ブリーチ 蒼い稲妻   作:ki4

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第三話コウの夢の続き

それじゃおやすみなさいね」

母親の明美が二人にそう言ってから

「おやすみなさい」

「おやすみ」

コウとエミカがそう言ってから目を閉じた。

三人が眠りについてから暫く時間が経ちコウは再び荒野の中に立っていたのであった。

「ここは・・・」

コウは周りをみわたわたし

「前に見た夢の続きなのか・・・?」

「先導コウよ」

誰かに呼ばれ

「誰だ!」

再び見渡した時上空から雷が降ってきて

「うわっ!」

「スマンな、コウよ」

「それよりあんたはこの前のやつ・・・だな」

「ああ、そうだ」

「あんたは誰だ?」

「そうか・・・まだ名乗っていなかったな私の名は■■」

「すまない、もう一度言ってくれ!」

「■■だ」

コウは顔をしかめ

「そうか・・・コウよ、まだ私の名は聞けぬのか・・・」

「すまない・・・」

「そうか、お主にはまだ早かったのかもな」

太陽の光を受けコウは目を覚ましたが、母親の明美とエミカはまだ寝ており

「起きるのがちょっと早かったな」

布団を片付け表に出て行き、太陽の光を浴びながら背伸びをし

「ま、たまにはこういうのもいいかもな・・・」

「それより・・・あいつは一体誰なんだろうな」

夢の中で出会った奴のことを思い出しながら考えていた時後ろから声がした

「今日は早起きさんね、フフッ」

「母さん・・・おはよう」

「それじゃ朝ごはんの準備手伝ってくれないかしら」

「うん、分かった」

コウと母親の明美は朝ごはんの準備をしているときにエミカが起き

「んっ、んっーん」

「エミナ、おはよう」

コウがそう言って

「お母さん、コウお兄いちゃんおはよう」

「丁度できたわ。エミカ早く片付けなさいよ」

「はーい」

エミカは布団を片付け終わり

「さぁ、食べましょうか」

声をかけ

「「「いただきます!」」」

朝食を食べ始めしばらくしてから母親の明美がコウに聞いてきたのであった。

「コウ、今日はいつもより早く起きてたけど何かあったの?」

「うん」

「それで何か変な夢でも見たの」

「昨日僕が話した事覚えてる?」

「あの話ね」

「その夢の続きを見たんだ。それでそいつの姿を見たのはよかったんだけど名前を聞こうとしたんだけど」

「聞こうとしたんだけど何?」

エミカがその話に入ってきて

「よく聞こえなかったんだよ」

「よく聞こえなかったってどうして」

「僕が聞こうとした時ゴニョゴニョと何かにかき消されちゃうんだよ」

「ふーんそうなんだ」

エミカがそう言って

「ごちそうさま」

コウが手を合わせて茶碗を片付け

「コウ」

「何、母さん」

「お味噌がそろそろなくなりそうだから買ってきてくれないかな」

「うん、分かった」

お金をコウに渡し買い物に出かけた。

 

コウは雑貨屋につき

「おはようございます、おやっさん」

「おはよう、コウ君」

「お味噌あるかな」

「いつものでいいか」

「お願いしますね」

「あいよ!」

味噌を容器に入れコウは代金を渡しお釣りを渡した

「毎度あり」

「いつもありがとうね」

「どういたしまして」

自分の家に戻っているとき家の前に黒い着物を着た人が立っておりコウは目を凝らしよく見るとこの地区出身の臼井ユリの姿があったのであった。

「ユリ姉!」

「ん?あ、コーちゃん」


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