.A. 作:B.O.A.
レオンを通じてクレアの危機を知ったクリスが、レオンに救助要請を出した後自らもロックフォート島に向かい、クリスを追ってきたジルと行き違いになる。
バイオハザード CODE:Veronica ~ロックフォート島襲撃事件~
・見滝原市、見滝原市立病院。
「…………」
昨日の一日で、凡そ百人強の怪我人が“テロ”の影響で出ていた。
それによって、五郷市立病院だけでなく見滝原市立病院にも患者が運ばれていた。
そしてその中の一人に、美国織莉子の姿はあった。
「織莉子……」
ベッドの上で虚ろに窓の外を見る織莉子の脇で、呉キリカは心配そうな声を出す。
二人のいるこの病室は、嘗てほむらが運ばれたのと同じ場所であった。
大きな怪我をしなかった織莉子だが、一応検査の為に昨日から入院していた。
勿論それだけで無く、限られた人間しか立ち入らないこの場所が織莉子に対する“とばっちり”を回避する上で好都合だった、という事もあるが。
「……何か、飲みたい物ある? 私が買って来るけど」
静寂に耐えられなくなったキリカがそう聞くが、
「…………」
織莉子は全く反応を見せない。
昨日の事件後から、彼女はずっとこんな感じであった。
「……何か適当に買って来るよ」
キリカがそう言い残して去って行っても、彼女は微動だにしなかった。
(……あ~、どーしよ。ホントどーしよ)
廊下を歩きながら、キリカは考えを巡らす。
(駄目だ、何にも言う事が思い付かない)
彼女、呉キリカの“願い”は“臆病な自分から変わりたい”である。
それを叶えた事により、今のキリカは社交的で明るい性格になったが、そもそも彼女は心理カウンセラーではない。
大きなショックで塞ぎ込んだ織莉子の元気付け方なんて、流石の彼女でも直ぐには思い付かなかった。
(……駄目だなぁ。嘘吐いてまで一緒にいたかったのに、私は……)
暗い絶望感に飲まれかけるキリカ。
無意識に少し俯いてしまう。
だからこそ、角から飛び出した人影に気付かなかった。
「きゃあ!?」
「うわっ!?」
そのままキリカと人影はぶつかる。
その後、人影はヨロヨロと数歩進んだ後、
「あうっ」
ベタンっ、と倒れる。
「ご、ゴメン! 大丈夫かい?」
謝りながら、その人物に近付くキリカ。
「うぅ……、大丈夫」
ゆっくりと立ち上がったその人物は、緑色の髪をゴムで束ねた小さな少女だった。
「お姉ちゃん、ごめんなさい」
「良いよ。私の方が悪かったし。ゴメンね」
ペコっと頭を下げる少女に、キリカは優しく言う。
と、少女の来た通路の奥から、
「こいつは丁度良かったな」
そんな風に言いながら、竜二が近付いてくる。
二人がそれに気付き、
「おに~ちゃ~ん」
「ゆまちゃん、余り一人で先に行くなと言ったろ?」
「あう……、ごめんなさい」
「気を付けなよ?」
側に寄って来たゆまの頭を撫でながら、竜二はキリカに目を向ける。
「今話出来るか?」
「ああ……、うん。だけど、その前に飲み物買って良い?」
「分かった。付き添うよ」
「ゆまもジュース飲みた~い」
「分かった。買ってあげるよ」
「やた~!」
三人は自販機の場所まで歩き、それぞれ欲しい物を買う。
「札入れるから、好きなの選びな」
「え? でも……」
「良いから」
因みに、全て竜二が出した。
「~♪」
ご機嫌な様子のゆまに対し、
「…………」
無言で織莉子の病室に向かう二人。
キリカは昨日竜二の“アレ”を見た事で、完全に彼を警戒していた。
その様子に気付きながらも、竜二は逢えて彼女を放置していた。
やがて三人が織莉子の病室の前に着くと、竜二が扉を軽くノックして、
「美国ちゃん、竜二だ。今入って良いか?」
「…………どうぞ」
扉の向こうから小さな声が聞こえる。
それを聞いて、三人は病室に入る。
「…………」
(っ……)
織莉子の殺気じみた睨みに、内心動揺する竜二。
だが、それを表には微塵も出さずに、
「一応聞くが、身体は大丈夫か?」
「お陰様で…………」
恨む様な口調で言う織莉子。
彼女からすれば竜二は父親の仇であり、同時に父を狂わせた“物”と同じ得体の知れない“化物”である。
(……どう話した物か……)
竜二自身、恨まれる事自体は覚悟していたが、それでも直に向けられると辛い物がある。
竜二が掛ける言葉を迷っていると、
「こらっ! お兄ちゃんをイジメるなっ!!」
「「「!?」」」
脇にいたゆまが前に出て、織莉子を睨む。
「ゆまちゃん、別にお兄ちゃんは虐められてる訳じゃ……」
「ムゥ~ッ!!」
竜二が宥めようとするが、完全にゆまは聞く耳を持っていない。
織莉子はゆまに目を向けて、
「……妹さん?」
「“妹さん”じゃなくて“ゆま”っ!!」
「此処に来る途中に、偶々会ったんだ。……一応、関係者でもある」
竜二は軽く過去を思い返す。
彼女と会ったのは、まどかを学校に送った後、病院へ向かう為に公園を横切った時だった。
竜二が歩きながら、ピアーズの報告を受けて今後の行動を考えていた時、
“「おに~いちゃ~ん~~っ♫!!」”
“「ゆまちゃん!?」”
児童施設の行事の一貫か、職員達や他の子供達と公園で遊んでいたゆまに見付けられ、思いっきり飛び掛られる竜二。
“「久しぶり~っ!!」”
“「……ああ、久しぶり」”
無邪気に笑うゆまを見て、竜二は優しく微笑む。
少しだけ、今のシビアな状況を忘れていた。
“(こういうのも、悪く無いな)”
のんびりと思った竜二だったが、
その後が大変だった。
“「イヤ~っ!! お兄ちゃんと一緒が良いっ!!!」”
“「あ、あの、ゆまちゃん……」”
職員の元に返そうとしたら、もの凄く駄々を捏ねられた。
職員達とどうにか説得しようとするが、全く離れる様子が無い。
“(……ああ、もう……)”
彼女の“過去”を考えての事か、職員達も余り強く出られない様子だった。
力尽くでも離そうかと竜二が考えた時、
“(待てよ……、使えるか?)”
ある意味織莉子と境遇の似ているゆまなら、彼女と話す上で良い緩衝材になるかもしれない。
そんな打算的な考えの元、竜二は彼女を一日引き取ったのだった。
(……いい方向に転がってくれるかな?)
そんな事を思って二人を見ていると、
「……んでさ、結局この子はお兄さんの何なの?」
脇にいたキリカがそう聞く。
「彼女は、……その」
「お兄ちゃんはゆまを助けてくれたんだよ」
竜二が答えるよりも早く、ゆまがそう答える。
驚いた顔をしたキリカは、
「じゃあ、その子も……?」
「いや、“アレ”より前の事だ。……実は、この街で既にテロが起きている」
「「!?」」
織莉子とキリカが驚いて目を見開く。
「一から話すとな……」
「…………」
ほむら、さやか、杏子と続いて同じ様な事を話した所、二人は呆然としている様子だった。
「??」
ゆまは何の事か理解出来ていない様だったが。
「……今ので、大体全てだ」
「……えと、つまり、お兄さんは“アレ”を倒しに来たって事?」
「まあ、間違いでは無い」
キリカの問いに答え、竜二は織莉子を見る。
「だから、俺はその為に大臣と会っていたんだ。断じて、俺が彼を促したのでは無い」
「…………」
黙っていた織莉子だったが、やがてゆっくりと口を開いて、
「…………な……ため…すか……」
「何?」
「何の、為ですか。どうして、貴方はお父様を……」
織莉子自身、竜二が自分達を守る為に父を殺した事は理解していた。
だからこそ、織莉子は“その先”を知りたかった。竜二が、何の為に戦っているのかを。
「…………」
その意思を感じ取ったのか、竜二は窓の外に視線を移して暫し黙り込む。
その目は、嘗て杏子が“自分と同じ”と言った目であった。
「…………無駄に、したく無いから、かな」
「無駄……?」
思わず聞き返した織莉子に、竜二は何処か虚ろに、
「あの場で彼が人を殺めたら、全てが“台無し”になる。彼が“人”として歩んだ“過去”の全てが無駄になる。それが、許せなかった……」
「…………」
それは、どう言う事なのか。どうしてそう思ったのか。
それを織莉子が尋ねようとした時、
prrrrrrrrrrrrrrrrr!!!
「!」
竜二の腰から、甲高い電子音が響く。
「済まない。少し出るぞ」
竜二はそう言い残し、病室を一旦出て行く。
「……………………」
病室に沈黙が降りる。
二人は、竜二の言葉から彼の意思を読み取ろうとしていた。
(単純に正義心で動いているとは思えない。だから、何かしら裏がある筈)
説明の中で、竜二が一切触れていない事があった。
それは、“彼自身の事”。
(彼は“そこ”からどうにか話題を逸らそうと、注意を外そうと必死だった)
だが、彼女は“それ”を聞くつもりは無かった。
正直“あの事”にこれ以上関わりたくなかったし、聞いた所で碌な物では無いのは容易に想像出来た。
そこまで考えて、ふと織莉子は別の事を思う。
「…………お父様…………」
織莉子は、父が“そんな事”に関わってた事なんて一切知らなかった。
竜二の事も、“仕事仲間”としか言ってなかった。
だから、何故父が“それ”に関わりを持ったのかが理解出来なかった。
(いや、本当は分かってる。お父様が、私の為にこの国を変えようとした事は、分かってる……)
それでも、どうしてあんな方法を取ったのか、“アレ”以外に道は無かったのか。
奇遇にも、それは竜二と同じ疑問だった。
「…………」
その様子を、キリカは心配そうに見ている。
(…………私は…………)
「~~~~~~~♪~~~~~~~」
「……?」
二人の耳に、歌声が聞こえてくる。
それは、語りかける様な、静かな雰囲気の歌だった。
その音源は、二人の直ぐ近くにいた。
「……ゆま?」
キリカがそう呟く。
その幼い歌声は、たどたどしいながらも音程はしっかりと取り、歌の優しい感じを壊さず表現していた。
その音から、織莉子はそれが英語の歌であると気付いた。
「貴方、それは……?」
「お兄ちゃんが教えてくれたの」
歌を辞めて、ゆまがそう言う。
「ゆまが怖くて眠れなかった時に、お兄ちゃんが歌ってくれたの。お兄ちゃんの、お姉ちゃんが歌ってた歌なんだって」
二人は、静かにゆまの言葉を聞いていた。
「辛い時や苦しい時に、お兄ちゃんはいつもこの歌を思い出してるんだって。そうしてお兄ちゃんは頑張ってるって。だからゆまも、悲しい時に歌うの」
「……!」
その言葉にハッとして、織莉子は彼女を見詰める。
彼女は、織莉子の為に歌っていたのだ。
すると、ゆまは瞳を曇らせ少し俯き、
「……ゆまは、余りパパやママが好きじゃないの」
少し声を震わせながら、ゆまは自身の過去を語る。
自身の、“虐待”を受けていた日々を。
「…………」
二人は、目の前の幼い少女の抱える悲惨な“過去”に呆然としていた。
対して、ゆまは先程と変わらず、
「……ゆまがイジメられるのは、ゆまが弱いから。ゆまが……」
その後は、声にならなかった。
「……ゆま、そのパパとママは今どうしてるんだい?」
キリカは静かにそう言うが、織莉子にはその裏に渦巻く強い怒りを感じ取れた。
対して、ゆまはポツリと、
「違う病院で、治療してるって」
「…………」
嘘だ。
織莉子は直感した。
恐らく、この街で起きた“テロ”で既に死んでいる。
キリカも同じ考えを持っていた。
「……でも、パパとママが帰って来ても、ゆまはもうイジメられない」
ゆまはハッキリとそう言う。
「お兄ちゃんが言ってた。パパとママが帰って来る前に、ゆまは絶対に強くなれるって。その為に頑張れるって、そう言ってこの歌を教えてくれた」
「…………!!」
「だから、ゆまは強くなる為に歌うの」
ゆまは織莉子と目を合わせて、
「お兄ちゃんは悪い人じゃない。ゆまを助けてくれた、ゆまに強くなるやり方を教えてくれた。だから、ゆまは強くなって、お兄ちゃんをイジメるヤツをやっつけてやるのっ!!」
「……そう。」
織莉子は毒を抜かれた様な気になっていた。
(今のこの子を作ったのは、確実に彼だ。なら、私は……)
ゆまに両親の死を黙っているのも、恐らく彼女を前向きにする為だろう。
彼女の“過去”を、“無駄”にせずに生かすやり方で。
(私は……信じて良いのかな……彼を……)
優しくキリカが見守る前で、織莉子はもう一度ゆまを見る。
その言葉は、自然と出てきた。
「ゆまちゃん、私にその歌を教えてくれないかしら?」
「良いよっ。お姉ちゃんっ!」
「……………………」
電話から帰って来た竜二は、病室から響く歌声を廊下で聞いていた。
どうやら、一人が二人に教えている様だ。
(全く……)
予想外の展開に、思わずニヤけそうになる。
だが、そこで“ある事”を思い出し、顔が固くなる。
(……美国久臣……)
ーー“イザナミ”を、止めてくれーー
(アンタは、何がしたかったんだ……?)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・???
歌が聞こえる。
此処は、何処なのだろう?
(…………)
周囲を見渡す。
草木の茂ったその向こうに、白い壁が見える。
天井も白く、蛍光灯が多く付いている。
此処はどうやら、植物園か何かの様だ。
(!)
歌が聞こえる。
女の人の声の様だ。
音に向かって歩く。
暫く進むと、大きな木があった。
どうやら、此処がこの空間の中心の様だ。
(…………)
その下には、小さなベンチが一つある。
そこに、女の人が座っていた。
(……綺麗……)
素直に思った。
ブロンドに近い茶髪を長く垂らし、青い瞳を持ったその人は、聞き惚れる様な声で歌っていた。
その歌詞の意味は分からなかったが、それでも何処か安心する様な感じを覚えた。
と、
「!」
女の人が歌を止め、此方を見る。
(!?)
一瞬ビクッとするが、その目が自分より遠くを見ている事に気付く。
後ろを振り返ろうとして…………。
「まぁーどぉーかぁーーーーーーっ!!!」
「ひゃぁっ!!?」
いきなり響いた大きい声にビクッとするまどか。
前を見ると、そこは植物園では無く、
「何ボーッとしちゃってんのさ、何度も呼んだんだよ?」
見慣れた親友の顔があった。
直ぐに、まどかは下校途中にCDショップに寄ったのを思い出す。
「ご、ゴメン。ちょっとほかごと考えてた」
「ほかごとぉ? 一体何考えて……」
さやかが、さっきまでまどかが見ていたらしき方向を見て、
「……ははぁ~ん?」
何やら面白そうな笑みを浮かべる。
その方向をまどかが辿ると、
「……へっ?」
洋楽のCDを眺める竜二がいた。
「あんたまさか、竜二さんに見惚れてた?」
「え、えええぇ!? そんな事ないよ!」
顔を真っ赤にするまどかを見て、さやかの弄りは更にエスカレートする。
「いや~、等々まどかにも春が来たのかぁ~? しかも愛しの彼は年上の外国人。これは面白い所に行きますねぇ~」
「ち、違うって! そんな訳じゃ……!」
「りゅーじさーん! まどかの奴が……」
「さ、さやかちゃぁん!!」
まどかが必死になって、さやかの口を抑えようとする。
「……お前等、此処は店内だぞ……」
呆れた様に竜二が言う。
我に帰った二人は、周囲の客が皆こっちを見て笑っているのに気付く。
「……あ、あははは……」
最早、二人は笑う事しか出来なかった。
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・見滝原市、通学路。
「……もぉ~っ、酷い目にあったよぅ……」
「あはは、ゴメンゴメン」
CDショップから逃げる様に出て、三人は通学路を歩いていた。
「しっかしさぁ、本当に竜二さんに見惚れてたの?」
「違うって言ってるじゃん!?」
「…………」
まだ引っ張るのか、と竜二は思う。
その前で、二人の会話が続く。
「でもさあんた、あたしが大声出すまでずぅっとボンヤリしてたんだよ? 本当に違うの?」
「本当だよ。私は……」
言いながら、まどかはチラリと後ろの竜二を見る。
「? どうかしたか?」
竜二は彼女にそう聞く。
(…………)
ふと、あの光景が頭に浮かぶ。
どうしてそれが見えたのかは分からなかったが、その事に不思議と嫌な感じがしなかった。
と、
「……フフフフフフ……」
「ひっ!?」
怖い笑い声に驚いて見ると、さやかの顔が間近にあった。
「コレはもぉ~、言い訳出来ませんよねぇ。まどかさぁん」
「さ、さやかちゃん、その……」
まどかの言葉に耳を貸さず、さやかは竜二の方を見ると、
「竜二さんにまどかは渡さないぞ! まどかはあたしの嫁になるのだ!!」
「何でそうなるのぉ~!!」
又も目の前で女子の羞恥が晒される事になった竜二は、
(勝手にしろよもう…………)
嘗てない程脱力していた。
「さやかちゃん、またね~!」
「またな、美樹ちゃん」
「まどか、竜二さん、また明日!!」
さやかは二人と別れ、自宅に向けて歩いて行く。
「…………」
暫くそのまま歩いていたさやかだったが、
「………」
ピタッと、突然足を止める。
「……」
そのまま暫くその場に立っていたさやかだったが、
「…」
急に向きを変え、来た道を戻り出す。
『…………フフッ』
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・見滝原市、市民公園。
「…」
大きな緑地公園の並木道をさやかは歩いて行く。
「……」
夕暮れの公園は、黄金色に色付いてた。
「………」
急に立ち止まるさやか。
「…………」
そこは、並木道から少し外れた林の中だった。
「…………あれっ?」
訳が分からない様子で、さやかはキョロキョロ周りを見渡す。
「何で? 何であたしは此処に?」
まるでさっきまでの記憶が無い様に、首を捻るさやか。
『私が呼んだんだよ~っ☆』
「!?」
急に頭に響いた声に、さやかは思わず肩をビクつかせる。
(ユイ!? 何で!?)
『教えてあげようと思ってねっ♪』
(教えるって、一体何を?)
『決まってるじゃん』
ニヤニヤ嗤う様な気配をさやかは感じた。
『あなたの本性を、だよっ☆』
どもども~、B.O.A.です。
いやー、この亀展開はどうにもなりませんねぇ……。
予定より大幅に掛かりそうなwww。
次回、ま、読めるかもなぁ……。
続きも頑張って行きます(^-^)/
感想等、お待ちしております。o(^▽^)o