ロックマンエグゼTR 作:謎沢
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第2話 未来への予言
熱斗はPETの通信に応答した。
「君が光 熱斗君だね?」
それに熱斗はうなづいた。そして、熱斗はそのおじさんに尋ねた。
「あなたは誰ですか?」
それに、おじさんはこう答えた。
「私は、時空間について詳しいものだ。いずれ、名を明かすことになるであろう。」
そして、その男は、こんな話をし始めた。
「これから、何日かの間に、未来からある生命体がやってくるだろう。そして、その生命体は、未来の兵器を使って、都市を攻撃してくるだろう。しかし、心配はいらない。その後、救世主が、現れるからだ。これは本当である。救世主はきっと君たちを助けてくれるだろう。」
それを言い終わった途端、通信がきれた。
「一体、今のはなんだったんだろうか。ロックマン。」
「僕にも・・・。」
熱斗は、その答えが見出せなかった。
その夜、このことを祐一郎に話した。
珍しく、テレビを見ながら、祐一郎は言った。
「そんなこと、起こるわけがないじゃないか、熱斗。今の時代にはそんなことが出来る機械だって存在しないしなあ。ああ、ビヨンダードならば、行けたけどね。」
熱斗は全然、相手にされなかった。
しかし、すでに、地球のある場所で起きようとしていた。いや、再び起きようとしていたのである。
未来のある場所では、スバルに敗れてしまった、FM星人が、なにやら機械を動かしていた。
「さて、これの電源を入れて、実験でもするか。」
その機械には、「時空移動装置」と書かれていたのだ。
それは、FM星人がやられて、ある場所に降り立ったときだった。
その場所に、この機械が落ちていたのであったのだ。
この機械には、物凄い強力な力が隠されていたのである。