青と赤の神造世界   作:綾宮琴葉

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本日の投稿はここまでです。少し中途半端ではあるのですが、改訂作業に疲れました^^;
何だか地の文をやり過ぎない程度に半分以上書き直してる気がします。
力を入れすぎて書き直してしまうと早期の移転が終わらなくなりそうです。
そのため執筆しながらも、推敲・改訂する意味に矛盾を感じたりとちょっと困った状態にもなり始めてしまいました。
それはともかく、次回の更新は残りの京都編を数話追加して、後片付けまで終わらせます。


第41話 修学旅行(3日目) 恐怖と怒りの夜

「いたたた~~」

「大丈夫ネギ?」

「ハイ。これくらいはスリ傷ですから」

「あの、私。消毒液と絆創膏ありますから~」

「あ、すみません、のどかさん」

 

 怪我の手当てをしながら、何だか良い雰囲気になったネギとのどか達の姿があった。

 シルヴィア達がフェイトと喫茶店に居たちょうどその頃。ネギ先生たちは親書を届けようと関西呪術教会へと来ていた。しかしその直前で再び過激な一派の一員と思われる狗族(オオカミ男)の少年に襲われ、宮崎のどかとそのアーティファクト『いどのえにっき』で攻撃方法の考えを読み、なんとか撃退をした所だった。

 

「それにしても本屋ちゃんに魔法がばれちゃうなんて……。どーするの?」

「は、はい。でもここまで知られちゃったら――」

「いやー、こいつは強力なアイテムだ!相手の考えてる事が分かる本だなんて、使い方次第じゃ強力なアイテムだぜー!」

「え?あの~?」

「コラ、カモー!早速巻き込もうとするんじゃないの!」

「あ、いたいた。明日菜~。ネギくーん」

「朝倉ぁ!?って木乃香も!?えー!?」

「あれ!?皆さんどうしてここにー!?」

 

 全く持って遠慮のない発言をするカモに、昨夜の件も含めて反省していないと注意する明日菜だった。しかし突然ここに居るはずのない声を聞いて、ネギと明日菜は慌てて振り向く。するとそこには、残りの5班のメンバーと刹那、そして朝倉の姿。何よりも一般人だらけの状態に驚きを隠せないでいた。

 

「助けに来てくれたの!?で、でも何で皆で!?」

「その、皆さんをシネマ村で巻く予定だったのですが、、上手く朝倉さん達に追跡されてしまいまして」

「あ、朝倉~!あんた危険度が分かってんの!?ネギなんてさっきメチャクチャ殴られてたんだから!」

 

 朝倉は怒りの形相の明日菜に詰め寄られると、目を逸らして惚けようとする。しかしタイミングが悪い事に関西呪術教会の正門が彼女の目に映る。これはチャンスとばかりに、そのまま一般生徒を伴って事の大きさを知らず、関西呪術教会へ向かい始める。

 

「お、ここ雰囲気あるね~。いかにも時代がかってそうな!」

「おぉ~。ホントホント!」

「え!?ちょっと勝手に!そこって敵の本拠地……!」

 

 警戒しつつも慌てて後を追いかけるネギ達だが、門を抜ける列を成して木乃香を出迎える関西呪術教会の巫女達の姿があった。

 

「お帰りなさいませ。木乃香お嬢様ー!」

「「へ!?」」

 

 そのままネギ先生達もろとも歓迎をされて、奥の部屋まで送り届けられてしまった。

 

「明日菜~。驚かせてごめんな。ここウチの実家なんよ」

「そうだったんだ……。うん大丈夫。ちょっとビックリしたけどね」

「何かすんごい歓迎だね~」

「は、はい。実は修学旅行とは別に仕事がありまして……」

 

 そう言ってから懐から一つの便箋を取り出す。ここまで何度も危険に冒されながらも何とか守り通してきた関西呪術協会への親書だった。この修学旅行においてネギの最大の目的の一つであり、緊張した顔を見せながらも、使命達成への充実感を同時に感じていた。

 そして木乃香は、数年ぶりにやってきた実家を感慨深く思いつつ、胸に秘めた一つの決断を父に、否、今は西の長へと伝えるため。こちらもその心中は緊張感に包まれていた。

 

「お待たせしました。明日菜君。木乃香のクラスメイトの皆さん。そしてネギ先生。皆さん良く来てくれましたね」

「お父様!久しぶりや~!……でもウチな、お父様に伝えなあかん事があるんよ」

「そうかい?それじゃぁ後で話してくれるかな?」

「うん。きちんと話ししたい」

 

 一度は父娘の再開に頬が緩んだ詠春だったが、伝えたい想いがあると聞かされると一転。僅かに硬い表情になってから再び柔らかく声をかけた。それからネギを見つめてその動向を見る。するとネギは畏まって新書を差し出し、硬い口調で話し始めた。

 

「長さんこれを。東の長、麻帆良学園学園長から西の長への親書です。お受け取りください」

「確かに受け取りました。任務ご苦労。ネギ・スプリングフィールド君!」

「はい!」

 

 親書を無事に手渡して、やり遂げた満足感と笑みを浮かべるネギ。その後、修学旅行先のホテルの事はこちらに任せて、日も暮れるので泊まって言って欲しい。そう告げられたネギ達は素直にそれを受け入れた。そして歓迎会と言えるほど豪勢な夕食の席となった。

 

 

 

「刹那君。この2年程。良くぞ木乃香を守り通してくれました」

「はっ!もったいないお言葉です!」

 

 夕食の場で急に長に話しかけれ、刹那は思わず畳に片膝をつき頭を下げて畏まる。

 

「しかし先日は、あのような依頼をされてしまい、情け無い限りで……」

「良いんですよ。木乃香を守りきってくれた事に変わりはありません」

「は、はい!」

「お父様。ウチな、せっちゃんから全部聞いたんよ。それでシルヴィア先生っていう人にも話しを聞いた。色んな話を聞いて、ウチはこのままでええんやろかって」

「木乃香……」

「だからな、ウチしっかり勉強して。西の事……お父様の娘として頑張りたい」

「木乃香……成長したね」

「お父様ー!」

 

 感極まった木乃香が詠春に抱きつき涙ぐんでいた。またその言葉を聞いた巫女達も同様に喜びに沸いていた。

 

 

 

 

 

 

「きゃあぁぁ……――」

 

 突然深夜に響く悲鳴。しかし響き出した途中でそれは途切れた。夕食後、大浴場を借りて浴衣に着替えていた明日菜たちは屋敷内で鳴り響いた悲鳴に驚き、緊張の空気を伴って身体をこわばらせた。

 

「え?な、なによ!?今の声」

「分かりません!ですが何か起きた様です!お嬢様!私達の間に!」

「う、うん……」

「大丈夫よ!アデアット!」

 

 ここは関西呪術協会の本部。その一派であるはずの過激派が攻めて来る事は考え難い。それなのに一体何が起きているのか。三人は屋敷に居る他の人間と合流するよりも、この場での警戒を選択した。

 明日菜はアーティファクトのハリセンを召喚し、また刹那は夕凪を構える。二人で木乃香を背に挟み、極度の緊張の中で警戒に当たる。

 

「……はぁ……はぁ」

「せっちゃん……。明日菜……」

「大丈夫、大丈夫です。お嬢さま」

 

バガァァァン!

 

 突如として大浴場の引き戸が吹き飛び、そこから大量の水が流れ込んでくる。そのまま足元をお湯が支配し始め、段々と水位が上昇していく。

 

「きゃ、何よこれ!?」

「ひゃぁ!?」

「く!?すみませんアスナさん!お嬢様を連れて飛びます!」

「と、飛ぶって!?」

 

 そう言うなり刹那は白い翼を解き放ち、木乃香を抱きしめて飛び上がる!

 

「え、えぇ!?刹那さんそれ何!?」

「時間がありません!申し訳ありませんが今は!」

「わかった!木乃香をお願い!」

「お嬢様!しっかりつかまってください!」

「うん!わかったで、せっちゃん」

 

 そのまま刹那は翼を羽ばたき、大浴場の竹壁の上を飛び超えて外に出る。その後、迂回路を見つけて何とか追いかける明日菜の姿があった。

 

「ねぇ?何があったのかしら?」

「ひとまず状況の確認しましょうか――」

「その必要は無いよ。――ヴィシュ・タル リ・シュタル ヴァンゲイト 小さき王 八つ足の蜥蜴 邪眼の主よ 時を奪う 毒の吐息を 石の息吹」

「――え?」

「何!?」

 

 何も気配がしなかったはずの背後。そこから突如として魔法の始動キーと詠唱が聞こえてきた。慌てて振り返りその姿を捉えると、白髪半眼の少年の手からは既に魔法が放たれ、石の色をした煙となって明日菜を包み込む。そして煙に触れた浴衣の先から段々と石になっていく。

 

「え!?う、嘘!?」

「明日菜ー!?」

「明日菜さん!?」

「キャアアァァァ!?」

 

 全身が石化したのかと思ったところで、何故か浴衣だけが石化して砕け散った。浴衣が砕けた明日菜は思わず愚痴を口にしながらしゃがみ込む。

 

「ま、また脱げたー!?」

「――何!?」

「待ちなさい!神鳴流奥義!斬魔剣 弐の太刀!」

 

 声が聞こえてから僅かな時間。少年の気配に向けて一閃。本殿の方向から近衛詠春が現れ、日本刀を持って構え立ち、退魔を生業とする京都神鳴流の奥義を放っていた。

 放たれた剣閃が少年を胴斬り――したかの様に見えたがその身体が石に変わり、ゴトリと重い音を立てて崩れ落ちる。

 

「お父様!?」

「長!く、変り身か!」

「皆さん!大丈夫ですか!?」

 

 不安と心配が入り混じった顔の詠春が明日菜に近づき、着ていた羽織りをそっとかける。襲撃者ながらその隙を見逃し待っていたのか、少年と思われる声が聞こえてくる。

 

「近衛詠春か……。厄介だね。でも貴方の出番はもう終わっているんだ」

「何を言うか狼藉者。まだ終わってはおらん!」

「……ふぅ。――千刃黒耀剣」

 

 突如として空中に現れた少年は、少し気だるげに溜息をついてから魔法を詠唱する。すると大量の石剣を召還。召還された石剣は詠春を中心に捕らえ、回転しながらあらゆる角度で飛び迫って来た。数十本に及ぶその剣は多量の魔力を込められたもので、一本でも突き刺されば致命傷になりかねない。それを悟った詠春は、周囲を切り裂く連続攻撃の剣技を放つ。

 

「まずい!百烈桜華斬!」

「長!斬空閃!」

 

 振り下ろす剣先は円運動で無数の剣筋を描き、まるで舞踏の様な動きで複数の石剣を切り落とす。刹那も同時に剣先から気を放ち、詠春が斬り残した石剣を切り落としていく。しかしその様子を空中から見る少年は、更に追撃の魔法を詠唱し始める。

 

「これで終わりだよ。ヴィシュ・タル リ・シュタル ヴァンゲイト 小さき王 八つ足の蜥蜴 邪眼の主よ その光我が手に宿し 災いなる眼差しで射よ 石化の邪眼」

 

 空中から詠春を正面に見据えて魔法を唱えると、少年の指先に巨大な魔力が集中する。指先が光り輝いたかと思えば、石化の魔力を伴うレーザーが横薙ぎに放たれ始めた。その魔力量と効果範囲はこの場に居るもの全てを石化する。直感的にそう感じた詠春は、ここで一つの決断をした。

 

「皆さん!木乃香を頼みます!」

「長!?」

 

 そう叫んでから突如として刹那を突き飛ばす。すると飛び交う残りの石剣に構わず、庇う様に前に出る。そして横薙ぎに放たれるレーザーに自ら向かい、全身で受け止めた。触れたもの全てを石化しようと荒れ狂うレーザーの魔力を、己の身一つで飲み込む。

 

「お父様ー!?」

「お、長ー!」

 

 そうして光が収まった後には、両手を広げて全身を石化した近衛詠春が立っていた。目の前で起こった現実。今何が起きたのか。父が、長が、たった一人の侵入者に石化され、倒されてしまった。その驚愕の事実に誰も声を出せるものが居なかった。そしてその時、屋敷から一人、慌てたように駆けて来る足音が聞こえた。

 

「長さぁぁぁぁーーん!」

「ネギ!?」

「ネギ先生!?」

「君が長さんを……!?お屋敷の皆さんも石にして……?それに明日菜さん達を傷つけて。先生としても!友達としても!僕は……!君を許さないぞ!」

「……それで?どうするんだい?ネギ・スプリングフィールド。僕を倒す力は君には無いよ。止めた方が良い」

「くぅ……。それでも!それでも君を倒す!」

「ネギ……!」

「やれやれ。ルビカンテ。彼女を」

 

 白髪半眼の少年が悪魔の名を呟くと、突如として空に黒い塊が現れて形を作る。突然現れた悪魔の姿に一同が警戒の表情をみせる。しかし黒い塊は、即座に木乃香の後ろに飛び降り、木乃香を抱え上げて翼を広げて飛び上がる。

 

「ひゃぁ!?何やのこれ!?」

「木乃香さん!何をするつもりなんだ!」

「お嬢様ー!?」

「木乃香ー!?」

「答える義理は無いよ。それじゃぁね」

 

 無表情に別れの言葉を宣言すると、少年の足元の地面が砕ける様な音をたてて裂けはじめる。そして地下から水しぶきが上がると、そこに少年の姿は無く、後には水溜りが残っているだけだった。

 

「え、嘘!?」

「そんな!居ない!?」

「やべぇぜ兄貴!こいつは水を使ったワープゲートだ。瞬間移動の魔法だよ!かなりの高等魔法だぜ。相手が悪すぎる!」

「木乃香さんを追いかけましょう……。屋敷の中は……。皆、みんな石に…されてました」

「「えぇ!?」」

「そ、そんな、クラスメイトも?」

「はい……」

「ネギ先生。これは私達だけでは手に負えません。追いかけるにしても、一度麻帆良学園に連絡を入れましょう。もし私達までやられてしまっては、誰も何も分からないまま事が進んでしまいます」

「そう、ですね。携帯電話で、学園長先生に連絡してみます」

 

 そうして連絡を取り、学園長に緊急事態を報告。

 明日菜と刹那はその間に着替え済ませ、三人で木乃香を連れて飛び去った悪魔の後を追い駆けた。

 

 

 

 

 

 

「はぁ……!はぁ……!」

 

 その頃、息も絶え絶えながら必死に山の中を走り抜ける1つの影があった。

 

「はぁ……!こんな事が、現実に、在り得るのですか!?」

 

 これは現実?それとも?いえ、そんな事を考えている場合では無いです!先ほどまでお屋敷で、皆とカードゲームをしていたはずです。そうしたら急に灰色の煙が満ちて、皆が石に――。

 

「人が……。人が石になるなど。いえ、しかし現実に……!」

 

 くっ!これでは堂々巡りではないですか!

 

「……は!もしかして、この現実離れした、状況でも……!あの人たちならば!」

 

 そうして携帯電話に手をかけた。

 

 

 

 

 

 

「これで詰みだぜ?ジジイ。待ったはもう無しだ」

「ふぉ!?ワシより年上なのにそれは無いんじゃないかの?」

「なんだ?こんな可憐な乙女を指差してジジイとでも言うのか?くくく」

「いや、おぬし乙女と言うかのぉ……」

「暇だって言うから相手しに来てやったんだ。有意義な時間を使おうぜ?」

 

 くくく、相変わらず惚けたジジイだな。それにしても、ジジイの暇つぶしはネギ坊主だけで十分なんだがな?修学旅行は明後日までだったか。さっさと帰って来てくれよ。

 

トゥルルルル

 

 フロウが笑い学園長が思案顔を見せる中、唐突に電話が鳴り響く。

 

「何じゃ?こんな時間に?」

「良いぜ。取れよ」

「ふむ、ワシじゃ。おぉネギ君か。ふむ無事親書を渡したか。ご苦労じゃったな。うん?ふぉ?西の本山が壊滅!?西の長もやられた!?応援部隊が欲しいじゃと!?むぅ……」

「ほ~~~う。良いぜ?シルヴィアに連絡とってやろうか?ただし貸しがもう一つ増える事になるんじゃねぇか?くっくっく」

「ネギ君や。とにかく人材は何とかする。時間をかせいでくれ!」

 

 非常事態ではあるものの、何とか体裁をつくろって電話を切る。

 

「んで?どうするジジイ?」

「か、貸し1ではなく、金銭じゃダメかのう?」

「良いぜ?助かった命に1人つき1億円。あるいは49万ドラクマ。負傷者や病人の救済1人で3000万か14万ドラクマだ」

「た……高過ぎやせんか?ぼったくりにも程があるぞい?」

「じゃぁ、貸し1追加だな?期限は1月で良いぜ?くくく」

「む……むむむ。……ふぅ、無理難題だけは困るぞい?」

「そうだな、トラブルとか人事とかの融通って程度か?軽い融通じゃなく、しっかり効かせて貰うぜ?」

「ぐ……。何を企んでおる?」

「秘密と言いたい所だが、修学旅行でこれだけのトラブルだ。何か起きるだろう。その時こちらにも有利な配置、あるいは結論にしたいだけさ?」

 

 さぁどうするジジイ?大人しく飲むか?それともまさか金を払うか?

 どっちに転がっても、上手い結果にはなるだろうがな!

 

「か、貸し1でたのむぞい……」

「OK~。取引完了だ。書類もきちんと作れよ?」

「う、うむ……」

 

 そんじゃシルヴィア達に連絡を入れるか!

 ジジイも稚拙過ぎるからだぜ?もうちょっと対策立てておけよ!

 

 そうしてフロウはシルヴィア達に連絡を取り、本格的にネギ一向に正体を現す事になった。




 詠春の活躍についてですが、本来紅き翼の一角で剣技なら最強と言われた人です。歳を取ったからといって、原作でほぼモブ扱いで瞬殺ってのはありえないと思います。ですので、この作品での詠春はちょっとかっこいいお父さんをやってもらいました。木乃香には現実の直視とトラウマものかもしれませんけれど……。

 それから推敲・改訂作業をしていて思ったのですが、擬音語なんか使うなと思われる読者さんがいらっしゃるかもしれません。最初、その辺りは全て文章での表現に変えるつもりで居たのですが、一切使わないとなれば作品の雰囲気ががらりと変わるので、移転前からあまり変えないで欲しいとメッセージを頂いている以上、減らす事はあっても無くさずに使いたいと思います。

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