IS~疾走する思春期の転生者~   作:大2病ガノタ

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51話。やりたかった事やるぜ!


それは変革と対話

 

 

その異変は観客席からも分かった。しかし最も早く気付けたのは青木 新華だった。

 

 

 

 

 

『止めろ! ボーデヴィッヒ!』ガタッ

「!? 新華君!?」

 

 

 

 

 

新華の脳量子波による呼び掛け虚しくラウラは銀色の液体の様なものに覆われ見えなくなった。ISごとその銀色に包まれると一気にその姿を変えていく。最終的に成った姿は、ラウラをそのまま肥大化させたような少女の外見、足と腕に最小限のアーマーが付き頭部はフルフェイスのアーマーにより隠れ、目の部分には赤く光るセンサーがあった。しかし最も特徴的なのがその手に握られている武器、一夏の白式が持つソレの先代に当たる武器『雪平』。

 

 

 

 

 

「おいおいおいおい! VTシステムだと!? まさかドイツまで馬鹿の巣窟か!? 禁止されたモン積むかよ!」

「新華君!?」

「新華さん!? あれは一体?」

「聞いたことあんだろ! 『ヴァルキリートレースシステム』だ! ってあんの馬鹿試合でエネルギー使ったのに突っ込んでんじゃねぇよ!」ダッ

「あ、ちょっと新華!」

「あおきーどこ行くのー!?」

 

 

 

 

 

新華は一夏がなけなしのエネルギーでVTラウラに向かって行くのを見た新華は駆け出した。一夏が突っ込んだ原因は大体予想が出来ていた。

VTシステム。正式名称『ヴァルキリートレースシステム』と呼ばれるそれは、過去のモンドグロッソ大会の優勝者、つまりブリュンヒルデの動きと技を模倣し取り込む為に開発されたシステム。しかし今のラウラの様な暴走例や操縦者に大きな負担を与える事からIS条約により現在どの国家、あるいは組織、企業において研究、開発、使用を禁止された代物である。

そこから導き出される答えは、あのVTラウラの姿と戦闘能力は過去の千冬の物であり、一夏はコピーされた千冬の技術が使われる事に怒りを感じたのだろうという事だった。

 

 

 

 

 

『非常事態発生! トーナメントの全試合は現時刻をもって中止! 状況をレベルDと断定、鎮圧の為教師部隊を送り込む! 来賓及び生徒はすぐに避難すること! 繰り返す! 来賓及び生徒は---』

「こんな所で死ぬんじゃねぇぞ…!」

 

 

 

 

 

新華は常人では有り得ない速度で走る。今日のような混雑している環境で走るにはP・V・Fは大き過ぎかつ小回りが効かない。だが大いに鍛えた新華の肉体は常識外れの速度を出す事が出来る。

雪平の『零落白夜』はシールドエネルギーを喰らう。そしてISを斬れば絶対防御に同化し強制的にエネルギーを減らす。しかしその実態はどう抗ってもエネルギーによる刃、つまりややこしい原理の入ったビームサーベルである。そんな物で斬られれば人は傷付けられる。今のISにエネルギーが無い一夏、シャルル、箒の3人は自然と危険な状況に入っている。果たしてその事に気付いたのは新華以外にどれだけ居ただろう。

 

 

 

 

 

「行くぞクアンタ! 今度こそ守ってみせる!」

 

 

 

 

 

ピットに今までにない速度で到着した新華はクアンタを即座に展開、丁度シャルルが一夏の白式にエネルギーを譲渡している所に出くわした。しかしそこにVTラウラの雪平が襲いかかる。即座にリミッターを全て解除した。

 

 

 

 

 

「くそっ」

「きゃあ!」

「うわあ!」

 

 

 

 

 

新華が間に割り込む事で事なきを得た。クアンタのGNソードⅤが雪平と打ち合う。

 

 

 

 

 

「…大丈夫かお前ら」

「し、新華か。助かった」

「い、いつの間に…」

「…色々言いたい事は有るが後回しだ。目標を沈黙させる」

「あ、新華!」

 

 

 

 

 

新華がVTラウラに肉薄する。VTラウラは雪平を振り回すが新華とクアンタには掠りもしない。新華の機動性にシステムと千冬のデータが追い付かないのだ。

 

 

 

 

 

「は、早い」

「新華、あんなに早かったのか」

「あれ程の反射神経と機動性…どこまでも新華は上を行くのだな…」

 

 

 

 

 

3人はその光景を呆然と見ていた。

新華はある程度VTラウラの周りを回ると攻撃に移った。

まず雪平が振るわれたのをギリギリで回避しそのまま右腕の肘を絶つ。続けて振り回された左腕を切り裂き正面に回り込む。顔面の顎部分に蹴りを入れ仰け反らせた後に容赦なくGNソードⅤで首を切り裂き首を飛ばした。

この間、3秒。

 

 

 

 

 

「「「「「「………は?」」」」」」

 

 

 

 

 

その場に居た一夏達と教師達はその圧倒的な速さに放心した。そしてあまりの強さと躊躇いの無さに戦慄した。

 

 

 

 

 

「…ふん。一夏、お前ら大丈夫か」

「あ、ああ」

「う、うん。大丈夫だよ」

「問題無い」

「そうか…………、っ!」

 

 

 

 

 

先程の怒りはどこへやら。惚けていた一夏達に声を掛け無事を確認した新華は安堵したが、後ろから放たれた殺気に反応し振り返る。

 

 

 

 

 

「…再生か。厄介な」

「「「「「「んな!?」」」」」」

 

 

 

 

 

VTラウラはボコボコと音が鳴りそうな感じで新華に斬られた右腕、左腕、頭部を再生していた。そしてその再生された頭部の赤いセンサーは一夏達と共に居る新華を捉えていた。

 

 

 

 

 

「全く…自分の力と感情を制御出来ない奴が軍人するんじゃねぇよったく…何度でもぶちのめしてやるよ」

「ま、待ってくれ新華! アレは俺にやらせてくれ!」

「…あ? 何を言っている。今はそんな状況じゃ………?」

「どうした?」

「(なんでアイツ襲って来ない? さっきは容赦無く一夏達に襲い掛かって…ああ、先生方の牽制か。役に立つもんだな)」

「生徒に遅れをとるな! 教師として生徒を守ってみせろ!」

「「「「「「了解!」」」」」」

 

 

 

 

 

リーダー格の教師が他の教師を鼓舞しVTラウラに射撃を与える。しかし新華の戦闘で学習したのか先程より動きがよくなったVTラウラには牽制程度にしかならなかった。しかしそれで十分。

 

 

 

 

 

「…一夏、時間が有るから話を聞いてやるが、大方千冬さんのデータが使われた事が気に食わないって所だろ」

「し、新華よくわかるね」

「どんだけこの馬鹿の幼馴染やってると思ってんだ。それくらい鈴や弾だって分かる」

「だったら!」

「だが一夏。他人の真似事やコピーを否定するって事は、俺の8割程の能力を否定するって事だぞ」

「…は?」

 

 

 

 

 

新華はこれまで多くの経験を積んできた。その中で役に立つ物はなりふり構わず取り込んできた。前世で死ぬ前に使ったS・S(スペシャル・ショット)からのイド・アームズに切り替え消費を抑えるといった技術も、かつての敵である永山が使っていた物だ。

そもそもパラベラム自体が乾燥者のソレのコピーであり劣化品である。それに今新華が使用しているクアンタもMSの模倣と言えるであろうし、新華の戦い方もアニメや実際に戦った相手から学んだ物だ。新華本人だけの純粋な能力で言えば鍛えた体と勉強で取り入れた学力、NTの力、経験である。

そもそも一夏とて新華との訓練で真似た部分はある。

 

 

 

 

 

「そもそもお前だって他人から学んで真似る事はザラだろ」

「う…だけど! それに、あんな訳わかんねぇ力に振り回されているラウラも気にいらねぇ! ISとラウラの両方を1発殴らないと気が済まないんだよ!」

「…どこのガキだお前は。そうやって癇癪を起こして暴走すんのはあそこで叫んでる(・・・・)ボーデヴィッヒと同じだぞ」

「だけどっ! …って、叫んでる?」

「ああ。アイツもアイツで認められない物が有るらしい。それが俺らで原因が千冬さんに集中してるって所だ」

「…なら、なおさら1発殴らないといけないな。千冬姉はアイツに力を闇雲に振るう事を教えたわけじゃ無いはずだ。それを教えてやらなきゃな」

「「一夏…」」

「…そうかい。じゃ、お前はボーデヴィッヒと話したいって考えさせてもらっていいか?」

「? まぁ、そうなるか?」

「? 新華、何する気?」

「何、ちょっとした事さ。さっき俺はボーデヴィッヒに言葉を投げかけた。でもアイツは聞かなかった。俺の言葉はアイツに届かなかったんだよ」

 

 

 

 

 

新華は視線をVTラウラに向けながら少しずつクアンタを上昇させる。

 

 

 

 

 

「だが、お前の言葉なら届くかもしれん。いつも他人の心を救ってきたお前なら、な。俺はただ、話し合う環境を作る事しか出来ん」

「新華?」

「新華、一体何の話を」

「いいか、一夏。アイツは、ボーデヴィッヒはまだ引き返せるんだ。俺とは違って。俺じゃ無理だがお前なら…」

 

 

 

 

 

クアンタの高度をVTラウラと教師達の間に固定する。その場の全員の視線が集中し音が止んだ。

 

 

 

 

 

「救い出せる。救ってやれ、暗闇に居るボーデヴィッヒを連れ出す光になれ」

 

 

 

 

 

そして新華は封印を解き発動する。

 

 

 

 

 

『ワンオフ・アビリティー『トランザム』---発動』

 

 

 

 

 

クアンタの全ての部位が赤く染まり装甲に光りが幾つもの筋となり走る。GNドライブが過剰に動き普段とは比べ物にならないGN粒子を放出した。

 

 

 

 

 

「………トランザム・バースト!」

 

 

 

 

 

その瞬間、学園を包み込んで有り余る量の粒子が放出された。

 

 

 

 

 

------

-----------------

-------------------------------

 

 

 

 

 

意識共有領域。GN粒子がある一定以上放出される事で発生する特殊な空間。そこに武器は無く己の心を曝け出し合い対話を行う空間である。

 

 

 

 

 

『---上手くいったな。後は、一夏に任せるか』

 

 

 

 

 

新華はその領域にて一夏達を見守る。一夏達は最初戸惑っていたがすぐに対話を始めた。ラウラの生気の無い心を一夏がほぐし救い出していく。

 

 

 

 

 

『---初めての意識共通領域生成。ぶっつけだったが結果オーライだ。これでボーデヴィッヒも大人しくなるだろう…ん?』

『---こ、これは…?』

『---一体何が!?』

『---何が起きてるのよ!?』

『---なんだか暖かいね~』

『---…新華君…?』

『---…お前らか』

『『『『『!』』』』』

 

 

 

 

 

共有領域に入り新華の声に驚く簪、セシリア、鈴、本音、楯無の6人。

 

 

 

 

 

『---これって、新華君が?』

『---そう。このクアンタのワンオフの応用。というか本来の用途』

『---…はぁ? 本来の用途って』

『---ま、その話は置いといて、一夏が無事ボーデヴィッヒを救うのを待つか。争奪戦のオッズ、更新しとくか』

『---オッズ!? 新華さんどういう事で!?』

『---俺の最近の趣味だ。気にすん………、っ!?』

『---あおきー後で見せて~。…あおきー?』

『---新華君…?』

『---これは………お前は、誰だ?』

 

 

 

 

 

新華はラウラの傍に突然ナニカが現れたのを感じた。そして尋ねる。しかし

 

 

 

 

 

『------』

『---…っ。これは…』

『---新華君…? 何があったの…?』

『---どうやらボーデヴィッヒを助けても次があるらしいな』

『---え? 新華君、どういう事かしら?』

『---話は後で。まずは…』

 

 

 

 

 

新華は虹色に輝いていた目を閉じる。そして目を開けるとクアンタ越しの世界、現実に戻ってきた。それに応じる様に粒子の放出も弱まりクアンタが元の色を取り戻してゆく。

 

 

 

 

 

「---………っふう」

 

 

 

 

 

新華は周りを見渡す。一夏以外の人は皆訳が分からず戸惑っていたが一夏だけは大人しくなったVTラウラを見据え、すぐに強い意思の篭った目で新華にアイコンタクトをした。

 

 

 

 

 

「………行けよ一夏。最後の一押し、決めてこい」

 

 

 

 

 

新華がその言葉を呟いた直後、聞こえていない筈の一夏はシャルルから受け取ったエネルギーで零落白夜を発動させた。そして

 

 

 

 

 

「------っふ!」

 

 

 

 

 

1振り。VTラウラの胴が縦に切り裂かれ中からラウラが出てきた。一夏は落ちるラウラを優しく受け止める。

 

 

 

 

 

「…まぁ、ぶっ飛ばすのは勘弁してやるよ」

 

 

 

 

 

そう一夏が言ったが、まだ事態は終わっていなかった。突如ラウラが居なくなった筈のVTが暴走しだした。

 

 

 

 

 

「なっ! 何が起きてんだ!?」

「離れろ!」

「! っく!」

 

 

 

 

 

一夏は新華の声に従いシャルルと箒の所までラウラを抱え走った。そして一夏にVTの腕が迫るが新華によって弾かれる。

 

 

 

 

 

「…下がっていろ」

「あ、ああ」

「新華。アレをどうにか出来るのか?」

「出来る。ただどうなるか分からんが…」

「新華?」

「………」

 

 

 

 

 

新華は今からする事がどれだけの事になるか分からなかった。だがそれ以外にこの事態を収めるにはシュヴァルツェア・レーゲンを破壊するか消滅させる以外思いつかない。それに先程の意識共有領域にて聞こえた『声』。脳量子波でしか伝わらなかった『声』。ラウラとはまた違った幼い『声』。

 

 

 

 

 

「やるしか、ないだろ…!」

 

 

 

 

 

新華は覚悟を決め再びVTの前に浮いた。頭部に目線を合わせる様に浮く。するとVTは暴れるのを止めまるで新華を求める様に両手を新華に差し出した。

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

周りに居る教師や一夏達が驚くのを他所に新華はファングを自分とVTの周りに展開、地面に並行になる円を3つ描く様にファングを回転させる。背中に有るGNドライブが新華の意思に応え本体のドライブと連結、同時にクアンタの各部にあるクリアパーツがせり上がり脚部の装甲が割れる様に展開、内部の装甲を覗かせる。

 

 

 

 

 

「………(準備完了)」

 

 

 

 

 

そして先程よりも多くの粒子が放たれるが、先程とは違いファングに誘導される様に粒子が上空へと舞い上がる。それは余りに幻想的で、その光景を見ていた者を魅了した。

 

 

 

 

 

「………まさかこの機能を使うとはな」

『------』

 

 

 

 

 

目の前のVTが急かす様に脳量子波を飛ばす。新華は穏やかな表情でVTを見つめる。

 

 

 

 

 

「さて、そう焦るな。すぐに始まるから」

『------』

「ああ。ここからがお前のハジマリだ。色んな物を見て、色んな事を学んで、生きればいい。もう、お前は1つの命だからな」

『------』

「…そう、命。さあ、話はこれからいくらでも出来るさ。だからさっさと始めよう」

 

 

 

 

 

そして再び

 

『ワンオフ・アビリティー『トランザム』---発動』

 

 

 

 

 

「------クアンタム・バースト!」

 

 

 

 

 

粒子による光の柱が天を貫いた。その光のせいか脳量子波のせいか、ラウラが一夏の腕の中で目を覚ます。

 

 

 

 

 

「うっ…これは…」

「ラウラ!? もう大丈夫なのか?」

「これは…そうか。私も()から見れば生まれたての子供か。ははは…」

「…ラウラ?」

「ボーデヴィッヒさん!?」

 

 

 

 

 

ラウラはその光の柱から視線を逸らそうとしなかった。ただ、その左目には先程までの金色は無く、右目と同じ赤になっていた。

 

 

 

 

 

「感謝するぞ『蒼天使』…あなた(・・・)の御陰で私は生まれ変わった。大切な物も理解出来た。だから、あの子(・・・)も助けてやってくれ………」

「ら、ラウラ!?」

 

 

 

 

 

そう呟いた途端、ラウラは一夏の腕の中で安心した様に脱力した。直後、光が収まる。

 

 

 

 

 

「な、何が起きているんだ…」

「光が…」

「収まって…新華は!?」

 

 

 

 

 

一夏は新華がどうなったか心配になった。しかしそれは驚愕により吹き飛ばされた。光が消えた後、轟音と砂煙を立て無人のシュヴァルツェア・レーゲンが倒れる。そしてその上空に

 

 

 

 

 

「「「「「「------」」」」」」

 

 

 

 

 

七色の光を放つ銀色のクアンタと思われる機体が居た。クアンタよりも生物的なラインの外見でファングのある場所は膨らみのある棒状の何かになり、全体的に図鑑などに載っている古代生物の様なラインが有った。しかし本体の人の部分は残っており頭部は殆ど変わり無かった。

その余りの神秘的な姿に言葉を失う。

だがその時間も長く続かない。銀色の部分が各部位先端から胴の中心に向かい元の『Evolveクアンタ』へと戻ってゆく。ゆっくりと下降し地面に足を付けた時にはすっかり元のクアンタに戻っていた。そしてクアンタが解除され新華が中から出てくる。

 

 

 

 

 

「「新華君!」」

 

 

 

 

 

更識姉妹がISを展開して新華の元へ飛び出す。姉妹は避難誘導で先程まで来れなかった。避難が1段落しピットに着いたのだが、その時には新華がVTと共に光の柱に消える所だった。

新華は何か糸が切れた様にその場に崩れる。更識姉妹はギリギリで間に合いそうになかった。しかし新華の体が地面に接する直前、全身銀色で肌も銀色のメガネを付けた穏やかな笑みを持った女性が新華を一瞬支えた様に見えた。

そして新華は、ISを解除した姉妹に受け止められ穏やかな顔で眠りについていた。

 

 

 

 

 

 




最後の方カオスになってる気がしますが、やりたかった事が書けたので後悔はしていない!

トランザムは新華の意思次第で戦闘にも対話にも使える事にしました。トランザムが2回連続で出来たのはドライブが4つあるので、両肩のをトランザム・バーストに、真後ろと本体をクアンタム・バーストに回したから。バクトの脚部はこの時の為にありました。こうすれば装甲のパージをしなくて済むので。

そしてラウラに変化が

さて、最後に出た女性、誰がモデルだと思います? 
ネタバレすると、パラベラム世界の…

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