乱世を駆ける男   作:黄粋

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第六十五話

 追跡部隊が掴んだ賊の根城は天然の洞穴だった。

 ほど近い山の麓、領地同士が重なる辺りに流れる長江の支流の川辺。

 ぽっかりと口を開いている出入り口から中へは一本道でほどなく広い空間に出るのだ。

 人が百人いて尚も余裕があるその場所は、雨風を凌ぎ息を潜めるには絶好の場所と言えるだろう。

 そんな天然の隠れ家が『複数』点在し、それら全てに賊が隠れていた。

 

 俺たちはそれらを一つ残らず探し、そこにいる賊徒を一人残らず叩き潰さねばならない。

 それなりの距離を取って点在している洞穴を一つずつ潰していくのでは、そう遠くないうちに賊は自分たちが襲撃されている事実に気付くだろう。

 

 なるべく気付かれないようにするには一つ一つの襲撃の合間を無くす他ない。

 敵に感づかれるよりも早く事を為すには『拠点を一つ制圧、賊が異常に気付くよりも速く次の拠点へ向かうという事を繰り返す』か『部隊を分けて同時に襲撃、制圧する』必要がある。

 どちらも強行軍ではあるが、襲撃に感づかれ散り散りに逃げられる訳にはいかないのだ。

 

 幸い思春と弧円たちによって周辺の拠点は全て洗い出されている。

 賊が碌な装備を持っておらず、指揮官たり得る人材もほとんどいない烏合の衆だという点もあり、俺たちは部隊を分けての同時襲撃を行う事にした。

 

 

 結論から言えば策は成功した。

 点在する四つの拠点に対して凌操隊、宋謙隊、賀斉隊、董襲隊に別れて襲撃。

 

 連中は最近、まるで成果が上がらず仲間がやられている現状にすっかり意気消沈しており、かつ拠点を絶対的な安全地帯だと勘違いして完全に油断していたようで、襲撃に対して混乱するばかりで抵抗もごく僅かだった。

 こちらの被害は怪我人が数名という理想的な結果と言える。

 

 出入り口が一つで警戒するのも楽であったはずにも関わらず、潜入は非常に簡単だったとは思春の弁だ。

 

 それは賊の頭がいた拠点でも同じだった。

 思春が潜入して空洞の奥に陣取っていた賊の頭の言動や態度について粒さに報告してくれたお陰で本拠地とも言えるこの場所の制圧も容易く行えた。

 今回の賊討伐に最も貢献したのは文句なしでこの子を初めとした密偵役をこなした者たちだろう。

 

 

 さて出入り口が一ヵ所しかないという事は逃げる為にもそこを通るしかないという事。

 襲撃の一手目はどの拠点も共通して油壺を投げ込み、そこにさらに松明を投げ込む事で引火、炎上させる事から始まった。

 前もって確認していた賊の荷に火が燃え移れば、水気のほとんどない炎を止める術はない。

 後は奴らが逃げ惑いながら外に出たところを叩けばそれで終わり。

 戦闘と呼べるような物はこの本拠地でさえもほとんど起きなかった。

 

「た、頼む。見逃してくれ! 足を洗うから! もうこんな事はしないから!」

 

 捕縛用の荒縄で後ろ手に縛り上げられた近隣の山賊の元締めだったその男は、青く腫れ上がった顔を地面にこすりつけて懇願する。

 恥も外聞もないその行為には、確実に命を落とすとわかっているからこその必死さが感じ取れる。

 

 そこにあるのは何がなんでも生き延びるという意志だ。

 それを無様だとは思わない。

 

 しかし。

 今までの悪事と密偵として先行した思春たちが隠れて聞いていたこいつの悪行を愉しむ言動を考慮し、こうして実際に言葉を聞いた上でもっての俺の返答は既に決まっていた。

 

「お前の言葉には木の葉一枚分の重みも、誠意も感じ取れない」

 

 右の握り拳に力を込める。

 巨岩を破壊するほどの前世では決して出せない領域の力を。

 

「お前はここで死ぬ。お前が捨て駒にした配下と同じ屍になるんだ」

 

 俺に何を言っても無駄と悟った男は悲壮感を滲ませていた形相を豹変させた。

 

「う、うぁあああああ! くそ、くそくそくそ! ふざけんな!! なんで俺があいつらと同じように死ななきゃいけねぇんだ! 俺は強いんだよ、凄いんだよ! あいつらまとめて良い思いさせてやったのは俺なんだぞ! そんな俺だからあいつらを盾にして生きていいんだよ! それがなんだよ、全滅ってよぉっ!? 役立たずどもが、ふざけんな。てめえらも人が気持ちよく生きてんの邪魔すんじゃねぇよ、ふざけんなぁ! ふざけんなふざけんなふざけんなぁあああああ!!!」

 

 実に自分勝手で、自分にだけ都合の良い理屈を絶叫する男。

 先の殊勝な態度が単なる化けの皮であった事の証明。

 聞く者の大半が顔を歪ませるだろうその言葉を俺はただ無言で聞き届ける。

 喉が枯れて男が荒い息を整えるまでずっと。

 

「言いたい事は全部言い切ったか?」

 

 握っていた拳を奴にもわかるように高く振り上げる。

 男は憎しみに満ちた形相で俺を見つめ、枯れていた息を僅かな唾を飲んで潤すと尚も口を開いた。

 

「したり顔で見下してんじゃねぇぞ、くそ! 呪ってやる呪ってやる、てめえの事を末代まで呪ってやる!」

「好きにしろ」

「っ! この……」

 

 尚も続けようとした男の顔面に振り下ろした拳を叩き込む。

 勢いよく背中から地面に倒れ込んだ男は頭蓋骨を俺の腕と地面とに挟まれぐしゃりと音を発てて潰れた。

 真っ赤な血しぶきが上がって地面を汚す。

 最期まで世を恨み、邪魔者であるところの俺を恨み続けた賊どもの頭は口を開いたまま鼻から上を失って絶命した。

 

「……他の賊と共に火にくべ、遺骨は同じ場所へ埋める。各自、準備に取りかかれ」

「はっ!」

 

 後ろで見守っていた思春が返事をし、他の死体を集めてある場所へと向かう。

 俺は目の前の死体の腕を取り持ち上げた。

 半壊した頭蓋からぐずぐずになった肉塊や血が地面に垂れるが、俺は気にせずそのまま運ぶ。

 身体にはまだ生きていた頃の体温が残っており、少しずつ冷めていくのがわかった。

 何度となく感じてきた命を奪ったという事を心に刻み込み、俺は即席の火葬場まで死体を運ぶ。

 

 これでこの任務は完了だ。

 またどこかから賊が流れてくる可能性がある以上、またこういう任務に出る事になるかもしれない。

 だが元を絶った上で末端まで叩きつぶした以上、しばらくは平和になるだろう。

 俺はまだまだ続くだろう仕事の中で、確かな達成感を感じていた。

 

「半数で死体の処理を継続、もう半数は撤収の準備だ。長居は無用。事後処理後は速やかに建業へ帰還するぞ!」

 

 ほどなくして到着した死体が並べられた場所。

 俺は動き回っている部下たちに再度指示を出しながら、持ってきた死体を安置する。

 本拠地になっていた山の麓の洞穴で戦った者たちの屍、その数およそ百人ほど。

 それなりの数である事から、火にくべる為の薪集めはやや重労働になっているようだ。

 しかしこれでも想定よりはだいぶ少ない数だ。

 

 激が何度かぶつかって人数を削っていた事、これまで散発的に仕掛けてきた賊を倒し続けていた事、拠点四つに分かれて隠れていた事の結果だ。

 お陰で決戦とも言えるこの戦いで戦った人数は想定よりも遙かに少なくなっていた。

 直接対峙していない者たちも含めると賊の総数はおそらく千を超える数だっただろう。

 

「どうやら人を集める手腕こそあれど、集めた戦力を運用する能力は無かったようですな」

 

 いつの間にか隣に来ていた豪人殿の言葉に俺は頷いて返す。

 視線を周囲に巡らせば宋謙隊はもちろん、賀斉隊、董襲隊と分けた者たちも合流しているようだ。

 

「思ったよりもずっと早く他の拠点は片付いたようですね」

「烏合の衆である上に策もなく、頭もおらず、何より士気も低い。これだけこちらにとって好条件でありましたからな」

 

 誇るほどの物ではない、当然の結果だと暗に示す豪人殿に俺は大きく頷いた。

 

「しかしあちらに軍師役になり得る人材がいたら、こう簡単には終わらなかったかもしれませんな」

「そう単純に行くとは思えませんね。頭だった男の身勝手な本性では仮にそのような存在がいたとしても有効に使えたかどうか」

「軍師役となる者が如何にあの男を操るか、と言ったところでしょうかな? さらに言えば乗っ取ったその軍師役に人を集める腕が無ければ今回の賊徒の軍勢は空中分解していた可能性もありますな。……何がどう動くかわからないものです」

「まったくです」

 

 雑談する間も作業が続く。

 

「隊長! 準備出来ました」

 

 駆け寄ってきた弧円から火付けの為の松明を受け取る。

 

「子烈はどうしている?」

「今は麟が見てますよ。離れるのがよっぽど嫌だったのか、ぶすっとしてましたけど」

 

 今、子烈は俺から引き離している。

 理由はもちろん俺が直接、血生臭い事に関わるからだ。

 

 この有様を何もわからない少女に見せるのは躊躇われた。

 だから言葉がわからなくとも根気よく言い聞かせて、しばらく俺から離れる事を了承してもらい後詰めの隊員に預けたのだ。

 

「この後、しっかり相手をしなければなりませんな」

「そうですね。……その前に最後の役目を果たしましょう」

 

 松明を地面に擦り合わせ、その摩擦で火を付ける。

 

「火と共に天に昇れ。その後、地獄に落ちるかはお前らの所業次第だ。……いずれは俺もそちらに行くから恨みを晴らすつもりなら待っているといい」

 

 誰にも聞こえないほど小さい声で囁き、俺は組まれた薪に火を付けた。

 火はあっという間に燃え上がり、賊の骸を焼き払っていく。

 人肉の焦げる異臭に顔を歪める者は多かったが、それでもその場から立ち去る者はいなかった。

 土葬が主流の今の世でこの行為はさぞ異質に見えるだろうに。

 俺が殺した者の死を忘れぬようにと行っているこの行為に、部下たちは文句も言わずに従っていくれる。

 それが何よりもありがたかった。

 

 

 

「いきなりだな。お前ら」

 

 今日の仕事について責任者と協議しようと兵舎に来ていたら、いきなり「たのもう!」とか大声上げて乗り込んできた子龍。

 その後ろには当然のように戯お嬢ちゃんと程お嬢ちゃんもいる。

 

 すわ敵襲かと槍片手に飛び出す兵士たちと一緒に向かうと兵舎の出入り口で仁王立ちしているこの子たちがいたわけだ。

 兵たちはともかく俺は肩から力が抜けたぜ、まったく。

 

「いえこちらで兵を募集していると聞きまして。仕えるかどうかは別として路銀を稼ぐ為にも雇っていただけないかと」

「それならそうともう少し穏便にやってくれよ。大声でたのもうとか普通に阿呆の襲撃かなんかの陽動だと思ったわ」

 

 心底呆れたという視線を向けてやるも気まずげに頭を下げるのは戯お嬢ちゃんだけだった。

 子龍はまったく悪びれてないし、程お嬢ちゃんはうつらうつらと舟漕いで頭の上のへんてこな人形が今にも落ちそうになっている。

 

 俺は頭痛を堪えるように米神を軽く叩きながら人騒がせな三人娘を見つめる。

 

「で、うちでしばらく働きたい、と。臆面も無くしばらくだなんて言うからにはほんとにただの一兵士として雇う事になるぞ?」

「それで構いません。まぁ……私の実力を見込んで客将に召し上げていただけるなら喜んで受けますが」

 

 自信ありげにしかし角が立たないよう戯けたように笑いながら言う子龍。

 しかしうちに武官は十分すぎるほどいるからな。

 正規に仕えるってんならともかく、そうでないなら別になぁ。

 とりあえずはっきり断っとくか。

 

「うちの兵士数人分の実力じゃ客将は無理だ。その待遇にしてほしいなら腕を上げて出直してこい」

「なぁっ!?」

 

 ばっさり切られたのがよほど意外だったのか、子龍は素っ頓狂な声を上げた。

 自信満々なところ悪いが、雪蓮様以下蓮華様と同等程度の実力じゃあうちでの武官としての扱いなんてそんなもんだ。

 まだまだ伸びそうではあるんだけどな、まだ足りん。

 

「あと戯お嬢ちゃんと程お嬢ちゃんはどうすんだ?」

「それなりに学はありますので文字を書く必要のある雑務などがあれば是非とも。この子も同様です」

 

 はきはきと答える戯お嬢ちゃんは、隣で寝てるとしか思えない程お嬢ちゃんの分まで売り込みをしてきた。

 この子はなんて言うか自分が雇われる側だって理解してるみたいだな。

 丁寧に、しかし簡潔に自分たちの長所を説明してくれている。

 

「なるほど、わかった。とはいえ当然だが資料関係を見せるのには監視付きになるぜ。お前らもうちに正規に仕官したいわけじゃないんだろ?」

 

 どうもこの子たちは仕える場所を見定めようとしているみてぇだし、余所に行く時の為にも余計なしがらみは残さないようにしといた方がいいわな。

 俺の気遣いに気付いたのか、申し訳なさそうに戯お嬢ちゃんが頭を下げて礼を言う。

 

「ご配慮感謝します。ほら、程立からもお礼を言って!」

「おおっ!? はい、程将軍、ありがとうございます~」

 

 起こされて驚く程お嬢ちゃん。

 だが舟を漕いでいたとは思えないほど正確に事の推移を把握して礼を言ってくる様子を見るに狸寝入りしてたらしい。

 俺は完全に寝入っていると思ってたんだが、そうでなかったってんだからこの子は中々に曲者だな。

 

「よし。それじゃ仕事を割り振る前に筆頭文官に面通ししないとな。二人とも、悪いがあの婆さんに落とされたら諦めてくれ」

 

 脳裏に浮かぶのは俺らが任官したその時からずっと世話になっているあの人。

 偏屈でいつまでも名前を名乗らない、しかし建業で最も信頼厚い婆さん。

 

「で、子龍。自分の実力が下に見られてると思うなら、うちの兵士とやり合ってみろ。そこのお前、調練所に案内してやってくれ」

「はっ!」

 

 詰め所の兵士は俺の言葉に背筋を伸ばせて返事を返す。

 

「三人、多くても四人で相手してやれ。一人じゃ無理だが、それくらいで丁度良く押さえ込めるはずだ」

「程将軍。流石にそこまで明け透けに我が武を侮られるのは心外ですぞ」

 

 僅かに殺気立つ子龍。

 だが俺の見立てが合ってれば本当にそれくらいで丁度良いんだから仕方ない。

 

「文句があるなら実力で示せ。俺の見立てがとんだ見当違いだったとお前が誇る武で証明して見せろ」

「……」

 

 不満そうな顔をしているが、ここまで言われたら逆に引き下がるしかないだろう。

 

「とりあえずうちに来て一年以上の奴を当ててやれ。流石にそれ以下の年数だと基礎がなってきたばかりだろうしな」

「了解しました。それではこちらへ」

「承知した。ではまた後で。程立、戯志才もな」

 

 飄々と兵士について行く子龍。

 だが槍を握った手に不必要な力が入っているのを俺は見逃さなかった。

 

「三人もいらなかったかもしれねぇな」

 

 物問いたげな戯お嬢ちゃんの視線をあえて無視して婆さんがいるだろう執務室へ向かう。

 

 結論から言えば子龍は俺の見立て通り、三人の兵士を相手にして敗北した。

 その事が本人としてはめちゃくちゃ衝撃だったらしく、それなりに付き合いがある戯お嬢ちゃんたちも驚くほどの塞ぎ込みっぷりだったって話だ。

 その日はそれまでだった。

 だが次の日に建業の兵士を侮っていた事と自身の傲慢な物言いを謝罪し、改めて一兵卒で雇ってほしいと頭を下げてきた。

 

 今まで培ってきた力への自信が粉々にされた割には元気そうだったのが印象に残ってる。

 だからか、俺は子龍の言を全面的に受け入れ、仕事としては何人かと組ませての城下巡回をやらせる事にした。

 

 さらに俺の権限で駆狼作成、監修美命様の新兵訓練に参加する事を許可した。

 この新兵訓練は初期案の段階でお試しと称して俺や塁、慎に祭がやらされている。

 それなりに鍛えていた俺たちでも慣れるまで食事をする事が出来なくなるほど酷い内容だった。

 いや、ほんと今思い出しても酷かった。

 お陰で強くはなったんだけどな。

 

 初期からはだいぶ調整されて今では新兵がぎりぎり耐えられるくらいにはなっているんだが、それでも厳しい内容なのは変わりない。

 

 

 でそれをこなして他の兵たちと一緒に地面とお友達になっている子龍だが。

 

「私の力はまだまだだったという事が骨身に染みてよくわかりました。むしろ今、知る事が出来た事に感謝いたします。程将軍」

 

 負けた事と俺らが常日頃やっている自分がへとへとになる訓練。

 これらを子龍は思ったよりもずっと前向きに考えてた事には驚かされたもんだ。

 

 兵士志願の新人の中には調練に耐えられなくて、あるいは俺ら武官とやり合って力の差を思い知った事で逃げ出すような根性なしがいる。

 中途半端に強い奴ほどそういう傾向が強い。

 そんでそういう奴は最初は良くてもいずれ周りを巻き込んで失敗する可能性がある。

 だから俺たちは志願した連中についてはまず真っ先に実力差を知らしめるようにしている。

 

 その程度の現実で諦めるような惰弱な輩はいらん、ってのは蘭雪様の意見であり建業の総意でもある。

 どうやらこいつはそういう惰弱な奴らにはならなかったらしい。

 

「それじゃ約束通り、これからは一兵卒としてこき使うからそのつもりでな。子龍」

「はっ! どうぞご随意にこき使っていただきたい」

 

 ぎらついた目にはこのままでは終わらないという強い意志が感じ取れた。

 まぁどこまで行けるかは知らないが、頼もしい若者が増えたって事にしておこうか。

 

 俺は笑いながら明日からの仕事に思いを馳せた。

 駆狼が戻ってきた事で『戯志才を名乗る少女への懸念』が復活してまた頭を抱える事になるんだが、それはもう少し先の話だ。

 


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