魔法少女リリカルなのは【魔を滅する転生砲】   作:月乃杜

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第16話:Ω いつの世でも情報とは力也

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 遂に結論は出たらしく、アイラは騎士解任をカリム・グラシアに申し出る。

 

 目を見張るカリムだが、溜息を吐いてアイラへと話し掛けてきた。

 

〔その言葉の意味を正しく理解していますか?〕

 

「勿論です。私が夫と──新也と結婚したのは、別にカモフラージュの為ではありませんから。夫を愛し、だから子供達が……呂守と璃亜が生まれました。信也や呂守と璃亜と別れたくはありません。だから地球を追放されては困りますし、ミッドチルダにも帰る訳にはいきません!」

 

 それは女として、母親として生きる決意をしたのと同時に、聖王教会騎士としての生き方を捨てるという決意の表れ。

 

 口頭で辞表を提出した様なものだろう。

 

「まあ、地球側に帰服するなら追放はしないけど」

 

 ユートは呟く。

 

 元より、アイラの不法密入国は海外なんてレベルではない規模だったし、一応は正式な戸籍を取得している為に、今後は兎も角として過去の罪は問わない。

 

 その上でミッドチルダに帰るか、地球に地球人として残るかの選択肢を与えたのである。

 

「アイラ・L・相生は地球に住むという事だな?」

 

「はい、先も言った通りで家族と離れる気はありませんから」

 

 アイラは一切の躊躇いも無く確りと頷いた。

 

 その表情はいっそ清々しいまでの笑顔。

 

「まあ、それならそれで構わないけど……貴女の財産ってどうなるんだ?」

 

「へ? ざいさん……?」

 

「そう、例えば教会の騎士らしいけど、給金は彼方の口座に振り込まれてるんじゃないのか? 十二年分、一ヶ月が日本円で三十万だったとして、一年で三百六十万。そいつが十二年間で四千三百二十万だ。勿論、一年毎に昇給だって有るだろうし、ボーナスも出てる筈だからもっとか。しかも十二年間を地球で夫の稼ぎを以て暮らしてきたから、手付かずの侭の……ね」

 

 ピシリッ!

 

 当然というべきだろう、アイラは硬直した。

 

〔そういえば、そうです。騎士アイラに振り込まれた金額は……シャッハ?〕

 

〔少々、御待ち下さい〕

 

 恐らくはアイラに関する資料を捜しに行ったのか、シャッハ・ヌエラが部屋を一時的に辞する。

 

 十分程度も待つと、再び部屋へと戻ってきてカリムに報告をした。

 

 その金額は日本円に換算すれば、凡そだが一億に近いとだけは言っておこう。

 

 塵も積もれば何とやら、元々がユートの想定よりも可成り多く、意外と高給取りだったらしい。

 

 何しろ、管理外世界への超長期出張任務な訳だし、それだけでも特別手当てが付いていたのだ。

 

「がふっ!」

 

 そして金額を聞いてしまったアイラが膝を付く。

 

「くっ、十二年も経ったからサイズ的に使えなくなった衣類とか、昔のお気に入りだった食器とかは兎も角として、流石に十二年間の仕事の報酬が消滅とか……嫌過ぎる」

 

 アイラは決して夫である新也とイチャコラしていただけでなく、必要な調査を確実に行っていた。

 

 ミッドチルダの大手銀行に預けてあるであろう給金とは、そんな汗の結晶だと言っても過言ではない。

 

 否、相生新也と出逢った切っ掛けとなる応龍(おうる)の分体との戦いで負った傷を鑑みれば、文字通り血と汗と涙とちょこっとだけ御小水の結晶か?

 

 東の要たる応龍は人型を執ると女性体で、応龍と書いて『おうる』と名乗っており、彼女──アイラは有能故に平行時空門のゲートとなる場所に近付き過ぎ、応龍が派遣していた分体に撃退されたのだ。

 

 苦労して見付けたは良かったが、手痛いダメージと圧倒的な戦力差による恐怖を刻まれてしまう。

 

 パンツを濡らしてしまったのも無理はあるまい。

 

 命辛々で全力全開の逃走をしたアイラは、何とかかんとか人里の近くまで逃げ延びた処で意識を失って、其処を偶さか通りすがった新也に保護されたのだ。

 

 

 閑話休題……

 

 

 そんな身体を張った苦労をして本来は手に出来る筈の大金、それが正しく水の泡と消えるとなればアイラならずとも茫然自失となってしまう。

 

 日本円にして一億近いとなれば、流石に一生を遊んで暮らせるとまでは言わないまでも、子供達──呂守と璃亜──が一人立ちする頃まで仕事をせず慎ましく生きていける。

 

 普通に大学まで通わせてやれるし、一人立ちの祝い金くらい出してやれるかも知れない。

 

 そんなお金がパーに……

 

 アイラは今、スゴく泣きたい気分であろう。

 

〔ああ、どうしましょう。確かにこの侭というのは、どうにも……〕

 

 困った顔で苦笑いを浮かべるカリム。

 

「そうだね、それだったらカリム・グラシア……貴女が彼女の財産を引き揚げて貴金属にでも換えてから、此方に持って来るのは?」

 

〔それは……難しいです。流石に他人の口座を勝手には出来ません〕

 

「彼女が財産の引き揚げを委任するなら?」

 

〔それでも……〕

 

 やはり難しいらしい。

 

「仕方ない、アイラ・L・相生を一時的にミッドチルダに帰還させ、財産の引き揚げや処分をさせよう」

 

〔帰還を許す……と?〕

 

「本人が此方に帰属するのなら、普通に戻って来るだろうからね。実際に此方が〝闇の書〟の終焉作戦を行うのは夏休みに入ってからだから、一ヶ月くらい猶予もある。それまでにカリム・グラシアを連れて来ると良い。それから情報を開示するしないは好きにしても構わないけど、下手な開示をして管理局が動いたら、僕は遠慮無く襲撃者を殲滅するから、よく考えて報告するんだね」

 

「は、はぁ……」

 

 呆然と聞いていたアイラは突然の事に生返事。

 

〔いえ、ちょっと待って下さい! 何ですか、闇の書の終焉というのは!?〕

 

「そういえば話してなかったか。現在、地球で闇の書とその主を確保している。永きに亘る闇の書の活動、それを終わらせる計画だ」

 

〔なっ!?〕

 

 カリムが驚くのも無理はあるまい、闇の書は管理局のみならず管理世界全体に影響を及ぼしてきた古代遺失物であり、真正古代(エンシェント)ベルカの知識を伝える数少ない遺産。

 

 それが地球に在るなど、想像の埒外なのだから。

 

〔まさか、本当に闇の書が地球に存在していると?〕

 

「ああ、ギル・グレアムが隠蔽していたが、地球には未完成な闇の書が主と共に存在する。僕は〝闇の書〟を終わらせるべく動いているんだ。闇の書が管理世界でどんな災厄を齎らしたかは知っている。だからこそ下手に情報を外には出せないんだよ」

 

〔な、成程……それが事実なら確かに〕

 

 ユートは然も〝闇の書こそが重大な秘密の情報〟と謂わんばかりに言い放ち、本来の情報からカリム・グラシアの目を逸らす。

 

 アイラがミッドチルダに戻っては、ある程度は情報の漏洩も已む無しである、ユートはそう肚を括った訳なのだが、当然ながら下手に此方側へ攻撃を仕掛けて来たのならば、情容赦無く殲滅をするだろう。

 

 ユートとしても一億に近い努力の結晶を放棄させるのは偲び無く、ある意味で温情を掛けたとも云える。

 

 別にそれを恩に着せる気は無いが、彼女が仇で返すなら相応の報いは受ける事になるであろう。

 

「ミッドチルダの……管理世界の通貨は地球じゃ紙切れに等しい。ちゃんと地球に存在する貴金属に換えてから持ち帰る事を推奨するけど、口座をその侭にしておく手もある。まあ、余り経済に影響を及ばさない様にしてくれ」

 

 億単位には届かないが、それでも数千万ともなれば行き成り全額を換えてしまうと局地的な混乱も予測されるし、これは推奨出来ないと考えていた。

 

 とはいえ、管理世界に於ける価値と地球……日本の通貨価値はまた異なるし、何処までどうなるかユートにも推し量れない。

 

 それに基本的にはどうでも良かったし

 

 こうして話し合いは終わった。カリム・グラシアはシャッハ・ヌエラを含み、何人か護衛を付けて地球に来ると云う事で纏まる。

 

 真正古代(エンシェント)ベルカに列なる古代遺産、【闇の書】を巡る終焉を見守りたいというのは、同じ真正古代ベルカの力を継承するカリムからしなたら、当然の欲求なのだから。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 アイラと新也はグィネヴィアから細かい話をするという事になり、子供達──ユートも含む──だけ別室に通されていた。

 

 因みに、呂守と璃亜の傍には金色に輝く櫃──黄金聖衣の入ったパンドラボックスが置かれている。

 

 レリーフは呂守の場合が射手座、璃亜の場合が獅子座のモノだ。

 

「そういやさ、アンタ達の聖衣はどうしたんだ?」

 

 ユートは双子座(ジェミニ)、ユーキが鳳凰星座(フェニックス)の聖衣をそれぞれに纏っていた筈なのに、いつの間にか普段着になっていながら聖衣櫃(クロスボックス)が見当たらない事を不思議に思い、呂守が思い切って訊ねる。

 

 璃亜はユーキが聖衣を纏う処を見ていたから知っているが、呂守はそれを見てはいなかったし、ユートはサガ風に聖衣を喚んで纏った為、何処に持っているか判らなかった。

 

「聖衣? 此処だが?」

 

 左腕を掲げると金と闇翠に輝く石が填め込まれて、鈍い煌めきを放った腕輪が装備されている。

 

 尤も、普段の双子座聖衣(ジェミニ・クロス)聖域(サンクチュアリ)に放置……もとい、安置しているから聖衣石には収まってはいないのだが……

 

「どういう意味だ?」

 

聖衣石(クロストーン)に容れているんだよ」

 

 

「はぁ? クロストーンって言っても、形が全く違うじゃねーか!?」

 

 

 呂守が知るのはアニメに登場した聖衣石だ。

 

「形? お前は何を言ってるんだ? 聖闘士星矢にはこんな聖衣を仕舞える便利アイテムなんて無いだろ」

 

「「えっ!?」」

 

 ユートの言葉に、呂守と璃亜が驚愕してしまう。

 

 ユートは聖闘士星矢Ωを識らない。

 

 聖衣石(クロストーン)も聖衣櫃では不便だからと、ユートがハルケギニア時代に独自で造り上げてた収納用のアイテムである。

 

 それは仕舞っている聖衣と同じ色の宝玉が填まった銀色の腕輪で、ユート達の腕で銀が光を反射して鈍い輝きを放っていた

 

 名前が同じなのは虚空(アーカーシャ)の記憶から拾い上げた結果であって、識っていて名付けたという訳では無い。

 

「アンタ、聖闘士星矢Ωをまさか識らないのか?」

 

「聖闘士星矢……Ωだと? 何だ、そのΩ小宇宙を使いそうなタイトルは?」

 

「Ω小宇宙って、オメガを識っていて何で聖闘士星矢Ωは識らないんだよ!?」

 

 余りにもちぐはぐ過ぎる答えに、相生呂守はどうにもエキサイトしていた。

 

「Ω小宇宙は光牙達が……新世代の聖闘士達が到達した小宇宙だし、その概念は一応だけど昔から在ったんだから勿論識っているさ。サターンとの決戦で光牙が闘えたのも、Ω小宇宙のお陰だったしな。若しかしてパラスやサターンの闘いもアニメになってたのか?」

 

 呂守は目を見開く。

 

 まるで、ユートの言葉は〝自らが体験した〟かの如くだったからだ。

 

「聖闘士星矢Ωってのは、二〇一二年の四月に第一期を放映、第二期を翌年四月に放映していたアニメからの続編だ。第一期はマルスとの闘い、第二期はパラスとサターンとの闘いを描いているんだ」

 

 取り敢えずは説明をしてみると……

 

「また、随分と間が開いているんだな?」

 

 今度はユートが驚いた。

 

「間が開いた?」

 

「一九九九年の闘いから、二〇一三年の闘いまで間があるじゃないか」

 

「? マルスとの闘いって二〇一二年って設定だと思ったんだが……?」

 

 シン……

 

 聖闘士星矢Ωの年代は、ハッキリと明確な時代背景が描かれておらず、第一期の旅先から文明が廃れている様にも見えたくらいだ。

 

 とはいえ、第二期の日本なんて普通に現代をしていたから、以前でのマルスの侵攻によって廃れたとかは無かったらしいし、回想でも明らかに現代だった。

 

 公式で星矢がハーデスと闘って後、沙織が過去へと跳んだNDに於いて地上暦一九九〇年とされており、故に聖闘士星矢のスタートを一九八九年で、そこから数ヶ月の間が銀河戦争からハーデスとの聖戦の期間だと考えても良いだろう。

 

 更には、聖闘士星矢Ωの放映が二〇一二年という事も鑑みて、Ωの時代を併せたなら第一次マルス侵攻はそれより以前、しかも光牙とアリアが赤ん坊の頃で、Ωの光牙が一三歳であるならば、一九九九九年こそがその時だという事に……

 

 きっと、聖闘士星矢Ωの第一期もその年代に合わせて作成されたのだろう。

 

「二〇一二年? マルスは一九九九年にぶっちめてやったし、どうやって闘いなんてするんだ? そもそもルードヴィグは全く動かなかったぞ?」

 

 ルードヴィグはマルスの人間としての名前であり、妻であるミーシャとの間にソニア、後妻的な立場へと納まった魔女メディアとの間にエデンを儲けている。

 

 ミーシャを喪った後──ユートが助けていたが──にマルスとして覚醒をし、アテナ軍と闘った。

 

 本来の流れではメディアが闇の隕石を召喚、それによる影響でマルスの銀河衣(ギャラクシーメイル)や、聖闘士の聖衣が聖衣石化など変異を起こしているが、ユートが再誕した二巡目の世界では、七歳のユートによりメディアとその弟であるコーカサスのアモールが殺され、闇の隕石は双子座のユートによって吸収をされて、聖戦はアテナ軍勝利で終了をした。

 

 隕石は大きさに比べて、質と量共に大したエネルギーではなかったのが、少しばかり気にはなったが……

 

 あんな程度の隕石なぞ、メディアはどうして召喚をしたのだろうか? と。

 

 まあ、既に一九九九年の闘いから何年も経ってしまっているし、メディアとてもう居ないのだから今更気にしても仕方ないだろう。

 

「あ、アンタは一九九九年にマルスを斃したってか? じゃあ、二〇一二年にはマルスとの聖戦は起きなかったのか……どうやって、光牙はパラサイトと戦ったんだ?」

 

 二〇一三年にて行き成りパラサイトが現れた場合、光牙や龍峰達の新世代が生き残れたとは思えず、呂守は首を傾げてしまう。

 

 ユートは前に近衛鈴音から聞いた話を思い出す。

 

 そういえば、二〇一二年の聖戦で火星に深刻な被害があったのだ……と。

 

「二〇一二年に起きたのは邪神大戦だ」

 

「邪神大戦? ネットでのエイプリルフール企画……混沌大戦の亜種か?」

 

「何だそりゃ?」

 

 混沌大戦──某サイトで冗談企画として上がったとか云うモノで、様々な這い寄る混沌を集めたスパロボっぽいヤツである。

 

 ナイアからニャル子まで作品の枠を越えて様々に。

 

 所詮は冗談企画だから、どうでも良い話だ。

 

 ユートは混沌大戦に疑問を感じたが、どうでも良さそうだったから話を続ける事にした。

 

「這い寄る混沌が手練手管で九頭竜を復活させるべく動いてね、その兆候自体は二〇〇〇年に既にあった。お陰で聖域もネカ姉達も、可成り忙しかったらしい」

 

 マルスとの聖戦が終了をして翌年、魚海士(インスマウス)深淵士(ディープ・ワン)が現れ始める。

 

 その為に黄金聖闘士達は疎か、青銅や白銀やオリジナル鋼鉄聖闘士まで出し、討伐を行ってきた。

 

 二〇〇八年には海を汚す深淵士を許せない海皇軍と話し合い、呉越同舟というか敵の敵は味方というか、アスガルドや冥界軍も含めて手を結び、二〇一二年に一大決戦に及んでいる。

 

 因みに、その際に冥界軍からは天暴星ベヌウの朱璃が星矢とソレントの許へと赴き、ポセイドンの別邸での話し合いに臨んだ。

 

 

【魔を滅する転生○】シリーズ外伝噺集◇海皇との対談 現れるのは異世界の太陽鷺◇参照

 

 

 冥王軍とは、既にユートの固有戦力なのだ。

 

 朱璃というのは姫島朱璃が本名で、ユートが別世界に行った際に冥王の権能で甦らせ、更にその世界固有のアイテム──【悪魔の駒(イーヴィル・ピース)】というチェスの駒をモチーフとした駒で、【騎士(ナイト)】を与え戦力化に成功をした。

 

 本来、ユートの権能による復活は十二時間限定で、永続はされない。

 

 だが然し、死に瀕していた人間でも復活が可能な力により、永続化が出来た。

 

 ユートはそうなる前には助けたし、原典を見てはいないから知らなかったが、アーシア・アルジェントは間違いなく死んでいたにも拘わらず、【僧侶(ビショップ)】の駒で甦っている。

 

 ハイスクールD×Dという噺に於いての事だ。

 

 それだけの能力を持つ駒であるが故に、十二時間という枷を外せた。

 

 

 閑話休題……

 

 

 ネカ姉って誰だよ!? などと、呂守は思ったけど口には出さなかった。

 

 一二年の歳月が掛かったのも、或いは這い寄る混沌が聖闘士星矢Ωに併せたのかも知れない。

 

 とことんまで他者を弄ぶのが好きな邪神だ。

 

「ちょっと待てよ?」

 

「うん?」

 

「今って確か、二〇〇四年じゃなかったか?」

 

「そうだな」

 

「何で二〇一二年の闘い……って、アンタまさか……トリッパーか!?」

 

「そうだが?」

 

 今更になって気付いたらしく、大いに驚く呂守を生暖かく見遣る。

 

 ユートは二度の転生をしているし、世界転移も複数回を行っているから転生者とも転移者(トリッパー)とも云えた。

 

 呂守は自分の情報不足に膝を付いたと云う。

 

 

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