問題児達+天帝が異世界から来るそうですよ!?   作:THE・Leaf

32 / 34
想いを託された十六夜は【空間転送】により、仲間の元へ。

交わされた二人の約束。

―――残された時間は残り僅かだった。



第弐拾九話 ~消失~

―――”煌焔の都”瓦礫の山河。

時間は少し遡り、残り時間が後二分となったころ。

黒ウサギ、耀、飛鳥の眼前に十六夜が現れた。

 

「・・・・十六夜さんッ!!!」

「・・・・十六夜!!!」

「・・・・十六夜君!!!」

 

全員が声を合わせて彼の名前を呼ぶ。

十六夜の身体はボロボロで、意識が朦朧としているが彼は倒れる訳にはいかなかった。

 

(なんとしてでも、伝えねえと。・・・・俺は約束を果たさなきゃいけねえんだ!!!)

 

その想いだけで十六夜は、身体を引きずりながらも立ち上がった。

今にも倒れそうな十六夜を彼女たちが支える。

どうしても伝えなければいけない。

 

「黒ウサギ・・・・春日部・・・・お嬢様・・・・ジン。・・・・・・全員いるか」

 

心配の声をかける中、唐突に呟いた。十六夜には彼女たちの声は今の今まで届いていなかったらしい。

 

「ジン坊ちゃんの行方はまだ分かっていませんが

 

「「「私達はいます」」」

 

黒ウサギが涙ながら答える。彼に訊きたいことは山ほどあるが、今は彼が無事であったことに安堵するも、やはり優希のことが気になってしょうがない。

 

「そう、か。だが、今は時間がない。いいか・・・・よく、聞けよ。一言一句、漏らさず聞け」

 

十六夜は荒い息づかいでそう言った。

彼女たちも真剣な表情をする。

 

「説明は全部後だ。・・・・優希が伝えてくれと言った、言葉だ」

 

彼女たちは即座に問い質したかった。だが、彼の『時間がない』と言う言葉。

彼女たちは十六夜の言葉を聞くしかなかった。

 

 

 

 

「『皆、ありがとう。・・・・本当に、ありがとう。みんな、大好きだっ!!!!』」

 

 

 

 

十六夜の言葉に多大な衝撃を受けた。

彼女たちは頭と気持ちの整理が全く追いついていない。

だが、次第に理解し始めてくる。背中を見送った耀と黒ウサギが涙を流し始める。

 

「嘘だよね? ・・・・嘘だと言ってよ!! 十六夜ッ!!!」

 

耀が感情をさらけだし、大声を出す。

黒ウサギは余りのショックで固まっている。

 

「・・・・優希は、俺を逃がす為に最後の力を使ったんだ。優希はッ!!! 俺を逃がして、俺達が――・・・・畜生ッ!!!!!!」

 

十六夜も泣いおり、拳を自らの足に打ちつける。

飛鳥も察したのか涙を流している。

 

 

「――・・・・・・・・最後に約束したんだよ。これを伝える代わりに、必ず戻るって!!!」

 

 

十六夜が涙を振り払い、大声で言った。

 

「俺は、俺たちは、それを信じるんだ!!! 

『諦めるな、絶対に諦めるな』。『死ぬな――生きることから逃げるな』。

 俺は自分が言ったことを、守れないような奴と親友になった覚えはねえッ!!!!!」

 

全員の涙は振り払われ、十六夜の言葉に頷いた。

 

                *

 

アジ=ダカーハにやられた優希は最後の最後は笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

否、訂正しよう。”笑った”のだ。

 

「ギフトネーム”Space The End”。――【天地】・・・・発動」

 

アジ=ダカーハにそう聞こえてきた。同時に彼はしまったと思った。完全に無防備だった故に、何かを発動させられた。

 

優希の身体が変化していく。左目に紫の炎を灯し、右手に出現させた骨のような意匠の禍々しい剣を真上に振り上げた。

 

突然の攻撃だったが、辛くも反応。紙一重で避けた。

はずだった。避けたはずなのに左腕の半分が切り落とされていた。

 

体捌きで距離をとって立ち上がる。

優希の姿は一変しており、全体的に刺々しく禍々しい鎧のようなものを身につけた。

――﴾I.BRS(インセイン・ブラックロックシューター)﴿だった。

 

(呆れた。呆れる程に馬鹿だ。起こり得るか分からないのに、それに可能性の全てを賭けるなんて)

 

 

――――――優希は、最後の最後まで諦める訳にはいかなかった。というのも。

 

優希は死んだ時に”鳳凰”のギフトが進化し、自らが蘇生することに『賭けた』。

絶望を痛感し、終わりを悟り、終わりを迎える。それが”終焉”のギフトの進化条件だと信じた。その進化した終焉と鳳凰を、ほぼ使えない空間のギフトで、三つのギフトが融合するようにした。それが新たな進化となって、新たなギフトが生まれることに『賭けた』。

そのギフトで技が発動し、自らが気絶することを分かっていて『賭けた』。

その”Insane”な行動で、﴾I.BRS﴿になることに『賭けた』。

彼女であれば対等、それ以上に戦え、勝利することに『賭けた』。

 

幾つもの”賭け”。一つでも欠けることが許されない、大博打。

肉体は死んだとしても、魂は諦めない。

 

アジ=ダカーハは﴾I.BRS﴿を見つめる。

この箱庭では不死や蘇生、回復は珍しくもなんともない。

 

(神格が著しく変化・・・・上昇した、だと?)

 

アジ=ダカーハには理解し難かった。今起きている状況と優希に。

自らの霊格、神格が著しく減少することは確かにある。

分かり易い例を上げよう。

ガラス製のコップが壊れたとする。それはもう、使えなくなってしまう。そこに取り憑いていた霊は必然的にそこを離れてしまう。割れたガラスのみで再び同じ物を作っても、同じ大きさにならない。すると、入る霊も小さくなる。

 

『面白いッ!!! 開戦第二幕だッ!!!!』

 

腕を切り落とされ、大量に血が出ている。にも関わらず、分身体は現れない。

 

﴾I.BRS﴿は剣をしまい、身長を大きく上回る漆黒の大型の槍を召還する。

 

「《召還―インセイン・カノンランス》」

 

インセイン・カノンランスに付いている漆黒の鎖が背中の後ろに繋がれる。

漆黒のオーラを纏い、アジ=ダカーハに向かい〝瞬間移動〟し突っ込む。

漆黒と真紅が混ざりあったオーラで高速の突進突き。

 

「――【クリムゾングライド】」

 

今度こそ完全に回避しきった。その筈だ。何故だ。そう思わざるをえない。

―――アジ=ダカーハの左腕は無くなっていたのだから。

 

気づけば落ちた腕は紫の炎で灰になっている。

 

﴾I.BRS﴿はそのまま連続で攻撃する。

 

防御牆壁を作ろうとするも、作れない。槍に攻撃された瞬間、槍を掴んだ。

 

槍を手から離した﴾I.BRS﴿は槍を手を使わず操り、地面に叩きつける。彼が離したところで、槍を自分の手に手繰り寄せて掴む。

 

﴾I.BRS﴿が再び攻撃を仕掛ける。

 

アジ=ダカーハは回転し、爆風を起こす。そこに攻撃しようとはせず、攻撃を中断する。

 

アジ=ダカーハは魔術の詠唱を始める。

大地が揺れる、空気が揺れる。何も受け付けない、何も影響されない、究極詠唱。

 

『―――――Nihility Universe』

 

詠唱に耐えるのが精一杯で、﴾I.BRS﴿は動けずにいた。

詠唱された内容と発動名を確認したあと。

 

「――【天地無用】」

 

優希が発動した【天地】は、世界を発動者以外上下左右前後逆転させたのだ。それに加え、能力やギフト、体質などの全てを逆にさせるというもの。

アジ=ダカーハが行った詠唱は”虚無”。それは詠唱の開始から効果が及ぶ。

通常ならば、【天地】によって魔術などの詠唱も反対から唱えないといけない。

だが効果は始めから及んでいたので、発動されてしまった。

それを引き金とし、発動したのが【天地無用】。これは、発動した【天地】がかき消された時。書き換えられた時。変化が起こった時に発動できる。

これは発動条件を満たさせた者、今回で言えばアジ=ダカーハのギフトや体質、能力を消失させる。

つまり、アジ=ダカーハは物理で殴る意外の攻撃方法を失い、回避か防御する以外の攻撃防御方法を失ったのだ。

 

「アジ=ダカーハ、賽は投げられた」

 

漆黒のオーラを纏い、アジ=ダカーハに突っ込んだ。

アジ=ダカーハは右手を前に突き出した。

 

槍がアジ=ダカーハに当たった瞬間、﴾I.BRS﴿は後方宙返りした。

理由は異様な違和感と危機感を感じたからだ。

すると、槍が黒い何かに蝕まれてきている。﴾I.BRS﴿は鎖を引き離し、槍を捨てた。

 

漆黒と真紅の爆発がアジ=ダカーハを襲うが、ものともせず突っ込んでくる。

 

間一髪、紙一重で避ける。

 

(気づくのが遅すぎたッ!! 神滅斬(ラグナ・ブレード)が同時詠唱されていた事に)

 

彼の詠唱の言語は何一つ統一されていなかった。それを全て近い言語に翻訳し、更に自分が分かり易い言語に翻訳する。そういう作業を全て頭の中で行った。

ラグナ・ブレードにやられたとなると、再び使えるかどうかは怪しい。

﴾I.BRS﴿は拳を握りしめ、アジ=ダカーハに向かい駆けた。

 

一進一退の攻防。どちらも引かず、激しい戦いになっている。

 

﴾I.BRS﴿はBAを纏い、質より量で攻める。彼が持つラグナ・ブレードを完全に避けきりながら攻撃を繰り出す。

 

アジ=ダカーハもラグナ・ブレードを何時までも保持は出来ない。

ラグナ・ブレードは暫くすると消え去る。

しかし、アジ=ダカーハは虚無にした瞬間左腕を再生していたらしく、今頃になり襲いかかる。

 

﴾I.BRS﴿は辛くも回避しアジ=ダカーハに拳を撃ち込む。

 

それを防御し、反撃の一撃。

 

回避したときにツインテールの左側が切り裂かれたが、気にせず攻撃する。

 

反撃の右拳に右拳をぶつけるアジ=ダカーハ。

 

そこをBAでダメージを与えていく。

 

アジ=ダカーハは左爪で切りかかる。

 

バックステップで回避。〝高速瞬間移動〟・・・・﴾I.BRS﴿の身体能力を生かし、更に高速の瞬間移動でアジ=ダカーハの懐に潜り込む。最早、音速などとうに超えている。

 

それに対応し、防御するアジ=ダカーハ。

 

 

二人の戦いの速度が更に増す。

 

叫び声を上げながら拳を撃ち込み合う。

 

一撃が致命傷となる戦い。

 

 

その戦況はたった一つの行動で傾いた。

 

アジ=ダカーハの攻撃の瞬間、漆黒の禍々しい剣 インセイン・ブレードクロウ を投げたのだ。それが右手に突き刺さる。

﴾I.BRS﴿はそれを引き抜き、右腕を切り落とした。

 

それと同時に左手で攻撃される。

 

それを左へとステップすることで直撃を回避した。ツインテールだった左側の髪も切られ、ボブヘアーになってしまった。

だが、所々衣装が破れていたり、鎧がなかったりしている。全体的にボロボロだが、あちらは腕が一本だ。

勝機は見えた。そのように思えた。

 

―――それは大いに甘かった。

三桁の魔王は、そう易々と落ちてくれない。

アジ=ダカーハは高らかに笑う。

 

『――――いいだろう。幾百年ぶりの本気を見せようッ!!!!』

 

﴾I.BRS﴿が更に濃い紫の炎を灯す。

 

次の瞬間、アジ=ダカーハが超高速で音もなく、突っ込んできた。

 

〝高速瞬間移動〟によるステップ回避。

 

その速度をアジ=ダカーハが瞬間的に上回った。

物理限界を越える行為、空間を踏みしめたのだ。

 

﴾I.BRS﴿は頭を掴まれ、そのままの速度で地面に叩きつけられる。

 

「■■■■■■■■■■!!!」

 

声にならない悲痛な叫び。

頭を掴まれたまま、地面から引き離され、宙吊り状態になる。

 

『後一歩のところだった。残念だったな人間』

 

(油断してたわけじゃなかった。私の全速力だった。それでも駄目だったのは、優希の意識がなかったから。意識が無ければ、力は私だけの力にしかならない。――嗚呼、憎い。恨みたい。自分を、奴を。怨嗟する、憎悪する、憤るッ!!! 殺す、殺してもなお殺す。自らが死のうが朽ち果てようが呪ってやろうッ!!!!)

 

「――【Chaos Last End】!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――世界を闇黒の混沌、最後の終わりに変える闇の漆黒。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――全ては無限の漆黒へと葬り去られた。

 

﴾I.BRS﴿が身体を引きずらせながら、立ち上がる。

彼女は右半身以上無くなっていた。残っているのは左半身が部分部分ある程度だ。

 

「奴はどう、なった・・・・」

 

アジ=ダカーハは漆黒に包まれ、姿がよく見えない。

 

『常軌を逸脱したとは、正にこのことだ・・・・。虚無を闇の漆黒で打ち砕くとは・・・・』

 

辺りが漆黒から晴れていく。

アジ=ダカーハは立っていた。彼はズタボロで立っているのがやっとなようだが。

 

お互い、一歩も動けない。それは戦況的によるものではない物理的にだ。

 

「――代償。混沌闇黒物質と私、﴾I.BRS﴿の存在。―――【天地神明・天神地祇】・・・・〝憑依完装〟!!」

 

紫の炎が﴾I.BRS﴿を包み込む。紫の炎がだんだんと消えていく。すると、次第に元の優希の姿が現れる。

優希の身体を漆黒が包み込み、雲散霧消。五体満足で、完全に優希である。

 

「―――﴾I.BRS﴿、ありがとう。・・・・絶対、無駄になんてしない」

 

優希は 天帝聖騎士の劔 の柄に手を伸ばし、抜刀。

 

 

 

 

 

「――【因果切断】・・・・―――【神千本桜抜刀―壱ノ桜・桜花】!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

左足で踏み込み、アジ=ダカーハを斬る瞬間。

 

虚無に阻まれる。

 

それを切り裂く。そこに大量の桜が舞い、更に阻もうとする虚無を切り裂いて桜に変える。

 

そのままの勢いを殺さず、右回転。左下から右上にかけての切り上げを繰り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

「全ての”因果”を断ち切られ、美しく残酷にこの世から住ね!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

『認めようッ!!! 貴様の勝利だッ!!!! 人間ッ!!!!!』

 

アジ=ダカーハを桜色になっている刀身で切り裂いた。その瞬間にも桜が舞う。

 

 

 

「――――【天地神明・天神地祇―天地封印】!!!!!」

 

 

 

劔を逆手に持ち、アジ=ダカーハを頭の頂点から大地に向かい劔を振り下ろし、突き立てた。

 

全てが桜に変わっていき、アジ=ダカーハを神々の力を借りて天と地の境界に封印した。

 

天と地の境界で封印された彼は【因果切断】で未来永劫、誰にも気づかれる事もなく。

【神千本桜抜刀―壱ノ桜・桜花】で死に続け、浄化され続ける。

仮に浄化されきったとしても、彼はその果てに『消失』する。

 

 

「―――――終わった・・・・・・・・」

 

 

優希は自発的に最後の空間のギフトを解いた。

そして、後ろに倒れてしまった。仰向けになり、自然と空を見る。思わず笑いが出てしまう。

 

 

「――確か、この辺だった筈だ」

 

「本当ですか!? 本当ですよね!!?」

 

「何時までも泣くなくな、黒ウサギ。俺たちが泣いてどうす・・・・る」

 

「ゆ・・・・き?」

 

「えっ?」

 

十六夜、飛鳥、耀、黒ウサギの声が聞こえる。

 

 

「「「「優希!!!」」」」

 

 

「馬鹿だな・・・・何で来たんだよ」

 

「違えよ。ジンを救い拾った後に偶々通りかかっただけだ。偶々だからな、勘違いしてんじゃねえ」

 

十六夜が答える。お前はツンデレか、と言おうとしたが止めた。

全員の眼の下が異様に赤いのは気のせいでは無いだろう。

 

「みんな、ありがとう。・・・・ほん、とうにありがとう。みんな・・・・みんな、大好きだ」

 

耀と飛鳥が十六夜の肩を持ち、支えている。

 

すると、黒ウサギが飛びついてきた。

 

「グハッ!!!」

 

余りの衝撃で体中に激痛が走る。

 

「優希さんッ!!! 優希さんッ!!!」

 

「く、・・・・ろ・・・・・・ウサギ。・・・・・・・・苦しいッ」

 

「フギャッ」

 

耀と飛鳥がウサ耳を引っ張ったのだ。

 

「「「優希が死ぬ」」」

 

「申し訳ありません・・・・つい、嬉しくって」

 

「――ゴホッ、ゴホッ。あ、ありがとう。危なかったよ」

 

黒ウサギが優希の肩を持って、立ち上げてくれる。

数メートル歩き、アルマテイアの背中に乗らせてもらう。

優希が最後だったので、全員乗っている。それを見て、笑顔で。

 

 

 

「・・・・みんな、ただいま」

 

 

「「「「おかえり」」」」

 

 

 

全員、笑顔で帰りを迎えてくれた。

 

 

 




やったあああああ!! 原作追いついた、っていうか追い越したああああ!!!

原作ブレイク? 何ソレ、オイシイノ?
終わりよければって言いますし、これはこれでいいです。・・・・よね?

それは兎も角、どうしましょうか。原作の新刊がでるまで待つか。日常編を書くか。

皆さん、どうしたらいいですかね? 『知らない』とか言わないで欲しいです。

書いて欲しい内容の番外編とかあります? 無いなら無いで良いのですが。
感想ついでに要望が欲しかったりします。


まあ、現状こんな感じで迷走してるので次話の更新は何時になるか分かりません!
新刊が出たら、流石に更新すると思いますが。


兎にも角にも、3月30日12時30分頃更新完了しました。



▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。