ロックマンエグゼTR 作:謎沢
カスパの町の前には、検問があった。
「あれ、こんなところに検問なってあったかな。」
そんなことをいるうちに、検問所の職員がきた。
「そこの少年。ちょっと。」
それは熱斗にかけられたものだった。
「あっ。」
順平が気づいた時には遅かった。
順平は、変装していたので、なんとか捕まらなかったか、背も少し高い熱斗は、あっけなく職員に連れて行かれてしまった。
ところでスバルと上里先生は、どこへ行ってしまったのだろうか。
スバルたちはある遺跡の中にいた。
そして、二人は気がついた。
「いたた。ここはどこだ。」
上里先生はあたりを見回して、驚いた。まず、さっきいた森ではなかった。
「ほ、骨が。」
スバルが振り向くとそこには、白骨化した遺体があった。
「うわっ」
スバルもその光景に思わず、目を閉じた。しかし、すぐに目をあけた。いや、あけなければ物事が解決しないようにおもえたのだ。
「どうやら、昔の人ではないようだ。」
上里先生はいった。服装が現代人そっくりだった。
「じゃあ、一体。」
その時だった。
「誰かそこにいるのか。」
その声にスバルたちはあわてて、入り口を通り抜けた。
「そこで何をやっていたんだ。」
その声はおじいさんだった。
「はあ。」
上里先生はため息をついた。スバルはおじいさんに答えた。
「実は、道に迷って、ここにたどり着いたんです。」
その答えにおじさんは笑った。
「ははは。気をつけないと、この遺跡に長時間いると、有害な成分によって、体が動かなくなってしまうぞ。」
そして、3人は遺跡を出た。
歩いているとおじさんが言った。
「そういえば、君たちは旅人かね。」
それにスバルはうなづいた。
「そうか、大の男が二人歩いていては大変だ。なんせ、この国は今、男の大人は、研究者以外、皆、軍地へ行っている。」
「それってどういうことですか。」
スバルはそう聞いた。