ハヤテのごとく next   作:謎沢

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第29話 旅の始まり

そして、ハヤテと虎鉄は東京駅へと来た。

「この切符だと、今度は東海道線で米原まで下ることになるんだな…。」

虎鉄は時刻表を見ながらそう言った。

「で、熱海に13時58分に着く奴だと、ちょうど3分前に島田行きが行ってしまうから、その次に接続がいいのが、東京を12時33分発の快速アクティーがいいのか。」

そして、時刻表を閉じた。

「よし駅弁を買うぞ。」

凄く張り切って、ハヤテのいうことなど無視に近い形となっている虎鉄。

「お、ちょっと待ってください。」

張り切り調子のハヤテは後を追うだけだった。

 

そして、駅構内の駅弁屋へ。

「うわあー。いっぱい駅弁ありますね。」

「あっ、そっちの駅弁は、東京の駅弁じゃないからね。」

そう、東京駅などの主要な駅では他の駅の駅弁も販売されていたりするのである。

「じゃあ、俺は、この浅草今半の牛肉弁当で。」

「じゃあ、僕は、この、まい泉のひれかつのサンドで。」

二人は会計をした後、お店を後にした。

 

そして、ホームに上がった。

「まだ、20分あるのかあ…。」

「そうですね。」

「そういえば、服は持ってきたのか…。」

「そりゃそうですよ。」

「いや、匂いが…。」

そして、それにハヤテの拳が飛んだとか…。

 

「いたいなあ…。」

流石に執事をやっているだけあって、こんなことで病院行きになることはない。

 

「まむなく、9番線に、快速、アクティー、熱海行がまいります。黄色い線の内側にさがってください。この電車は~」

そんなこんなで、電車がホームに入線してきた。

 

「ハヤテ、前行くぞ。」

それに、ハヤテは、虎鉄が一番先頭で運転席を見るのではないかとおもった。

しかし、それは違っていた。

先頭付近に行くと、座席が東京の電車とは違って、窓を挟んで、座席が向い合っている。

そして、先頭に来た意味がそこでようやくわかった。

「よし。これでボックス席取れたぞ。ラッキ。」

虎鉄はそう喜んだ。

「長旅には、やっぱり、ロングよりも、ボックス席だな…。」

実は、最近の東京近郊を走る電車は、一番先頭の2両か、中間の9号車、10号車、一番後ろの2両しかボックス席が設置されてないのである。

そこで、虎鉄は先頭車へ来て、ボックス席を取ったのである。

 

やっぱり、鉄道の知識があるというのはこういう時は便利である。

そして、12時33分、ハヤテたちを乗せた電車は東京を立ち、一路、熱海へと駆けていったのであった。

 

そして、ホームに上がった。

「まだ、20分あるのかあ…。」

「そうですね。」

「そういえば、服は持ってきたのか…。」

「そりゃそうですよ。」

「いや、匂いが…。」

そして、それにハヤテの拳が飛んだとか…。

 

「いたいなあ…。」

流石に執事をやっているだけあって、こんなことで病院行きになることはない。

 

「まむなく、9番線に、快速、アクティー、熱海行がまいります。黄色い線の内側にさがってください。この電車は~」

そんなこんなで、電車がホームに入線してきた。

 

「ハヤテ、前行くぞ。」

それに、ハヤテは、虎鉄が一番先頭で運転席を見るのではないかとおもった。

しかし、それは違っていた。

先頭付近に行くと、座席が東京の電車とは違って、窓を挟んで、座席が向い合っている。

そして、先頭に来た意味がそこでようやくわかった。

「よし。これでボックス席取れたぞ。ラッキ。」

虎鉄はそう喜んだ。

「長旅には、やっぱり、ロングよりも、ボックス席だな…。」

実は、最近の東京近郊を走る電車は、一番先頭の2両か、中間の9号車、10号車、一番後ろの2両しかボックス席が設置されてないのである。

そこで、虎鉄は先頭車へ来て、ボックス席を取ったのである。

 

 

やっぱり、鉄道の知識があるというのはこういう時は便利である。

そして、12時33分、ハヤテたちを乗せた電車は東京を立ち、一路、熱海へと駆けていったのであった。


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