ロックマンエグゼTR   作:謎沢

38 / 40
第38話 罠に引っかかった熱斗たち

そして、熱斗たちは、疲れのためか、とても眠かった。

夕食を食べた後、睡魔に負けて、ついにその場に倒れてしまった。

 

擬人は、熱斗たちが熟睡しているのを見計らうと、すぐに他の擬人たちを集めた。

「よくやった。」

タイムモンスターであるヒューモンは、こう擬人たちに言った。

 

タイムモンスターは、擬人たちに熱斗たちをある場所へと運ばせた。

 

それは、その町の地下にある牢屋だった。

 

熱斗たちが目をさますと、牢屋の前の見張りが声を上げた。

「獲物がおきたぞ。」

 

熱斗たちは、周りの風景の激変に驚いた。

「一体、ここは。」

それに、看守はこういった。

「ここは、お前たちの墓場だ。」

「なんだと。」

熱斗たちは、焦った。まさか、タイムモンスターにつかまってしまうとは・・・。

しかし、看守はこう話した。

「しかし、お前たちにはいい条件を与えてやる。ひとつは、お前らを開放する代わり、人間たちは俺たちに従う。」

「もうひとつは」

熱斗たちは息を呑んで聞いた。

「お前たちが自力でこの牢屋をでるかだ。」

それに、熱斗はこう答えた。

「お前たちを倒すのみだ。」

「なんだとよ。ふざけるな、このやろうめが。」

「おい、大佐、そんなに血が上ると・・・。」

そして、いきなり、大佐が倒れこんだ。

「大丈夫なんですか。」

スバルが、タイムモンスターに聞いた。

「いやあ、血が上ると、こうなるんですよね。」

大佐は意識不明のまんまだったが、周りのタイムモンスターは血が冷たかった・・・。

そして、他のタイムモンスターは言った。

「では、会場を準備させてもらいます。」

「えっ?」

熱斗たちは疑問を感じた。

「いや、僕を信じてください。この目を見つめて・・・。」

「お前は、何モンだ?」

その場の空気はおかしくなっていた。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。