ロックマンエグゼTR 作:謎沢
そのころ、秋原町。
「また、タイムモンスターが出現しました。」
科学省では、こんなことが日常茶飯事になっていた。
そして、ある日。貴船長官が祐一郎を呼んだ。
貴船長官は、そして、こんなことを話し始めた。
「光博士。このままでは、他のクロスフュージョンメンバーのシンクロ率が下がってしまいます。何か、いい機械を開発しなければ、秋原町は、完全にタイムモンスターの支配下になってしまう。」
祐一郎は、その話にピンときた。
「それでは、タイムモンスターと対戦できるロボットを作りましょう。」
「そんなことが可能なのですか、光博士。」
貴船長官は、祐一郎に聞き返した。
「まだ、分かりません。しかし、それしか方法はないのでしょうか?」
それに、貴船長官は返す言葉もなかった。
そして、開発をし始めたのだった。
ロボットとはいえ、タイムモンスターを倒すのは容易ではない。
そこで、ロボットには、電波妨害できる機能や、電波内をサーチする機能など、開発は、多岐に及んだ。
それから、数週間後。
「やっと完成しました。」
貴船長官の所に祐一郎が現れた。
そこには、大きなロボットがいた。
「これで倒せるのでしょうか。」
貴船長官は疑問に思った。
しかし、祐一郎の説明に貴船長官はだんだんと確信していった。
そして、タイムモンスターを退治するために、出動をした。
その名も「モンスターキャッチャー」。
そして、モンスターキャッチャーは次々とタイムモンスターを倒していったのである。
タイムモンスターたちは、次の日に会合を開いた。
「どうするんだ。あのロボットを倒せなければ、俺たちの侵略作戦は失敗に終わる。」
そんな意見が飛び出た。
それに、キングモンはこう言った。
「では、ウイルスとやらで、ロボットを服従させてはどうだろうか?」
それに、タイムモンスターたちは賛成した。
タイムモンスターたちにとっては、一刻も早く退治したかったのである。