ロックマンエグゼTR 作:謎沢
スバルたちは、村の人に聞いた。
「軍隊の人はいませんか。」
それに村民の一人はこう答えた。
「そんな危なっかしいもの入れるわけがない。」
そして、スバルは、村民に事情を話した。
「そうかい。じゃあ、一度長老に会ってみると良い。いろいろと教えてくれるだろう。たぶん、戦っている少年も時期こちらにくるだろう。」
村民の言葉に不思議さを感じながら、スバルたちは、長老の家へ向かった。
長老の家に着き、事情を話すとすぐにあってくれた。
「ようこそ。平和村へ。」
「平和村?」
スバルは思わず聞き返してしまった。平和という名前がつく村は、なかった。しかも漢字表記だ。
「ここは、ある人物が開いた村なのだよ。この村はね、あの王子を嫌がっているんだ。いま、国中の村が壊されている。あの政権によって。隣の国は、平和主義でいいが、こちらは、戦争を仕掛けてもいる。この村は、ちょうど砂漠の真ん中にある山にあるので、結構分かりやすい。あそこを見てみろ。」
後ろに広がる独特の風景。山頂には風車が風を受けて回っている。まるで、別世界だ。どこかのお話に出てきそうだ。そして、老人は続けて言った。
「この地には、争いはないのだよ。そして、逃れた民もこちらへ来る。なぜだかだ。ただ、村も小さくて、収容しきれないから、他の所へ行ってもらっている。すまないが。しかし、今回は特別に泊まっていってよい。何日でも、」
その長老の言葉にスバルは頭を下げた。
その頃、熱斗は、なんとか、兵士との戦いをまるく収めた。
そして、上空で、あの平和村を見つけた。
その時、ロックマンのヒットポイントがなくなってしまった。
「おー。」
熱斗は砂漠へ落ちていった。
「いたたたっ」
熱斗は怪我なしで済んだが、平和村へは歩いていかなければならなかった。まあ、これもこれでいいのだろう。