ロックマンエグゼTR   作:謎沢

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第30話 平和な村

スバルたちは、村の人に聞いた。

「軍隊の人はいませんか。」

それに村民の一人はこう答えた。

「そんな危なっかしいもの入れるわけがない。」

そして、スバルは、村民に事情を話した。

「そうかい。じゃあ、一度長老に会ってみると良い。いろいろと教えてくれるだろう。たぶん、戦っている少年も時期こちらにくるだろう。」

村民の言葉に不思議さを感じながら、スバルたちは、長老の家へ向かった。

長老の家に着き、事情を話すとすぐにあってくれた。

「ようこそ。平和村へ。」

「平和村?」

スバルは思わず聞き返してしまった。平和という名前がつく村は、なかった。しかも漢字表記だ。

「ここは、ある人物が開いた村なのだよ。この村はね、あの王子を嫌がっているんだ。いま、国中の村が壊されている。あの政権によって。隣の国は、平和主義でいいが、こちらは、戦争を仕掛けてもいる。この村は、ちょうど砂漠の真ん中にある山にあるので、結構分かりやすい。あそこを見てみろ。」

後ろに広がる独特の風景。山頂には風車が風を受けて回っている。まるで、別世界だ。どこかのお話に出てきそうだ。そして、老人は続けて言った。

「この地には、争いはないのだよ。そして、逃れた民もこちらへ来る。なぜだかだ。ただ、村も小さくて、収容しきれないから、他の所へ行ってもらっている。すまないが。しかし、今回は特別に泊まっていってよい。何日でも、」

その長老の言葉にスバルは頭を下げた。

 

その頃、熱斗は、なんとか、兵士との戦いをまるく収めた。

そして、上空で、あの平和村を見つけた。

その時、ロックマンのヒットポイントがなくなってしまった。

「おー。」

熱斗は砂漠へ落ちていった。

「いたたたっ」

熱斗は怪我なしで済んだが、平和村へは歩いていかなければならなかった。まあ、これもこれでいいのだろう。


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