魔法少女リリカルなのは【魔を滅する転生砲】   作:月乃杜

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第14話:スパイ容疑 選ぶは女の道か騎士の道か

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 アイラ・レオンフィード・相生──それが相生兄妹の母親の名前。

 

 相生兄妹は……殊更に、相生璃亜は知っている。

 

 そう、だから二人は嫌な汗を流してしまう。

 

〔どうしよう、兄さん……ボクらのお母さんは〕

 

〔んな事、訊かれてもよ〕

 

 璃亜と呂守は超能力を使って念話が可能で、それを用いて二人は会話をする。

 

〔母さんはベルカの騎士、謂わば聖王教会のスパイ。調べられたらすぐ判るよ〕

 

〔っつーても、その過去を無かった事にも出来ねー。それに過去というより現在進行形でベルカの騎士だ〕

 

〔うん……〕

 

 二人の意思は一致した。

 

〔〔どうしようか?〕〕

 

 そんな璃亜と呂守を見ていたユートは、既にそんな様子から両親か或いはどちらかが裏に関わっているのは理解している。

 

 そしてこの二人がそれを熟知している事も。

 

「さて、二人の両親を呼んで貰わなければな」

 

「「うっ!」」

 

 父親は純血純粋な日本人だから問題は無かったが、母親は明らかに日本人離れした容姿だったし、普段から魔力を抑えていない。

 

 周囲に魔力を感知出来る者が居らず、全く気にする必要性が無かったからだ。

 

 父親の……アイラの夫の相生新也(あいおしんや)は完全な一般人だし、よもや呂守と璃亜が裏街道驀地(まっしぐら)だとは思っていない。

 

 何故なら、アイラは二人から魔力を感じなかったから自分の血──遺伝子を強く引かなかったのだと少し残念に思っていた様だ。

 

 璃亜はそれも知っていたのだが、余り母親が拘りを見せないから黙っている。

 

 勿論、これはアイラの勘違いであった。

 

 嘗てのユートと同じだ、生まれながら小宇宙を発現していたが故に、魔力など感じられなかっただけ。

 

 そもそもが、魔力というのは小宇宙から分かたれた川の支流みたいなモノ。

 

 だから、その気になれば魔法だって使えるのだ。

 

 まあ、ユートとは違って小宇宙の修業ばかりしていたから、改めて魔法の修業は必要になるだろうが……

 

 ハッキリと云って呼ばないという選択肢は有り得ないとはいえ、素直に呼べば間違いなくスパイ容疑にて捕縛は確定。

 

「……判りました。父さんと母さんを呼びます」

 

「璃亜!?」

 

「兄さんは黙って!」

 

「は、はい……」

 

 妹の余りの剣幕に思わず押し黙る呂守。

 

「連れて来る以上、誰かが付いてくるんですよね?」

 

「ああ、僕が行こう」

 

「はい」

 

 璃亜はユートと共に部屋を出て行き、それを見守るしかない呂守。

 

 心配そうな表情は正しく【お兄ちゃん】だった。

 

 そんな呂守を見た魔女王様は……

 

「心配は要らないですわ。ユート様は無体を為さりません……と良いですわね」

 

 思い切り言葉を濁して、不安を煽る。

 

「心配しか出来ない科白をありがとう」

 

 呂守は半眼で睨みながら皮肉を言ったものだった。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 璃亜が両親に連絡を入れて呼び出す。

 

 来るまでの間は暇だし、ユートは璃亜とちょっとした会話をする事にした。 

 

「相生璃亜」

 

「璃亜で良いですよ。ボクは女の子ですので、流石にアイオリアはちょっと……と思うので。貴方の事は、どう呼べば?」

 

「ユート。緒方優斗だから優斗で」

 

「判りました、優斗さん」

 

 互いに自己紹介を終え、会話を始める。

 

「先ず、君は両親か或いはどちらかが裏に関わっていると知ってるな?」

 

「はい」

 

「やはりか。あの慌て様は相生呂守も知っている……そうだな?」

 

「教えましたから」

 

 素直に認める璃亜だが、 これは別に母親への裏切り行為ではない。

 

 恐らくはユート……否、あの魔女王様は調べている筈だと考えたのだ。

 

 何しろ、永い年月を掛けて神話を編纂して魔術式として構成し、まんまと彼の【まつろわぬ神】アーサーを喚び出したくらい情報に精通をしており、世界中で様々な情報を獲てきた実績もあるのだ。

 

 まあ、喚び出した存在は目論見とは異なっており、半狂乱になってしまったという片手落ちな間抜けさも魅せていたが……

 

 実はそんな間抜けさ加減を気に入り、ユートは彼女を──〝彼女ら〟を取り込んだ訳ではあるが、そこら辺に関しては璃亜もどうやって取り込んだのかと疑問を感じていた。

 

 それはユートが初めて、〝あの力〟を使った時の事であり、グィネヴィアからすれば悪夢かホラーの類いであっただろう。

 

 とはいえ〝アレ〟が成立した時点で、その全てが終わっているのだ。

 

 グィネヴィアも、そしてランスロットも。

 

 ユートは使う時は使うにしても、実は余り〝アレ〟が好きではなかった。

 

 好き嫌いで使わないなんて甘い事は言わない。

 

 唯、それだけの事。

 

「貴方はセブンセンシズに目醒めてるの?」

 

「ああ、末那識……つまり第七識には目醒めている」

 

 仏教的な識はシャカが使った様に、小宇宙の段階にも用いられている。

 

 五識の事を触覚、視覚、味覚、聴覚、嗅覚と呼び、第六感を意識と呼んだ。

 

 この意識の部分が小宇宙に当たるとされた。

 

 故に、第七識たる末那識が第七感──セブンセンシズとなる。

 

 その究極の小宇宙であるセブンセンシズを越えるとされるのが、対ハーデス戦の折りに乙女座のシャカが提示した第八の感覚。

 

 阿頼耶識──エイトセンシズという訳だ。

 

 【最も神に近い男】と呼ばれたシャカではあるが、彼がその様に呼ばれた背景には黄金聖闘士の中に在って唯一、エイトセンシズに目醒めていた事にある。

 

 神仏と対話が可能なのも窮めて神に近い位置へと、自らを置いているから。

 

 阿摩羅識(あまらしき)乾栗陀耶識(けんりつだやしき)を以て唯識論は完成を見る。

 

 第十識──乾栗陀耶識は真の根源ともされており、魂の最深層となる場所にして神なる領域。

 

 

 閑話休題……

 

 

「どうしたらセブンセンシズに目醒められますか? ボクも兄さんも未だに覚醒出来ないんだ」

 

「まだ年齢は十にも満たないんだし、焦っても仕方無いと思うけど?」

 

「けど、貴方は!」

 

「僕はそもそも、リアルに見た目と年齢が一致してる訳じゃない。セブンセンシズに……末那識に覚醒したのも随分と昔だ」

 

「昔……?」

 

「もう二百年以上も前に、デモンベインとリベル・レギスの最終決戦の際、彼奴──這い寄る混沌のナイアとの闘いで……ね」

 

「はい?」

 

 小首を傾げる璃亜。

 

 這い寄る混沌ナイアルラトホテップが関わるのは、これまでの話から理解もしてはいたが、デモンベインまで関わるとは思わなかったのだろう。

 

「二百年、デモンベイン……って……それじゃ、貴方は何歳なの?」

 

「さて? 相対年齢なんて数えてないし、不老長寿で一六歳から基本的に身体的な成長も老いも無い僕には実年齢は意味を為さない。世界を渡れば僕みたいなのに年齢云々は……ね」

 

「は、はぁ……」

 

 シェーラとの契約で得た擬似的な不老、だがユートはカンピオーネとなる事により、それとは異なる意味で不老や長寿を得た。

 

 更に、第九識にまで覚醒を遂げたユートは完全に、そう……完全に人間の部分から足を踏み外している。

 

 第十識には届かないし、第九識にも一瞬しか覚醒をしていない為に大分、変質していてもギリギリで人間の領域な訳だが……

 

 本当にギリギリで。

 

「まあ、黄金聖闘士は十歳にも満たないでセブンセンシズに覚醒してるけどね」

 

「……」

 

「取り敢えず、僕の場合を参考にはし難いだろうね」

 

「どうしてですか?」

 

「僕は小宇宙より末那識に覚醒する方が早かった」

 

「……え?」

 

「末那識に覚醒をした後、再誕世界──【魔法先生ネギま!】と【聖闘士星矢】を主体とした世界で十二宮の闘いに参戦、牡牛座(タウラス)のアルデバランとの腕試しの時に小宇宙へと目醒めたからね」

 

 腕試しだとはいっても、攻撃をしてアルデバランに膝を付かせるだけ。

 

 それが難しい訳だけど、ユートは小宇宙に覚醒をしてセブンセンシズを以て、輝光新星(ブリエ・エトワールノヴァ)を撃ち放ち、見事に膝を付かせて土を着けてやったのだ。

 

「一応、僕が普段からやっていた修業というのも有るには有るけど……」

 

「それは?」

 

天舞宝輪(てんぶほうりん)で五感を封じ、其処から這い上がった上で生活を行う」

 

「……いや、無理でしょ? そんな無茶振りは!」

 

「僕はそうした。それに、この世界のアリシア・テスタロッサは蘇生こそ成功はしたけど、長い時間を動かしていなかった肉体がガタガタでね。幸い、小宇宙とセブンセンシズに覚醒していたから、今は碌に動かない身体をそれで補ってる」

 

「──え゛?」

 

 どうやら無茶振りを実行している存在が居たらしい事に、璃亜は思わず間抜けな声を上げて頭を抱えてしまったと云う。

 

 しかも、アリシア・テスタロッサは本来なら死者。

 

 それを蘇生させたなど、どれだけ転生特典(チート)を持つのだろうか? 何ていう失礼な事を考える。

 

「そういえば、貴方も転生者ですよね?」

 

「そうだな」

 

「優斗さんはどんな転生特典(チート)を貰ったんですか?」

 

「チート……ねぇ。強ち間違いじゃないけど」

 

 正規の手順を経て手にした能力ではなく、神様によってインストールされる事で使える様になった訳で、謂わばシステムクラックをして能力を勝手に書き換えたに等しい。

 

 だからこそ、基本的には神様転生により得た能力に限らず、この手の力をこう呼ぶ──チート……と。

 

 ユートはこれをマイルドにギフトと呼んでいる。

 

「アリシアを蘇生出来る程の能力だし、それなら相当なモノだと思うけど……」

 

「魔法への親和性とよく視える目。それが僕の望んだ能力だよ」

 

「は? それだけ?」

 

「唯、オマケで生前に持っていたサブカルチャーを、亜空間ポケットに全部入れて寄越してくれたけどね」

 

「亜空間ポケット? 要するにアイテムボックス的なモノだよね?」

 

 然しそれでは解せない。

 

「それだけで、どうやってアリシアを蘇生したの?」

 

「別に、転生特典(ギフト)だけしか能力が無い訳じゃないんだが……積尸気転輪波で魂を肉体に繋ぐだけ。それで蘇生は可能だ」

 

「積尸気……転輪波……? そんなの有ったっけ?」

 

 過去の英霊を力に変える積尸気転霊波なら知っていたが、ユートが言った技には聞き覚えが無い。

 

 あれは冥界の掟を破る程の小宇宙で、魂を召喚する超が付くくらいの大技だ。

 

 積尸気転輪波というのとは全くの別物。

 

「僕のオリジナルだよ」

 

「へぇ?」

 

「積尸気の力で魂を肉体に封じ込め、繋がりを作る為の技なんだ。これによってアリシアを蘇生した」

 

 璃亜からすれば驚くしかない話だ。

 

「セブンセンシズに覚醒をしたいなら、聖域に所属をすれば手伝おう」

 

「か、考えておくよ」

 

 黄金聖衣を纏うだけでは黄金聖闘士は名乗れない、それは双子座(ジェミニ)を纏ったユートと兄の圧倒的というのも戦闘と呼ぶのも烏滸がましいアレを見て、犇々(ひしひし)と実感してしまった。

 

 セブンセンシズを会得する事が出来るなら、聖域へ参加するのも吝かではないとも考える。

 

「そういえば、貴方は時空管理局についてどう考えてるのかな?」

 

「時空管理局について?」

 

「ほら、二次創作なんかでよくあるよね? 殺す覚悟が無いだとか、子供を兵士に仕立てるだとかSEKKYOU系な主人公が言ってるやつ……」

 

「殺す覚悟……ね。誰かを殺すのに覚悟は要らない。人は衝動的に誰かを殺せる訳だし、ちょっと後押しをされれば幾らでも殺れる様な生物だからね。寧ろ必要なのはそのブーメラン」

 

「ブーメラン?」

 

「自分を殺される覚悟の無い奴は無様を晒す」

 

 仲間や大切な存在を殺されるのは兎も角、自分自身は戦っていれば殺される事も仕方がない。

 

 最後まで『生きるのを諦めない』のと、恐怖に負けて無様を晒すのとは意味合いがまるで違う。

 

「他人を傷付けたり殺す事は平然とする癖に、自分の番となると醜くて無様な姿を晒す。前にも麻痺らせてモンスターが蔓延るダンジョンに置き去りにしてやったら、涙と鼻水で汚れた面で泣き叫んでいたし」

 

「それは……」

 

「モンスターに生きながら喰われて大人しくなったけどね、クスクス」

 

 ゾクリ……嗤うユートに背筋が冷えた。

 

 確かに麻痺して置き去りになれば、モンスターにとっては美味しい獲物でしかあるまい。

 

 

「後は、少年兵だっけ? フッ、それは少年が闘う事になるアテナの聖闘士が、言える事じゃないからね」

 

「ああ、それもそうか」

 

「僕自身、忌避感も無い。そもそもにして、少年兵がどうのってのも日本の法律に基づいた話で、ミッドチルダという地球ですらない異世界、異国の法に文句を言ってどうする? 彼方側ではそれが普通なだけだ。自分の狭い世界の常識を、他国に押し付けてもね」

 

 日本には日本の法律やら常識が有り、ミッドチルダにはミッドチルダで法律も常識も有る。

 

 そして往々にして価値観に違いがあれば、ローカルなルールとして異なる法律を施行しているだろう。

 

 地球の国々でさえそうだと云うのに、異世界ならば言わずもがなである。

 

「ミッドチルダの法律に対して是非を問いたいなら、彼方の行政に関われる立場になって、法律そのものを変えれば良い。その世界、その国の人間でさえない者がどうこう言う資格は無いだろう?」

 

「……そうだね」

 

「若し、それ以外で自分の我を通したいなら……支配をする者として君臨するしかないな」

 

 ユートがこの世界にて、法律に手を加えたのだってその立場に在るからだ。

 

 支配者ではなく行政に関わる者として……

 

 璃亜は少し考える素振りを見せて頷いた。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 会話をしていると時間は刻々と過ぎて、相生新也とアイラ・レオンフィード・相生が現れた。

 

「「璃亜!」」

 

 声を揃えて璃亜の名前を呼んでくる。

 

「父さん、母さん!」

 

 駆け出す璃亜は二人へとしがみつく。

 

「相生新也、アイラ・レオンフィード・相生だね?」

 

「君は?」

 

「地球連邦委託防衛組織・聖域(サンクチュアリ)……そのトップの教皇だ」

 

「なっ!? 君の様な子供が聖域の教皇?」

 

 ユートの名乗りに驚愕をする相生新也。

 

 新しい組織が立ち上がったのは知っていたのだが、よもや息子や娘と変わらない年齢の子供がトップとは思わなかったのだ。

 

「貴方達にはスパイ容疑が掛かっている。取り敢えず同行して貰おうか」

 

「スパイ容疑だって!?」

 

 再び驚愕する新也だが、表情を強張らせたアイラ・レオンフィード・相生の方は魔力を漲切らせ、自身のデバイスに手を掛けると、三角形の青い魔法陣を展開した。

 

真正古代(エンシェント)ベルカ式……か。無駄な事をする!」

 

 ユートは脚を上げると、魔法陣を踏み抜く。

 

 パキン!

 

「そ、そんな!?」

 

 魔法陣が木っ端微塵となって砕け散って、雲散霧消してしまうとアイラ・レオンフィード・相生は慌てた様子で下がる。

 

「スパイ容疑、異世界人の不法滞在、異世界人による現地組織への攻撃未遂……逮捕には充分な理由だね」

 

「くっ!」

 

「先程も言った事だけど、無駄な事はしない方が良いと思うが? 今のを見ただろう? 僕が触れれば魔法なぞ木っ端微塵だ」

 

 単一の呪力で普通の手法では、カンピオーネに対してダメージを通す事なんて出来はしない。

 

「何より、さっきはデモンストレーションの為に赦したが、今度は魔法陣の展開すらさせずに制圧するぞ。大人しく同行した方が身の為だと思うがな」

 

 それを聞いた璃亜は真実だと理解をしていた。

 

 真の黄金聖闘士は全員が光速の動きを可能としているのだから、魔法陣を展開しようと魔力を籠めただけで撃ち抜かれるだろう。

 

「母さん、やめて! 彼には敵わないから」

 

「璃亜……貴女……?」

 

 娘の悲痛な表情による訴えに、アイラ・レオンフィード・相生は信じられないという顔で見遣った。

 

 そして両腕をダランと垂らすと、諦めた目でユートを見つめる。

 

「好きになさい」

 

 璃亜に何をしたのか? 或いはされたのかは解らなかったが、少なくとも味方に付けているらしいと理解をし、抵抗をやめたのだ。

 

「これから英国はグリニッジに在る、グリニッジ賢人議会本部に行く。其処で、二つの道を選んで貰おう。今から考えておくと良い」

 

 ユートは右腕を掲げて、Vサインを出すと先ず中指を折って見せる。

 

「一つ。聖王教会との連絡を絶ち妻として母として生きる女の道」

 

 次に残る人差し指を折って言葉を紡いだ。

 

「二つ。地球から退去し、ミッドチルダはベルカ自治区へと帰る騎士の道だ」

 

 真正古代ベルカの魔方陣を展開したなら、普通に考えて聖王教会の騎士。

 

 時空管理局の魔導師ではないのだろう。

 

 一応は、目的が合致する部分も有るから提携こそしているが、全くの別組織。

 

 ユートは提案をしてすぐにゲートへと向かうべく、踵を返して歩き始めた。

 

 

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 次回の後半、闇の書関連を終息させるべく動く……予定です。



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