魔法少女リリカルなのは【魔を滅する転生砲】   作:月乃杜

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第26話:冥王 真なる力が闇を裂く

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 ユートはアプスの能力に舌を巻く。

 

 これ程だとは思わなかったのもあるが、ハーデスやポセイドンみたいなバリアは無いけれど、下手に高い格闘能力が補っていた。

 

 言っては何だろうけど、あの二柱は剣や三ツ又の矛を武器に持つ割に、対して高い格闘戦技や武具戦技を持ってはいなかった。

 

 素人とは云えないが玄人と云うには拙い、それこそユートがハーデスやポセイドンに懐いたイメージ。

 

 人間に比べたら余りある能力や小宇宙が高いから、良い様にやられてはいたけれど、若しもステータスが同格ならば敗けは無いとも不遜と取れる思いすら持てる程に……だ。

 

 正直、アプスも同じ。

 

 格闘戦技は決して高いとは云えず、小宇宙と能力に依存している様だ。

 

 しかも普通に特殊な力も使うから、先程も右腕を斬りとばされたばかり。

 

 だからこそ厄介。

 

「(やっぱり、魔導師組を連れて来なかったのは正解だったみたいだね)」

 

 ユートとしては魔導師組を決して虚仮にする気も、無意味に下に見る心算なども更々無いが、現実として彼らがこの闘いに付いて来れないのは純然たる事実。

 

 ドラゴンボールの様に、闘氣を漲ぎらせれば身体の能力が上がる。

 

 幽☆遊☆白書の様に霊氣を漲ぎらせればやはり身体能力は上がる。

 

 ハンター×ハンターみたいに念力を漲ぎらせたら、やはり身体能力は上がる。

 

 魔法先生ネギま!の様に魔力を漲ぎらせれば、やっぱり身体能力は弥増すし、魔力と氣力の融合をさせる咸卦の氣なら大幅な向上も見込めるだろう。

 

 だけどこの手の神々は、人間からすれば基礎能力からして不正(チート)であると喚きたくなるくらいで、更には魔力や氣力に比べて遥かに純粋で原始的な力、小宇宙を濾して純度を増した神力(デュナミス)を使うが故に、魔力を扱えるだけの人間──魔導師では戦力として数えるには全く以て足りない。

 

 魔力で神々に対抗したいのなら、せめてカンピオーネ世界のエリカ・ブランデッリやリリアナ・クラニチャールが使う【ダヴィデの言霊】を用いるか、或いはSSS級魔力にまで達した星光破壊(スターライトブレイカー)を聖剣抜刃並に薄く薄く鋭い刃と化して、高速で斬り捨てるくらいはしないとならないだろう。

 

 単純な戦技はこの際に、余り意味が無いからクロノの魔導師ランクAAA+も無いに等しい。

 

 ユートだって単純な魔力で構築した村正抜刃(エクスカリバー)で、神々を斬るなんて無謀は犯したくないと思っている。

 

 絶対に効かないから。

 

 先に挙げたのにしても、軽く傷くらいは付けられる程度で、斃すのは疎か大きなダメージすら与える事は叶うまい。

 

 今は何とか聖句の短目な権能や、振りの小さい技で何とかしている状態だ。

 

 削れているかも怪しい。

 

 超光速戦闘の最中ながらマルチタスクで思考を巡らせている辺りは、ユートがそれを得意とする魔導師に対してある程度の力を信頼している様だった。

 

「少し、コンマ〇一秒でも構わないから隙が作れれば……引き離して策を講じる事も出来るのにな」

 

 苦笑いと共に呟いた科白だったが、そんな冗談ともつかない言葉を真に受けて実行をした者が居る。

 

 勿論、科白自体は冗談の類いでなく本心だったが、それで誰かしらが動くという可能性までは考慮に入れていなかったのだ。

 

 それは唯一、この場にて〝それ〟を──そんな無茶を実行に移せる人間。

 

 水晶の如く透明感溢れる灼熱色の──鳳凰星座(フェニックス)の神聖衣を纏った小さな少女の形をしたナニかである。

 

 ユートの為なら限界すら越えて魅せた。

 

「右手に鳳翼天翔、左手に凰翼氷嵐。交ざりて産み出せ消滅の光! 我が敵を穿て鳳凰滅皇覇ぁぁっっ!」

 

 灼熱と氷結の不死鳥……それが交じわりて新たなる生命とも取れる光、覇滅の不死鳥が誕生をする。

 

 全てを穿ちて覇滅へと導く光は、闇を呑み込むべく光速を以て飛翔した。

 

 とはいえ、相手は紛りなりにも神である以上は消滅の特性を持った光でも謂わば一撃死をする筈も無く、少しは削ったものの殆んど無傷に近い。

 

 だが然し、それでも自らに掠り傷とはいえ負わせた人間を、アプスも容認出来なかったらしくジロリと睨むと闇を放つ。

 

 受ければ魔傷に侵食される闇の波動が、ユーキに向かって放たれたのだ。

 

「が、アアアアアッ!」

 

 ユート程に多彩な技を持たないユーキは、当然ながら防御技も持っていないと思われ勝ちだが、実はムウやシオンの結晶障壁(クリスタルウォール)に近い技を持っていた。

 

 炎凰結界(ファイヤーウォール)である。

 

 だけど、流石に秘奥技を放った直後に新たな技なぞ使えはしない。

 

 ユーキはモロに闇の波動を受けてしまった。

 

「む、だ……だよ……ボクは兄貴程に無茶苦茶な能力は持ち合わせないからね、あんたの闇、ダメージこそ受けるさ。でも……ね? 虚無魔法は便利……でさ、魔傷の侵食は防げるのさ」

 

 神聖衣は罅割れ破壊されていたが、確かに言う通り魔傷は負っていない。

 

 そしてユートが欲していた時間は稼がれた。

 

銀河爆砕(ギャラクシアンエクスプロージョン)ッッッ!」

 

 ユートはユーキに一目も呉れず、目的を果たすべく銀河爆砕をアプスに放つ。

 

 薄情に思えるだろうか?

 

 寧ろ、ユートがこれで躊躇いを覚えて攻撃の手を休める方こそ、緒方祐希──比翼連理たる彼女に対する侮辱以外の何物でもない。

 

 だからユーキは笑う。

 

 何処ぞの妹キャラみたく──『流石ですお兄様』と言って誉めたいくらい。

 

 銀河爆砕は使い手によってその理が変わる場合があって、ユートの場合であれば物質と反物質の融合による対消滅現象を応用して、歴代でも凄まじいばかりの破壊力を誇る。

 

 ハルケギニア時代に於いてだが、竜破斬(ドラグスレイブ)っぽい魔法を使う為に、水素原子と反水素原子による対消滅を利用した事があり、そこから拡大解釈したのがこの銀河爆砕。

 

 勿論、最初の内はサガからコピーした銀河爆砕を使っていたが、カンピオーネに成ったのが切っ掛けで、今の銀河爆砕が使用可能となったのである。

 二〇〇九年に麻帆良学園都市に侵攻してきた帝国軍に対し、この銀河爆砕を使ってやったら一発で全軍を消滅させてしまった。

 

 正しくペンペン草すらも生えない大地となり果て、ユートは穿たれた大穴へと水を流し込み、巨大な湖として活用をしている。

 

 それは兎も角、そんな技ですらアプスにとってみればダメージこそ受けても、それは涼風も同然。

 

 人間の世で云うならば、ちょっとクーラーの温度を下げ過ぎて鼻風邪を引いた……くらいであろうか?

 

 僅か……刹那よりも僅かに遅かったのはユート。

 

 コンマ〇一秒は稼げた、だけどコンマ〇〇一秒までは稼げなかったのだ。

 

 ユートが策を使うには、コンマ〇六秒は遅い。

 

「くそっ、たれぇぇっ!」

 

 ならばそれこそ自らが持つ全て──生命すらも懸けてやるまでだと、邪神大戦の折りに届いたテンセンスを燃やし尽くさんとした……その虚空の刻にアプスを揺るがす大きな漆黒の鎌。

 

 死と大地の暗黒の気配を漂わせるデスサイス。

 

「フッ、妾がしてやれるはこの程度よ」

 

 高校生くらいの見た目、長い銀髪に闇色の瞳を持つ古代ギリシアの貴族の衣服に身を包む女神が、不敵な笑みを浮かべていた。

 

「埋まった!」

 

 足りなかった刻が。

 

 埋まって尚も余りある刻を用いて、ユートはゲートをこの無人世界に開く。

 

 その先に在るは天国──エリシオン。

 

 現れたるは昏き闇に輝く鎧を纏う闘士達。

 

 冥王の聖闘士招喚の門。

 

「牡羊座のムウ」

 

「牡羊座のシオン」

 

「牡牛座のアルデバラン」

 

「双子座のサガ」

 

「双子座のカノン」

 

「蟹座のデスマスク」

 

「獅子座のアイオリア」

 

「乙女座のシャカ」

 

「天秤座の童虎」

 

「蠍座のミロ」

 

 

「射手座のアイオロス」

 

「山羊座のシュラ」

 

「水瓶座のカミュ」

 

「魚座のアフロディーテ」

 

 それは嘗ての日、ユートの再誕世界で時に争い合いながら、時に共に闘ったという最強の称号を持っていた十二人と+α。

 

 黄金聖闘士であった。

 

 そもそも、ユートだって何の準備もしないで闘いに挑む猪武者ではない。

 

 某・猪姫武将達を見てきた経験もある。

 

 主に華雄とか夏侯惇とか文醜とか、そういえば華雄の真名はユートも教えて貰ってはいなかった。

 

 割と美人ではあったし、弓状列島にも付いてきていたから何度かは抱いた事もあったのだが、何故か影が薄いといえば良いのか? 結局、転生もしていなかったからあれっきり見ない。

 

 否、それは最早どうでも良い話ではある。

 

 折角、入念に準備をする期間が与えられていたし、ユートは考え得る幾つもの場合を想定して準備を整えてきたものだった。

 

 神の降臨さえ少ない可能性ながら想定していたし、黄金聖闘士を招喚する為の準備や、闘いの為の作戦も一応は考えていたのだ。

 

「ヒッヒッ、苦戦しているじゃねーの?」

 

「デスマスク、今は配置に着け!」

 

「へっ、判ってるよ」

 

 シュラに言われ、肩を竦めながら配置とやらに着いたデスマスク。

 

 アプスを取り囲む様に、ムウとアイオリアとミロ、デスマスクとシュラとアフロディーテ、アイオロスと童虎とシオン、アルデバランとシャカとカミュ。

 

 そして双子座の三人──ユートとサガとカノン。

 

 三人五組が五芒星(ペンタゴン)を描く点に配置を為され、一斉にとある構えを全員が執った。

 

「あ、あれは!」

 

「う、嘘……でしょ?」

 

 相生呂守と相生漓亜──流石にこの二人はその構えが何なのか理解した。

 

「知っているのか雷電?」

 

「誰が雷電か!?」

 

「いや、何と無く言わなければならない気がして?」

 

 ツッコミの出所は、何とクロノであったという。

 

 何か変な電波でも受け取ったのだろうか?

 

「で、あれは?」

 

「禁じ手さ」

 

「禁じ手だって?」

 

「アテナ軍にも幾つか破ってはならない掟が在る」

 

 クロノの質問に答える形で説明をしていく呂守。

 

「例えばあからさまな武器の使用を禁じる。鎖だとか円盤だとか薔薇だとか……それらは技に組み込んで使っているが、武器だと精々が射手座の弓矢が聖衣的に存在している程度だな」

 

 正直、射手座の弓矢とか武器に入らないのか疑問は残るのだが、聖衣のというか星座的には有りなのだろう射手座だけは。

 

 弓矢を持たない〝射手〟座なんて、トンチを利かせる意味も無いのだろうし、矢を持たない矢座も間抜けでしかあるまい。

 

「例外的な聖衣だからな、射手座ってのは。唯一武器を持つ聖闘士も居る。それが天秤座(ライブラ)だな。二対六種の武器を仕込んだ聖衣、アテナが許可を出すか天秤座の黄金聖闘士が認めない限り、使う事が許されない強力無比な武器」

 

 これこそ本当の意味での例外となる。

 

「例えば女性聖闘士は必ず仮面を着け、自らが女である事を捨てる事。聖闘士の世界が基本的にアテナとか巫女以外だと男の世界で、本来は女性が聖闘士になる事は認められてはいない。若し仮面の下を異性に見られたら見た相手を殺すか、或いは愛するしかないって言われてるくらいだ」

 

 まあ、敵なら愛するという選択自体が有り得ない。

 

「女性聖闘士にとっては、仮面の下を見られる事とは裸を見られる以上に屈辱的な事だからな」

 

 とはいえ、ユート聖域に於いてはその掟自体が存在しないのだが……。

 

「そしてアレだ。最強を誇る黄金聖闘士が三人掛かりで一人を相手に技を仕掛けるという行為、それを卑劣として時のアテナが禁じ手として封じたんだ」

 

「破ればどうなる?」

 

「未来永劫・過去永劫……鬼畜にも劣るとしてレッテルを貼られ、聖闘士だった全てを剥奪される」

 

 資格も聖衣も栄光も誇りでさえも。

 

「(まあ尤も、敢えて使うという事は元の世界に於けるアテナをもう信仰してはいないか、若しくは許可を得ているかだろうな)」

 

 そして呂守は後者であると判断を下す。

 

「だけど、あいつは正気なのかよ? 神が相手だとはいえアレを五組で同時使用するとか……」

 

 単純に二組がぶつけ合っただけで、小振りながらもビッグバンにも匹敵するであろう威力を孕むという、それをあんな〝増幅陣〟すら用いて五組だ。

 

 呂守からすれば正気を疑って当然である。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 僅かな遅れを以て観ていたアースラの面々だけど、既にユート達は〝ソレ〟を放つべく小宇宙を臨界点すらも越えて燃焼していた。

 

『『『『『今こそ燃えろ、我らが小宇宙よ! 此処に奇跡を起こせ!』』』』』

 

 【DQ ダイの大冒険】という噺が在る。

 

 元勇者アバンが手にした秘法──破邪の秘法を以て特殊な呪文を最大限に増幅して極大化をいたのだが、その応用とも云える陣形であった。

 

 ゴールドフェザーを用いる部分は冥衣で代用して、極大化をするのは使い手達の小宇宙そのもの。

 

 彼の世界に行った際に習った技法、それは今この時に於いて役立った。

 

 臨界も限界も天元突破、正にそれは二〇一三年にてペガサスの光牙が発露したΩの片鱗を集め、完全なるΩとして発動したのに等しい輝きを放つ。

 

『アテナ・エクスクラメーション!』

 

 燦然と煌めく光が闇の神を呑み込んだ。

 

「ぎぃぃぃぃぃああああアアアアアアアアアッ!」

 

 元より闇の神であるが故にか、冥王ハーデスよりも光には弱いのだろう。

 

 アテナ・エクスクラメーションの輝きに、アプスは絶叫を上げて悶えた。

 

 だが仮にも神であるし、何より彼の邪神による強化が施されていた為、未だに消滅は疎か死んでさえいないらしい。

 

 無人世界は最早、崩壊の危機を迎えているのにだ。

 

 ユートは黙って双子座の神聖衣を脱ぐ。

 

 神聖衣は自動的にオブジェ形態へと組み上がって、ユートの頭上に佇んだかと思うと聖衣石内に消えた。

 

「我は冥王。死の世界たる冥界を治める者也。浄土より来たれ我が冥衣よ」

 

 聖句を唱えるとエリシオンより飛翔してきたのは、冥王ハーデスを象る冥衣。

 

 いっそ神々しいとすらも云える煌めきを放っている偉容は、明らかに他の冥衣とは一線を画している。

 

 それはアテナの聖衣が、他の聖衣と違うのと同様。

 

 ユートの権能──【冥王の箱庭の掟(ヘル&ヘブン)】の派生権能、それこそが冥王の冥衣を召喚する事。

 

 そして今一つ。

 

「今こそ、此処に真なる力を解き放て我が冥衣!」

 

 ピシリ、ピシリ……罅割れて中から似た形状ながら明らかに別物なオブジェが顕れた。

 

 黄金より尚煌めきつつ、水晶より尚透明感がある。

 

 神聖衣にも似た威容を放ちながら、それすら越える絶対なる力の塊が弾けて、ユートの肉体を鎧う。

 

 それを見た呂守が驚愕に目を見張った。

 

「莫迦な! 神衣(カムイ)だとでも云うのか!?」

 

 有り得ない。

 

 そんなニュアンスで絶叫を上げたのだ。

 

「神衣はオリンポス十二神にのみ赦された究極の鎧。だけど冥王ハーデスはそもそもオリンポス十二神ではない!」

 

 オリンポス十二神──

 

 天帝ゼウス

 

 海皇ポセイドン

 

 婚姻の女神ヘラ

 

 鍛冶神ヘパイストス

 

 伝令神ヘルメス

 

 豊穣神デメテル

 

 愛の女神アフロディーテ

 

 軍神アレス

 

 太陽神アポロン

 

 月と狩猟の神アルテミス

 

 竈の女神ヘスティア或いは酒神デュオニソス

 

 戦神アテナ

 

 ハーデスは冥界の支配者として属性の違いからか、オリンポス十二神に基本的には含まれないのだ。

 

 だが然し、冥王ハーデスは天帝ゼウスと海皇ポセイドンと並ぶ大神の一柱。

 

 なれば在っても不思議ではない。

 

 ハーデスが冥衣ではなく真に纏う鎧、神衣が。

 

 鞘から抜かれた剣。

 

 それは冥衣のモノよりも猛々しく、強力なる神氣を放っていた。

 

 ユートはまだこれを使い熟しておらず、目は光を……ハイライトを失っていて程無く暴走するだろう。

 

 意識を残せるのは僅かに一閃だけでしかない。

 

「闇の神アプス。邪神に弄ばれた哀れな神よ……先に逝っていろ。我らが母たる金色の御許へ還るが良い、我が敵……アプスよ!」

 

 一閃!

 

 アプスを両断した。

 

 今度こそ自らを保てなくなり、神氣を撒き散らしながら消え逝くアプス。

 

 ユートはその神氣を集められるだけ集めて、それを口に入れてしまう。

 

 いつもの通りに。

 

「全員、撤収!」

 

 その言葉を皮切りにして黄金聖闘士達がエリシオンへと戻り、ユートも神衣を送還してユーキとアテナを拾い、アースラへと帰還を果たすのであった。

 

 

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 終わらなかった……次回はエピローグ的な。



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